
不動産投資をする前に知っておきたいポイント

不動産投資は、古くからある投資の手法の一つです。
仕事をしながら不動産投資をしている人もいれば、中には不動産投資から得られる収益だけで生活をしている方も中にはいます。
ただ、一般的には不動産投資は違う世界の話で、どんな投資なのか詳しく知らないという方も多いです。
また、投資なんて危ないだけで、素人が手をだすべきではないと考える方も多いでしょう。
ここからは、不動産投資に最近興味を持ったという方に向けて、その内容を分かりやすく解説していきます。
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不動産投資=大家さんになること
賃貸物件に住んだことのある方なら、家賃を大家さんに払った経験があると思います。
大家さんは、自分が所有しているマンションやアパート、または戸建ての借家を人に貸して、対価として家賃収入を得ています。
大家さんの中には、住まいを代々人に貸していて物件を相続した方もいますが、一方で、一代で物件を購入して他人に貸している方もいます。
このように、物件を購入して大家さんになり、家賃収入を得る投資のことを不動産投資と呼びます。
投資できる不動産は幅広い
不動産投資は一般的に、賃貸物件のオーナーになって家賃収入を得ることを指します。
その他にも、駐車場や貸倉庫、コインロッカーなどの運用も広義の不動産投資となります。
また、近年では小規模な宿泊施設を提供する民泊投資なども注目されています。
不動産投資はどんな人ができるの?
不動産投資ができる人は比較的幅広く、サラリーマンからOL、自営業者、法人までさまざまです。
特に最近では、将来に不安を覚えて資産形成のために不動産投資を少しずつ進めていきたいと考える方も増えてきています。
将来的に年金がもらえるか分からない、会社の業績悪化で給料が下がったので収益の柱を増やしたいという方も、不動産投資を始めるケースが近年増加しています。
年収いくらから始められるの?
不動産投資は高収入の富裕層が対象だと思っている方も多いですが、実際は平均年収前後の方でも始めることが出来ます。
不動産投資は金融機関から融資を受けて行うのが一般的なため、収入が足りなくても必要な金額を工面することは可能です。
それでもローンを借りるのにリスクを感じる方は、不動産クラウドファンディングや小規模の土地活用のように、少額から始められる方法を選びましょう。
不動産投資はどうやって儲けるの?
不動産投資の収益は、家賃収入の他に不動産を売ることで得られる利益も含まれます。
安値のうちに物件を購入して、値上がりしたタイミングで売却をすることで、利益を生み出すことが可能です。
1980年代~1990年代前半のバブル期は不動産価格が右肩上がりで上昇していったため、物件を購入して価格が上がったら売却して、更に大規模な物件を購入する…というサイクルで収益をどんどん増やすことができました。
一方で、売却による収益は市況によって変化するため、大きな損失を被るリスクもあります。
リスクが気になる方は、市況に関わらず堅実に得られる家賃収入を重視した投資方法をおすすめします。
興味を持ったら何から始めるべき?
不動産投資に興味を持ったら、まずは仕組みについて勉強することから始めましょう。
不動産投資には、利回りやレントロールなどの専門用語が多数あります。
まずはこうした用語の知識がないと、不動産投資を始めることができません。
書籍などで基本的な知識を吸収することから始めていくことをおすすめします。
用語を覚えたら実践的な学習をする
用語を覚えたら、以下のような実践的な内容も学習していきましょう。
- 投資手法の種類と内容
- 物件の選び方
- 資金繰り・資金管理の方法
こうした分野を勉強することは投資の成功率を高めるだけでなく、悪徳業者に騙されるのを防ぐ効果もあります。
不動産投資を始める前に抑えておきたいポイント
不動産投資を始めるにあたって確実に決めておく必要があるのが、以下の3点です。
- エリア
- 物件
- 投資資金
この3つが正しく決まっていれば、成果を出すのも難しくありません。
不動産投資を始める前は上記3つの情報をいかにリサーチしておくかが重要になります。
①エリア
大家さんを始めるなら、エリア選びは非常に重要です。
入居者が集まりやすいエリア・集まりにくいエリアがあるため、まずこちらの見極めが重要です。
また、それぞれのエリアに入居者が集まる理由も把握しておく必要があります。
例えば、大学が近いエリアで不動産投資をおこなうのであれば、学生が求める生活環境や経済力に合わせた物件を提供することが成功の近道です。
②物件
エリアを決めたら、物件選びを進めていきます。
物件選びで特にチェックしておきたいポイントは、以下の4点です。
- 間取り
- アクセスの良さ
- 利回り
- 築年数
その他にも、どのような設備が用意されているかなども重要になります。
③投資資金
最後に、いくらの資金を投資するかを決めていきましょう。
投資資金は、自分で用意ができる自己資金とローンの融資を合わせた金額となります。
自己資金が少ないほどレバレッジが高まるので、成功した時の利益が大きくなる一方で、失敗した時のリスクも高くなります。
最初のうちは自己資金を多めに用意したほうが、リスクが少ないのでおすすめです。
最初は分からないことだらけなのが普通です!
不動産投資の知識を日常生活の中で吸収する機会は少ないため、初心者は分からないことだらけなのが普通です。
ただし、分からないことをそのままにしておくのは危険です。
不動産投資は資金が潤沢にあっても、正しい知識がなければいずれ失敗してしまいます。
最初のうちは分からないことは勉強をしたり、セミナーに通ったり、不動産会社へ質問をしたりして知識を得ていきましょう。
不動産投資を始めれば、副収入や本収入として毎月一定額の収入が得られる一方、得た収入には税金が課…