いらない土地をスピーディに換金するには、業者に直接買い取ってもらうのが一番です。
ただ、買取価格の相場や換金のスピードは業者によって大きく異なります。
お住まいの地域で買取対応している業者を探せば、大手から老舗の中小まで様々な規模の店舗が見つかりますが、正直どこも同じに見えてしまいますよね。
そこで今回は、土地買取におすすめの業者を買取実績、口コミ評価を総合して15社厳選しました。
1社ずつ特徴・サービス内容を分かりやすく紹介しているので、ぜひ業者選びの参考にしてください。
不動産買取とは?業者買取と仲介売却のどっちがお得?メリット・デメリットと注意点を解説
- 土地買取と土地仲介の違い
- 土地買取におすすめの業者15選
- 東急リバブル│土地買取業者 おすすめ1位
- 三井のリハウス│土地買取業者 おすすめ2位
- すみふの仲介ステップ(住友不動産販売)│土地買取業者 おすすめ3位
- 土地買取アイエー│土地買取業者 おすすめ4位
- クランピーリアルエステート│土地買取業者 おすすめ5位
- 桂不動産│土地買取業者 おすすめ6位
- 青山財産ネットワークス│土地買取業者 おすすめ7位
- ジャパンケルモ│土地買取業者 おすすめ8位
- 東京都市開発│土地買取業者 おすすめ9位
- FDS(旧:福地興産)│土地買取業者 おすすめ10位
- 日本住宅流通│土地買取業者 おすすめ11位
- オークラヤ住宅│土地買取業者 おすすめ12位
- 大京穴吹不動産│土地買取業者 おすすめ13位
- 大成有楽不動産販売│土地買取業者 おすすめ14位
- 住友林業ホームサービス│土地買取業者 おすすめ15位
- 【独自調査】魅力的なおすすめ土地買取業者を紹介
- 買い手が付きにくい土地の特徴
- いらない土地は買取に出すのがおすすめな理由
- 土地買取業者に依頼するメリット
- 土地買取業者に依頼するデメリット
- 土地買取業者の選び方
- 土地買取におすすめの不動産一括査定サイト
- 土地を高値で買い取ってもらうコツ
- 土地を買取に出さず放置するリスク
- 土地買取でも買い取れない土地の有効活用方法
- 土地買取を選択するのが最適な人
- 土地買取に関するよくある質問Q&A
- 自分にあった土地買取業者をみつけるのが成功の近道
土地買取と土地仲介の違い
土地の販売に関しては、主に次の2つの方法があります。
- 土地買取
- 土地仲介
これらの方法は似ているようで、実際には異なる取引方法です。
土地買取 | 土地仲介 | |
---|---|---|
説明 | 不動産会社が直接売主から土地を買い取る方式。 | 不動産会社が売主と買主の間で仲介役を果たし、その取引をサポートする方式。 |
売却までの時間 | 短期間(不動産会社が直接買い取るため) | 長期間(適切な買主を見つけるまでの時間が必要) |
売却価格 | 一般的に市場価格よりもやや低め(不動産会社がリスクを負うため) | 市場価格で売却可能(適切な買主を見つけることにより) |
売却後のリスク | なし(不動産会社が直接買い取るため) | ある(取引が完全に成立するまでのリスクを売主が負う) |
適している売主 | すぐに現金化したい、リスクを避けたい方 | 最高の市場価格を求め、時間に余裕がある方 |
それぞれを詳しく見ていきましょう。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
土地買取とは
土地買取とは、不動産会社が直接売主から土地を買い取る方式です。
買い取った後、不動産会社は自己の負担で土地を再販売します。
この方法の利点は、土地をすぐに売ることができ、売却後のリスクを完全に避けられる点です。
一方、直接買取るために不動産会社はリスクを負うため、買取価格は市場価格よりもやや低く設定されることが一般的です。
土地仲介とは
土地仲介は、不動産会社が売主と買主の間で仲介役を果たす方式です。
不動産会社は売主から土地を直接買い取るのではなく、適切な買主を見つけ、その取引をサポートします。
土地仲介のメリットは、市場価格で土地を売ることが可能な点です。
一方、買主が見つかるまで時間がかかる場合があり、また取引が成立するまでのリスクを売主が負う必要があります。
土地買取におすすめの業者15選
ここからは、土地買取におすすめの厳選15社を分かりやすく解説していきます!
ちなみに、紹介する15社はこちらになります。
土地買取におすすめの業者15選
- 東急リバブル
- 三井のリハウス
- 住友不動産販売
- 土地買取王アイエー
- クランピーエステート
- 桂不動産
- 青山財産ネットワークス
- ジャパンケルモ
- 東京都市開発
- FDS(旧:福地興産)
- 日本住宅流通株式会社
- オークラヤ住宅株式会社
- 株式会社大京穴吹不動産
- 大成有楽不動産販売株式会社
- 住友林業ホームサービス株式会社
それでは、1社ずつみていきましょう。
東急リバブル│土地買取業者 おすすめ1位
東急リバブルは高い実績を誇る、日本を代表する大手仲介業者です。テレビCMが人気なので、そこから知った方も多いでしょう。
東急リバブルは土地買取にも力を入れており、持ち主のニーズに合わせた買取をしてくれます。
大手業者らしく、周囲に知られず安全に引き渡しが出来るので、プライバシー流出が心配な方、業者とのトラブルに不安を持つ方などにおすすめです。
ただ、東急リバブルで買い取ってもらうには、以下2つの条件を満たす必要があります。
- 東京、首都圏や関西圏、札幌、仙台、名古屋、福岡といった東急リバブルが営業に力を入れているエリアにあること
- 居住用の土地(敷地)であること(工場跡地や農地などは買取不可)
また、土地の状態によっては買取を断られるケースもあるので注意しましょう。
東急リバブルの詳しいサービス内容はこちら!
