ハウスメーカーが建てた住宅は高く売れる?中古でも高値が付きやすい理由を解説
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住宅は長く住むものになるので、自分のこだわりを詰め込むことができる注文住宅であれば、思い描いた家を手にすることができます。
しかし家のデザインや間取りによっては売却がしにくく、家を手放す時に損をしてしまうこともあります。
そこでこの記事では、住宅の売却時に重視されるポイントから高く売れる物件について解説していきます。
→家を売るにはどうする?売却する流れと注意点・初めて売りたい人でも失敗せず売るコツハウスメーカーとは
ハウスメーカーとは、自社で建築資材の生産・設計・施工を規格化して、全国で住宅の販売をしている住宅メーカーです。
ハウスメーカーで購入できる住宅は下記の3つに分けられます。
種類 | 内容 |
---|---|
注文住宅 | 設計・デザイン・構造・工法の全てを施工主の希望に合わせて建てる住宅 |
規格住宅 | ある程度決まった間取りやデザインの中から施工主の好みのものを選んで、それらを組み合わせて建てる住宅 |
建売住宅 | ハウスメーカーや建築会社が設計して建てる住宅 |
ハウスメーカーというと注文住宅のイメージが強いですが、ハウスメーカーの明確な定義はなく、全国で住宅を販売している会社の総称として使われているので、規格住宅や建売住宅も取り扱っていることが多いです。
ハウスメーカーの建てた家が高く売れやすい理由
ハウスメーカーには下記のような特徴があります。
- 技術力が高い
- デザインにこだわることができる
アフターメンテナンスが充実している
各特徴について、下記で詳しく解説していきます。
技術力が高い
ハウスメーカーで建てる住宅は構造や工法の計算がしっかり行われており、性能の優れた住宅を高い技術力で建てることが可能です。
建築資材は規格化されており、全ての住宅で品質にばらつきがなく、技術力や品質はほぼ安定しています。
デザインにこだわることができる
ハウスメーカーは社内の部門や部署が分かれているため、デザインや設計は専門のデザイナーなどが行います。その結果ハウスメーカーの住宅はデザイン性に優れており、流行を取り入れることも可能です。
施工主の要望も取り入れながらも、生活動線や機能を両立した住宅を建てやすいのはハウスメーカーの利点です。
アフターメンテナンスが充実している
ハウスメーカーでは長期保証制度が設けられていることが多く、長く安心して住み続けることができます。元々新築住宅は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって、10年間の瑕疵担保責任を負うことは義務付けられていますが、ハウスメーカーでは20〜30年の保証、長いところでは60年間の長期保証が設定されている場合があります。
アフターサービスでは住宅の定期点検や修理を行ってもらえるので、住宅の品質を保ちやすくなります。
ハウスメーカーの建てた家が売却時に評価される要素
住宅売却時には、下記のポイントを重視して価格が決められます。
- 構造・工法
- メンテナンス状況
- リフォームがしてあるかどうか
- 間取り・デザイン
- 周辺環境
将来の売却価格まで考えて住宅を買うなら、これらのポイントを重視して住宅を選びましょう。
構造・工法
住宅の構造や工法は、建材の種類や建て方のことであり、住宅の価格に大きな影響があります。
住宅の構造は大きく3つに分けることができ、ものによって法定耐久年数が違います。
構造 | 法定耐久年数 |
---|---|
木造 | 20~22年 |
鉄骨構造 | 19~34年 |
鉄筋コンクリート構造 | 38~47年 |
法定耐久年数が過ぎると、住宅に住むことや売却はできますが、住宅の価値は一気に下落してしまいます。
そのため法定耐久年数の長い住宅ほど資産価値が下がりにくくなり、売却時に価値が残っている可能性が高くなります。
ただし、法定耐久年数が長い住宅は購入価格も高くなるので注意して下さい。
メンテナンス状況
住宅に不具合や傷があると価値が下がってしまうので、メンテナンスの行き届いている住宅は資産価値が下落しにくくなります。
そのため設備の不具合や壁の破損などがあった時はすぐに修繕して、日頃から定期的な点検・メンテナンスを行っていくことで、相場より高く買い取ってもらえる可能性が高まります。
