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戸建て売却

家査定を無料で頼むにはどうすればいい?家査定を無料でできるサイト・アプリと利用時の注意点

家 査定 無料
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家査定を無料で受けられるサービスはたくさんあります。

家売却の第一ステップは家査定ですが、無料で受けられれば手続きにかかる費用を節約できますよね。

とはいえ、無料という理由だけで適当に選んだ会社に家査定を依頼するのは危険です。

家査定が無料で依頼できる点だけに着目すると、結果として大きな損失を被る可能性も無視できません。

賢く無料の家査定を依頼するからには、良いサービスを利用したいですよね。

この記事では無料で家査定ができるおすすめのサイトやアプリを11項目挙げ、それぞれの特徴を詳しく解説します。

また家査定を無料で利用する上でのポイントや、家査定を無料で受けられる理由など、役立つ情報が満載です。

最後まで目を通して、無料の家査定を賢く活用しましょう。

実家査定のコツ!売却査定の注意点と依頼方法・ポイントを徹底解説

完了まで60秒!大手不動産会社の売却価格をスピード査定
Contents

家査定を無料で依頼するには不動産一括査定サイトがおすすめ

家の無料査定は様々な方法で行えますが、中でも不動産一括査定サイトがおすすめです。

不動産一括査定サイトは、一回の登録で複数の不動産会社に査定を依頼することができます。

複数の不動産会社に査定してもらうことによって、売りたい物件の市場相場を理解出来ますし、高値で売ってくれる不動産会社も見つけることができます。

最適の不動産会社に仲介を依頼できるので利用を検討してみてください。

土地査定は無料で出来る!コスト0で相場を自分で調べる方法と査定方法・注意点

無料で家の査定ができる4つのツール

無料で家の査定ができる4つのツール

家の査定額を無料で算出する方法には、多種多様な手法が用いられていますが、中でも、自動シミュレーター(AI査定)、査定アプリ、匿名査定、不動産一括査定サイトの4ツールは、査定額を瞬時に出してくれる画期的ツールです。

ここでは、各ツールの特徴を簡単に解説します。

自動シミュレーター(AI査定)

自動シミュレーターは、専門知識を有した方が査定を行うのではなく、算出方法を学習したAIが査定額を出してくれるツールです。

AI査定とも呼ばれており、必要事項を入力するだけで瞬時に査定額を算出してくれるので、現状の査定額を知りたいときや査定相場額の範囲を知りたいときに活用できます。

ただし、算出される査定額の多くは、過去の売却事例を参照して出した概算です。

つまり、家のグレードや特徴の評価額を踏まえていないため、人為的に行う査定とは数百万円の開きが生まれます。

査定アプリ

査定アプリは、スマホにインストールすることで査定が行えるツールです。

形式上、前述したAI査定のアプリバージョンと考えていいでしょう。

特徴は、AI査定と同じく、査定を行う物件種別と間取り、土地面積などの情報を入力することでAIが査定額を自動算出してくれます。

またをアプリ利用する際、個人情報の入力が不要なので、基本匿名で査定額のリサーチが行えます。

ただし、算出される査定額は過去の売却事例を基にして出した概算になります。

正確な査定額を出すには、専門知識を有した方を自宅に招いた訪問査定で査定を行うことです。

匿名査定

匿名査定は、個人情報の入力を行わずに査定額を算出することができるツールです。

査定はAIではなく、専門知識を持った方が送られた情報を基に市況や経済状況、過去の売却データなどの各資料を参考に査定してくれるので、AI査定よりも相場に近い価格を出してくれます。

