マンションの売れやすさに階数は関係している?不人気で売れないのは高層階?低層階?
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マンションは高層階になるほど価値が高く、売れやすい部屋になっています。
高層階のマンションは景観や日当たりが良く、騒音問題も起こりにくいので、買い手が見つかりやすいのです。
しかし低層階にもメリットがあり、必ずしも高層階でなければ売れないということありません。
そこでこの記事では、高層階が売れやすい理由から低層階のメリット、マンションを売るためのコツまで解説していきます。
高層階のマンションの方が売れやすい理由
高層階のマンションが売れやすい理由は、主に下記が挙げられます。
- 景観が良い
- 日当たりが良い
- 騒音が軽減される
- 間取りが良いことが多い
- 希少価値がある
高層階でないと得られないメリットが数多くあるので、高層階は売れやすくなっています。
→マンションが売れない10の理由と7つの改善策!売りたいけど売れない時は放棄・値下げ以外に方法はある?
景観が良い
マンションの高層階にある部屋は、視界を遮るものがないので景観が良くなっています。首都圏内のマンションには東京湾や富士山を一望できる物件もあり、景観を重視される方に選ばれやすくなるのです。
実際にマンションを探している方は景観の良さを希望していることが多く、高層階であれば満足してもらえる場合が多くなります。
日当たりが良い
上記で解説したようにマンションの高層階には視界を遮るものがないので、日当たりが良くなるメリットがあります。日が差す部屋は明るいだけでなく高い気温を保てるので、冬でも暖房をつけなくても過ごせる時間もあり、日当たりは生活に大きな影響を与えます。
そのため日当たりの良い部屋は人気が高く、高層階の部屋は売れやすくなります。
騒音が軽減される
マンションは一棟に多くの方が住んでいるので、他の方の生活音が気になることもあります。壁や床の構造によっては、生活音や振動が階下に伝わってしまうこともあり、トラブルに発展してしまう可能性もあります。
しかし高層階の中でも最上階の部屋は、上の階からの音や振動がなくなるので、他の階に比べて騒音が気になりません。
そのため最上階の部屋は、特に人気が高く売れやすい部屋になっています。
間取りが良いことが多い
マンションによっては、最上階の部屋は他の部屋に比べて良い間取りで作られていることがあります。他の部屋は1LDK〜3LDKの間取りで、最上階だけは4LDKの大きな部屋になっており、駐車場の優先権などの優遇制度がついてくる場合もあります。
マンションの最上階は斜線制限が設けられている関係で階段状に作られているので、最上階は1フロアの部屋数が少なく、大きめに作られているのです。
希少価値がある
マンションの高層階は上記で解説したような景観・日当たり・騒音の軽減・間取りの良さなどの要素が揃っているので、希少価値が高くなっています。どの要素も部屋選びの中で重視したいものであり、それらが揃っている高層階のマンションは希少価値が高く売れやすくなるのです。
売れにくいマンションの高層階の特徴
売れやすい条件の揃っているマンションの高層階ですが、下記の特徴があると売れにくくなってしまいます。
- 冷房が効きにくい
- エレベーターの待ち時間が長い
- 地震・火事の影響を受けやすい
- 部屋の位置が悪い
冷房が効きにくい
日当たりが良く暖かいことが特徴の高層階のマンションですが、夏場だと暑さが厳しくなってしまうこともあります。そのため冷房が効きにくい設備や間取りの場合は、部屋が暑く冷房代も高額になってしまうので、冷房が効きにくい部屋は売れにくくなってしまいます。
エレベーターの待ち時間が長い
エレベーターの数が少なく待ち時間が長いマンションの場合は、高層階の部屋は売れにくくなってしまいます。通勤通学で忙しい時間や、買い物の帰りなどは待ち時間が長いと不便に感じてしまうことがあるので、選ばれにくいマンションとなってしまいます。
地震・火事の影響を受けやすい
高層階の部屋は地震の時に揺れが増幅しやすく、地震の時にものが落ちやすいデメリットがあります。また火事が起きたら避難経路が少なく、エレベーターが使えないと階段を使わないと避難ができません。