東急リバブルの評判・口コミは?不動産売却・査定のメリット・デメリットや仲介手数料について解説
会社名 | 東急リバブル株式会社 |
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本社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目9番5号 |
免許・登録 | 国土交通大臣(11)第2611号 |
三井のリハウス│土地買取業者 おすすめ2位
三井のリハウス(三井不動産リアルティ)は、仲介売却実績で何年も1位になっている大手業者です。
三井のリハウスに土地買取を依頼するメリットとしては、手厚い買取サポートを受けられる点に尽きます。
通常の土地買取では、業者が土地の買値を付けて直接買い取ります。
一方、三井のリハウスは直接自社買取をおこなわず、買取業者に査定を依頼します。
依頼者は三井のリハウスと共に複数の買取プランを見ながら、最適な方法を選ぶのです。
複数社の買取額を比較するので、自社買取よりも利益が高くなります。安全面は三井のリハウスがしっかり保証してくれるので、あなたは価格と期限にマッチしたプランを選べばよいだけです。
会社名 | 三井不動産リアルティ株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞が関ビルディング 9階 |
免許・登録 | – |
すみふの仲介ステップ(住友不動産販売)│土地買取業者 おすすめ3位
すみふの仲介ステップ(住友不動産販売)は、三井のリハウスに次ぐ売上高2位の仲介業者です。
直営店舗数は不動産会社の中でナンバーワンとなっており、郊外の空き地も買取に出しやすいのが特徴です。
全国に270店舗(2019年4月5日時点)あり、無料査定や無料相談サービスを常時提供しています。
素朴な疑問にも丁寧に回答してくれるので、まずは気軽に相談にいってみましょう。
※住友不動産販売の詳しいサービス内容はこちら!
住友不動産販売評判・口コミは?不動産売却・査定を依頼するメリットとかかる費用について徹底解説
会社名 | 三井不動産リアルティ株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞が関ビルディング 9階 |
免許・登録 | – |
土地買取アイエー│土地買取業者 おすすめ4位
土地買取王アイエー(株式会社アイエー)は、その名の通り土地買取に力を入れてている不動産会社です。
埼玉県川越市を中心に営業している会社で、県内の土地買取実績はトップクラスです。
埼玉県全域だけでなく、近年は沖縄にも進出しています。
埼玉周辺の土地を買い取ってほしい方は、一度相談してみてはいかがでしょうか!
会社名 | 株式会社アイエー |
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本社所在地 | 埼玉県川越市大塚1丁目32-1 アジアビルディング3F |
免許・登録 | – |
クランピーリアルエステート│土地買取業者 おすすめ5位
クランピーリアルエステートは中央区築地に本社をおく不動産会社です。
個人から直接買い取るというよりも、業者からの依頼を受けて査定や買取をおこなっている業者なので、一般の方がお世話になる機会は少ないと思われます。
クランピーリアルエステートは800を超える事業所と取引があり、それぞれのニーズに合わせたサポートをおこなっています。
事業規模も拡大しており、今後成長が見込まれる業者の1つです。
会社名 | 株式会社クランピーリアルエステート |
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本社所在地 | 東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F |
免許・登録 | 免許番号: 東京都知事(1)第101797号 |
桂不動産│土地買取業者 おすすめ6位
桂不動産は、茨城県・千葉県を中心に15店舗を展開している不動産会社です。
特に茨城県の土地買取に強く 県内の買取実績はトップクラスです。
また、桂不動産はスピーディな買取を心がけており、条件の悪い空き地でも早い段階で換金してくれます。
転勤や住み替えが迫っていて時間があまり無い方にもおすすめの不動産会社です。
会社名 | 桂不動産株式会社 |
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本社所在地 | 茨城県つくば市研究学園7丁目49番地4 |
免許・登録 | 国土交通大臣(1)第9087号 |
青山財産ネットワークス│土地買取業者 おすすめ7位
青山財産ネットワークスは、青山に本社をおく不動産コンサルティング会社です。
様々な分野のコンサルティングに対応していますが、土地買取を依頼するメリットは相続・財産系の知見の深さです。
相続した空き地は、複数の被相続人の権利がからんでいて、簡単に買取に出すことができません。
青山財産ネットワークスはこうした権利関係の解決もサポートしてくれる他、買取以外のベストな方法を提案してくれます。
「いらない土地を買取に出す」と決めつければ、それ以外の方法は目に入ってこないものです。
青山財産ネットワークスは幅広い方法の中から最適なものを提案してくれるので、自分では予測できないようなお得な方法ができるかもしれませんよ!
会社名 | 株式会社青山財産ネットワークス |
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本社所在地 | 東京都港区赤坂8丁目4番14号 青山タワープレイス3階 |
免許・登録 | 東京都知事(7)第62476号 |
ジャパンケルモ│土地買取業者 おすすめ8位
ジャパンケルモは、大阪市東淀川区に本社をおく不動産会社です。
条件の悪い土地を積極的に買い取っており、特に底地買取におすすめの会社です。
底地とは、敷地部分を所持しているが、上に違う所有者の戸建て住宅が建っているというケースです。
底地は処理が面倒で、なかなか買い手がつかないという現状があります。
ジャパンケルモはこうした底地を積極的に買い取っているだけでなく、買取以外の最適な処分方法の提案もおこなっています。
関西の不要な底地でお悩みの方は、一度ジャパンケルモに相談へ行ってみましょう。
会社名 | 株式会社ジャパンケルモ |
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本社所在地 | 大阪府大阪市東淀川区東淡路2-17-4 |
