いきなり結果を気にする

Web集客で多くの方が陥りがちなのが、少し始めてみて、満足いく結果が出ないのですぐストップしてしまうケースです。

Web集客を成功させるには、自社の強みや扱っている商品・営業エリアなどを踏まえた、適切な集客方法を実践することが重要です。

まずは、SNS集客やWeb広告の出稿をやってみて、クリック件数やクリック率を分析するところから始めましょう。

目的が明確ではない

Web集客の目的は大きく収益向上とブランディング・PRの2つに分かれますが、それぞれの目的は相反するケースも多々あります。

例えば、ブランディング施策としてバズるSNSコンテンツでアクセス増加を見込むことが出来ますが、この施策による集客が必ずしも営業エリア内のユーザーや、契約を希望するユーザーである訳ではありません。

ただし、こうしたターゲット外のユーザーを集めることは、必ずしも意味が無い訳ではありません。

地域性を重視しすぎる

インターネットはユーザーの地域を限定してアクセスを集めたりするのが難しいです。

そのため、エリア外からアクセスが多いことを気にしすぎるのも最初のうちは良く分かりません。

他業界でも、ブランディングが上手くいっている企業は、まずWeb上でのアクセスや人気を獲得して、その上でオフラインの口コミなども含めて実際の申込を獲得しています。

一般層にリーチする内容ではない

初心者向けとしては難しすぎる内容のコンテンツを出してしまうのも、集客が上手くいかない要因になりがちです。

Webはポスティング広告や折り込み広告などと比較して、分かりやすさが、かなり重視されます。

裏を返せば、一般的に難しいと考えられる不動産知識を分かりやすく解説していくことで、他社との差別化が可能です。

自社ブランドの認識が適切ではない

売上高や会社規模・立地などが全く異なる不動産会社をベンチマークしてWeb集客を始めても、上手くいかないケースが多いです。

前述の通り、Web集客が上手くいくかどうかは、実施している会社との相性がかなり重要です。

不動産会社がおこなうWeb集客やブランディングの方法を参考にすることはできますが、他社の方法をそのまま持ってくるのではなく、ある程度自社の状況を踏まえて落とし込む必要があります。

労力をかけない

不動産会社の中では、Web集客⁼労力をかけずにやるものという認識を持っていることもあります。

しかし、実際はWeb集客を大規模に実施しようと思ったら、オフラインでの営業と同等かそれ以上のリソースが必要になります。

既存の事業と並行してWeb集客をおこなう場合はなかなか集客に時間をさけないので、工夫が必要になります。

Web集客の市場規模の認識を誤っている

特定の地域の不動産1件をWeb経由で成約させようと思った場合、その不動産の人気や状態・アクセスにもよりますが、場合によっては1ヵ月で1万人のアクセスを集めたとしても成約に繋がらない可能性があります。

裏を返せば、集客用のブログや自社SNSアカウントに月間100人～1,000人くらいのアクセスがあったとしても、よほど関連性の高いコンテンツや検索キーワードで集客できていなければ、成約に繋がらないことがほとんどです。

長い目で継続しておこなう

Web集客を始めたばかりの場合、短期間で大きな成果をあげるのは非常に難しいです。

一般知名度がある程度ある企業であれば話は別ですが、そうでない場合は、Web上での認知戦略を1からおこなうことになります。

また、集客用のWebメディアやSNSアカウントは、ある程度の規模・コンテンツ数も必要になってくるので、長い目で継続していく意識も大切です。

まずはアウトプットを増やす

どのようなやり方が良いかあれやこれやと考えて、Web集客をなかなかスタートさせられないケースも多いです。

事前に戦略を練ることも大切ですが、迷ったらまず動いてみることも重要です。

Web集客は、Web上で何らかの変化がない限り、成果に繋がることはありません。

現在Web集客を成功させている多くの企業も、アウトプットを増やした結果、思わぬ成果が見込めたりするケースは多々あります。

思いや考えを伝える

アカウントの運営戦略や集客テクニックの実践など、表面的な部分ばかりを追求して、結果に繋がらないケースも良くあります。

Webコンテンツも人が見るものにはかわりがないので、企業が本当に思っていることだったり、ユーザーに届けたいことを本気で文章に込めることでアクセスが増えたり、引用で紹介されたりする可能性は高くなります。

どうしても上手くいかない時はプロに相談

どうしても上手くいかない場合は、コードや設定のミスなど、技術的な問題が発生しているケースもあります。

こうしたミスが想定される場合は、専門的な業者への相談をおすすめします。

ここで注意したいのは、Webの技術会社は決して集客戦略などに明るい訳ではないという点です。

技術的な問題の相談先と、集客が上手くいかない場合の相談先は異なることも多いので注意が必要です。

(不動産プラザ編集部)