送信された結果の中で、気になる会社があれば、そのまま訪問査定の依頼を出すこともできます。

不動産一括査定サイト

不動産一括査定サイトは、家の築年数や土地面積、間取りなどの情報を一度入力すれば、複数の不動産会社に査定依頼が送れるツールになります。

一度の入力で送信できる査定依頼数はツールによって異なりますが、6~最大10社もの会社に査定依頼の申し込みができます。

ただし、不動産一括査定サイトから送られてくる査定結果は、AI査定や匿名査定とは違って、瞬時に査定結果が出るというわけではありません。

あくまで、不動産会社とマッチングができるツールになるので、査定額のみを知りたいという方であれば、AI査定や匿名査定を用いるのがいいてしょう。

また査定結果を会社側が送ってくれたら、そこと契約をしなければならないという決まりはありません。

家査定が無料でできるサイト・アプリ12選

所有する家を売却するなら、まずは査定を行っていくらで売れるのかを知ることから始めるのが、売却活動の第一歩です。

しかし、いきなり不動産会社に査定依頼を出すと、向こう側に売却の主導権を握られてしまう可能性があります。

そうならないためにも、まずはAI査定や不動産一括査定サイトなどのツールを用いて査定額の大まかな価格を把握することから始めましょう。

ここからは、無料で家の査定額が算出できるおすすめのツールを1つずつ紹介していきます。

今回は家査定を無料でしたい方におすすめのツールとして、以下の12項目を厳選しました。

サービス名 公式サイト 査定可能件数 査定結果の正確さ 査定のスピード 対象の物件種別 対象エリア
すまいValueすまいValue 最大6社 戸建て住宅
分譲マンション
土地
ビルなど
全国
おうちクラベルおうちクラベル 最大15社 戸建て住宅
分譲マンション
土地
全国
サテイエサテイエ
最大6社 一戸建て・マンション 全国
HowMA(ハウマ)ハウマの公式サイト 最大6社 一戸建て・マンション 全国
10秒でDo10秒でDo 土地・一戸建て・マンション 全国
HOME4UHOME4Uで査定を依頼する流れ 最大6社 戸建て住宅
分譲マンション
土地
全国
SUMiTAS スピード査定スミタス 戸建て住宅
分譲マンション
土地
全国
LIFULL HOME’S匿名査定LIFULL HOME’S 匿名査定 最大10社 戸建て住宅
分譲マンション
土地
投資用物件など
全国
REINS (レインズ)REINS (レインズ) 戸建て住宅
マンション
土地
全国
イエウールイエウール
最大6社 戸建て住宅
分譲マンション
土地
ビルなど
全国
REGuide(リガイド)REGuide(リガイド) 最大10社 戸建て住宅
分譲マンション
土地
全国
リビンマッチリビンマッチ不動産買取 最大6社 戸建て住宅
分譲マンション
土地
ビルなど
全国

※2024年10月16日時点

家査定が無料でできるサイト・アプリ12選
  1. すまいValue
  2. おうちクラベル
  3. サテイエ
  4. HowMa
  5. 10秒でDo
  6. HOME4U
  7. SUMiTAS スピード査定
  8. LIFULL HOME’S 匿名査定
  9. REINS (レインズ)
  10. イエウール
  11. REGuide(リガイド)
  12. リビンマッチ

①すまいValue

すまいValue

すまいValueは、不動産業者の最大手6社が運営を務める不動産一括査定サイトです。

査定依頼ができる会社は、運営を務めている大手6社を含め、地元のことを知り尽くしている地域密着型の不動産会社に査定依頼を出すことができます。

また入力フォームにて、査定したい住宅の情報を入力すれば、査定額と、売却推移、坪単価などが把握できます。

すまいvalueで大手6社に不動産一括査定!実際に利用した方の評判・口コミ

②おうちクラベル

おうちクラベル

おうちクラベルは、物件の種別と所在地を選択するだけで、すぐに査定額が分かります。

不動産会社への査定依頼もAI査定価格の確認も無料で行える、心強いサービスが魅力。

おうちクラベルの提携不動産会社は、実績が豊富な優良企業ばかりです。

大手から地元密着まで、幅広い不動産会社に依頼できるので積極的に利用したいですね。

東証プライム上場企業のSREホールディングス株式会社が運営している安心感もポイントです。

③サテイエ

サテイエ

サテイエは、株式会社SARUCREWが運営する不動産売却及び査定サービスです。

このプラットフォームは、利用者が自身の不動産情報を入力することにより、条件に合った最大6社の不動産会社を短時間で紹介する機能を有しています。

サテイエの大きな利点は、その迅速な査定比較プロセスであり、わずか30秒で複数の不動産会社の査定を比較することが可能です。

また、築年数が古い物件や特殊な条件の不動産でも対応しており、相続など複雑なケースにも適切なサービスを提供します。

サテイエは査定価格の透明性を重視し、利用者が納得のいく価格での売却をサポートします。

④HowMa

HowMa(ハウマ)