免許・登録 | – |
東京都市開発│土地買取業者 おすすめ9位
東京都市開発は、千代田区永田町に本社をおく不動産会社です。
こちらもジャパンケルモと同様、底地を積極的に買い取っています。
また、都心の真ん中にあることから、都内にありがちな狭い空き地や旗竿地など、形状の悪い土地の買取にも向いています。
都内の悪条件の土地を手放したい方は、一度相談にいってみましょう。
会社名 | 東京都市開発株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区永田町2丁目17番13号 東京都市開発ビル |
免許・登録 | 国土交通大臣(4)第6194号 |
FDS(旧:福地興産)│土地買取業者 おすすめ10位
FDSは2018年まで福地興産という名前で営業していた、大阪に本社をおく不動産会社です。
FDSは3つの事業を柱に運営していますが、その中の1つに土地買取を掲げていることからも、力の入れようが分かります。
FDSに土地買取を依頼するメリットは、以下の6つです。
- 買取価格の即現金化
- 土地査定価格を詳しく提示
- 秘密厳守・プライバシー保護
- 瑕疵担保責任の免責
- 仲介手数料完全無料
- 地域に根差した精度の高い査定評価
地域密着型の大手不動産会社ということもあり、住宅事情、市場相場、学区などにも根差して査定をしてくれます。
こうした細かい努力が、結果的に高額買取につながるのです。
会社名 | 株式会社FDS |
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本社所在地 | 大阪府大阪市中央区徳井町2丁目4番8号 |
免許・登録 | 国土交通大臣(1)第9030号 |
日本住宅流通│土地買取業者 おすすめ11位
日本住宅流通株式会社は、大手不動産会社である大和ハウスグループに所属するグループ企業です。
日本各所に営業所があり、エリア別で豊富な物件情報を有しているため、地域密着型の不動産会社に引けを取らない情報量を有しています。
土地の買取では、買取保証付きの仲介売却か、買取サービスの2方法から選べ、一刻も早く売却したいと考えている方は後者のサービスを利用するのがおすすめです。
買い手が付きにくい土地の買取にも長けており、今まで積み上げてきた経験を活かし、不動産の流通促進に貢献しています。
会社名 | 日本住宅流通株式会社 |
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本社所在地 | 大阪市北区梅田3丁目3番5号 |
免許・登録 | 国土交通大臣(12)第2608号 |
オークラヤ住宅│土地買取業者 おすすめ12位
オークラヤ住宅株式会社は、東京都千代田区に本社を構え、首都圏(1都3県)を中心に不動産業を営んでいます。
取り扱っている不動産は、戸建て・マンション・土地の3種類で、いずれかの不動産を仲介・直接買い取り・買取保証制度・リースバック買取の4方法で買い取ってもらえます。
オークラヤ住宅株式会社は、中古マンションの仲介売買を得意とする不動産会社ですが、土地の販売実績もあり、2023年現在は9件の販売実績があります。
会社名 | オークラヤ住宅株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区麹町4丁目5番地22 オークラヤ麹町ビル |
免許・登録 | 国土交通大臣(11)第3115号 |
大京穴吹不動産│土地買取業者 おすすめ13位
株式会社大京穴吹不動産は、東京都渋谷区に本社を構え、32都道府県に営業所を展開している不動産会社です。
主に、不動産の売買、仲介、賃貸借、管理、不動産に関する調査・鑑定業務など、多岐に渡る不動産事業を展開しています。
買取では、即時買取サービスと買取保証サービス、リースバックサービスの3方法を展開しており、土地の買取では、即時買取サービスと買取保証サービスの2方法が扱えます。
また、土地売却が成立した後、万が一買い手とトラブルになった際は、会社側が対応してくれます。
会社名 | 株式会社大京穴吹不動産 |
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本社所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18オリックス千駄ヶ谷ビル |
免許・登録 | 国土交通大臣免許(8)第4139号 |
大成有楽不動産販売│土地買取業者 おすすめ14位
大成有楽不動産販売株式会社は、大手不動産会社「大成建設グループ」に所属する不動産会社で、東京都・千葉・埼玉・神奈川の1都3県に加えて大阪府の5か所で営業しています。
取り扱っている不動産の種類は多岐に渡り、仲介業から自社買取も積極的に行っています。
また土地の売買では、土地情報レポートの作成や空き地の草刈りサービスなど、お得なサービスを多数提供しています。
また営業所が最寄駅から徒歩数分の好立地な場所にあるので、気軽に土地売却の相談ができます。
会社名 | 大成有楽不動産販売株式会社 |
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本社所在地 | 東京都中央区京橋3丁目13番1号 |
免許・登録 | 国土交通大臣(9)第3394号 |
住友林業ホームサービス│土地買取業者 おすすめ15位
住友林業ホームサービス株式会社は、東京都新宿区に本社を構え、不動産の仲介倍売買からリフォーム事業や建材事業など、多岐に渡る不動産事業を展開しています。
住友林業ホームサービス株式会社は、大手不動産会社「住友林業株式会社」のグループ企業でもあり、親会社から安定したバックボーンと住宅事業のノウハウを引き継ぎ、現在は、「すみなび」という不動産売買専門のサイトを運営しています。
当サイトには、戸建て・マンション・土地などの物件種別の売却に特化した情報を多数掲載しています。
また自社買取や買取保証サービスの提供もしているので、担当者と相談しながら、適切な売却方法が選べます。
会社名 | 住友林業ホームサービス株式会社 |
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本社所在地 | 東京都新宿区西新宿3-2-11 新宿三井ビルディング二号館11階 |
免許・登録 | 国土交通大臣(16)第220号 |
【独自調査】魅力的なおすすめ土地買取業者を紹介
