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転勤するとき持ち家はどうするのがベスト?5つの選択肢の特徴と注意点を解説

【更新日】2023-12-18
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「急に転勤が決まった場合の家はどうすればいい?」

「買ったばかりの持ち家を上手く活用したい」

突然転勤が決まってしまうと、持ち家をどうするのかは難しい問題です。

特にマイホームを購入したばかりの人は、いきなり売るのももったいなく、単身赴任も避けたいと考えてどうすれば良いかわからない人も多いでしょう。

結論から言うと、転勤をする際の持ち家の扱い方には5つの方法があります。

この記事では転勤する際の持ち家をどうするのかの判断基準を紹介してから、持ち家の扱い方を5つ解説します。

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転勤するとき持ち家をどうするかの判断基準

転勤するとき、持ち家をどうすればいいのかを決める際は、主に年数に着目すると良いです。

持ち家を空ける期間が短ければそのまま空き家として置いておく方法もあります。

逆に期間が長ければ賃貸として貸し出して家賃収入を得るなど、別の方法を取る選択肢があります。

また、転勤して戻ってくるまでの期間が決まっているケースと決まっていないケースに寄っても、対策が異なります。

それぞれのケースによってどうするのが良いか解説します。

2年以内に持ち家に戻るケース

2年以内に持ち家に戻ってくることが確定している場合、賃貸で貸し出すのは向いていません。

家が1人暮らし用でない限り、2年以内ですぐに退去してもらう借り手を見つけるのは難しいです。

仮に見つかったとしても、長く住めない物件は家賃が安くなってしまうので、それほど利益にもなりません。

また家を売却するのももったいないので、2年以内に戻ってくる場合は空き家として置いておく方が無難です。

ただし、適切な管理がされていない空き家は老朽化する上、周りの景観にも影響して近隣住民の迷惑になるケースがあるので注意が必要です。

転勤して帰ってくるまでの期間が決まっている場合

転勤期間が明確に決まっていて、数年以内に帰ってくるのであれば賃貸として貸し出す方法がオススメです。

貸し出す方法は期間を定めて貸し出す「定期借家契約」を結んでおくと、契約期間が終わった時に確実に自宅に戻れます。

ただし、借りる人を探す手間は発生するため、エリアによっては賃貸で借りる人が見つからないこともあります。

転勤して帰ってくるまでの期間が決まっていない場合

転勤期間が不明で、いつ戻ってくるかわからない場合は売却するのが一番いい方法です。

空き家の家を所有し続けても、固定資産税や維持費がかかってしまいます。

また賃貸として貸し出しても、突然戻ってくることになってしまうと、持ち家に住めない可能性もあります。

住宅ローンなどの負担もかかるため、売却すると費用面の負担は楽になります。

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転勤するとき持ち家はどうする?

