建売住宅を売るにはどうすればいい?注文住宅との違いと売却のコツ
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建売住宅は注文住宅よりもリーズナブルな価格で購入できるのが魅力です。
注文住宅とは違い、ある程度決まった間取り・設備なのが難点ではありますが、急なタイミングで売らないといけない場合は、シンプルなデザインが逆に人気を集める傾向にあります。
今回は、建売住宅を売るコツを注文住宅のケースと比較しつつ解説していきます!
→家を売るにはどうすればいい?売却する流れと注意点・失敗しないコツ建売住宅を売る際におさえておきたい基礎知識
まずは、建売住宅の基本的な知識を解説していきます。
最初に建売住宅を売るメリット・デメリットを注文住宅と比較してみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
建売住宅 |
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シンプルな作りなので買い手のニーズを満たさないケースも多い |
注文住宅 |
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|
どちらも一長一短ですが、売りやすさを考えると建売住宅が数枚上のようです。
建売住宅の売却相場は4000万円ほど!注文住宅に比べると1000万円近く下がる
建売住宅は最初に決めた間取り・構造でどんどん物件を作っていきます。
一方で注文住宅は、入居者の希望に合わせてオーダーメイドで設計していきます。そのため、注文住宅のほうが価格は高くなります。
実際の相場としては、首都圏の中古建売住宅が4000万円前後なのに対し、注文住宅は5000万円弱となります。
ちょうど1000万円近くの価格差があるということですね。
中古建売住宅は注文住宅に比べて格段に売りやすい!
注文住宅がそれぞれの買い手のニーズを叶えた物件であるのに対し、建売住宅は「今の時代の人はこんな設備を求めているだろう」というように、もっと大きな視点で顧客に適した物件をデザインしていきます。
建売住宅のほうが幅広い顧客をターゲットにしているので、中古売却の時も多くの人にマッチングしやすくなります。
一方、注文住宅は相場が高いものの成約までには時間がかかる傾向にあります。
例えば子供部屋が5戸ある物件は子供が5人いる家族にとってはピッタリの物件ですが、それ以外の人からすれば「無駄に部屋が多く、その分価格も高くて損」という評価を受けてしまうでしょう。
建売住宅のほうが価格は低いものの早く売れる傾向が、注文住宅のほうが売却に時間はかかるが高く売れる傾向にあります。
→注文住宅を売るのは簡単?高く売るコツと5つの注意点建売住宅を売却する際の流れ
- 価格設定
- 情報の準備
- 広告・宣伝活動
- 内見対応
- 契約交渉
- 売買契約の締結
- 引き渡し
それぞれのステップごとに以下に解説していきます。
価格設定
売却を決定すると、物件の価格設定を行います。
価格は市場価値と販売者の要望をバランスさせなければなりません。
高すぎると購入希望者がつかなくなりますし、低すぎると売却価格が不十分になる可能性があります。
そのため、価格を決定する際は不動産業者に相談するのが一般的です。
物件の特性(年齢、状態、大きさ、間取りなど)、周辺環境、市場動向を考慮に入れて適切な価格を決定します。
また、似たような物件が近くでどの程度の価格で取引されているか(コンパラブル)も参考にします。
複数の不動産会社に査定依頼して、最適な会社を探しましょう。
情報の準備
物件の売却において、詳細な情報を準備することは極めて重要です。
物件の特徴、間取り図、写真、地元の学校や公共施設へのアクセス情報などが含まれます。
また物件の修繕履歴や設備の更新状況なども明記することが重要です。
不動産業者や購入希望者が物件の価値を理解し、適切な判断を下すために必要なので準備しておきましょう。
広告・宣伝活動
住宅の売却には、可能な限り多くの購入希望者に対して情報を提供することが重要です。
物件情報を不動産業者のウェブサイト、不動産情報誌、地元の新聞などに広告します。