大手の不動産買取会社は、信頼性が高く実績もあるので利用しようと考えている人も多いですよね。
しかし中小の不動産会社の中でも魅力的な土地買取業者は存在します。
そこで今回は独自調査を行い魅力的な土地買取業者を紹介します。
「大手だけじゃなく、色々な土地買取業者も知りたい!」という人は参考にしてください。
だんらん住宅
だんらん住宅は大阪市にある不動産会社です。
売却や買取をメインでおこなっており、売却査定件数が1,584件(2021年度)と経験豊富なので、安心して相談することができます。
また、任意売却も対応強化中なので、住宅ローンの返済が苦しくなってしまい「任意売却を検討している」という人も気軽に相談してみてください。
会社名 | 株式会社だんらん住宅 |
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URL | https://www.danran-j.jp/ |
電話番号 | 0120-180-414 |
株式会社NEXWILL(ネクスウィル)
Wakegaiは株式会社ネクスウィルが運営しているサービスで、空き家・再建築不可・”共有”で所有している不動産などの管理で困っている人に対応してくれます。
法的知識・専門知識を使って物件を再度市場に流通させることを目的にしているので、訳あり物件でも積極的に買取ってくれます。
不動産仲介で依頼しても断られた物件も丁寧に対応してくれるので「物件の処分にこまっている」という人は気軽に相談してみてください。
会社名 | 株式会社NEXWILL(ネクスウィル) |
---|---|
URL | https://www.nexwill.co.jp/ |
電話番号 | 0120-536-408 |
買い手が付きにくい土地の特徴
住宅用地として、土地を売り出した場合、情報公開から買い手が見つかり、売買契約が締結するまで、約3~6ヶ月ほどの時間を要します。
しかし、その期間を大幅に超過すると、住宅用地としての土地需要が薄れ、買い手が付く可能性が低くなります。
以下は、買い手が付きにくい土地の特徴です。
買い手が付きにくい土地の特徴
- 地盤が柔らかい
- 傾斜地に売り出す土地がある
- 市街化調整区域内に該当する
- 再建築不可な土地
- 墓地や火葬場などの施設が近くにある
- 土壌汚染の告知事項がある
- 権利関係が複雑な土地
- 土地の境界線が不透明
- 売り出し価格が高額なうえ割に合っていない
ここからは、上記9つの特徴について1つずつ解説して行きます。
地盤が柔らかい
地盤が柔らかい土地は、建物の基礎が沈み込みやすいため、購入者は手を出しにくい傾向があります。
このような土地では、建物の構造に問題が生じ、将来的に補修費用がかさむ可能性があるため、リスクが高いとされています。
また、地震発生時のリスクも高まります。
そのため、地盤が柔らかい土地は、買い手が見つかりにくく、価格も低くなりがちです。
傾斜地に売り出す土地がある
傾斜地にある土地も、買い手が付きにくい特徴の一つです。
傾斜地は、建築の際に設計や工事が難しく、コストがかさむため、多くの購入者が敬遠します。
また、傾斜地では土砂崩れや水の流れの問題も考慮する必要があり、これらが住み心地や建物の耐久性に影響します。
その結果、傾斜地の土地は市場価格が低くなり、売却が困難になることが多いです。
市街化調整区域内に該当する
市街化調整区域内に位置する土地は、都市計画法により、建築が制限されるため、買い手が見つかりにくいです。
これは、都市の発展と整備を適切に進めるための制度で、新たな建築や土地利用の変更が認められないことが一般的です。
そのため、投資家や個人は、将来性が低いと判断し、このような土地の購入をためらうことが多いのです。
再建築不可な土地
再建築不可な土地も、買い手が付きにくい土地の一例です。
これは、土地に既存の建物がある場合に、何らかの理由でその建物を解体し新しい建物を建てることが許可されない土地を指します。
法令の変更や地域の規制によって再建築が困難になるため、購入者は将来のリスクを恐れ、避ける傾向があります。
その結果、市場価格は低下し、売却も難しくなります。
墓地や火葬場などの施設が近くにある
墓地や火葬場が近接している土地は、心理的な影響から多くの人々に敬遠されがちです。
これは、これらの施設が持つ特有の雰囲気や、人々が抱く死に対する感情が、住む場所としての価値を下げるためです。
加えて、こうした施設からは様々な儀式や祭事の際の騒音が発生し得るため、住み心地が悪化する可能性があります。
以上の理由から、これらの施設が近くにある土地は、買い手が付きにくいとされています。
土壌汚染の告知事項がある
土壌汚染の告知事項がある土地は、健康被害のリスクがあるため、購入意欲を大きく減退させます。
土壌汚染は、有害物質が土地に残留し、地下水汚染の原因ともなり得ます。
その結果、周辺住民の健康を損なう恐れがあります。
こうしたリスクから、土壌汚染の告知がある土地は、売買が難しくなることが一般的です。
購入者は、除染コストや将来的な健康リスクを考慮し、他の選択肢を検討することが多いです。
権利関係が複雑な土地
権利関係が複雑な土地は、土地の所有権や利用権が明確でないため、取引が困難になります。
これは、相続問題や未整理の地目、持分の存在など、様々な要因により発生します。
権利関係が不透明な土地は、トラブルの原因となり得るため、購入者は大きなリスクを感じます。
そのため、これらの土地は市場価格が低下し、買い手が付きにくい傾向にあります。
土地の境界線が不透明
土地の境界線が不透明なケースでは、隣接する土地所有者とのトラブルが起きる可能性があります。
境界線が明確でないことは、将来的に土地利用の制限や、紛争の原因となり得ます。
購入者は、境界線のトラブルを避けるため、このような土地の購入をためらいます。
土地の価値が低下し、販売が難しくなる可能性が高まるため、売主側も適切な対策が必要とされます。
売り出し価格が高額なうえ割に合っていない
売り出し価格が高額で、それに見合った価値が感じられない土地も、買い手が付きにくいです。
購入者は、土地の価値を慎重に評価し、投資効果や将来性を考慮します。
適切な価格設定がなされていない場合、購入者は他の選択肢を検討する傾向にあります。
その結果、高額な売り出し価格が設定された土地は、市場での競争力が低下し、販売が難航することが予想されます。
いらない土地は買取に出すのがおすすめな理由
いらない土地を売る方法は、仲介売却と業者買取という大きく2種類のやり方があります。
