土地決済に間に合わない!遅れた場合の罰則や手続きの流れを詳しく解説
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「土地決済に間に合わない時はどうする?」
「土地決済の時に準備すべきものはなに?」
土地の売買契約が済むと、土地決済を行います。
その際に遅れてしまうと、罰則が発生するので注意しなければなりません。
ローンの手続き等で予想より時間がかかってしまうこともあるかもしれませんが、できるだけ早めに対応して間に合わせるようにしましょう。
基本的な土地決済の流れを把握して、日程に間に合わないことのないように事前に対応しておくことが重要です。
この記事では土地決済に間に合わない時の罰則について解説してから、土地決済の流れや準備すべきものを解説していきます。
土地の査定方法は?査定の流れと査定額の決まり方・評価される11のポイント土地決済に間に合わない場合の罰則
土地決済に間に合わない場合、基本的に罰則があります。
一般的な不動産売買契約書には、契約違反の場合売買価格の10%~20%が違約金となっているので、支払わなければなりません。
そのため例えば土地の契約の価格が2000万円だとすると、200万円~400万円程度が違約金として発生してしまうので、できる限り避けておきましょう。
不動産契約売買書に記載されている罰則が異なるケースもあるので、契約書類を確認しておきましょう。
余裕をもって引き渡し時期を設定する
土地決済の期日に間に合わないことのないように、できる限り余裕を持った引き渡し時期を設定することが重要です。物件を購入する際、残代金の準備がいつできるのかを金融機関などに確認しておきましょう。
すでに借入がある場合は金融機関の抵当権抹消手続きを受けなければならないので、時間がかかります。
一般的には10営業日程度で抵当権は抹消できますが、中には1か月程度かかる金融機関もあります。
期日ぎりぎりになって焦らないように、余裕を持って期日を設定しましょう。
トラブルがあった場合は手土産の持参もあり
土地決済の際にトラブルが発生しそうな場合、手土産を持参するのも一つの手です。トラブルが起きる際は謝罪するのは当然ですが、スムーズに会話ができるように準備しておくと良いでしょう。
ただし、会ってすぐ手土産を渡すと、謝罪の意味を込めていることが明確になってしまうので、相手方は不快に感じやすいので気をつけましょう。
土地決済の際に準備すべきもの
土地決済をする際、売主と買主はそれぞれ必要物を持参します。
必要書類がそろっていなければ契約が成立しないので、忘れないように気をつけましょう。
以下にそれぞれの準備物を紹介します。
買主
買主側が持参しなければならない物は、次の通りです。
- 印鑑(実印)
- 印鑑証明書(抵当権を設定する場合)
- 本人確認書類
- 住民票
また、準備しておく費用は次の項目があります。
- 残代金
- 仲介手数料の残額
- 固定資産税・都市計画税
- 登記費用
また登記費用なども必要になるので、支払い方法を確認しておくと安心です。
売主
売主側が準備すべき物としては、以下が挙げられます。
- 印鑑(実印)
- 印鑑証明書(発行から3カ月以内のもの1通)
- 本人確認書類
- 登記関係書類
- 物件の鍵
登記関連書類はなくしている場合、事前に司法書士に依頼すると作成してもらえます。
また物件の鍵は所有している物全て必要なので、準備しておくようにしましょう。
他に準備しておく費用としては、次の項目があります。
- 仲介手数料
- 登記費用
- 固定資産税・都市計画税納付書
また登記費用は、抵当権の抹消登記がある場合のみ必要です。
固定資産税や都市計画税納付書は不要なケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
不動産売却でかかる税金はいくら?費用の計算方法から節税・控除のポイントまで分かりやすく解説土地決済の流れ
土地決済をする際、基本的には次の流れで進みます。
- 本人確認と書類の確認
- 融資実行手続き
- 代金の支払い
- 所有権移転登記手続きの実行
以下にそれぞれのステップごとに解説します。
本人確認と書類の確認
顔合わせをしてから、司法書士による本人確認を行います。司法書士に本人確認と意思確認をしてもらって、問題ないと判断されたら支払い手続きに進みます。
この時に必要書類が足りていないと決済が成立しないので気をつけましょう。
決済時に必要なものは上記で解説した通りです。
融資実行手続き
本人確認が済むと、司法書士によって融資実行の手続きが行われます。手続きには数十分がかかりますが、売主と買主が何かすることはありません。
代金の支払い
融資が実行されると、代金の支払いを行います。土地代金や仲介手数料の残額を支払う必要があるので、準備しておきましょう。
支払う代金ごとに支払い方法が異なる可能性があるので、事前に聞いておくと良いです。
所有権移転登記手続きの実行
代金の支払いが完了すると、所有権移転登記手続きを行います。法務局に行って手続きをするため、ここで手続きは終了です。
所有権移転登記は数日後に処理が完了するので、後日送られてくる登記識別情報を確認しておきましょう。
土地決済の際に注意すべき点
- 契約書や重要事項説明書は事前に確認する
- 決済に必要な書類はそろえておく
- すぐに契約できる状態にしておく
以下にそれぞれの注意点を解説します。
契約書や重要事項説明書は事前に確認する
手続きの当日、仲介者から契約書や重要事項説明書の説明がありますが、事前に目を通しておきましょう。疑問点があった場合は事前にまとめておき、質問が重複しないようにするとスムーズに進められます。
引き渡し当日は、契約書の説明以外にも時間がかかる手続きがあるので、時間を無駄にしないようにすることを心がけておきましょう。
全ての内容を質問してしまうと、相手方も不安に感じるので注意が必要です。
決済に必要な書類はそろえておく
決済時には必要書類や費用など、準備物が多いです。必要物は事前にそろえておく、費用は支払い方法も聞いたうえで現金で支払うものとそれ以外で分けておくなど、スムーズに進められるように準備しておきましょう。
相手方が準備していたのにも関わらず、自分の不手際で準備物が足りないことがあれば相手に不信感を与えてしまいます。
すぐに契約できる状態にしておく
引き渡しする側の売主は、引き渡しできる状態で準備しておき、買主側も受け取る準備を完璧にしておくことが大切です。不動産は、引き渡し日に猶予を持って設定していることが多いので、準備できていなければ不信感を与えます。
特に買主側が決済に間に合わないことがあれば契約不履行として罰則を受けてしまうこともあるので、必ず余裕をもって取り組みましょう。
土地決済に間に合わないことがないように余裕をもって期日を設定しよう
一般的には売買金額の10~20%を支払わなければならなくなるので、直前で慌てないように準備を進めておきましょう。
また今回紹介した契約当日の流れを事前に理解しておき、スムーズに契約できるように備えておくことも大切です。