そのため災害時の経路が確保できていない、災害リスクの高い部屋は売れにくくなります。
部屋の位置が悪い
部屋の位置や方角が悪いと、たとえ高層階でも売れにくくなる可能性があります。南向きの日当たりのよい部屋や、西日を避けられる東向きの部屋は需要が高いですが、それ以外の部屋はあまり人気がありません。
またマンションは基本的に角部屋が好まれるので、角部屋以外は売れにくくなる傾向があります。
マンション低層階にもメリットはある
- 出入りしやすい
- 災害時に逃げやすい
- 庭付きの物件もある
出入りしやすい
マンションの低層階はエレベーターの待ち時間がなく、階段でエントランスへ向かうことも可能です。高層階と比べると、毎日の出入りが簡単になり外出が億劫になることがないので、特に幼い子どもがいる家庭や年配の方に低層階の部屋がおすすめです。
災害時に逃げやすい
出入りがしやすいマンションの低層階は、地震や火事などの災害が起きた時にすぐに逃げることができます。特に1階の部屋であればエレベーターや階段を使わずに外へ逃げられるので、万が一災害が起こっても安心できます。
ただし、台風や豪雨による水害は低層階の方が浸水しやすいので、階層に合わせた災害への対策が必要です。
庭付きの物件もある
低層階の中でも1階の物件は、庭が付いた部屋であることがあります。マンションで庭が付いている部屋は少ないので、マンションでもガーデニングや子どもを外で遊ばせることができるというのは、希少価値が高くなります。
特に子育て世代に人気が高い部屋になるので、庭付きであることをアピールすれば低層階でも売れやすくなるでしょう。
売れにくい階のマンションを売るコツ
- 同じマンションの部屋が売りに出されていないタイミングで売る
- 被った場合は少し安く売る
- アピールポイントを明確にする
- 複数に不動産会社に査定を依頼する
同じマンションの部屋が売りに出されていないタイミングで売る
自分がマンションを売りたい時に同じマンションの部屋が売りに出されていた場合、条件の良い物件から売れていくので、物件内容によっては売れにくくなってしまう可能性があります。特に低層階の部屋と高層階の部屋が同時に売りに出されている時は、先に高層階から売れていくことが多いので、周辺の物件情報を見て同じマンションから売りに出されていないタイミングで売るようにしましょう。
被った場合は少し安く売る
売却時間に余裕がなく、同じマンション内で売却タイミングが被ってしまう場合は、他の部屋より少し安い価格にしましょう。高層階よりもより安い物件が良いという方もいるので、安くすることでそういった方に売れやすくなります。
ただし、あまり価格を下げすぎると自分が損をすることになるので、大幅には下げすぎないようにしましょう。
アピールポイントを明確にする
マンションを売る時は、部屋のアピールポイントを明確にしておきましょう。高層階であれば日当たりや景観などの元々の利点もそうですが、エレベーターの待ち時間削減ができるエレベーターの始発点が最上階である、災害時の避難経路が確保されていることがアピールポイントになります。
低層階であれば、高層階にはない出入りのしやすさや、庭付きであることをアピールすることができます。
複数に不動産会社に査定を依頼する
マンションをより高く売るためには、複数の不動産会社に査定を依頼することが大切です。不動産会社によって査定価格は数百万円変わることがあり、より良い価格で買い取ってもらうには複数社で比較しましょう。
しかし、相場よりもあまりにも高い価格で売ってしまうと、結局買い手が見つからないということになりかねないので、相場の中で最も高く買い取ってくれる会社を選びましょう。
マンションは高層階の方が売れやすいが低層階にもメリットはある
しかし高層階でも冷房の効きにくさや地震や火災時のリスクが高いなどのデメリットがある場合があり、それらを排除できたり庭が付いた物件もある低層階も売れないという訳ではありません。
各部屋にアピールポイントがあるので、売るタイミングや価格に気をつけることでどの階でもマンションを売ることができます。