HowMaは、物件種別と築年数、所在地などの情報を入力することで査定額が算出できるAI査定ツールです。

利用には、連絡が付くメールアドレスの入力家、TwitterまたはFacebookとの連携を取ることとで、査定額の算出が閲覧できます。

閲覧できる情報は、大まかな査定額のみならず、今後の売却推移と周辺エリアで売却されている競合物件の情報、そしてその地域での売却を得意としている不動産会社の紹介など、売却活動を行っていく上で役に立つ情報を提供してくれます。

⑤10秒でDo

10秒でDo!

「10秒でDo!」は、物件所在地と築年数、土地面積、間取りなどの物件情報を入力することで査定額を算出してくれる査定アプリです。

利用するには、お手持ちのスマホにアプリをダウンロードして、連絡が取れるメールアドレスなどの個人情報の入力を行わなければ利用できませんが、入力した情報が不動産会社に流出することはありません。

基本的には、匿名制で査定額が算出できる査定アプリになります。

⑥HOME4U

HOME4U

HOME4Uは、NTTデータグループが運営を務めている不動産会社の総合サイトにして、一括査定が行えるサイトです。

査定対応範囲は47都道府県すべてに対応しており、戸建てからマンション、土地などあらゆる物件種別に対応をしています。

また査定依頼の他に、エリア別で過去の売却事例の確認も行えます。

HOME4Uの本当の評価とは?口コミ・評判とメリット・デメリットを徹底解説

⑦SUMiTAS スピード査定

SUMiTAS スピード査定

SUMiTAS スピード査定は、仲介売却と業者買取のいずれかを行った際にかけられる査定額の算出を同時に出してくれるAI査定です。

個人情報の入力を不要とする完全匿名制を採用しているので、おおよその査定額を取りたい方におすすめのツールです。

⑧LIFULL HOME’S 匿名査定

LIFULL HOME’S 匿名査定

LIFULL HOME’Sの匿名査定もまた、個人情報の入力なしで査定額の算出が行えるAI査定ツールの1つです。

物件種別と所在地などの情報を入力するだけでおおよその査定額が算出できるうえ、より細かい情報を知りたいときは、連絡1本で詳細な解説を会社側から聞くことができます。

⑨REINS (レインズ)

REINS (レインズ)

REINS (レインズ)は、国交省指定の不動産流通機構が運営を務めている公的な不動産一括査定サイトになります。

当サイトにて管理・掲載されている物件のすべては、REINSに登録されているものばかりです。

なので、REINSを活用して売却相場価格を調べれば、正確な市況が分かるといってもいいでしょう。

⑩イエウール

イエウール

イエウールは、大手不動産会社から地元密着型の不動産会社に査定依頼が遅れる不動産一括査定サイトになります。

連携を組んでいる不動産会社の多くは、実績と信頼が厚いところばかりですが、担当者の対応が粗悪であったり、実績に見合わず、クレームが多いと提携を破棄するなど、手厳しい提携システムを採用しています。

⑪REGuide(リガイド)

REGuide(リガイド)