またオンラインの不動産ポータルサイトなど、多数の出版物やプラットフォームを利用することが重要です。
広範囲の購入希望者に物件情報を届け、売却機会を最大限に広げることができます。
内見対応
購入希望者が物件に興味を持ち、現地を見たいと思ったら内見を行います。
内見は物件の良さを直接体感できる機会であり、購入者の意欲を高める重要です。
そのため、物件の魅力を最大限に引き立てるために、事前に掃除や整理整頓を行い、可能な限り良い印象を与えることが大切です。
また購入希望者の質問に対して詳細に説明し、物件の特徴や周辺環境について理解してもらうことも重要です。
契約交渉
購入希望者が購入を希望する場合、価格や引き渡しのタイミング、修繕費用の負担などについて交渉を行います。
交渉は通常、不動産業者を介して行われます。
価格はもちろん重要ですが、他の条件も売買の成功に大きな影響を及ぼすため、慎重に考慮する必要があります。
売買契約の締結
交渉が成立したら、売買契約を結びます。
契約書は、物件の価格、決済方法、引き渡し日、修繕費用の負担等、売買に関する全ての詳細を記述する重要な文書です。
契約書は弁護士や不動産業者などの専門家によって作成され、両当事者が合意した内容を正確に反映するようにします。
引き渡し
契約に従って、物件とその鍵を購入者に引き渡します。
引き渡し前には、物件が契約通りの状態であることを確認するための最終的な物件確認(ファイナルウォークスルー)が行われることもあります。
また、所有権移転の登記もこの時期に行われます。
全ての手続きが完了すると、物件の売却も完了です。
その後は売却に関する書類を適切に保管し、税金の申告など必要な後処理を行ってください。
建売住宅は高く売ることを目指していこう!
建売住宅は早く売れる一方で、売却価格が低い傾向にあるのは前述した通りです。
ただし、相場のハンデは売主の努力によって補うことができます。
もともと早く売れやすい建売住宅ですが、それに加えて高く売るということも目指していきましょう。
ここからは、建売住宅を高く売るポイントを徹底解説していきます。
まずは売却相場を調べてみよう
建売住宅を売る前に、まず売却相場を調べておきましょう。
売却相場はSUUMOなどのポータルサイトで周辺地域の売出物件をチェックしたり、国交省が運営するサイトを利用したりすることでイメージをつかむことができます。
戸建て住宅の売却相場の考え方・調べ方はこちらに詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください。
➝家の売却相場と築年数・立地の関係!築10年から価格が付かない?
複数社に査定を依頼して比較する
相場の調査が終わったら、実際に不動産会社へ査定を依頼してみましょう。
この時、1社ずつ電話で申込をしていると時間がかかってしまうので、一括査定サイトを利用するのがおすすめです。
一括査定サイトは、簡単な物件情報を入力・送信することで平均最大6社以上に一括で査定依頼をすることができる優れものです。
査定額を比較し、高値を付けてくれた業者と契約すれば、その分だけ高く売れやすくなります。
一括査定サイトの詳しい使い方やおすすめランキングは、こちらに詳しくまとめています。
➝不動産一括査定サイト33社を比較!2019年おすすめランキング
契約後は掃除・整理整頓に力を入れよう
不動産会社を選び、売却契約を交わしたら、販売営業は基本的に不動産会社任せになります。
売主がすることはほとんどないように思いますが、実は重要な作業が待っています。
それが、室内の掃除・整理整頓です。
老朽化した建売住宅を掃除しても、根本的な欠陥が改善されるわけではありません。
ただ、相手の買主も不動産に関しては素人なので、専門家に比べて見映えに影響される可能性は高いです。
特に玄関や水回りなど、第一印象に大きく影響される部分はしっかり掃除しましょう。
自力での作業に限界を感じるのであれば、プロのクリーニング業者に依頼してしまっても良いでしょう。
→家を売却するなら掃除が重要!ポイントと注意点建売住宅を売るならどこがいい?おすすめの不動産会社TOP3
建売住宅を売ろうと思っても、どこの不動産会社に売却を依頼すれば良いか悩んでしまいますよね?
