庭のリフォームは、ウッドデッキやフェンスの設置など建物に関するものから、砂利の敷設や芝生の貼り付けまで様々なリフォーム方法があり、費用相場も施工内容によって大幅に異なります。

実際にどのようなリフォームをされるか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

リフォームの方法を決めるうえで重要なリフォームの相場について紹介しますので、チェックしていきましょう。

紹介する内容は次の6点です。

• 砂利の敷き詰め
• 芝生の貼り付け
• レンガや石材で整地する
• 目隠しフェンスを設置する
• ウッドデッキの設置
• ガーデンルームを設置

砂利の敷き詰め費用

庭に砂利を敷く場合の単価は3,000円～4,000円/㎡です。

砂利を撒きたい範囲を計測し上記の単価をかけると広さにあわせた相場が算出でき、平均的な庭の広さである10㎡の場合の相場は30,000円～40,000円となります。

砂利は雑草対策にもなり水はけが良くなりますので、庭のリフォームで施工数が多いものの一つです。

砂利の上を歩くと音がしますので防犯対策にもなり、管理も非常に楽なので手入れし続けることに自信がない方にもおすすめです。

また、庭に砂利を敷き駐車場としても活用できますので、車の置き場に困っている方にもおすすめです。

芝生の貼り付け費用

天然芝は1㎡あたり2,000円購入ができ整地作業に掛かる人件費等を含めたものが上記の金額となります。

一般的な庭の広さである10㎡だとリフォーム費用が９万円程度になることが多いです。

庭を一面芝にすると見た目がすっきりするだけではなく、夏は太陽の照り返しを抑える効果がありますので、心身ともにリラックスできるでしょう。

芝生に貼付けは個人で行うこともできますが、うまく作業できないと庭の土が周辺にながれてしまう可能性がありますので、専門の業者に依頼することをおすすめします。

レンガ・石材での整地費用

庭をレンガや石材で整地する際の費用は、2,500円～6,000円/㎡です。

平均的な庭のサイズを整地した場合は５万円～10万円が相場となっていますが、撤去するものがある場合は追加費用が掛かります。

コンクリートや砂利での舗装と比較するとデザイン性が高く、洋風なおしゃれなスペースに仕上がりますので人気なリフォーム方法の一つで、整地した場所の上にツボを置くだけでも見栄えがよくなるでしょう。

整地の作業はDIYで行われる方もいますが、凹凸の整備や排水機能を考慮すると業者に依頼する方がおすすめです。

目隠しフェンスの設置費用

目隠しフェンスの設置は材料費や工事費を含めて7,000円～40,000円が相場です。

家の周りに合計20ｍの範囲にフェンスを設置した場合は、15万円～60万円でリフォームできるケースが多いです。

ブロック塀の上にフェンスを設置する場合は、フェンスの設置が複雑になるため追加費用で5万円～10万円掛かります。

目隠しフェンスは外部からの視線を遮断できるためプライバシー保護のためにも有効ですので、人通りの多い道路に面している住宅や庭で頻繁に作業される方にもおすすめです。

ウッドデッキの設置費用

リビングの大きな窓と隣接すると室内の延長としても使えるため、より広いスペースを確保できます。

また、バーベキューやちょっとした休憩の際に使用できるため、庭のリフォームの中でも家族で過ごす時間が多い空間になるでしょう。

ウッドデッキは雨や日差しにさらし続けるため木材が劣化してしまいますので、定期的に塗装するなどメンテンナンスが必要です。

ガーデンルームの設置費用

ガーデンルームを設置する費用の相場は50万円～150万円です。

ガーデンルームの設置には、本体価格と設置費用が必要で上記の金額はどちらも含めた金額です。

ガーデンルームは天候に影響を受けない空間を増設することで、ガーデニングが行いやすくなるだけではなく、洗濯物を干すスペースとしても活用できるため、非常に便利です。

また２重窓の効果で冷暖房効率の向上が期待できますが、夏のガーデンルームは蒸し暑く窓を開けておかないと室内に保管している植物が枯れてしまいますので、ご注意ください。