転勤するときの持ち家の対策としては、次の5つの方法があります。

  • 賃貸として貸し出す
  • 売却する
  • 空き家にしておく
  • 単身赴任する
  • 親族に管理を頼む
転勤の期間によって使い分けが大事です。

それぞれの特徴について解説していきます。

賃貸として貸し出す

持ち家を賃貸として貸し出すことで、賃料収入を得ることが可能です。

さらに持ち家の管理も入居者にしてもらえるため、空き家にして放置しておくよりも維持管理ができます。

賃貸として貸し出す場合でも、仲介業者への委託料程度で済むので経済的なメリットが大きいです。

空き家として置いておくと固定資産税などの諸費用は掛かるので、長期間家を空ける際に家賃収入を得る方法は悪くありません。

しかし、賃貸は持ち家を他人に使わせることになるため、戻って来た際に家の細かい部分が損傷してしまっていることも多いので気をつけましょう。

売却する

転勤する期間が決まっていない場合などは、家を売却するのも一つの方法です。

売却すると持ち家が手から離れるため、維持管理の問題も発生しません。

さらに一時的な売却収入も得られるため、資金面でも楽になります。

ただし、売却すると再度家を探さないといけないデメリットはあるので、転勤する期間が短く終わってしまうと損してしまいます。

空き家にしておく

賃貸で貸し出すのも、売却するのも避けたい人は空き家にしておく手があります。

空き家の管理会社に依頼すると、引っ越し後の空き家を有料で定期巡回してくれます。

そのためプロに管理を任せることもでき、家が劣化することもありません。

転勤で出ていく期間が短い人にオススメのサービスです。

ただし、空き家管理を依頼する場合は、支出のみがかかるので費用がかさむ点は理解しておきましょう。

また空き家にした後に売却するときも、転居してから3年後の12月31日以降に売却してしまうと、各種特例が使えなくなるので損する点にも注意が必要です。

単身赴任する

持ち家の管理に問題を起こしたくない人は、単身赴任をする方法もあります。

住宅ローン控除も継続して利用できるので、費用面でもそれほど問題はありません。

しかし、家族と離れ離れになってしまうので、精神的に苦痛を感じることもあります。

単身赴任を楽しめる性格かどうかを、家族と話し合いながら決めましょう。

親族に管理を頼む

近隣に兄弟や両親などの親族が住んでいる場合は、管理を依頼するのは現実的な方法です。

家の管理は月に1回くらいの仕事なので、距離が近ければ引き受けてくれることが多いです。

中には新幹線で1時間程度かかる距離でも親族に管理してもらっている人もいます。

空き家管理会社に依頼するよりも安く済むので、費用面でもお得です。

ただし、親族は空き家管理のプロではないので、事前に管理してほしい内容を指示しておく必要はあります。

担当してもらうのは掃除だけではなく、排水溝や湿気予防なども依頼すると良いでしょう。

転勤する際に持ち家を売却するときの対処法

転勤する際に、持ち家を売却することになった場合は、次の点を意識しておきましょう。

  • 高く買ってくれる不動産会社を探す
  • 急いでいる場合は買取を依頼する
  • 引っ越ししてからでも売れると理解しておく

売却するとしても、急いで売却する必要はないので、できる限り高く売ることを意識しましょう。

以下にそれぞれの対処法を解説します。

高く買ってくれる不動産会社を探す

家を売却する際は不動産会社に売却を依頼します。

しかし、不動産会社によって査定基準が異なるので、金額も変わってきます。

そのため、売却する場合でもできる限り複数社に依頼して、高く売れる不動産会社を探すことが大切です。

ただし、中には高額すぎる金額を提示して、後から価格を下げる悪徳業者もいるため、相場からかけ離れている金額を提示してきた会社には注意しましょう。

急いでいる場合は買取を依頼する

転勤までに必ず家を売却したいと考えている人は、不動産会社に買取してもらう方法がおすすめです。

買取には即時買取と買取保証の2つがあり、すぐに買取してもらいたい人は即時買取、少しでも高く売りたい人は買取保証を選ぶのがおすすめです。

買取保証は期間を決めて仲介で売り出して、買い手が見つからなかったときだけ不動産会社に買取してもらうことができるので、高く売れる可能性もあります。

ただし、不動産会社に買取をしてもらうと、通常の相場の7割~8割程度の買取価格となってしまうので気をつけましょう。

引っ越ししてからでも売れると理解しておく

家を売却すると決めても、転勤までに絶対売らなければならないわけではありません。

引っ越しした後でも不動産を売却することができるので、焦らず半年程度かかるものだと思って売ると良いです。

売買契約の際には売主が立ち会う必要はありますが、転勤先が遠方だったとしても往復の費用をかけた方が総合的にはお得です。

転勤までに必ず売らなければならないと考えると買取の方法が最善ですが、遠方に住んでいても売れることを想定すると無理に買取してもらう必要はないと言えます。

転勤する際の持ち家はどうすればいいのかわからない人は転勤期間で決めよう

転勤する際の持ち家は、空き家として置いておく他に賃貸として貸し出す、売却するなどの方法があります。

それぞれの方法でメリットとデメリットがありますが、基本的には転勤期間で決めると良いです。

転勤期間が短いと賃貸で貸し出してもそれほど得にならないので、自分の転勤事情に合わせた最適な選択肢を選ぶことを意識しましょう。

また、売却するとしても、急いで売却する必要はない点にも注意が必要です。

自分や家族の事情に合わせて、持ち家をどうするのか決めましょう!

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