仲介売却と業者買取の違いは、以下の通りです。
売却方法 | 仲介 | 買取 |
---|---|---|
内容 | 仲介業者に販売活動を依頼 | 不動産会社に買い取ってもらう |
長所 | 高額で売れやすい | 成約の可能性が高く、現金化も早い |
短所 | 売れるまで時間がかかる(平均3~6ヵ月) | 利益が低い(仲介の2割減) |
どちらも一長一短ではありますが、持て余した不要な土地なら買取のほうがおすすめです。
ここからは、なぜ買取のほうがおすすめなのか、7つの理由を紹介していきます。
スピーディに処分ができる
土地を買取に出す最大のメリットは、スピーディに処分が出来ることです。
早ければ契約した翌日に換金してもらうことができ、最短1か月以内に引き渡しを完了させられます。
また、土地買取は業者が決めた金額・プランで進むので、最初にいくらを得られるのか、いつまでに何をすればよいのか一目瞭然です。
仲介売却にかかる時間は平均3~6か月なので買取よりずっと時間がかかりますし、マッチングする買主が現れるかどうかは運・タイミングにも大きく左右されます。
こうした不確定な要素がなく、早期に処分できるのが土地買取の大きな魅力です。
固定資産税の支払いから逃げられる
土地を含む全ての不動産の持ち主は、固定資産税の支払いが毎年必要になります。
固定資産税=課税評価額×1.4%
課税評価額は本来の価値の7割程度なので、そこに1.4%をかければ、だいたい本来の価値の1%となります。
土地の価値が1000万円の場合は、毎年約10万円を支払い続けるということになります。これは大きな出費ですよね。
固定資産税の支払いは、登記簿に土地の持ち主とし登録されている限り必要になります。空き地を放棄しても支払いを回避することはできないのです。
税金の支払いを早めに回避するためにも、業者に買取を依頼するのがおすすめです。
不法侵入・火災のリスクがなくなる
遠方の空き地をちょっとの期間放置するだけで、ゴミが捨てられたり、子どもの遊び場になってしまったりします。
最悪の場合、不良グループのたまり場になったり、空き地になったことを利用して隣家に窃盗・放火を働いたりすることもあります。
もし空き地で事故が起きた場合、「自分は離れて住んでいるので、管理できないのは仕方ない」と言っても責任を追及される可能性は高いです。
いざという時のトラブルを避けるためにも、いらない土地は早めに処分しましょう。
権利関係・人間関係のトラブルを減らせる
親が所有していた土地は、その子どもの兄弟たちが分割相続するようになります。
その土地に対する権利は均等に分割されていても、実際は実家の近くに住む一人が独占して使っていたりして、他の兄弟から不満が出がちです。
土地は均等に分けることが出来ないので、どうしてもトラブルの火種になってしまうのです。
これを換金すれば等分することが出来るので、不満も出にくくなります。
仲介手数料の支払いが不要
仲介売却をするとかかる高額費用が、仲介手数料です。
不動産売却の仲介手数料はいくらが相場?なぜ払うの?根拠・計算方法
仲介手数料は100万円以上になることもある大きな費用ですが、業者買取の場合は支払う必要がありません。
その他にも、仲介売却は相手に気に入ってもらえるかが重要なので、地盤改良や埋没物除去など、相手の要望に応じて様々なコストが発生します。
業者買取は基本的に土地をそのままの状態で引き渡せるので、こうしたコストも支払う必要がありません。
瑕疵担保責任がかからない
仲介売却で大きなリスクとなるのが、瑕疵担保責任です。
これは、土地を引き渡した後も一定期間内にトラブルが見つかれば、売主に賠償金や補償費用を請求できるという制度です。
買主は空き地を新築物件の跡地などの用途で考えているため、売主よりも土地を細かくチェックすることが多いです。
そのため、地質汚染や地盤が弱いなどのデメリットに気づきやすく、引き渡し後にトラブルが起きがちです。
買取の際は瑕疵担保責任が不要なので、悪い言い方をすれば買い取ってもらった瞬間から知らんぷりをすることができるのです。
今後の資金計画が立てやすい
仲介売却は、いつまでに売れるか計画を立てるのが難しい上、価格交渉などで査定額からいくら下がるかも予測できません。
そのため、住み替えの場合などは目ぼしい新居を見つけても購入に踏みとどまれなかったり、逆に新居を買った矢先に売却を失敗して、負債を抱えるケースもあります。
一方、業者買取の場合は査定額と買取価格は基本的に同じですし、いつ引き渡すかも早い段階で詳細に教えてもらえます。
「土地が○○万円で売れるから、そのうち半分を新居購入にあてて、残りは貯金しよう…」といった資金計画が立てやすいのです。
土地買取業者に依頼するメリット
土地買取業者に依頼するメリットについて紹介していきます。
- 土地の処分・換金が早い
- 仲介手数料が不要
- 契約不適合責任(瑕疵担保責任)が発生しない
- 近所にバレず売却できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
不動産買取とは・買取業者と仲介売却のどっちがお得?メリット・デメリットと注意点を解説
土地の処分・換金が早い
土地買取業者に依頼することで土地の処分・換金を早く行う事ができます。
利用する買取業者にもよりますが、最短で2日で換金を行える業者もいます。
土地の買取業者は、売主から直接買取を行うので仲介業者と比較して短期間で処分・換金を行う事ができます。
<h3″>仲介手数料が不要
土地買取業者は、売主と直に取り引きを行うため仲介手数料なしで土地の売買を行う事ができます。
土地買取仲介業者を利用した際は、売買価格の3%+6万円を仲介手数料として支払います。
3,000万円で土地売買した場合は、3,000万円の3%で90万円+6万円の合計96万円(+税)の仲介手数料が発生します。
仲介手数料は、売買代金が振り込まれる前に支払う必要があるので一時的に自分で立て替えておくような形になります。
土地買取であれば、仲介手数料なしで倍愛することができます。
<h3″>契約不適合責任(瑕疵担保責任)が発生しない
土地や家などの不動産を売買した際は、通常瑕疵担保責任が発生しますが土地買取の場合は、売主から買取業者へと所有権が変わることから、土地買取業者が第三者に売却した際に契約不適合責任を問われなくなります。
売却後にトラブルに巻き込まれなくなるのは、土地買取業者に売買するメリットの一つですね。
近所にバレず売却できる
