冒頭でも紹介したように、クラウドファンディングには、購入型、寄付型、金融型の３つの型があり，まだ見ぬ商品やサービス開発を支援したい考えがある方には、購入型クラウドファンディングを利用するのがおすすめです。

購入型クラウドファンディングは、支援者から募った資金を元手に、商品やサービスを開発して、それを支援者各位にリターンとして送る取引です。

開発される商品やサービスの多くは、プロジェクト起案者発のものが多く、AmazonなどのECサイトや店頭に並ぶことがない限定品の類が多いです。

先行販売や限定販売という形をとるものが多く、プロジェクトの中には近い将来特定の専門店で取り扱われるケースがあります。

ここからは、各クラウドファンディングが推しているプロジェクトの中で、面白い商品を10件ピックアップして紹介します。

※ここでピックアップしているものは2024年1月時点で募集を行っているモノになります。

1位：ワイヤレスチャージャーsense3

Y.TREESから新登場のsense3は、最新の充電技術を駆使したワイヤレスチャージャーです。

この製品の最大の特長は、最大25Wの出力を持ち、3台のデバイスを同時に急速充電できる能力です。

デザイン面では、227gという軽量さが特徴で、スタイリッシュな外観はどんな部屋のインテリアにも馴染みます。

持ち運びも簡単で、外出先でも手軽に使用できるのは大きな利点です。

さらに、このチャージャーは充電中でも他のデバイスの充電が可能なので、充電器の電池切れによる不便さを感じることがありません。

2位：ミニマルバッグ QUICK PACK11

UICK PACK11は、現代の忙しいライフスタイルにぴったり合ったミニマルバッグです。

このバッグが特に注目されているのは、そのコンパクトさと機能性の高さです。

普段のお出かけ時に必要なアイテムをすべて収納でき、かつ荷物の量によるストレスから解放されます。

特に注目すべきは、11インチサイズのiPadやタブレットがぴったり収まる設計です。

この最適サイズにより、不必要に大きなバッグを持ち歩く必要がなくなります。

また、メインポケットは5.4リットルの大容量を誇り、500mlのペットボトルを5本縦に収納できます。

さらに、独自のサイドクロス構造により、ペットボトルや水筒を簡単に取り出せる点もユーザーにとって大きなメリットです。

3位：TIDY2.0 Nuance Color -ニュアンスカラー-

TIDY2.0 Nuance Colorは、年齢や性別を問わず使いやすいと評価されている小型長財布です。

この新モデルでは、TIDY2.0の高い収納性と機能性、上質な革素材をそのままに、現代のトレンドに合わせた「ニュアンスカラー」を採用しています。

ニュアンスカラーは、彩度を抑えた柔らかな色味で、大人の洗練された印象を演出します。

TIDY2.0の最大の特徴は、そのコンパクトながら驚異的な収納力です。

柔らかく耐久性に優れたプルアップレザーを使用し、紙幣、コイン、カード、さらには通帳やキーケースまでもスマートに収納できます。

カードポケットは縦型に配置されており、全てのカードが同じ高さで見え、取り出しやすさが向上しています。

内装のデザインは使い勝手を徹底的に追求した結果、サイズダウンしつつも整理整頓のしやすさを実現しています。

4位：アンブレラ式ベッド

アンブレラ式ベッドは、日常生活や非常時において、迅速かつ簡単に展開できる革新的なベッドです。

このベッドは、傘のように開閉する独特なメカニズムを採用しており、その使用の容易さが特徴です。

展開時には中央部を押し下げるだけでベッドとして使用でき、折り畳みも同様に簡単に行えます。

このベッドの最大の特徴は、その耐荷重と耐久性です。

力士が寝ても大丈夫なほどの頑丈な構造を有しており、10点の足でしっかりと支えられる安定感を持っています。

さらに、特殊な強化構造により、ベッドの耐久性は保証されています。

この強度は、重量配分にも工夫を凝らしており、人体工学に基づいた設計で快適な睡眠を提供します。

5位：Piccolo Genio

「Piccolo Genio」は、一見普通のデザインの中に多彩な機能を秘めた革新的なコンパクト財布です。

この財布の最大の魅力は、その使い勝手の良さと多機能性にあります。

外側には、Fast Payポケットが装備されており、手袋をしたままでもカードの取り出しが簡単に行えます。

また、スキミング防止機能を備えており、安心してタッチ決済が可能です。

内部の設計も非常に考えられており、2つのパーテーションと2つのマルチポケット、4つのカードスロットがあります。

紙幣や小銭、カード、さらには名刺やGPSタグ、ワイヤレスイヤホンなど、小物を整頓しながら収納できます。

特に、海外旅行時には日本円と外貨の分別収納も可能です。

6位：運動靴のような革靴

革靴のフォーマルな見た目とスニーカーの履き心地を兼ね備えた「運動靴のような革靴」は、ビジネスシーンやフォーマルな場にもフィットする一方で、長時間の着用でも快適さを保ちます。