REGuideは、大手から地域密着型の不動産会社、計800もの会社を対象に最大10件まで一括査定が行えるサイトです。

一度の入力で最大10社から査定結果が得られる反面、受け取り毎の対応が少々大変になります。

⑫リビンマッチ

リビンマッチ
リビンマッチは、東証マザーズ上場企業のリビン・テクノロジーズ株式会社が運営を務めている不動産一括査定サイトです。

上場企業が運営を務めているということから、年間約1万もの査定依頼と資料請求が寄せられるほどの信頼と実績を持っています。

査定では、仲介売却、業者買取の2方法を含め、リースバック方法など、様々な売却方法を選択した際の売却価格を算出してくれます。

無料の不動産一括査定サービス「HOME4U」の使い方

ここでは、実際に不動産一括査定サイトである「HOME4U」の使い方を4つのステップに分けて詳しく解説します。

詳細な解説に入る前に、一括査定サービス「HOME4U」は、以下の流れに沿って使用していきます。

「HOME4U」の使い方

  1. 査定対象があるエリアを選択
  2. 物件情報を入力する
  3. 机上査定・訪問査定のいずれかを選ぶ
  4. 連絡先の入力

Step①:査定対象があるエリアを選択

査定対象があるエリアを選択

手始めに「HOME4U」にアクセスします。

アクセスできたら、「不動産売る」「土地を活用する」「家を建てる」など、6つの選択項目から利用目的に該当するものを選びます。

住宅の売却を検討している方は、オレンジの「不動産を売る」をクリックします。

以下のページに切り替わったら、査定額を調べる物件があるエリアを選択していきます。

売却査定

Step②:物件情報を入力する

物件情報を入力する1

上記画面になったら、査定を依頼する物件種別を選んでいきます。

なお、画面上に出ているもの以外の不動産を査定する場合は、「その他の種別」をクリックすると6種類の不動産が追加表示されます。

物件情報を入力する2

物件種別を選択したら、実際に物件がある所在地と物件の情報を入れていきます。

入力する物件の情報

  • 延べ床面積
  • 土地面積
  • 間取り
  • 築年数
  • 現在の物件状況
  • あなたと物件の関係

Step⓷:机上査定・訪問査定のいずれかを選ぶ

机上査定・訪問査定のいずれかを選ぶ1

物件情報を入力したら、当サービスを利用した目的と机上査定・訪問査定のいずれかを選びます。

売却を検討されている場合は、机上査定(簡易査定)を選ぶのが無難です。

Step④:連絡先の入力

連絡先の入力

最後に、査定結果を受け取るための連絡先を入力していきます。

以降は、査定依頼を出す会社を選択して、査定結果が送られてくるのを待ちます。

より、詳細な査定結果を知りたい場合は、訪問査定を依頼すると、正確な情報が得られます。

無料不動産一括査定サイトを選ぶポイント5選

家の査定を複数依頼すると言っても、不動産一括査定サイトが複数あるのでどれが自分に合っているかわかりにくいですよね。

これから不動産一括査定サイトを選ぶポイントを解説するので「どのサイトを使うか迷っている」人は参考にしてください。

①提携を組んでいる不動産会社の数

不動産一括査定サイトを選ぶうえで押さえておきたい1つ目の指標として、提携を結んでいる不動産会社の数に注目してみましょう。

サイトによっては、提携社数や掲載社数などとも呼ばれています。

つまるところ、不動産一括査定サイトを運営している会社と契約している会社の数で、査定依頼が出せる会社の数です。

提携社数が多ければ多いほど、出会いの場数があるだけじゃなく、「提携社数=信用できるサイトかどうかの1指標」として見定めることができます。

また、不動産会社の中には、提携先を厳選しているところもあります。

例えば、大手不動産会社を中心に査定してもらいたいと考えている方や、老舗の不動産会社に依頼したいと考えている方は、提携社数ではなく、提携を結んでいる会社の特徴やサイトの傾向を見てから選ぶのが得策です。

②提携を組んでいる大手・中小規模の不動産会社のバランス

当然ながら不動産一括査定サイトごとに、提携を結んでいる不動産会社の数は異なります。

ここで注目しておきたいポイントは、サイトと提携を組んでいる手・中小規模の不動産会社のバランスです。

初めて不動産売却を行われる方の中には、過去の実績やブランド力などを総合的に見て大手に依頼した方がいいと思っている方もいれば、中小は大手に比べてブランド力が低く査定額に信ぴょう性が持てないという方もいます。