仲介業者を利用して売却する場合は、仲介業者に土地の買主を見つけてもらうことになるので、近所や知り合いに土地の売買をしていることがバレてしまう可能性があります。
仲介業者が買主を探す際は、新聞の折り込みチラシやインターネットに土地の情報を掲載して買主を探すためです。
対して、土地買取業者であれば直接の取引のため近所の人や知り合いにバレることなく売却が可能です。
土地買取業者に依頼するデメリット
土地買取業者に依頼するデメリットについても紹介していきます。
- 仲介業者よりも売却額が安くなる
- 買戻しが難しい
仲介業者よりも売却額が安くなる
土地買取業者は買い取った土地を第三者に売却することで利益を上げます。
そのため、仲介業者の査定価格よりも7割ほどの金額となってしまいます。
土地を売却して多くの利益を売りたい場合は、土地買取よりも土地仲介を利用するようにしましょう。
ただし、土地仲介業者はそもそも土地を売却することができない・いつ売却できるのか分からないという状況に陥ってしまうこともあるので、短期で売買をしたい人には向いていません。
買戻しが難しい
一度土地買取業者に土地を売買してしまうと、買戻しが難しいです。
一度売却をすると自分の物には二度と戻らない前提で売却をするようにしましょう。
戸建てやマンションの場合は、リースバックを利用することで一度売却しても再び自分の手元に戻すことが出来る売却方法がありますが、土地買取の場合は買戻しが難しいです。
土地買取業者の選び方
土地買取業者の選び方について紹介していきます。
どんなに良いとちであっても買取を依頼する業者が悪ければ、安値で買取されてしまう可能性があります。
高く安全にかつスムーズに売却するためにも土地買取業者はしっかりとした業者を選ぶ必要があります。
ここでは、土地買取業者の選び方について紹介していきます。
- 実績と信頼性を確認する
- 査定額を比較する
- 人柄を確認する
それぞれを詳しく見ていきましょう。
実績と信頼性を確認する
土地買取業者を選ぶ際に最も重要な要素の一つが、その企業の実績と信頼性です。
経験豊富な業者は、市場の動向を理解しており、価格評価や手続きの進行をスムーズに行うことができます。
また、過去の取引実績や顧客の評価、口コミを調べることで、その業者が信頼できるかどうかの判断材料になります。
無名の業者や新規業者ではなく、評判が良く、長い実績を持つ業者を選ぶことをお勧めします。
査定額を比較する
同じ土地であっても査定をした不動産会社によって査定額は大きく変化します。
これは、不動産会社によってどこをポイントに査定をするかが異なるためです。
その土地が本来持っている価値に応じた適正な査定額を提供してくれる不動産業者を選ぶ必要があります。
そのためにも、複数の業者に査定を依頼し、比較検討することが重要です。
とくに、高額な手数料を請求する業者は悪質な業者である可能性が高いのでしっかりと確認をしておく必要があります。
人柄を確認する
土地買取の会社だけでなく、担当者は信頼できるひとなのかどうか人柄を確認するようにしましょう。
どんなに良い会社でも中にはハズレと言われてしまうような担当者がいます。
対応速度やコミュニケーションの能力なども備わっているかどうか確認しましょう。
特に、不明点について確認した際にしっかりと説明をしてくれる人かどうかが判断する際の重要なポイントの一つです。
土地買取におすすめの不動産一括査定サイト
土地の買取を不動産会社に依頼する場合は、高額買取に対応していて、信頼性も高い業者をみつけられるかどうかが結果を左右します。
1社ずつ連絡を取って査定依頼をおこなうのは面倒ですが、不動産一括査定サイトを使えば、複数社に土地の買取査定価格の見積もりを一度に依頼することができます。
ここからは、土地買取を依頼する時に利用するのがおすすめな不動産一括査定サイトを紹介していきます。
不動産一括査定サイトおすすめ比較ランキング!不動産売却におすすめの人気15社を厳選紹介【2023年最新】
リビンマッチ
使用料 | 無料 |
---|---|
対応地域 | 47都道府県 |
入力時間 | 約45秒 |
同時依頼件数 | 6社 |
利用者数 | 17万件以上の査定実績 |
査定可能な不動産の種類 | 土地・家・分譲マンション(一室)・一棟アパート・マンション・投資用マンション(1R/1K)・一棟ビル・区分所有ビル(一室)・店舗・ 工場・倉庫・農地・その他 |
不動産一括査定サイトは基本的に仲介売買を想定したサービスですが、リビンマッチは不動産買取専用の一括査定サービスも提供しています。
土地の形状や面積を問わず、幅広く対応。
東急リゾートやハウスドゥ、住宅情報館など、大手不動産会社も多数登録されています。
Pマーク認定も受けているため、個人情報漏洩を心配されている方にもおすすめです。
HOME4U
使用料 | 無料 |
---|---|
対応地域 | 47都道府県 |
入力時間 | 約60秒 |
同時依頼件数 | 査定数累計20万件以上 |
査定可能な不動産の種類 | 土地・家・分譲マンション(一室)・ビル(一室/一棟)・店舗・事務所・倉庫・マンション(一棟)・アパート(一棟)・その他 |
HOME4UはNTTデータスマートソーシングが運営する不動産一括査定サイトで、2001年サービス開始と一括査定サービスの中では最も長い歴史を誇ります。
2023年8月現在は厳選した優良業者約2,100社と提携中ですが、常に同じ業者が登録されている訳ではなく、ユーザーからのクレームなどに応じて、新規登録や登録解除をおこなっています。
登録業者への審査を登録後も厳しくおこなっているという点で、信頼性の高いサービスと言えます。
土地を高値で買い取ってもらうコツ
業者買取の最大のネックが、買取価格の低さです。
買取価格は本来の価値の6割程度まで落ち込むのが相場ですが、最近では8割ほどまで価格を上げて買い取ってくれる業者も多くなってきました。
買取は処分のスピーディさが魅力ですが、とはいえ利益は多ければ多いほど良いもの。
今回は、土地を高値で買い取ってもらうにはどうすれば良いのかを詳しく解説していきます。
まずは土地の価格相場を調べる
まずは、土地の価格相場がどれくらいなのかを調べましょう。
価格のイメージをつかむことで、現実的な利益目標ができます。
最初に相場を調べず、いつまでも査定額を比較していると売り時を見失うので注意しましょう。
土地の相場を調べる方法は、こちらの3つが代表的です。
- 不動産ポータルサイトを使う
- 土地総合情報システムを使う
- 路線価を使って査定額を算出
詳しい調べ方はこちらにまとめているので、併せて参考にしてください!