しかし、メンテナンスをしていることで絶、対に売却価格が上乗せされるということはないので、注意してください。
リフォームがしてあるかどうか
上記でメンテナンスによって資産価値が下がりにくくなると解説しましたが、メンテナンスだけで経年劣化を抑えることは難しいので、合わせてリフォームを行うことも大切です。水回りの設備や床のフローリングなどは毎日使って劣化していくものなので、設備の交換や床の貼り替えなどを行いましょう。
リフォームを行う時のコツとしては、他の設備や家具との違和感がないものを選んで替えることが重要です。
ただし、リフォームは多額の費用がかかるので、売却価格を上げるためにリフォームをしてもリフォーム費用分の上乗せをされるとは限らず、損をしてしまう可能性もあるので、売却のためのリフォームはおすすめできません。
間取り・デザイン
一軒家は基本的に3〜4人家族が住むのに向いた家の需要が高く、3〜4LDKなどの間取りの住宅は高く買い取られやすいです。またデザインが目立ちすぎない、シンプルな住宅の方が価値は高くなります。
階段が多過ぎる、キッチンがLDKの中心にある、外壁がカラフルなどの特徴がある、個性的な間取りやデザインの住宅だと、買い手が見つかりにくく価値も落ちてしまいます。
注文住宅だと自分のこだわりを採用しやすいですが、売却時のことを考えるならあまり一般的な家からは離れすぎないようにする方がいいでしょう。
周辺環境
住宅を買う上で重視する周辺環境は、住宅売却時にも重要になります。日当たりや騒音、臭気や敷地の高低差などが資産価値に関わっており、環境が良好であれば資産価値は高くなります。
敷地の高低差は50cm~1mであると排水の面で良いとされており、周辺に嫌悪施設がないかどうかも確認されます。
これらの要素は住宅購入後に変更できるものではないので、住宅を購入する時に確かめておきましょう。
高く売れやすいハウスメーカーの住宅の特徴
- 大手ハウスメーカーで建てた
- 周辺環境が良い
- デザインや間取りが使い勝手が良い
- アフターメンテナンスが良い
基本的には住みやすい条件の揃った住宅が高く売れやすいので、住んでいる時から将来のことを考えて環境を整えていきましょう。
大手ハウスメーカーで建てた
ハウスメーカーは品質が一定で技術力もありますが、知名度の高い大手ハウスメーカーで建てた住宅であれば、より高い価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。大手ハウスメーカーであれば耐震性や耐久性も信頼があるので、買い手が見つかりやすいのです。
周辺環境が良い
家を買う上で周辺環境はかなり重視されるので、日当たりや騒音のない住みやすい住宅は高く売れやすいです。内装や設備は購入後でも変更ができるので、ある程度目を瞑ってもらえる可能性がありますが、環境は変えられないので、良い環境の住宅は買い手側のニーズが高くなります。
特に一軒家は家族で住まれる方が多く、閑静で子育てのしやすい環境を求められるので、家を建てる段階から環境を意識しましょう。
デザインや間取りが使い勝手が良い
周辺環境同様、デザインや間取りの使い勝手が良く住みやすい住宅は資産価値は保ちやすいです。家族で住みやすい3〜4LDKや、奇抜すぎないデザインのものは買い手が見つかりやすく、高く買い取られる可能性が上がります。
注文住宅や規格住宅の場合は、ハウスメーカーの担当者とも相談しながらどのような住宅が住みやすいか、相談しながら間取りや外観のデザインを決めましょう。
アフターメンテナンスが良い
メンテナンスの状況が資産価値に関わるので、アフターメンテナンスが充実しているハウスメーカーであれば資産価値を保ちやすくなります。20〜30年以上のアフターメンテナンスが保障されているハウスメーカーであれば、定期的なメンテナンスをしてもらい、不具合のある場所も見つけやすいので、資産価値が下がりにくい住宅にできます。
ハウスメーカーで建てた住宅は高く売れやすい
しかし注文住宅などで間取りやデザインが個性的なものは、買い手から敬遠される可能性があるので、住宅を建てる時に注意してください。
高く売れる住宅を作っていくことで自分が快適に住みやすい住宅にもなるので、自分の住環境を整えて、売却時に損をしないようにしましょう。