しかし、その考えは大きな間違いであり、中小規模の不動産会社の中には、大手に引けを取らない実績を有している会社もあります。

不動産売却を依頼する会社を選ぶときは、会社規模に固執せず、大手・中小それぞれの強みや得意な物件種別・エリアなどを見比べて選ぶのがベストです。

そのうえで、大手と中小規模の不動産会社とバランスよく提携を組んでいるかどうかの確認が大事な要素になってくるのです。

③査定依頼に対応しているエリアの広さ

不動産一括査定サイトの大多数は、日本全国の市区町村に対応しています。

しかし、日本全国に対応しているとはいえ、サイトによっては、一部の地方都市に限り対応していないケースもあります。

また地方都市に対応していたとしても、首都圏や都市部に比べて依頼できる不動産会社の数が指折り数える程度しかない場合もあります。

よって、首都圏や都市部以外の場所にある物件の売却を行う際は、査定依頼対応可能エリアの広さという点に注目してサイトを利用していきましょう。

④対応している物件の数

不動産一括査定サイトは、サイトによって対応している物件や対応していない物件が異なります。

地域によっては不動産会社が登録されておらず、査定を依頼出来ない可能性もあります。

対応物件を確認する事によって、不動産一括査定サイトの幅広さを確認できるので、家の査定依頼だったとしても対応物件を確認しましょう。

⑤一括で依頼できる業者の数

不動産一括査定サイトは、サイトによって依頼できる最大数が決められています。

最大5社まで依頼で出来る所もあれば、最大10社まで査定できる所もあるので、どのくらい依頼したいかでサイトを絞り込みましょう。

ただし5社以上の査定依頼は、売主の対応が大変になってしまうので、特段理由がなければおすすめできません。

家の無料査定を依頼して売却するまでの流れ

「家の無料査定が利用しやすいお得なサービスと分かったけど、どうやって進めていくの?」と疑問に思う人もいますよね。

これから家の無料査定を依頼して家を売却するまでの流れを紹介します。

初めての方でもわかりやすく説明しているので、これから無料査定を依頼しようと検討している人は参考にしてください。

Step1.一括査定サービスに登録

まず、無料で複数の不動産会社に査定してもらえる一括査定サービスに登録します。

近年一括査定サービスは増加しており、様々なニーズに対応してくれるものがリリースされています。

自分の目的にあった一括査定サービスを見つけて登録しましょう。

基本的に登録方法は同じで、売りたい家の基本情報と個人情報を入力すれば登録が完了します。

一括査定サービス側が、優良不動産会社と自動でマッチングしてくれるので、利用者も安心して不動産会社を選べます。

一括査定サービスによって異なりますが、大体最大6社~10社まで不動産会社を選ぶことができます。

不動産会社を選ぶポイントとしては、知名度だけで選ぶのではなく中小企業・大手企業とバランスよく選ぶことが重要です。

不動産会社を選んだ後は、選ばれた不動産会社が机上査定して査定額を提示してくれます。

不動産一括査定サービスによっては訪問査定もおこなってくれるケースもあります。

Step2.査定価格を比較する

複数の不動産会社が査定結果を出してくれるので、各価格や内容を比較しましょう。

査定価格は不動産会社によって異なり、得意物件の不動産会社が価格を高く提示している傾向にあります。

しかし高い査定額を提示されたからといって「すべて信用するのはちょっと…。」となる人もいますよね。

査定額だけでなく、様々な観点から最適の不動産会社を見つけたい人は、同じ質問を複数の不動産会社にして対応や査定価格の内訳を聞きましょう。

人によっては「中小企業の方が親身にサポートしてくれそう!」と感じる人もいるので、企業名だけで判断するのはやめましょう。

Step3.選んだ不動産会社を交渉

仲介を依頼する不動産会社を決めた後は、不動産会社と媒介契約を結びます。

媒介契約は不動産売却のサポートを不動産会社が行っていく契約書で、サポートに関する規約等も契約する時に確認します。

また媒介契約は3種類存在します。

  • 専任媒介契約
