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一軒家を賃貸として貸す方法は?貸し出すまでの流れや注意点を解説

【更新日】2023-12-06
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一軒家 貸す
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「一軒家を賃貸として貸す際の流れは?」

「一軒家を貸す際の注意点が知りたい」

マイホームを所有していても、出張や転勤などで一軒家を離れなければならないケースは多々あります。

空き家になった際に、売却するのではなく、賃貸として貸し出して家賃収入を得たいと考えている人も多いでしょう。

この記事では、一軒家を賃貸として貸す際の流れやメリットを紹介してから、貸し出す際の注意点や売却するか賃貸として貸し出すかどちらがいいかの判断も解説していきます。

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一軒家を賃貸として貸す際の流れ

一軒家を賃貸として貸す際は、次の流れで行います。

  1. 賃貸物件を扱う不動産会社を探す
  2. 不動産会社と契約する
  3. 賃料や入居条件を決めて募集する
  4. 内覧対応後に賃貸契約を結ぶ
事前に流れを知っておけば、どの程度の期間がかかるかも予想しながら対応できます。

以下にそれぞれのステップごとに詳しく解説します。

賃貸物件を扱う不動産会社を探す

一軒家を賃貸として貸し出す際、まずは不動産会社を探します。

不動産会社にはそれぞれ特徴があり、賃貸物件を扱う不動産会社に依頼しましょう。

自宅を賃貸として貸し出すノウハウがある会社に依頼しなければ、段取り良く進まない可能性があるので気をつけてください。

また、賃貸物件を扱っている場合でも、一軒家に強い会社とマンションやアパートなどの集合住宅に強い会社があるので、ホームページなどの情報を確認しておくと良いです。

不動産会社と契約する

利用する不動産会社を決めると、契約して賃貸物件の広告を出します。

契約方法には、「媒介契約」「代理契約」の2種類があります。

媒介契約では入居者を貸主が決定できますが、代理契約は入居者を不動産会社が決めるという違いがあります。

貸し出す一軒家が遠方にある人は入居者を確認するのが手間なので、代理契約がおすすめです。

また代理契約では不動産会社の裁量が大きいので、募集活動に力を入れてもらいやすい特徴もあります。

賃料や入居条件を決めて募集する

契約の形態を決定してからは、賃料や入居条件など細かい物件情報を決めていきます。

賃料設定は相場から大きく外れると入居希望者が現れないこともあるので、慎重に決める必要があります。

不動産会社に相談するか、周辺物件の賃料を参考に決めると良いです。

また入居条件が多すぎると希望者が少なくなってしまうので、必要ない条件は設定しないほうが早く決まりやすいです。

内覧対応後に賃貸契約を結ぶ

入居希望者が現れると内覧をしてもらって、条件に納得してもらえると契約を結びます。

内覧の際、貸主は立ち合いをする必要はなく、不動産会社の対応に任せておけば問題ありません。

すでに別の住居に住んでいる場合、不動産会社と書類のやり取りだけで済みます。

賃貸契約を結んで入居が決まれば、家賃収入が得られるようになります。

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一軒家を賃貸として貸し出すメリット

一軒家を賃貸として貸し出すと、次のようなメリットがあります。

  • 家賃収入を得られる
  • 家の劣化を防ぐことができる
  • 今後戻ることができる
収入が得られる以外にも、メリットがあるので確認しておきましょう。

以下にそれぞれのメリットを解説します。

家賃収入を得られる

一軒家を賃貸として貸し出すことで、継続的に家賃収入を得られます。

一軒家に住む人はマンションとは異なり数年で出ていくことは珍しく、長期的に家賃収入が得やすい点も魅力です。

家は所有しているだけで固定資産税などの維持費がかかるため、家賃収入があればそれらの費用を補うこともできます。

また一軒家では入居者が維持管理をしてくれるので、別途管理会社に依頼する必要がない点もお得です。

家の劣化を防ぐことができる

一軒家は放置してしまうと劣化が早くなってしまいますが、第三者に貸し出すことによって換気や掃除などの管理をしてもらえます。

空き家を管理する際は別に管理会社に依頼することになるので、貸し出して家賃収入を得ながら家の管理ができる点は非常に大きいメリットです。

老朽化を防ぐことができるので、資産維持の観点でもお得です。

今後戻ることができる

マイホームを賃貸として貸し出しておくと、将来的に自分が戻ることも可能です。

転勤の期間が分からない場合、数年後にまた戻ってくる可能性もあります。

その際に自分が戻る家を所有しておくと、精神的にも安心できます。

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一軒家を賃貸として貸し出す際の注意点

一軒家を賃貸として貸し出す際は、次の点に気をつけましょう。

  • 契約形態は自分にあったものを選ぶ
  • 住宅ローンが残っている場合は原則貸せない
  • 家を貸す費用も掛かる
一軒家を賃貸として貸し出すと家賃収入がそのまま得られるように思いますが、貸す費用も掛かる点は理解しておきましょう。

以下にそれぞれの注意点を解説します。

契約形態は自分にあったものを選ぶ

一軒家を貸す場合、賃貸借契約の形態には、「普通借家契約」「定期借家契約」の2種類があります。

普通借家契約は契約期間が満了しても原則貸主から更新を拒絶することができませんが、定期借家契約は期間満了とともに契約が終了します。

そのため数年間家を空けて、将来的に帰ってくる場合は定期借家契約を結んでおかなければ家に帰れないことになります。

賃貸契約をする際は、締結する契約の種類を確認しておきましょう。

住宅ローンが残っている場合は原則貸せない

住宅ローンが残っている一軒家は、賃貸として貸し出すためには金融機関の承諾が必要です。

自分で住むための家に対する住宅ローンと、賃貸として収入を上げる目的の投資用ローンは金利が異なります。

投資用ローンのほうが金利が高く、通常の住宅ローンのまま賃貸として貸し出すと金融機関が損をしてしまうので、基本的には認められていません。

そのため家を貸すためには金利の高い投資用ローンに切り替える必要があります。

賃貸期間中もローンの返済は必要なので、余裕のある返済計画を立てましょう。

また、転勤期間が短い場合などは、元の住宅ローンのまま賃貸することを認めてくれる金融機関もあります。

家を貸す費用も掛かる

賃貸として貸し出すと収入が得られる点がメリットですが、家を貸す費用も掛かります。

賃貸経営をすると、次のような費用が定期的に発生するため、利益は賃料の5割~7割程度になるとされています。

  • 固定資産税・所得税・住民税
  • 管理維持費用
  • クリーニング費用
貸し出す前には部屋のクリーニングをする必要があります。

また貸し出してからも毎年1万円程度は管理費用が掛かるので、家賃収入がそのまま利益になるわけではありません。

ローンの返済が残っている人は、家賃収入からある程度費用を差し引いた金額を返済に充てるようにしましょう。

一軒家を賃貸として貸す流れを理解して不動産会社に依頼しよう

転勤などで一軒家を手放さなければならない場合など、賃貸として貸し出す方法があります。

賃貸物件を取り扱う不動産会社と契約してから、入居者を見つければ契約完了です。

ただし、住宅ローンの返済が終わっていない場合、金利の高い投資用ローンに切り替える必要があるので注意しましょう。

家賃収入がそのまま利益にならない点も理解して、一軒家を貸すか売却するかを選択しましょう。

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