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不動産業界で使用される「物出し」とは?営業マンに依頼するメリットや依頼時の心得を解説

【更新日】2023-12-20
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不動産業界で使用される「物出し」
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不動産の売買を依頼したい、賃貸物件を契約したいタイミングでは、主に不動産会社に依頼しますよね。その際、普段聞かない単語を耳にした経験はありませんか? その一つに「物出し」という言葉があります。

不動産業界では当たり前に使う言葉ですが、業界経験がない方では聞いたこともない物出し。

しかし、物出しとはなにかを知ることで、より深い話ができ希望する物件に辿り着きやすくもなります。

この記事では、以下のことについて詳しく解説していきます。

  • 物出しとはなにか?
  • 物出しを依頼するメリットは?
  • 物出しを依頼する際に気をつけたいこと
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    不動産業界で使う「物出し」の意味とは?

    物出し

    「物出し」とは、不動産営業マンが顧客の希望する条件を聞き、流通ネットワークから条件を満たす物件を提示することです。

    通常、物件情報は以下の手順で登録されます。

    物件情報の登録手順

    1. 売主・貸主側が物件情報を流通ネットワークに登録
    2. 不動産会社間で情報共有され、仲介業者がポータルサイトなどで物件の紹介
    3. 物件情報をみた顧客が不動産会社へ問い合わせ

    普段私たちが目にするのは、3.ポータルサイト閲覧後ですが、物出しでは1.の流通ネットワークのなかから条件にあった物件を提示してくれるんです。

    主な流通ネットワークとして「レインズ」が挙げられますが、閲覧できるのは指定流通機構に登録している不動産会社だけ。ですので、業界人でなければ閲覧もできない情報まで知ることができます。

    また、レインズへの2021年度物件登録件数は※「462万6.934件」で、ポータルサイトよりも多くの情報があるので、より良い物件に出会うこともできるでしょう。

    物出しを営業マンに依頼するメリット

    売買・賃貸契約時にも使える物出しですが、依頼することで得られるメリットを紹介します。

    比較対象が絞れる

    一つ目のメリットは、条件の見合った物件を見つけやすい点です。

    流通ネットワークには、日本全国の物件情報が掲載されています。

    顧客は1箇所の不動産会社に依頼するだけで日本全国の物件情報が手に入るんです。

    そのため、複数の不動産会社を尋ねる手間も省けるでしょう。

    また、豊富な取引事例から適正な価格の比較査定もできます。

    査定時には「取引事例比較法」が用いられますが、対象の物件によく似た物件の成約時価格を元に不動産の価格が決まります。

    流通ネットワークからの取引は、過去の膨大な取引事例を閲覧できるので、より適正な価格を知ることができ安全です。

    さらに、物件情報も多いので、より条件に合った物件を絞り、自分が満足できるものに出会う確率も上がるでしょう。

    オトリ物件に引っかからない

    二つ目は、流通ネットワークに掲載される情報は信頼度が高い点です。

    オトリ物件とは、不動産会社が集客の目的のためにポータルサイトへ掲載した物件で、実際には契約できないといったものです。

    不動産会社が成約数を上げるために、過去の物件情報や架空の情報を作り出し集客を促したいのでしょう。

    いずれも宅建業法違反の行為なので、顧客側も注意が必要です。

    ポータルサイトでのオトリ物件の見極めは、業界経験があっても簡単ではありません。

    しかし、流通ネットワークは、売主から寄せられた物件情報を精査し掲載しているので、オトリ物件に騙されることはありません。

    何より、集客目的ではないので、顧客側にも大変信頼度が高い情報といえるでしょう。

    物出しを依頼するときの心得

    顧客側にもメリットが大きい物出しですが、特に意識して欲しい点もあります。

    ここでは、物出しを依頼する時の心得と題して、注意して欲しい点を紹介していきます。

    具体的な条件の提示

    上記でも述べましたが、流通ネットワークには膨大な物件情報の掲載があり、より自分に合った物件を探すことができます。

    しかし、希望する物件の条件を具体的に提示できなければ、なかなか見つからないといったケースもあります。

    さきほど紹介した「レインズ」など、豊富な物件情報が掲載されていますが、流通ネットワークは一つではありません。

    その中からより条件の揃った物件を探し出すことは簡単ではなく、営業マンの手間にもなりますよね。

    後から後悔することに繋がりかねないので、希望する条件がある時は具体的に伝えるようにしましょう。

    購入の意思を示す

    流通ネットワークは、指定流通機構に登録した不動産会社が閲覧できるシステムです。

    そのため、全国の流通ネットワークに登録した不動産会社が閲覧でき、早い者勝ちですぐに契約が決まってしまうこともよくあります。

    このような事態を防ぐためにも、どうしても購入したい!という意思表示は明確にしましょう。

    可能であれば内見は複数回行う

    物件選びで大切なことは「住んでみて少し違うな」と思わないようにすることです。

    近隣トラブルで多い騒音トラブルは、内見時わかりづらいかもしれません。

    しかし、何度か内見を重ね、電車が近くを通らないか・夜間の車通りは少ないかを知っておくだけでもトラブル回避に繋がります。

    また必要であれば、近所の方に聞くことで、未然に回避もできますよ。

    内見時は、近隣施設情報も合わせてチェックしましょう。学校は近所にあるか、スーパーへのアクセスは円滑にできるかなどです。

    設備以外にも重視したいポイントは少なくありません。

    住んでみて後悔は仕方ないですが、内見を重ねて事前に知っておくことが、トラブル回避にも繋がります。

    「物出し」と「物元」との違い

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    ここまで不動産の業界用語である物出しについて解説してきましたが、同じく業界用語で「物元」という言葉があります。

    「物元」とは、売主や貸主と媒介契約、売買・賃貸を担当している不動産会社を指します。

    いうなれば、売主・貸主から不動産会社への矢印が「物元」で、不動産会社から顧客への矢印が「物出し」です。

    物元として依頼された会社は、物件の調査や重要事項説明書の作成などを担当し、専任媒介契約の場合、流通ネットワークへの掲載もできます。

    流通ネットワーク経由での取引は、売主・買主から仲介手数料という形で報酬は入りません。

    しかし、売主からの報酬も手に入り、契約も決まりやすい点はメリットといえるでしょう。

    この背景から、物元になりたい会社は多いと言われています。

    信頼に足る不動産会社で自分に合った物件を見つけてもらうことが大切

    不動産業界の業界用語である「物出し」について解説してきました。

    特に購入の場合は、金額が大きい分、多くの情報を見て条件をこだわりたい方も多いのではないでしょうか。

    オトリ物件などの間違った情報にも注意が必要です。

    ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。

    まとめ

    • オトリ物件は判別が難しい
    • 比較対象が絞れて物件選びが円滑になる
    • 希望する物件の条件は明確にする

    賃貸・購入のいずれも人生で複数回ある程度です。

    特に不動産の購入は、人生でも重要なイベントといえるでしょう。

    後から後悔するのを回避するには、事前の準備が何よりも大切です。

    信頼できる不動産会社を探したい場合、クチコミやSNSでの評判を確認するのがオススメです。

    信頼できる営業マンに物出しを依頼し、ぜひ満足できる物件を見つけてください。

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