  • 専属媒介契約
  • 一般媒介契約

専任媒介契約・専属媒介契約は不動産会社1社と契約を結ぶもので、選んだ不動産会社から手厚いサポートを受けられます。

一般媒介契約は複数社契約を結ぶことができるので、売却予定の物件に高い価値がある場合などにおすすめです。

Step4.売却活動開始

不動産会社との契約が締結されれば、契約に基づいて不動産会社が売却活動に入ります。

この時、不動産会社の売却活動が締結した契約通りに行われているか確認してください。

後々のトラブルを避けるためにも、こうした点を見落とさないようにしましょう。

なかなか買い手が見つからない場合には、売出価格の見直しなども検討してください。

購入希望者のなかに条件があう人が見つかれば、はれて売買契約の締結となります。

家査定を無料で依頼する前のチェックポイント5選

家の無料査定を選ぶ際のポイントについて紹介していきます。

どのサービスを利用するか、どの業者に査定を依頼するかによって家の査定額は大きく変化します。

損をしないためにもしっかりとポイントを把握した上で査定の依頼をするようにしましょう。

①評判の良い不動産会社を選ぶ

良質なサービスを提供する不動産会社は、顧客からの評判が良いことが多いです。

口コミやオンラインレビューを通じて、その会社がどのような評価を受けているかを確認しましょう。

合わせて、提供しているサービスが細かい要望にも対応できるや、迅速な対応ができる、さらに査定価格が公正であるかなどの点も見てみましょう。

評判の良い会社を選ぶことで、安心して家の無料査定を依頼できます。

②査定実績が豊富な会社を選ぶ

不動産の価格は、場所や建物の状態、市場の動向など様々な要素によって影響を受けます。

豊富な査定実績がある会社は、これらの要素を正確に把握し、適切な価格を算出する能力があると言えます。

また、多くの物件を査定してきた会社は、それぞれの物件に対する適切なアプローチ方法を知っています。

このため、査定実績が豊富な会社を選ぶと、より公正で正確な査定が期待できます。

③複数の不動産会社に査定依頼する

一つの不動産会社だけに依頼するのではなく、複数の会社に依頼することで、より良い結果を得ることが可能です。

これは、各社で査定基準や計算方法が異なり、結果的に提示される価格が変わる可能性があります。

また、比較することで、より優れたサービスを提供する会社が見つけられます。

結果として、最も適切な価格とサービスを提供する会社と契約できます。

④査定費用が無料であるか確認する

不動産の査定を依頼する際、最初に確認すべきはその費用です。

一部の会社では、査定自体に費用が発生する場合もあります。

しかし、多くの場合、無料で査定を行っている会社があります。

そのため、依頼をする前に、査定費用が無料であるかどうかを確認しましょう。

また、その他に隠れた費用がないかも一緒に確認すると良いです。

⑤査定員の質を確認する

査定の結果は、査定員の経験や知識、技術に大きく依存します。

質の高い査定を行うためには、市場動向の理解、物件の状態の把握、地域特性の理解などが求められます。

また、正確な査定だけでなく、丁寧な説明やアドバイスも重要です。

そのため、査定を依頼する前に、その会社の査定員の資格や経験、評判を調査しましょう。

家査定を無料で受ける際の注意点14選

不動産査定で、全部の手続きを不動産会社に任せるのは危険です。

不動産査定を成功させるには、しっかり準備をすることと、信頼できる会社を取捨選択すること、売却を見越すことが重要になります。

ここからは、不動産査定を依頼するうえで気を付けておくこと1つずつ紹介していきます。

①不動産査定に必要な書類を事前準備しておく

不動産査定を依頼する段階では、特に提出が必須な書類はありません。

ただ、依頼者しか知らない不動産情報は業者にできるだけ共有しておくほうが、査定の精度は高まります。

また、今後必要な書類も査定時に準備しておけば、その後スムーズに手続きを進めることができます。

査定時に準備しておくほうが良い書類は、こちらの14種類です。

名称 内容