複数社の査定額を比較する
前述の通り、土地の買取価格と査定額はほぼ同じなので、できるだけ多くの不動産会社に査定を依頼し、比較すれば高価買取の業者を見つけられます。
不動産会社は代々最寄りの1社しか利用しないという方も多いですが、買取の場合は査定額を比較しないとかなり損なので注意しましょう。
査定額を比較した結果、最初に検討したところよりも1000万円高く買い取ってもらえた!なんて感想も良くあります。
土地を買取に出さず放置するリスク
土地買取を依頼しても、「買い手が付きにくい土地の特徴」に該当するなどの理由から土地買取を断られてしまうケースがあります。
土地を手放すことができないからといって、手を付けず、空き地の状態が続くと、様々なトラブルを発生させます。
ここでは、土地を買取に出さず放置するリスクについて解説します。
固定資産税の納税通知書が毎年来る
土地を所有しているだけで、毎年固定資産税の納税通知書が送られてきます。
放置された土地であっても、この税金は免除されることはありません。
固定資産税は、土地の価格や面積に応じて計算されるため、広大な土地を放置していると、相当な額の税金が発生します。
この税金の支払い義務は、土地の売却や譲渡が行われるまで続くため、長期間の放置はオーナーにとって大きな負担となります。
税金の未納は、遅延税金の発生や最終的には差し押さえの対象となる可能性があるため、注意が必要です。
資産価値を下げる原因になる
土地の放置は、その資産価値の低下を招くリスクがあります。
放置された土地は、手入れが行き届かないため、雑草が生い茂り、土地そのものが荒廃します。
また、近隣の開発状況や土地利用の変化に対応できないため、市場価格が下がることも考えられます。
土地の価値が下がると、将来的に売却や活用を検討した際、期待した収益が得られなくなります。
定期的な管理や利用が、土地の資産価値を保つために重要です。
近隣住人から損害賠償を求められる
土地の放置は、近隣住人とのトラブルの原因ともなり得ます。
例えば、放置土地からの雑草やゴミが近隣に飛散し、住環境の悪化を招く可能性があります。
また、放置土地が虫の発生源となり、衛生上の問題を引き起こすこともあります。
これらのトラブルが発生すると、土地所有者は近隣住人から損害賠償を求められるリスクが生じます。
定期的な清掃や管理が不可欠であり、トラブルを未然に防ぐことが重要です。
不法投棄・ホームレスのたまり場になる
放置された土地は、不法投棄の対象となるリスクがあります。
ゴミが不法に投棄されると、その清掃に時間とコストがかかります。
また、放置土地がホームレスのたまり場となることもあります。
これにより、周辺住民の安全や生活環境が脅かされる可能性があります。
これらの問題は、土地の価値低下や地域社会との関係悪化を引き起こすため、定期的な見回りや、必要に応じた対策が求められます。
土地買取でも買い取れない土地の有効活用方法
土地買取は、仲介売却では売れない土地を手放すための最終手段ですが、どのような土地であっても必ず買い取ってくれるという保障はありません。
業者側は買い取った土地を再販して利益を得る目的を果たすため、売主から土地を仕入れています。
そのため、自社利益に繋がらないと判断すれば、如何様な土地であっても買取はしません。
ここでは、土地買取を持ってしても、土地が売れなかったときの有効活用方法を4つ紹介します。
土地を譲渡・寄付する
買取が難しい土地でも、譲渡や寄付という形で有効活用する道があります。
地方自治体や非営利組織、または教育機関などへの寄付は、社会貢献としても価値があります。
具体的には、地元の公共施設の整備や、学校や研究機関での研究用地として活用できます。
さらに、税制上のメリットも存在し、寄付税控除が利用できる一方、寄付をする際は専門家の意見を求め、税務や法律面での影響を把握しましょう。
土地を自治体に寄付をする
土地がなかなか売れない場合、土地を自治体に寄付する方法があります。
自治体によっては、未利用の土地を公共施設や公園、緑地として活用するため、寄付を受け入れています。
土地の寄付は、地域社会に貢献するだけでなく、寄付者に税制上のメリットももたらされます。
例えば、所得税や相続税の控除が受けられる場合があります。
土地寄付は、手持ちの土地に困っているオーナーにとって、社会的意義のある選択肢となり得ます。
一方で、寄付を行う際には、土地の評価額や寄付に伴う手続きに注意が必要です。
土地を個人に譲渡する
売却が難しい土地であっても、個人への譲渡を通じて有効活用する方法が考えられます。
個人への譲渡では、土地の価格や利用計画を柔軟に調整することができるため、新しい活用方法が見出されやすいです。
例えば、趣味の庭園や農地として利用される可能性があります。
しかし、譲渡には所有権の移転が伴うため、契約内容の確認や手続きの正確さが求められます。
適切な契約書作成や、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることで、スムーズな譲渡が可能となります。
土地を法人に譲渡する
法人に土地を譲渡することも、有効活用の一つです。
法人であれば、事業展開や社会貢献活動の一環として土地を活用する可能性があります。
企業やNPO法人など、様々な法人が土地の活用方法を模索しているため、相互に利益が生まれる取引が期待できます。
また、法人に譲渡することで、土地の将来的な価値向上や地域の発展に寄与することができるでしょう。
ただし、法人への譲渡にも契約内容の詳細な確認や、税務処理の適切な対応が必要となります。
資材・重機置き場として活用する
土地買取が難しい土地でも、その場所や環境によっては建設資材や重機の一時的な置き場として貸し出すことで利益が得られます。
特に、都市部の再開発が進む地域や、インフラ整備が進行中の地域では需要が見込めます。
また、レンタルスペースとして活用すれば、安定した賃料収入を期待できます。
ただし、地域の規制や法令、近隣住民との関係なども考慮しながら、適切な運営管理を行う必要があります。
再建築できる土地にしてから売りに出す
土地が売れない理由としては、建築制限があるためというケースがあります。
そのような場合には、再建築可能な土地に改善することを検討することも一つの方法です。
例えば、地盤改良を行ったり、都市計画の変更に伴う制限緩和を待つなどの方法があります。
これにより、土地の価値が向上し、売却が容易になることが期待できます。
ただし、これらの改善にはコストと時間がかかるため、事前に十分な検討が必要です。
自動販売機を設置する
