都心への通学や通勤に便利な京王線は、人気があり利用者も多いです。

その具体的な魅力としては、次の3つが挙げられます。

• 乗り換えがしやすい
• 運賃が安い
• 落ち着いた雰囲気で自然を感じられる

京王線の魅力を以下に解説します。

乗り換えがしやすい

京王線は都営新宿線が接続しており、都心部を西から東に横断することができます。

都営新宿線を利用すると様々な路線への乗り換えができるため、都内各所に乗り換え１回程度でアクセスできます。

また明大前駅では京王井の頭線、長沼では京王高尾線に乗り換えることができるため、行けるエリアは広い点も利用しやすい特徴です。

運賃が安い

京王線はJR線に比べて料金が割安です。

JR線を使ってJR八王子駅から新宿まで行くと片道471円かかりますが、京王線を使って京王八王子から新宿へ行くと367円とかなりお得です。

また平日の10時～16時に使える時差回数券や土日に使える土・休日割引回数券を利用するとさらにお得に乗車可能です。

京王線を利用すると月の交通費の出費を抑えることができるので、非常に魅力的です。

落ち着いた雰囲気で自然を感じられる

京王線沿線には、多摩川や武蔵の森公園などの自然を感じられるスポットが多いです。

都心は人であふれており、落ち着いて過ごせるスポットは貴重です。

京王線沿線では自然を感じてゆっくりできる場所がいくつかあるのも魅力の一つです。

京王線で一人暮らしを始めるのであれば、特に次の街がおすすめです。

• 幡ヶ谷駅
• 明大前駅
• 笹塚駅
• 東府中駅
• 調布駅

それぞれの駅の特徴を家賃相場や周辺スポットなどから解説していきます。

幡ヶ谷駅

幡ヶ谷駅は渋谷区の北西に位置する京王新線の駅で、落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。

新宿駅までは4分と非常に近く、渋谷駅までは新宿駅で乗り換えて20分程度でアクセス可能です。

幡ヶ谷駅前には幡ヶ谷ゴールデンセンターという多目的スポットがあり、ショッピングを楽しみたい人にもおすすめです。

家賃相場は1Rで7.81万円、1Kで8.40万円となっています。

駅周辺には24時間営業のスーパーがあるので、夜が遅くなっても困ることはありません。

明大前駅

明大前駅は特急が停まる京王線の主要駅で、京王井の頭線も乗り入れています。

新宿までは特急に乗れば5分、渋谷までは京王井の頭線を利用すれば9分で到着します。

渋谷にも新宿にもすぐ行けるので、交通アクセスは非常に良いです。

明大前駅は学生が多く住んでいる地域で、リーズナブルな飲食店が駅前に並んでいます。

駅前にはすずらん通りという商店街があるので、買い物環境が整っています。

明大前駅の家賃相場は1Rが7.87万円、1Kが7.99万円です。

笹塚駅

笹塚駅は渋谷区の最西端に位置する駅で、京王線と京王新線が乗り入れています。

新宿までは5分でアクセスできる他、京王新線は都営新宿線に接続しているため乗り換えいやすい点も特徴です。

笹塚駅は新宿から近いので、電車に乗り遅れた場合でも徒歩で向かうことができます。

また笹塚駅から幡ヶ谷駅までの間には7つの商店街があり、買い物環境には困りません。

笹塚駅の家賃相場は1Rが8.29万円、1Kが8.75万円となっています。

東府中駅

東府中駅は京王線と京王競馬場線が乗り入れる駅で、府中駅と調布駅の間に位置しています。

新宿までは調布駅で特急に乗り換えて約30分、渋谷までは明大前駅で井の頭線に乗り換えて35分程度で到着します。

駅前には商店街が広がっている上、スーパーやコンビニもあるので日常生活の買い物がしやすいです。

駅周辺は閑静な住宅街が広がっているため治安が良く、一人暮らしをしたい人に非常におすすめです。

家賃相場は1Rが4.86万円、1Kが6.42万円と先に紹介した京王線の駅よりも大幅に安くなっている点も魅力です。

調布駅

調布駅は京王線と京王相模原線の分岐駅で、特急が停車する主要駅です。

新宿駅までは特急を使えば18分とアクセスが良いです。

調布駅周辺は駅の地下化による再開発の結果、利便性の高い街になりました。

駅前にはトリエ京王調布をはじめとしたショッピングセンターがいくつかあるので、買い物環境も整っています。

さらに駅からすこし離れた所には公園など自然を感じられるエリアもあります。

家賃相場は1Rが7.22万円、１Kが6.94万円と新宿に近いエリアに比べると安くなっています。

1人暮らしの家を探す際は、次の点に気をつけましょう。

• 人気の条件にとらわれない
• 費用計算を確実に行う
• 優先希望だけを見過ぎない

1人暮らしの家を探す際には家賃だけにとらわれず、総合的に住みやすい家を選びましょう。

以下にそれぞれの注意点を解説します。

人気の条件にとらわれない

1人暮らしの家を探す際は、自分の希望する条件をきちんと洗い出しておく必要があります。

例えば浴室乾燥機能などは人気の条件なのでついていてほしいと考えてしまいがちですが、実際には電気代が高くつくため使わないこともあります。

人気の条件は家賃が高くなってしまうので、自分に必要ない条件までそろえてしまうと損してしまいます。

物件を検討する際は、自分に必要な条件は何かを決めておきましょう。

費用計算を確実に行う

1人暮らしに限りませんが、物件を借りる際の費用計算は正確に行いましょう。

1人暮らしでは水道光熱費や食費など出費があるので、賃貸の家賃の目安は手取り収入の25％程度にするのが無難です。

魅力的な物件があっても収入と比較して高すぎると生活が困難になる可能性もあるので気をつけましょう。

また家賃とは別に管理費や共益費を支払う必要もあるので、事前に確認しておくようにしてください。

優先希望だけを見過ぎない

自分の希望条件をチェックするのは大切ですが、希望条件だけで物件を選ぶと失敗しがちです。

例えば通勤を快適にするために駅前の物件を選びたいと思っても、実際には人通りが多く騒音が気になるケースがあります。

1番重要視する問題を優先しすぎると他のデメリットに気づけない可能性があるので、デメリットを避ける点も意識して物件を探しましょう。

京王線は新宿から京王八王子までの路線ですが、1人暮らしには非常におすすめな街が多いです。

家賃相場や買い物環境を確認して、自分に合った街を選びましょう。

引っ越しを希望する人は一度足を運んでみて、街の雰囲気を確かめてみてください。