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中古住宅は買取してもらうと価格が安くなる?相場を調べる方法や買取のメリットを解説

【更新日】2023-12-05
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中古住宅は買取してもらうと価格が安くなる?相場を調べる方法や買取のメリットを解説
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中古住宅を売却しようと考えている人の中には、買取を利用しようと思っている人もいるのではないでしょうか?

不動産を売却する方法には「仲介」と「買取」がありますが、買取は仲介に比べて売却価格が安く設定されています。

しかし、状況によっては買取を利用した方が良いケースもあるので、事前に理解した上で決めていく必要があります。

この記事では中古住宅の買取価格とその理由、さらに買取相場を調べる方法や買取してもらうメリットを解説していきます。

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中古住宅の買取相場は仲介の約7割

中古住宅の買取は、仲介の約7割の金額で取引されます。

例えば市場価格が3000万円の住宅も、買取であれば2100万円程度の価値になってしまうので、相当価格は落ちます。

買取が不動産会社に対して物件を売却するのに対し、仲介は不動産会社が新たな買主を探して売る方法になります。

買取は新たな買主を探す手間が省ける代わりに、価格が落ちると考えればわかりやすいです。

そのため、できるだけ高額で売却したい人は買取よりも仲介を依頼した方が良いです。

買取の方法は即時買取と買取保証の2種類

仲介の約7割の金額で売れる買取には、即時買取と買取保証の2パターンがあります。

即時買取 すぐに住宅を買い取ってもらう
買取保証 一定期間仲介で売却活動を行い、売れなかったら不動産会社が買取する

即時買取はすぐに現金化できるので、急いで資金を準備したい人におすすめの方法です。

反対に少しでも高く売りたい人は買取保証を選ぶと、買い手が見つかった時に得します。

自分の状況に合わせて、どちらの買取方法が良いか選びましょう。

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中古住宅の買取相場が安くなる理由

中古住宅の買取相場が安くなる理由は、次の3つです。

  • リノベーション費用が差し引かれる
  • 利益を差し引かれる
  • 安値でも売主が納得してしまう

中古住宅は一度不動産会社に買取された後、売られるまでに清掃、改修工事を行ってから売却されます。

そのため、そのまま次の買主に売却する仲介よりも、価格が高くなりがちです。

以下にそれぞれの理由を解説します。

リノベーション費用が差し引かれる

不動産会社に買取をしてもらうと、その後のリノベーション費用を差し引かれます。

住宅の故障している部分を修繕し、リフォーム・リノベーションを行って新たな買主が魅力的だと思うように直します。

その際の費用を元々の市場価格から差し引いているため、買取価格は安値になっています。

リノベーション費用は数十万~数百万円かかるので、買取してもらう家の状況によっては買取価格が大幅に下がります。

特に築年数の古い、劣化の激しい家であれば、修繕する箇所も増えるため価格が安くなりがちです。

利益を差し引かれる

不動産の買取では、リノベーション費用以外にも一定の利益を差し引かれます。

不動産会社は仲介であれば仲介手数料がもらいますが、買取では手数料をもらうことができないため、一定割合の利益として回収します。

買取した物件を売却する時にはリフォーム費用だけではなく、広告宣伝費や人件費も捻出しなければならないので、利益は確実に取っておく必要があります。

そのため価値の低い物件であれば、買取してから再販するコストが大きくなってしまうため、利益分を含めるとほとんど買取価格がないなんてこともあり得ます。

安値でも売主が納得してしまう

買取価格が安くなっている理由としては、売主が安値でも納得しているのが大きな原因です。

買取を依頼する人は買取価格を気にしている人は少なく、どちらかと言えばできるだけ早く買取してもらうことを重視しています。

