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太陽光発電の設置費用・価格の相場は?費用が変動する理由や費用を抑えるコツを解説

【更新日】2023-12-27
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太陽光発電の設置費用・価格の相場
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「太陽光発電の設置費用の相場はどのくらい?」

「太陽光発電の費用を抑える方法はある?」

太陽光発電投資をこれから始めようと思っている人は、上記のようにどのくらい初期費用が掛かるか気になっているはずです。

太陽光発電は現在業者が多く、中には高額で売ってくる悪徳業者もあるので、必ず相場を知って高い費用で始めないようにしましょう。

高額な費用をかけてはじめてしまうと、利益が出るまでの時間が延び、最終的な収益も減ってしまうため注意が必要です。

この記事では太陽光発電の設置費用やパネルの相場について紹介してから、費用が変動する理由や設置費用を抑えるコツを解説します。

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太陽光発電の設置費用相場

太陽光発電を始める際は、発電するためのソーラーパネル以外にも架台やパワーコンディショナーなどの設備が必要です。

それらの設置費用は2022年の経済産業省のデータによると、設置費用は約137.5万円、1kW当たり約27.5万円となっています。

太陽光発電が広く普及されるようになって、設置費用は電気の買取が始まった2009年から徐々に減少傾向にあります。

国は2030年には新築の約6割が太陽光発電設備の設置を目標としているため、設置費用も下がってきており、初期費用も安くなっています。

住宅用のソーラーパネルの容量は3~5kWなので、設置費用は84万円~140万円程度と計算できます。

メーカーによって設置費用は異なるので、この相場よりも明らかに高額な会社は避けましょう。

新築と後付け設置で設置費用が異なる

リフォームなどで既築住宅に後付け設置するよりも、新築物件に設置する方が低コストとなります。

新築時はシステム導入を前提として設計できるので、機能面・外観面どちらでも理想的な家づくりが可能になっています。

一方、既築物件に後付けする際は屋根の強度を上げる工事を同時に行う必要があるので、多少費用が高くなります。

ただし、新築物件に着ける場合でも、ソーラーパネルが屋根の一部として固定資産税に加わってしまうので、税金面での負担が大きくなる可能性がある点は注意しましょう。

太陽光発電の設置費用内訳

太陽光発電尾設置費用は、大きく分けると次の3つに分類できます。

  • 太陽光発電の部材
  • 工事費
  • 諸経費
実際に新たな部材を導入する際の費用に加えて、工事費や諸経費が掛かります。

工事費は設置工事費や電気工事費などが含まれ、諸経費には立会などの費用が含まれます。

細かい諸経費などは施工会社に質問しておきましょう。

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太陽光発電パネルの価格一覧

太陽光発電パネルの価格は、業者ごとに異なります。

変換効率と設置容量を合わせて以下に紹介します。

メーカー 変換効率 設置容量 相場価格
パナソニック(HIT) 19.6% 6.05kW 159.6万円
長州産業(Bシリーズ) 20.3% 6.66kW 170.6万円
シャープ(ブラックソーラー) 19.6% 6.14kW 157.8万円
ソーラーフロンティア(標準タイプ) 15.1% 6.11kW 154.2万円
京セラ(エコノルーツ) 16.2% 6.16kW 188.6万円
変換効率が高く、比較的安価なパネルを選んでしまいがちですが、中には設置場所の気温や気候に耐えられない可能性があります。