買取が難しい土地でも、人通りが多い地域や主要な交通経路に面している場合、自動販売機を設置することで収入が得られます。
自動販売機は24時間営業可能で、人件費もかからず、比較的低投資で始められます。
ただし、自動販売機の運営には電気代やメンテナンス費用、商品の在庫管理などのコストも発生しますので、それらを考慮した上での収益計画が必要です。
また、自動販売機設置の許可や規制についても、各地方自治体の条例等を確認することが必要となります。
土地買取を選択するのが最適な人
土地を高く売却するなら、仲介売却で売却活動を行うのが最適です。
しかし、土地は、戸建てやマンションなどの物件種別とは違って、買い手が見つかりにくく、周辺環境の条件次第では、いつまでも買い手が見つからないケースもあります。
ここでは、土地売却の方法で、仲介売却ではなく、業者買取を最初から選択するのがいいという方の特徴や売却に対する考え方を5つ紹介します。
土地を早々に手放したい方
売却を急ぎたい方にとって、土地買取は最適な選択です。
土地買取では、不動産業者が直接土地を買い取るため、仲介による一般的な売却手続きと比較して、買取までのプロセスが大幅に短縮されます。
特に、財務上の理由や、転職・転居などによる急な生活環境の変化に対応する必要がある場合、土地買取は迅速に現金化が可能です。
買取による売却は、契約から売却までの時間が短いため、早期に売却を完了したい方に最適な選択です。
不定形・いびつな形の土地を売りたい方
形状が不定形やいびつな土地は、一般的な市場での需要が低く、販売する際には難しさがあります。
しかし、土地買取の場合は、業者が直接買い取るため、そのような土地でも比較的容易に売却できます。
不動産業者は、土地の利活用方法を熟知しており、不定形やいびつな形状の土地でも有効に活用する手段を知っています。
したがって、そのような土地の所有者が、自身で販売に手間取ることを避けるためにも、土地買取を選択するのが有効と言えます。
立地条件・環境が悪い土地を手放したい方
立地条件や環境が良くないと評価される土地も、一般の市場では売却が難しいとされます。
それは、これらの要素が土地価格や購入意欲に大きく影響を与えるからです。
しかし、不動産業者による土地買取なら、このような土地でも買取を検討してくれる場合もあります。
業者は、立地の悪さを補う開発や再開発の可能性を視野に入れ、長期的な投資対象として見ています。
なので、立地条件や環境が悪い土地を手放したい方にとっては、土地買取は良い選択となります。
埋没物がありそうな土地を売りたい方
埋没物が存在する可能性がある土地は、その発掘や処理にコストがかかるため、売却が困難となるケースが多々あります。
しかし、不動産業者の土地買取では、そのような問題も一定の評価のもとに買取が行われます。
不動産業者は、埋没物の存在やその後の処理についての経験と知識を有しています。
それらの情報をもとに、適切な価格設定と売却が可能です。
そのため、埋没物がありそうな土地を売りたい方にとって、土地買取は理想的な解決策になります。
瑕疵・事故物件にあたる土地を手放したい方
瑕疵がある土地や事故物件は、その状況が一般の購入者を遠ざけ、売却が難しくなることが多いです。
しかし、不動産業者による土地買取は、そのような土地でも適切な評価を元に買取を検討します。
業者は、事故物件や瑕疵物件の取扱いに関する豊富な経験と専門的な知識を持っているため、適正な価格での買取が可能です。
これらの状況を抱える土地の売却を検討している方にとって、土地買取は一つの適切な解決策と言えます。
土地買取に関するよくある質問Q&A
土地の買取業者を決める際は、様々な点に注意する必要があります。
土地買取に関するよくある質問をしっかりと理解して、実際に売却する際の参考にしてください。
おすすめの土地買取業者は?
土地の種類や状態によっておすすめの土地買取業者は異なります。
信頼性を重視するなら大手の土地買取業者、相談をしながら売却したい人は地元密着企業がおすすめです。
ただし、土地買取業者を利用する際は、必ず事前に相場を調べておき、依頼した業者の価格が適正価格かどうか確認するようにしましょう。
家買取におすすめの業者ランキング!一戸建て空き家の高額買取が見込める大手を徹底比較
土地を高く買い取ってもらうコツは?
土地を高く買い取ってもらう一番のコツは合い見積もりです。
複数の不動産業者に買取査定をしてもらうことで、買取業者の中で価格競争が生まれ高値で売却することができます。
合い見積もりする際は、不動産一括査定サイトを利用することで、一度の申し込みで複数の業者から見積もりをもらうことができます。
土地買取の流れは?
土地買取を利用する際も不動産売却と同じで、まずは買取相場を事前に調べておくことが大切です。
その後は、次の流れで売却することができます。
- 土地買取業者を探す
- 買取査定を依頼する
- 買取金額の交渉
- 売買契約の締結
- 物件引き渡し・決済
共有名義の土地を買い取ってもらうにはどうしたらいい?
原則、共有名義になっている土地を仲介売買・業者買取のいずれかで売買する際は、共有者全員の同意を得てから行う必要があります。
なお、自分の持ち分を売却するときは、共有者全員の同意は不要です。
土地の買取を断られることはある?
不動産会社によっては、土地の買取を拒むケースもあります。
会社側も買い取った土地を活用して利益を生み出さなければならないため、買い取る意味がありません。
しかし、買取を断られた土地でも、別の会社に買取依頼をしたら、買い取ってくれるケースもあります。
土地の買取を行うときは、必ず複数の会社に相談を持ち掛けましょう。
買取前に土地の測量は済ませておくべき?
土地の買取前に、測量を行うことは義務化されていません。
しかし、測量を行わずに土地の買取を行ってしまうと、隣家の私有地を巻き込んだ状態で売却してしまうというトラブルを起こす可能性があります。
測量を行えば、このわぅなトラブルを未然のモノにできるなど、様々なメリットがあります。
義務ではないにしろ、買取を検討しているなら、査定前に測量を行っておくのがベストです。
自分にあった土地買取業者をみつけるのが成功の近道
土地買取を依頼できる業者は多数存在しますが、その全てが優良業者という訳ではありません。
買取は仲介売買と異なり、取引に関する情報が外に漏れません。
これは周囲に隠して売りたい方にはメリットですが、万が一相手が悪徳業者だった場合に気づきにくいというリスクも存在します。
まずは複数社の査定額や実績を比較して、最適な土地買取業者を見つけ出すことが、何よりも重要です。