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中古マンションの値引き交渉を成功させるポイントは?購入タイミングや相場を解説

【更新日】2023-12-20
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中古マンション 値引き交渉
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不動産市場は複雑で、中古マンションの購入における値引き交渉は特に難易度が高いと感じる方も多いでしょう。

しかし正しい戦略と知識を武器にすれば、思っている以上に価格交渉に成功する可能性は広がります。

この記事では、中古マンション購入の最適なタイミング、市場の相場理解、そして実際の値引き交渉のポイントを詳しく解説します。

うまく活用することで、お得に不動産購入ができる可能性があるので確認してみてください。

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中古マンションの値引き交渉が可能な理由

中古マンションの価格は売主が決定しているため、定価がありません。

そのため売主の事情などで、多少高額に設定していたり、逆に安く設定している可能性があります。

特に個人で売却している場合は売却利益などを細かく計算している可能性は低いので、価格交渉も可能です。

売主の状況などにもよりますが、予算オーバーしている場合などは一度値引き交渉をしてみるといいでしょう。

中古マンションの値引き交渉を成功させるポイント

中古マンションは値引き交渉が可能ですが、当然失敗することもあります。

できるだけ成功させるためには、次のポイントを意識するといいでしょう。

  • 売主の状況を把握する
  • 周辺相場を自身で確認する
  • 他の購入検討者がいるかチェックする
  • 購入する時期を選ぶ
  • 物件の状態を見学しにいく
  • 住宅ローン仮審査を終えておく
  • 値引き理由を明確にする
  • 信頼できる不動産会社を選ぶ