例えば借金返済や離婚問題など、早く売ることだけを目的にしている顧客が多いです。

そのため安い価格を提示されても悩むことなく買取依頼してしまうため、買取金額は全体的に安めに設定されています。

しかし、買取であれば仲介のように相手を見つける必要もないため、最短翌日~1週間程度で買取してもらうことは可能です。

売却価格を上げたい場合は、買取ではなく仲介を選びましょう。

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中古住宅の買取相場を調べる方法

中古住宅の買取相場を自分で調べる方法は、次の3つです。

  • レインズマーケットインフォメーション
  • 不動産ポータルサイト
  • 土地総合情報システム

現在はインターネットの発達によって、過去の取引事例が見れるサイトや情報を入力するだけで相場が分かるサイトがあります。

不動産会社に査定依頼をする前に、自分で調べておけばある程度資金計画が立てられるのでおすすめです。

以下にそれぞれの検索方法について解説していきます。

レインズマーケットインフォメーション

レインズマーケットインフォメーションとは、レインズという不動産会社同士が物件に関する情報を共有するためのシステムの個人向けサイトです。

直近1年間に売買された物件の価格情報が検索できるので、類似物件の取引価格を見ればおおよその買取価格が分かります。

レインズは全国の不動産会社の取引が掲載されているため信頼性が高いサイトで、おおよその価格なら計算できます。

特にマンションであれば近隣のマンション価格が分かれば条件が近いことも多く、より正確に計算できるのでおすすめです。

ただし、取引価格は仲介で取引している価格なので、買取価格は相場に0.7をかけて計算する必要があります。

不動産ポータルサイト

不動産ポータルサイトで調べるのも一つの方法です。

SUUMOや東急リバブルなどの不動産ポータルサイトには、現在進行形で物件が売り出されています。

自身が売却しようとしている物件の条件を入れて検索すれば、類似物件が売り出されている可能性もあります。

過去の取引価格よりも信憑性が高いので、一度調べてみると良いです。

また不動産ポータルサイトで調べる相場にも、0.7をかけて計算する必要があるので気を付けましょう。

土地総合情報システム

土地総合情報システムは国土交通省が運営しているサイトで、不動産の取引価格や地価に関する情報が検索できます。

戸建て、マンション、土地それぞれの取引価格を地域ごとに調べることができるため、類似物件を検索しやすいです。

駅からの距離などでも算出できるので、条件に合った不動産を探して相場を確認しておきましょう。

また買取では築20年を越えた物件の価値はほぼ0になってしまうことが多いため、土地の金額だけで取引する可能性もあります。

土地総合情報システムであれば土地の金額を検索できるため、築年数が古い物件を買取してもらおうと考えている人は土地の取引価格も調べておきましょう。

中古住宅を買取してもらうメリット

中古住宅を仲介ではなく買取してもらうメリットは、次の3つです。

  • 売却期間が短い
  • 契約不適合責任を負わない
  • 内覧対応しなくていい

仲介と買取で最も大きな差は、売却までにかかる時間と価格です。

仲介は買取に比べて高額で売却できますが、売るまでに時間がかかるデメリットがあります。

買取であれば即時で売ることも可能な点が大きなメリットです。

以下にそれぞれの買取してもらうメリットを解説します。

売却期間が短い

中古住宅を買取してもらうと、仲介してもらうよりも売却期間が圧倒的に短いです。

仲介して売却する場合は不動産会社の選定から売却活動、引き渡しまでで最低でも3か月、長いと6か月や1年程度要します。

仲介は不動産会社が住宅を買ってくれる個人を探す必要があるので、よほどタイミングよく売り出さない限りは売却までに時間がかかります。

しかし、買取であれば最短翌日、長くとも数週間あれば売却可能です。

まとまった金額を急いで用意しなければならない時などは、買取をすると良いです。

契約不適合責任を負わない

買取であれば、仲介と違って契約不適合責任を負う必要がありません。

契約不適合責任とは、不動産取引の際に合意していなかった瑕疵(欠陥)が後程見つかったときには元の売主が責任を負う制度です。