そこで今回は、中古の建売住宅を売りたいあなたにおすすめ3社の紹介をしていきます!
それぞれ異なる特徴を持っているので、自分に合った不動産屋はどこなのかを自分なりに選んでみましょう!
※不動産会社の賢い選び方はこちらにまとめています。
➝家を売るならどこがいい?高く売ってくれる優良業者を選ぶコツ
【1位】三井のリハウス
CMでも有名な三井のリハウスは、仲介業界で何十年もトップに君臨しています。
➝【2024年】大手不動産会社ランキング!売上高・売却仲介件数・評判を比較!信頼できるのはどこ?
三井のリハウスの強みとしては、まず対応地域の幅広さ(19都道府県に店舗展開)が挙げられます。
その他にもクリーニングサービスや検査サービスなど、保証が充実しているので安心して売却を依頼することができます。
業界1位の三井のリハウスに任せれば、後悔はしないでしょう!
→三井のリハウスで不動産売却・査定をした方の評判・口コミと手数料
会社名 | 三井不動産リアルティ株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞が関ビルディング 9階 |
設立 | 1969年7月15日 |
代表番号 | 03-6758-4060 |
【2位】住友不動産販売
住友不動産販売も、三井のリハウスに次いで業界トップクラスに長年位置する大手業者です。
売上に関しては三井のリハウスの方が上ですが、仲介件数で見れば住友不動産販売の方が多いです。対応できる不動産タイプの幅が広い、様々な物件を売った実績があるということでもあるので、安心して売却を任せることができます。
また、住友不動産販売は中古物件に対する質の高いアフターフォローが付いてきます。※下記参照
- 設備修理
- 引っ越し関連サポート
- リフォームクリーンサポート
- インテリアサポート
- 家電サポート
- セキュリティサポート
住友不動産販売が気になったら、まず電話で相談してみましょう!
→住友不動産販売で不動産売却・査定をした方の評判・口コミと手数料
会社名 /th> | 住友不動産販売株式会社 |
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本社所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 /td> |
設立 | 1969年7月15日 |
代表番号 | - |
【3位】東急リバブル
東急リバブルはその名の通り東急グループの不動産仲介業者で、首都圏・東急線沿いの不動産の取り扱いを得意としています。
東急リバブルがおこなっている画期的な売却方法がアクティブ売却パッケージ「アクセル君」です。
アクセル君は、中古物件をプロのインテリアコーディネーターが演出・リフォームしたのち、査定額にリフォーム費用などを上乗せして売り出します。
上手くいけば査定額の1.5割増しで売却できるので、かなりお得です。
このように、東急リバブルは新しいサービスを提供しています。気になる方は一度相談に行ってみましょう!
→東急リバブルで不動産売却・査定をした方の評判・口コミと手数料
会社名 | 東急リバブル株式会社 |
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本社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目9番5号 |
設立 | 1972年3月10日 |
代表番号 | - |
業者選びをしっかりおこない建売住宅の売却を成功させよう!
ここまで、建売住宅を売却するコツ・注意点を紹介していきました。
注文住宅を売るのとどこが違うのか、よく分かったと思います。
建売住宅の売却を成功させようと思ったら、何よりも業者選びを慎重におこないましょう。
業者選びが上手くいくだけで、何もしなくても高く売れる可能性は十分ありますよ!
ご近所さんに話を聞いてみよう!
建売住宅は同じ間取りのものが周辺地域に固まって配置されていることが多いです。
そのため、過去に売ったことのある方の意見を参考にすれば、やみくもに0から手続きをする必要はなくなります。
機会があれば、近所の売却経験者に話を聞いてみましょう!思わぬ発見があるかもしれませんよ!
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