コワーキングスペース経営は儲からないって本当?運用方法と流れ・成功のコツを紹介
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年々注目度が高まっているコワーキングスペース。
日本では2010年頃から市場が急拡大しており、需要も高まっています。
そんなコワーキングスペースを経営してみたいけど、実際に儲かるのかは不安ですよね。
こちらの記事ではコワーキングスペースの経営メリットから、実際に成功するための方法を解説しています。
コワーキングスペースの開業を考えている方は必見です。
→土地活用の方法を厳選25種類紹介!収益性・初期費用やデメリットを徹底比較コワーキングスペースを経営するメリット
まずはコワーキングスペースを経営するメリットから知っていきましょう。
空きスペースを有効活用できる
コワーキングスペースは一時的に使っていない場所を収益化できるところから、空きスペースの活用方法として注目されています。
コロナ禍になり、テナントが抜けて以来空き物件となっているところや、テレワークの推進により使わなくなったオフィスの一角が増えました。
そういった所をコワーキングスペースにすることで、場所的にも金銭的にも有効活用になります。
オフィスの一部を貸し出す場合は、会社の知名度アップにも繋がります。
需要が高まっている
元々フリーランスや起業家の方を中心に利用されていたコワーキングスペースですが、コロナ禍以降は業務がテレワークになった企業勤めの方からの需要が高まっています。実際市場規模はコロナ前の3倍となっており、その高い需要が伺えます。
自宅で仕事ができないという方には、部屋を借りるより低コストで利用できるので丁度いい訳ですね。
参入リスク・コストが低い
コワーキングスペースは開業費用が少なため、リスクをあまり負うことなく参入することができます。コワーキングスペースの開業費用は100~1000万円と言われており、比較的少ない投資で済みます。
もちろんスペースの広さや設備にもよりますが、元々使っていたオフィスの一部を貸し出すならかなり少なく済みますね。
コワーキングスペースの運営方法
メリットを知ったところで、コワーキングスペースを開業する際の運営方法について解説します。
自分に合った方法を利用してくださいね。
個人経営型
個人経営型は、営業・広報・スタッフ管理まで自分で行う運営方法です。運営にはノウハウが必要で難しいですが、経営方針や営業のスタイルを自分で決めていくことができます。
また、収益がそのまま手元に入ることも大きなメリットですね。
フランチャイズ型
フランチャイズ型は本部と加盟店の間で契約を結び、ブランド力・運営ノウハウなど様々な恩恵が受けられる運営方法です。その分ロイヤリティーを払う必要や、経営方針や営業スタイルは本部に合わせる必要はありますが、専門的な知識がなくてもすぐに経営を始めることができます。
コワーキングスペース経営の成功例
ではどうしたら経営が成功するのか?実際の例を解説していきます。
立地が良い
「ここで経営している」と知ってもらうためには、どこに開業するかが鍵になってきます。人通りの多いところや、コワーキングスペースの需要が高い場所に作ることで利用客も集まりやすくなります。
駅近だと人も集まり、アクセスも良いので良い立地だと言えますね。
実際駅近にはコワーキングスペースが増えています。
ランニングコストを抑えている
初期費用が少ないとはいえ、初めのうちは利用客も少ないのでランニングコストを抑えるに越したことはありません。コワーキングスペースの運営にかかってくるランニングコストは以下の3点になってきます。
- 人件費
- 運営費
- システム利用料
運営費とシステム利用料は運営のクオリティを保つために妥協はできません。
そうなると抑えたいのは人件費です。
どのようにクオリティを一定に保ちながら人件費を削減していくか、経営者の腕の見せ所になります。
最近では人件費削減のために「無人運営」が注目されています。
集客に力を入れている
いくら立地が良い場所でランニングコストを抑えても、集客ができなければ経営は上手くいきません。コワーキングスペースの公式サイトの開設、SNSの利用はまず必須です。
実際の店舗内の写真や、最新情報の更新で人の目に留まるようにしましょう。
サイトは作っても検索に現れるようになるまで時間がかかるので、早めに準備しておくことが大切です。
また、利用者同士の繋がりを持たせることでそこから新規客を得られることもあります。
イベントやセミナーで客同士のマッチングをサポートしていくようにすることが効果的です。
コワーキングスペース経営の失敗例
上記とは逆に、何をしてはいけないか。
失敗例から見ていきましょう。
人件費がかかりすぎている
上記でも説明しましたが、ランニングコストを抑えるためには人件費の削減が必須です。受付しかしないスタッフを置くのは勿体無いですよね。
なので無人運営が注目されているわけです。
スタッフを店舗に置くなら最繁時だけにするか、利用者同士のマッチングを常駐させるなど、置く以外の価値を見出すことが大切です。
利用料がニーズと合っていない
コワーキングスペースを開業する地域の方が「安価で気軽に利用できる店舗」を求めているにも関わらず、高価格なサービスを提供していては利用客は集まりません。事前に周辺の調査をして、どんなサービスが求められているか知っておくことが大切です。
広報が足りていない
こちらは集客に関わってくる所ですね。コワーキングスペースがある事を知らなければ、たとえ需要があっても利用客はやってきません。
開業前からの周知を徹底しましょう。
またその店だけの魅力というのも宣伝になりますから、積極的なイベント開催や設備に個性を出すと良いですね。
コワーキングスペースの儲かる経営方法
成功例・失敗例を生かして、実際どう経営していくといいか解説していきます。
無人で運営する
上記でも軽く触れましたが、ランニングコストを抑えるためには無人での運営が有効です。スマートロックやチェックインシステムの導入が必要なため、初めに導入費がかかってきますが、長い目で見たらコストを抑えられます。
支払いもキャッシュレスになるので、精算も楽になりますね。
また無人にすることで24時間営業も導入しやすくなります。
良いことずくめですね!
需要に合わせたサービス形態を選ぶ
コワーキングスペースには「月額制」「ドロップイン」の2つのサービス形態があります。「月額制」は長期利用をされる方に向けたサービスです。
料金は月毎に定額で、契約中は自由にコワーキングスペースを利用することができます。
店舗によっては月額制の方には、荷物の預かり・ポスト受け取り・法人登記などのサービスを提供している場合もあります。
こちらのサービスの場合、固定客を得ることができるので収益は安定します。
先払いになるので金銭トラブルも起きにくいです。
デメリットとしては、契約者は決まっていない初めは収益が見込めないです。
「ドロップイン」は短期利用される方に向けたサービスです。
料金は利用する度に支払いで、当日利用が可能です。
気軽に利用しやすいサービスのため、新規顧客は獲得しやすくなっています。
そのため開業すぐでも利用客が現れやすいですね。
その分、安定した収益にはならないです。
この2つのどちらが需要に合っているか、事前調査で知っておきましょう。
もちろん両方のサービスを提供することも可能ですよ。
イベント・セミナーの開催
コワーキングスペースの魅力は、そこで仕事ができることだけではありません。ここでしか聞けないセミナーや、利用者同士の交流を図るイベントの開催が大切です。
コワーキングスペースの需要の高まりに合わせて店舗も増えているので、ただ運営しているだけでは客は他店舗に流れてしまうかもしれません。
利用客の層に合わせて、経営や資格取得、開業など様々なセミナーを企画していきましょう。
コワーキングスペース経営は工夫次第で大きな見込がある
需要の高まり続けるコワーキングスペースの経営は、様々な工夫が必要です。
個人経営にするのか・フランチャイズにするのか。
月額制にするのか・ドロップインにするのか。
需要を見極めながらより良い経営をできれば、コワーキングスペースで儲けることは可能です。
開業を考えている方の助けとなれたら幸いです。