不動産の無料査定は、仲介を依頼する際にとても便利です。

しかしトラブルが発生して損をしてしまうユーザーもいるので「危険ならちょっと考えるかも？」と不安になりますよね。

まずは不動産の無料査定で発生するトラブルがどのようなものなのか把握していきましょう。

不動産査定の方法ガイド！売却査定の種類と流れ・査定額相場の計算方法を解説

電話でしつこく営業される

無料査定を依頼した不動産会社から、しつこく営業電話が掛かってくるケースがあります。

不動産会社に無料査定を依頼すると、営業の一貫としてやっている不動産会社は査定結果と共に媒介契約を結ぶための営業を行います。

しかし信頼性の高い不動産会社は無理な営業を行わず、ユーザーの状況をヒヤリングして無理に勧めたり営業を全面的に出したりしません。

不動産会社の利益は仲介手数料なので、営業をしてくる意図は理解できますがしつこい営業は嫌ですよね。

しつこく営業される時は「売却予定が無いので、営業の必要はありません」ときっぱり断りましょう。

売却予定の無いお客さんであれば、不動産会社側も営業の意味がないと理解するので、しつこい電話は無くなります。

また最初から売却予定の無い人は、不動産に査定を依頼するのでは無く、匿名の査定ツールを利用しましょう。

相場と乖離した査定額を提示される

査定結果が相場と大きく乖離した金額を提示してくる不動産会社も居ます。

非常に高い金額で査定価格を出して媒介契約を結ぼうとしてきますが、査定価格通りの金額で売出し価格を設定すると、売れ残ってしまう恐れがあります。

また高い査定額を提示してくる不動産会社は、売出し価格を提示する時に下げてきます。

「査定価格で売却価格を設定してくれると思ったのに！」と騙された状態になってしまうので、他の不動産会社と媒介契約を結びましょう。

売出し価格が査定価格と大きく異なる

査定価格が適切だった不動産会社でも、売出し価格の設定で下げてくるケースもあります。

不動産会社の担当が「このくらいで売却できます」といって売出し価格を下げてきます。

しかし実際は、売却出来る保証は無いので説得力がない言葉です。

また不動産の売却価格は売主と買主が交渉して決めるものなので、不動産会社が勝手に決めつけることはできません。

査定価格以上の金額で売却できる可能性もありますが、売出し価格は買主との交渉で多少値引きされてしまう可能性もあるので、事前に不動産会社としっかり話し合っておきましょう。

悪徳業者に査定を依頼してしまう

間違えて悪徳業者に査定を依頼してしまうと、最悪の場合家来て営業されるケースもあります。

電話営業がしつこく掛かって来てトラブルに発展することも多く、事前に依頼する不動産会社は大丈夫なのか確認が必要です。

査定を依頼しても大丈夫な不動産会社なのか確認するには、国土交通省ネガティブ情報等検索サイトを利用することをおすすめします。

5年分の行政処分の情報を見ることができるので、適切な不動産会社か調べられます。

不動産の無料査定で発生するトラブルを理解した所で、回避する方法を学びましょう。

不動産会社との査定トラブルは、事前に依頼者が会社情報をチェックすることによってほとんど回避できます。

またトラブルを回避できるおすすめサービスもあるので、参考にしてみてください。

不動産会社の口コミ・評判を事前に確認する

不動産の無料査定を依頼する前に、その不動産会社で査定した人たちの口コミや評判を事前にチェックしておきましょう。

口コミでしつこい営業電話がかかってくるなどの言葉があれば、他の不動産会社に依頼しましょう。

ただし口コミ内容を適当に記入している人もいるので、1つの口コミだけでなく色々な口コミを確認して判断しましょう。

匿名で査定できる無料査定ツールを利用する

匿名で査定できる無料査定ツールは、個人情報の記入が不要で査定できます。

個人情報を記入する必要がないので「営業電話がかかって迷惑！」ということがありません。

査定価格を知りたいけど営業は要らないという人におすすめのサービスです。

ただし不動産会社の机上査定に比べて精度が低くなる恐れがあるので注意しましょう。

エリアごとの登録会社を確認する

不動産一括査定の登録会社は流動的で、以前は登録されていた会社が現在は登録解除されており、申し込めないというケースも良くあります。

不動産一括査定サイトを使って近所の不動産会社が見つかったが、そもそも該当エリアで登録されている会社がその1社だけというケースもあります。

優良業者を見つける場合は複数社の比較が不可欠なので、上記の場合は安易に契約を進めないことをおすすめします。

依頼する件数は1回あたり3件ほどに絞る

不動産一括査定サイトは1回の申込で最大6社～10社ほどに査定依頼が出来ますが、いきなり10社に依頼すると、各社とのやり取りをする必要が出てきて、非常に面倒です。

一括査定依頼ができる不動産会社は依頼者の希望で絞り込むことができるので、最初は評判の良い2～3社に依頼することをおすすめします。

不動産一括査定サービスを活用するとトラブルを回避できると説明しましたが「不動産一括査定サービスも複数あるから選べない！」と悩んでしまう人もいますよね。

そこでこれから、不動産一括査定サービスを選ぶポイントを紹介します。

運営会社が信頼できる所か

不動産一括査定サービスを運営している運営元を見て、信頼できる会社かどうか確認しましょう。

大手企業がサービス展開しているものも多いので「信頼性の高い会社で登録したい！」という人は大手企業かどうか確認しましょう。

中には仲介実績TOP3が運営している不動産一括査定サービスなどもあるので、要チェックです。

登録されている不動産会社が信頼できるか

不動産一括査定サービスで登録されている不動産会社が信頼できるか確認しましょう。

不動産一括査定サービスに登録されている不動産会社は、サービス登録での基準に合格しています。

各サービスによって基準が異なるので、基準が高いか確認しておきましょう。

個人情報の保護を徹底しているか

不動産一括査定サービスは、個人情報を取り扱うサービスなので、個人情報の保護を徹底しています。

個人情報に関する取扱いを公式サイトで明記しているサイトは、個人情報を記入しても安心できる為、明記されているか必ず確認しましょう。

逆に明記されていないサイトは、自分の情報を流失させてしまう恐れがあるので注意しましょう。

優良の不動産会社をリサーチして査定を無料で依頼すると、時間と労力が掛かってしまうので大変です。

不動産の一括査定サービスは、登録1分で複数の不動産会社に査定を依頼できるので便利です。

「楽で安心できる査定サービスはないかな？」と考えている人に最適なので、利用を検討してみましょう。