事前の売主の調査や、周辺相場を自分でチェックしておくなど準備が必要です。

以下にそれぞれのポイントを解説していきます。

売主の状況を把握する

売主の状況を詳しく把握することは、有利な交渉を進めるために非常に重要です。

例えば、売主が急いで売りたい状況であれば、値引き交渉の大きなチャンスです。

また売主が物件を売り出した理由(例えば、転居や資金調達の必要性など)を知ることも重要です。

売主との交渉時に相手の動きを予想し、自分の戦略を立てるのに役立ちます。

反対に売主の状況によっては値引き交渉ができないこともあるので、不動産会社に状況を質問してみましょう。

周辺相場を自身で確認する

近隣の類似物件の価格情報を確認することは、自分が購入しようとしている物件の適正価格を把握するために必要です。

また物件の特性(例えば、築年数、広さ、設備など)と価格との関係を理解することも重要です。

売主から提示された価格が妥当なものなのか、それとも交渉の余地があるのかを見極めることができます。

仮に周辺相場よりも安い金額で売却されているとすれば、それ以上価格を下げてくれる可能性は低いです。

他の購入検討者がいるかチェックする

他に購入検討者がいるかどうかを知ることは、価格交渉の策略を立てるために大切です。

他に購入者がいる場合、売主は値引きしてくれない可能性が高いです。

しかし、自分が唯一の購入者である場合、値引き交渉が有利に進む可能性が高まります。

ほかの購入検討者がいるかは不動産会社に聞いて確認しておくといいです。

購入する時期を選ぶ

不動産市場は季節による変動があります。

一般的に、春と秋は新規リストが増え、競争が激しくなる傾向があります。

一方、夏や冬は新規リストが少なく、買い手も少ないため、価格交渉が有利になることがあります。

市場の動向を理解することで、最適な購入時期を選ぶことができます。

値引き交渉を成功させるためには、できるだけ競合のいない時期に購入するのがおすすめです。

物件の状態を見学しにいく

物件を自身で訪問し、実際の状態を確認することは、値引き交渉の一部となります。

例えば、改修や修理が必要な部分が見つかった場合、値引きの根拠となる可能性があります。

一方、物件が全体的に良い状態にある場合、値引きの余地はあまりありません。

また購入予定の物件がリフォームをしていた場合、上乗せして価格を設定しているので値引き交渉に応じてくれない可能性が高いです。

物件の状態は事前にチェックしに行きましょう。

住宅ローン仮審査を終えておく

住宅ローンの仮審査を通過しておくことで、真剣に物件を購入する意志があることを示すことが可能です。

不動産の売却では住宅ローン審査に落ちてしまうと売却できなくなるので、審査に通っていることは売主側にも安心できる材料となります。

さらに、購入できる金額の上限も明らかにできます。

売主は購入者の購入能力を評価し、より具体的な交渉に進むことが可能となります。

値引き理由を明確にする

値引き交渉を成功させるためには、その理由を明確に伝えることが重要です。

物件の状態、市場の動向や購入予算など、具体的な理由を提示することで、売主もその要求を理解しやすくなります。

たとえば「周辺の中古マンションの相場より少し高かった」「予算オーバーしている」などの理由を伝えることが大切です。

信頼できる不動産会社を選ぶ

不動産会社の選択は、中古マンション購入プロセス全体を円滑に進めるために非常に重要です。

経験豊富な不動産会社は、市場の動向を正確に把握し、価格交渉のアドバイスを提供できます。

また信頼性の高い不動産会社は、安心して物件購入を進めることができるようにサポートしてくれます。

価格交渉を行うのは不動産会社なので、交渉に慣れている担当者であれば交渉できる可能性が高くなります。

中古マンションの値引き交渉をするタイミングや相場

中古マンションの値引き交渉するタイミングや相場を紹介します。

買付証明書の提出時に交渉する

中古マンションの値引き交渉は、買付証明書の提出時に行います。

買付証明書は物件を購入する意志があることを明確に示すもので、購入希望価格を提示します。

その際に売却価格とずれがあった場合、値引き交渉をすることになります。

適正な価格を見極め、自身の購入予算に照らし合わせて、値引き交渉を進めることが重要です。

また、価格交渉をするのは不動産会社同士なので、買主と売主が直接顔を合わせて話すことはありません。

端数引きは通りやすい

中古マンションの値引き交渉では、"端数引き"というテクニックも有効です。

価格を100万円や50万円単位で値引きするよりも、端数を引いて提案する方が通りやすいとされています。

例えば、2080万円の物件を2000万円にするなど、端数を引くことで心理的なハードルを下げ、売主を納得させることができます。

中古マンションは10%程度まで値引きできる可能性あり

中古マンションの価格交渉においては、一般的に10%程度までの値引きが可能とされています。

あくまで一般的な目安であり、物件や売主の状況により大きく変動することがあるので注意しましょう。

物件の状態、周辺の市場価格、売主の状況などを詳しく調査し、最適な交渉策を立てることが重要です。

中古マンションの値引き交渉がしやすい物件

中古マンションの中でも、値引き交渉がしやすい物件は次に当てはまる物件です。

  • 築年数が経過している物件