この革靴は、強度と弾力性に富んだ牛のトップレザーを使用し、天然皮革の自然な通気性が蒸れを抑え、柔らかく快適な履き心地を実現しています。

インソールには、豚革とスポンジで成形された特別な弾力ソールを採用しています。

これにより、足にかかる体重が均一に分散され、柔らかく快適な歩行をサポートします。

また、靴のつま先部分に設けられた通気口が靴全体の通気性を確保し、蒸れを防ぎます。

この革靴の設計は足先がゆったりとしており、締め付けによる疲労を軽減するほか、かかとにはTPUクッションを使用しています。

まるでスポーツシューズのような軽快な履き心地を実現しました。

片足の重量は約372gと非常に軽量で、長時間の使用にも最適です。

7位：高級ステンレス製通年カレンダー『KOYOMI』

『KOYOMI』は、板金屋「ツバサ工業」と組立屋「松屋産業」が共同で立ち上げた新規事業部「03NORTH」ブランドから発売された、高級ステンレス製の通年カレンダーです。

このカレンダーは、毎日の生活に上質な時間をもたらすための贅沢なアイテムであり、サステナブルな製品としての価値も兼ね備えています。

主な特徴として、『KOYOMI』は細部にこだわりを持ち、手作業で一つ一つ丁寧に製作されています。

特に、使うほどに愛着が湧き、想い出が詰まるようなデザインが特徴です。

カレンダーの使用方法は、付属のマグネットピンを使って毎月日付を交換するだけで、一生涯使用することが可能です。

これにより、毎年カレンダーを買い替える必要がなくなり、環境にやさしい選択となります。

8位：GRIPREX

GRIPREXは、革新的なマルチツールハンマーで、そのコンパクトなサイズと多機能性で注目されています。

わずか14cmの長さと260gの軽量ボディにもかかわらず、14の機能を搭載しています。

これにより、アウトドア活動、インドアのDIYプロジェクト、さらには災害時など、あらゆるシーンでの使用に適しています。

GRIPREXの最大の特徴はその多機能性です。

必要なツールがこの一つに凝縮されています。

さらに、付属のドライバービット10本セットにより、さまざまな修理や組み立てに対応可能です。

デザイン面でも、持ち運びやすさを追求し、14cmというポケットサイズを実現しています。

また、本革製の専用ポーチとグローブも用意されており、使い勝手とスタイルの両方を考慮しています。

9位：車内専用バッグCabbieキャビー

Cabbieキャビー車内収納バッグは、限られた車内空間を効率的に活用するための、便利で大容量の車内専用バッグです。

この収納バッグは、車内で散らばりがちな小物や日常必需品を一か所にまとめ、ドライブ環境を快適にします。

Cabbieキャビーの主な特長は、その収納力の高さと利便性です。

全10個の収納スペースを備えており、広いマチと広々とした間口が特徴で、使いやすい仕切りとポケットによって、車内の小物が整然と収納できます。

広い間口により、片手でもサッと荷物を取り出せるのも大きなメリットです。

取り付けは簡単で、ストラップの調整が可能なため、どんな車種にも対応します。

また、車間での持ち運びもラクラクに行えます。

この収納バッグは、キャンプや車内泊、車での旅行に特に便利で、運転中でもスマートに活用できます。

10位：万能燻製器SMOKER-X

SMOKER-Xは、海外クラウドファンディングで約3,000万円の支援を集めた、多機能でコンパクトな燻製器です。

1台で熱燻、温燻、冷燻、ウォータースモーカーといった4種類の燻製手法をこなすことができ、さまざまな食材の味を最大限に引き出すことが可能です。

SMOKER-Xの最大の特徴はその多機能性です。

特殊な八角形の構造と特許申請中の受け皿を配置することで、冷燻やウォータースモークなどの独特の燻製法を実現しています。

冷燻では受け皿に氷を入れ、熱と煙を分離することで、スモークサーモンのようなデリケートな食材も燻製することができます。

ウォータースモークでは受け皿にワインを入れ、煙と蒸気の組み合わせでスペアリブやチキンをジューシーに仕上げます。

この燻製器は、わずか3.5kgの重量と14cmのサイズで、持ち運びが容易であり、お庭、キッチン、キャンプ場など、様々な場所で使用できます。また、使い終わった後の収納も容易です。