例えばシロアリ被害や雨漏り被害、死亡事故履歴などがある場合は事前に伝えておく必要があります。

後から瑕疵が発覚すると修繕費用を支払う必要があるだけではなく、最悪損害賠償訴訟を起こされる可能性もあるので気を付けなければなりません。

しかし、買取で不動産会社に売却した場合は、後に瑕疵が見つかったとしても契約不適合責任を負う必要はありません。

ほとんどの場合は免責として売却できるので、瑕疵物件であれば買取を利用した方が良いともいえます。

内覧対応しなくていい

不動産会社に買取をしてもらうと、内覧対応する必要がありません。

内覧とは、住宅の購入希望者が住宅を購入前に見学しに来ることです。

仲介ではほぼ確実に内覧を依頼されるため、少しでも綺麗に見せる準備をしなければなりません。

また、日程調整をして家を空けなければならないので負担も大きいです。

しかし、買取であれば内覧対応する必要がなく、不動産会社の内覧に対応するだけで済むので非常に楽に済ませることができます。

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中古住宅を買取相場より高く買い取ってもらう方法

中古住宅を買取に出した場合は、ほとんどのケースで相場より下の価格で売ることになります。

買取では売主が価格を気にせず売却することが多いので、買取業者が買取相場以上の価格を提示してくることはほとんどありません。

しかし、次の方法を取れば中古住宅を買取相場よりも高く買い取ってもらえる可能性はあります。

  • 買取保証を使う
  • 1月~3月に買取してもらう
  • 複数の不動産会社に査定依頼する

買取でも工夫すればできるだけ高額で売ることはできるので、時間にゆとりがある範囲内で実践してみましょう。

以下にそれぞれの方法について解説します。

買取保証を使う

買取してもらうとしても、即時買取ではなく買取保証を利用することで買取価格を上げることができます。

買取保証は、一定期間仲介で売却活動を進めてから、買い手が現れない時に不動産会社に買取してもらう方法です。

買い手が見つからなければ買取価格は上がりませんが、もし見つかると価格は約1.3~1.4倍程度に上がります。

できるだけ高値で売却したい人は、おすすめの方法です。

ただし、買取保証は即時で売却金が支払われないため、急いで資金を準備する必要がある人には不向きです。

1~3月に買取してもらう

1~3月を狙って買取してもらうことで、買取価格が上がる可能性はあります。

引っ越しに一番多い時期は新年度が始まる4月で、1~3月は新年度の準備期間です。

不動産の需要も高まる時期なので、1~3月に売ることで他の時期よりも多少高い価格で売れる可能性があります。

不動産会社からすれば、買取して再販した際に買主が現れやすい時期になるので、買取価格を上げてくれやすいです。

そのため、1~3月は不動産売却をするなら狙い目の時期となっています。

また、10月もある程度引っ越しする人は増える傾向にあるため、10月前の時期も1~3月ほどではありませんがおすすめです。

複数の不動産会社に査定依頼する

買取価格を上げる方法としては、複数の不動産会社に査定依頼することが重要です。

買取を依頼する人はできるだけ早く住宅を売却したいと考えているため、ほとんどの人が連絡した1社に買取を依頼します。

しかし、不動産会社ごとに査定価格は異なるため、可能であれば複数社に依頼することでできるだけ高額査定が望めます。

また買取の場合は不動産会社が提示した査定金額がそのまま買取金額になるため、価格差も比較しやすいです。

買取を複数社に依頼する際は、不動産買取一括サービスを利用することで効率よく査定依頼できるのでおすすめです。

中古住宅を買取してもらった時の価格は仲介の約7割!買取のメリットを理解して売却しよう

中古住宅を買取してもらうときの価格は、仲介を利用したときの約7割程度と安くなってしまいます。

しかし、素早く現金化することができる上に、契約不適合責任を負う必要がないなどのメリットがあるので、状況によって買取か仲介か選びましょう。

また、買取を選んだとしても買取保証を使う・売却時期を工夫するなどの工夫で高額買取してもらえる可能性はあります。

ぜひ買取を上手く使って、中古住宅を売却しましょう!

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