雪地帯向けの太陽光パネルを作っている会社もあるので、自分の所有する土地に合わせたパネルを総合的に判断しましょう。

太陽光発電の費用を回収するのにかかる期間

太陽光発電の設置費用を回収するのにかかる期間は、一般的に10~15年とされています。

住宅用の太陽光発電の場合は上記の期間よりも多少短くなります。

太陽光発電は固定価格買取制度(FIT)という制度で売電価格が設定されており、太陽光発電を始めてから一定価格で買取してもらえます。

そのため設置費用を回収するまでの期間も計算しやすくなっているため、気になる人は計算してみましょう。

また、固定買取価格は年々下がっていますが、設置費用も年々安くなっているため、費用回収までの期間はそれほど長くなっていません。

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太陽光発電の費用が変動する理由

太陽光発電の設置費用は、基本的には上記で紹介した通り決まっています。

しかし、次の条件に当てはまる場合は費用が高くなる可能性があります。

  • 設置面数が多いケース
  • 足場設置が必要なケース
  • 設置工法が異なるケース
見積依頼をして相場より高い場合は、上記のケースに当てはまったために相場よりも価格が高くなっているかどうか確認しておきましょう。

以下にそれぞれの理由を解説します。

設置面数が多いケース

太陽光発電装置を設置する面積が増えると、設置工事に必要な工程が増えるため見積金額は高くなります。

この場合は工事費が高額になっているだけで、パネル費が高くなっているわけではありません。

見積鑑定をする際は、設置する面数も意識しておきましょう。

足場設置が必要なケース

工事段階で足場設置が必要な場合も、費用が高くなります。

足場の設置面数が増えれば、特に足場代が高くつきます。

工事業者によって価格差はありますが、およそ10~15万円程度の追加費用が掛かると計算しておきましょう。

設置工法が異なるケース

設置工法によっても、見積価格に差が出ます。

例えば瓦屋根に太陽光発電パネルを設置する際は「アンカー工法」「支持金具工法」「支持瓦工法」の三つの方法がありますが、それぞれ工法によって価格が変わります。

屋根材によって工法がいくつかあり、価格差が出るため事前に設置工法を確認しておきましょう。

太陽光発電の設置費用を抑えるコツ

太陽光発電の設置費用を抑えるためには、次の点を意識しましょう。

  • 販売店を比較する
  • 価格が安い太陽光パネルで比較検討する
  • 補助金制度を使う
太陽光発電の設置費用を抑えれば、始めてからの利回りも高く維持できるので実践しておきましょう。

以下にそれぞれの対策を解説します。

販売店を比較する

太陽光発電の設置費用を抑えるためには、複数の販売店から見積を取って比較することが最も重要です。

1社だけで判断してしまうと、施工品質や価格で損する可能性もあります。

また提示された金額が適正価格かどうかわからないこともあるので、最低でも2社以上に見積もり依頼するようにしましょう。

判断する要素としては、費用や品質のほかに、担当者の対応なども見ておくと良いです。

価格が安い太陽光パネルで比較検討する

太陽光発電の設置費用のうち、大部分を占めるのは太陽光パネルです。

そのため可能な限り安いパネルを選ぼうと思う人が多いと思いますが、価格が安いパネルと耐久性や発電効率に問題がある可能性が高いです。

そのため、色んなメーカーの価格が安い太陽光パネルを比較検討して、性能の差を見極めることで最適な会社を選ぶことができます。

補助金制度を使う

太陽光パネルを設置する際は、補助金制度が利用できる可能性が高いです。

住宅用太陽光発電で国からの補助金制度はありませんが、自治体で行っている補助金制度は多いです。

自治体独自の補助金として、設置すると20万円程度受け取れる補助金があるので自分の自治体の助成金制度を調べてみましょう。

また都道府県が行っている補助金制度と、市区が行っている補助金制度を併用できる可能性もあるので確認してみてください。

【2023年度版】太陽光発電で受け取れる助成金制度一覧!ZEHの支援事業や住宅用太陽光発電を設置するメリットも解説

太陽光発電の設置費用相場を知って業者選びに役立てよう

太陽光発電の設置費用相場は、1kWあたり27.5万円、住宅用の太陽光発電設備では84万円~140万円程度がかかるとされています。

しかし、メーカーや業者によって工事費用や品質に違いがあるので、安い太陽光パネルを選ぶことが良いわけではありません。

太陽光発電を始める際は、必ず複数社に見積もり依頼をしてもらって、価格や品質を調べておきましょう。

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