購入型クラウドファンディングには、支援者にとって利となる魅力的商品が多数掲載されています。

起案者としても、商品開発の支援をしてくれた方たちに魅力的商品をお届けできることを前提にプロジェクトを起案しているわけですが、どれだけ魅力的なものを用意しても共感を得られなければ開発は手詰まりです。

ここでは、プロジエクトを見た方が支援したくなるリターンを演出する方法を3つ紹介します。

商品に限定数を設ける

プロジェクトの成功は、プラットフォームにプロジェクトを掲載した瞬間から満了日を迎えるまでの数日間が勝負です。

資金を募るためにも、魅力的商品を用意するわけですが、ただ用意するだけじゃ他のプロジェクトに埋もれてしまいます。

支援者にとって魅力的に感じる演出の1つとして、リターンに限定数などの特別感を持たせる方法があります。

特別感を演出する方法は様々あります。

例えば、数量限定で販売したり、早期購入者限定で別途特典を設けるなど、支援者にとって得となるものを付けるだけで不特定多数の目に留まります。

リターン内容の詳細情報を記載する

プロジェクト成功のカギは、不特定多数の人に共感を持ってもらうことです。

その呼びかけの方法として、プロジェクト掲載ページにプロジェクト起案の背景や起案に伴って抱いた思いを記載して共感を誘いつつ、リターンの詳細な情報を記載することも1つの手です。

リターンを複数種類用意する

プロジェクトをプラットフォーム上に掲載すると、支援者数と支援金額の2点が閲覧できるようになります。

どの項目も数が多ければ多いほど賑わいを見せているプロジェクトという見方ができます。

より一層支援者を募る方法としておすすめなのが、リターンを複数種類用意することです。

たとえば、メインに当たるリターンの他に、特典ともいえるサブ商品を1～2つ付けるだけでセット商品という内容物が誕生します。

そこから1人の支援者が商品を購入すると、支援者は1人でも記録上は3人としてカウントされています。

このように、リターンの種類を複数用意するだけで支援者数が増え、目に留まった方の購入意欲を刺激できるのです。

魅力的商品が多数取り扱われているクラウドファンディングですが、商品やサービスをリターンとして頂くとき、気を付けねばならないことが3つあります。

ここでは、それらを1つずつ解説していきます。

プロジェクトの実施方式

購入型クラウドファンディングには、2通りの募集形式で資金調達が実施されています。

その形式がAll-in方式とAll-or-nothing方式です。

All-or-nothing方式で資金募集をしているところでは、目標金額に達しなければ商品開発が実施されず、投じた資金が全額返ってくる方式を採用しています。

一方All-in方式で資金募集をしているところでは、資金額が目標額に達しなくても、リターンの品が手元に届きます。

ただし、不良品が届いたり、満足いく品が作れずイメージとは違うものが届いたなどのトラブルがあります。

目標額に達するか不安という方は、All-or-nothing方式を採用して募集しているところに投じるのがおすすめです。

プロジェクトの信頼性

クラウドファンディングを通じて商品やサービスを購入する場合、起案元の信頼性を確認することです。

中でも、以下の活動を重点的に行っていることが重要です。

中でも、プロジェクトの進捗状況を逐一報告しているところは、支援者が抱く不安をなくしてくれるうえ、支援金がちゃんと商品・サービス開発に役立てていることを開示してくれます。

トラブルに見舞われても運営は介入してくれない

容器役にかかれていますが、起案者との間で何かしらのトラブルに見舞われても、基本的にサービス運営元が取引に介入してくれることはありません。

なので、基本的に自己責任で商品購入を行わなければなりません。

とはいえ、掲載されているプロジェクトの多くが、運営の厳正な審査を通過したものばかりです。

加えて、掲載審査も年々厳しくなっているため、一定の水準を満たす企業や個人でない限り通過が難しいといわれています。

購入型クラウドファンディングに掲載されている商品の多くは、今後発売される予定がない限定品や先行で販売される品ばかりです。

いずれも、店頭やECサイトに並ぶことがないレアなものばかりです。

ほしいと思ったら、資金を投じて商品開発を支援してみましょう。

購入型クラウドファンディングは、支援を通じたネットショッピングです。

今回取り上げて10品以外にも魅力的かつ面白い商品が多数取り扱われています。