  • 部屋の状態が悪い物件
  • 売り出してから一定期間が過ぎている物件

すべての物件が当てはまるわけではないですが、参考にしてください。

築年数が経過している物件

築年数が経過した中古マンションは、新築時に比べて価格が下がっていることが多く、さらなる値引きが可能な場合があります。

築年数が経つほど修繕費用が発生しやすいためで、その点を交渉材料として利用できます。

また築年数が5年以上経過するとマンションの価値自体がさがるので、売りたいと考える売主も増えてきます。

これ以上マンションの価値を下げたくないと考える人に対しては、値下げ交渉がしやすいです。

部屋の状態が悪い物件

部屋の状態が悪くリフォームや修繕が必要な中古マンションは、修繕費用を考慮して値引きを要求できます。

リフォーム費用を見積もり、算出した金額を元に交渉を進めると良いでしょう。

とくに水回りや壁紙の汚れは、修理費用が高額なのでチェックしておきましょう。

売り出してから一定期間が過ぎている物件

市場に出てから長期間売れ残っている中古マンションは、売主も早く売却したいという気持ちが強いため、値引き交渉がしやすいです。

長期間売れ残っている理由を調査して交渉材料として利用できます。

長期間売却できなければ売れないマンションというイメージもつくので、避けるために値下げ交渉に応じてくれる可能性も高くなります。

中古マンションの値引き交渉がしづらい物件

中古マンションの値引き交渉がしづらい物件としては、次の要素を含む物件です。

  • もともと低価格で売却されている物件
  • 住宅購入が集中している時期に出されている物件
  • 法人から売却されている物件

以下にそれぞれの内容を解説します。

もともと低価格で売却されている物件

もともと低価格で出されている中古マンションは、売主側が既に値下げを前提とした価格設定をしている可能性があります。

さらなる値引きは難しい場合が多いです。

端数引き程度であれば応じてくれる可能性もあるので、確認してみましょう。

住宅購入が集中している時期に出されている物件

住宅購入が集中する時期(年度始めや年度末など)に売り出されている中古マンションは、多くの購入希望者がいます。

値引きをしなくても売却できる可能性が高いので、売主側の値引きの意欲が低く、交渉が難しいことがあります。

ほかの購入希望者がいない時期を選んで購入検討しましょう。

法人から売却されている物件

法人から売却されている中古マンションは、個人売主に比べて価格交渉が難しい場合があります。

これは、法人がビジネスとして不動産を扱っているため、値引きの余地を最初から少なく設定していることが多いからです。

不動産の売却利益を厳密に計算している場合は、値引き交渉に応じないケースが多いです。

中古マンションの値引き交渉をする際の注意点

中古マンションの値引き交渉をする際には、次のポイントは気をつけておきましょう。

  • 物件の悪口を言わない
  • 法外な値引き交渉をしない
  • 値引き交渉をしない買主に先に買われることがある

中古マンションの値引き交渉は必ずしもうまくいくわけではありません。

相手との関係性を大事にしながら進めましょう。

以下にそれぞれの注意点を解説します。

物件の悪口を言わない

物件の価格交渉をする際には、必要なポイントを述べることが大切ですが、その際に物件の悪口を言うのは避けましょう。

売主の感情を害すると、良好な交渉環境が損なわれ、結果的に交渉自体が難しくなる可能性があります。

物件の問題点や欠陥を指摘する際は、事実を冷静に伝えることが重要です。

法外な値引き交渉をしない

購入者としては可能な限り安く買いたいと思うかもしれませんが、一方で売主にとってもその物件は大切な資産です。

あまりにも大幅な値引きを要求すると、売主が拒否反応を示す可能性があります。

適切な市場価格を理解し、現実的な範囲で交渉を行うことが大切です。

中古マンションで値引き交渉をする場合、どれだけ高くても売却価格の1割までの値引き交渉が無難です。

値引き交渉をしない買主に先に買われることがある

特に人気のある物件や競争が激しい物件では、値引き交渉をする間に他の買主に先に買われてしまうことがあります。

価格交渉をするかどうか、どの程度まで交渉するかを考える際は、自分がその物件をどれほど欲しいか、他に競合する買主がどれほどいるかを考慮に入れることが重要です。

とくに競合が出やすい時期に購入活動をする際はきをつけましょう。

中古マンションの値引き交渉を成功させてお得に購入しよう

中古マンションの値引き交渉を成功させるポイントはいくつかありますが、正直に事情を伝えて交渉することが大切です。

購入タイミングは、不動産市場の季節性に左右され、新規物件が多い年度末や年度始めは競争が激しいため、値引き交渉が難しくなる可能性があります。

一方、夏場や年末は新規物件が少なく、買い手も少ないため、値引き交渉が有利になることもあります。

また中古マンションの相場については、物件の価格はその周囲の市場価格に大きく影響されます。

値引き交渉をする前に、近隣の類似物件の販売価格や成約価格をチェックすることが重要です。

今回紹介したポイントを踏まえて、値下げ交渉をしてみてくださいね。

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