庭のリフォームは多様の施工方法があり費用も様々ですので、どのようにリフォームしようか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。

迷った末に選んだリフォーム方法でも施工後に後悔してしまう方もいますので、リフォーム後に後悔しないために注意すべきポイントを紹介します。

リフォームのテーマを決める

庭のリフォームでは、自分の思っていたとおりにならなかったと後悔している方が多いです。

施工内容の調整があまりできていなかった場合や費用を見て妥協したなど理由は様々ですが、最も多い理由はテーマを決めずに発注したためバランスの悪い仕上がりになってしまったということです。

庭のリフォーム方法は多様にありますので、庭をどのような空間にするかコンセプトを決めイメージを固めることが大切です。

植物を鑑賞スペースにしたい、くつろぐ空間にしたいなどコンセプトを決めるとリフォームの方向性も見えてきますので、後悔する可能性を減らせるでしょう。

メンテナンスを考慮する

庭のリフォームではデザイン性も重要ですが、メンテナンスのしやすさも大切です。

せっかくいいデザインの空間をつくりあげても管理できずに鬱蒼としてしまうと本末転倒です。

花や木を植える場合やウッドデッキなど木の素材を使うリフォームは定期的なメンテナンスが必要ですので、管理できる範囲でのリフォームをおすすめします。

また、あまりメンテナンスをしたくない場合は、レンガや石材で整地したり砂利を敷き詰めたりするとよいでしょう。

庭をリフォームしたい方の多くは綺麗な空間をつくりたいと思っている方が多いのではないでしょうか。

植物を植えたり雑草を除去したりと整備された庭が綺麗と思う方が多いようです。

ここからは庭を綺麗に魅せるリフォームのコツを紹介していきますので、コツを抑えて素敵なお庭にしましょう。

紹介するコツは以下の３つです。

• 植物を植える
• 防草シートを敷く
• フェンスなど設置しているものを磨く

植物を植える

自宅の庭で花が咲いていると四季を身近に感じられるだけではなく、庭が明るくなるのではないでしょうか。

花で綺麗な庭を管理するのは大変ですが多年草を植えると何年も花が咲くため手軽に管理できます。

また、ハーブを栽培すると虫よけにもなり両市にも使えるので便利です。

また、目隠しフェンスもアルミやプラスチック製のものではなく、樹木で視線を防止すると圧迫感も減り、庭が広く感じるのではないでしょうか。

防草シートを敷く

庭を管理する上で大変な作業の一つである雑草除去。

１年に数回も除草作業をするのは大変と思われている方も多いのではないでしょうか。

しかし、放置しておくと庭が鬱蒼としてしまい綺麗な空間とは言えない状況になるでしょう。

草木が生えてほしくないスペースに防草シートを張ると余計な草の成長を止めることができますので、おすすめです。

庭のリフォームの際にあわせて防草シートの貼り付けを頼むと安価で作業してもらえるため、一緒に発注するとよいでしょう。

フェンスなど設置しているものを磨く

フェンスは屋外に雨や風、紫外線にさらされ続けているため汚れやすく、汚れたフェンスは雰囲気を暗くしてしまうので庭全体の印象を悪くしてしまいます。

高圧洗浄機などで掃除すると簡単に綺麗になりますので、定期的に清掃しましょう。

リフォームでフェンスを設置する方は、メンテンㇲも視野に入れて設置すると良いでしょう。

庭のリフォームで最も大切なことは、リフォーム後に後悔しないことです。

費用やリフォーム方法が様々で色々と悩んでしまうかもしれませんが、業者は施工例なども紹介してくれるので一度専門の業者に相談してみるとイメージを固めやすいでしょう。

ご自身で悩むことも大切ですが、自分で固めたイメージと費用感が合わないと悩んだ時間が無駄になってしまいますので、早めに相談してみるとよいでしょう。