公図 法務局にある土地の図面。形状、地番、接道などが分かる。インターネットからも取得可能
土地の測量図 法務局にある土地の形状、面積、測量方法などが記載された図面
建物の図面 パンフレットや設計図、リフォーム図など、建物内の構造がわかるもの
不動産の周辺環境がわかるもの 主に最新の鳥観図など
購入時の売買契約書 どんな条件で契約したかを示す書類
建築確認済証または検査済証 物件内を検査していれば業者からもらうことができる。建築基準法に則った物件であることを示せるので、提出すれば成約率が上がる
建築設計図書または工事記録書 法的な証明力はないが、設計・工事がどうおこなわれたか知ることができるので重宝する
境界確認書 土地の境界線を定めた書類。そもそもなかったり、実情に即していない場合は新たに測量をする必要がある
住宅性能評価書 住宅の性能を数値で表したもの。国交省の認可を受けているので証明力がある
耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書 別途検査を依頼した時に受け取っている報告書。最新のものであるほど評価が高い
固定資産税納税通知書または固定資産税評価証明書 本人名義で物件を所有しているなら、毎年送られてくる。納税額の確認や評価額・登録免許税の算出に使うことができる
リフォームの契約書・報告書 今までにリフォームをしたことのある場合は提出が必要。これがないと適切に査定評価をすることができない
管理費・修繕積立金の記載書類 マンションの場合は管理組合に問い合わせればもらえる。これが高額すぎると査定評価は落ちる
管理組合規約 ペット飼育・喫煙・同居の可否などを定めたマンションの規約

②今後の売却プラン・修理の必要性を不動産会社へ確認

不動産査定額はあくまで現時点のもので、欠陥をリフォームしたりすれば査定額は上がる可能性もあります。

中古の不動産を売却する際は手を加えずそのまま売ってよいことになってはいます。これはリフォームにお金をかけても、コストを回収できる可能性が低いからです。

ただ、売れるか売れ残るかの瀬戸際にいる物件なら、業者と相談の上で簡易リフォームをしてしまったほうが良いです。

リフォームを含め、今後どう売却していくかのプランは、不動産会社によっても異なります。

査定額とともに、プランの確認もしっかりおこないましょう。

③不動産会社が不具合をどう評価しているか確認

最初は完璧な家だったとしても、人が1年住めばどこかしらに欠陥が出てくるものです。

フローリングの傷や壁の凹みを厳しくチェックする業者もいれば、多少の欠陥は気にしない業者もいます。

また、築年数が古すぎる場合などは不動産会社に売ることを拒否される可能性もあります。

不動産の欠陥をどう評価するかは、実際に業者と相談しないとわからないことです。

一度売却を拒否されてもあきらめず、別の業者へ相談してみましょう。

④複数社に査定依頼をする

査定額はあくまで「うちの会社ならこれくらいで売れる」という不動産会社の私見であり、同じ計算式で算出している訳ではありません。

そのため、不動産会社によって査定額はバラバラになります。

逆に言えば、複数社に査定を依頼して価格を比較すれば、高く売れる可能性は上がりますし、信頼できる/できないの基準もわかってきます。

複数社への査定依頼は、後述する不動産一括査定サイトを利用するとスムーズです。

⑤査定依頼先からの連絡が営業かどうか確認する

不動産会社に査定を依頼する際は、メールアドレスや電話番号を共有しますが、査定を依頼した後に向こうから連絡が来るケースがあります。

不動産会社は、内容確認や今後のスケジュール確認の意図で連絡することが多いですが、中には強い営業をかけて無理やり契約をとろうとする会社もいます。

現在、不動産会社には以下のような法律が適用されるため、過度な営業は刑罰の対象になります。

刑罰の対象になる営業方法

  • 勧誘するときは勧誘する側の身元を明らかにして行わなければならない
  • 相手が売却の意思を示さないにも関わらず、勧誘を継続してはいけない
  • 迷惑だと感じさせる勧誘はしてはいけない
  • 相手が売却の意思を示さないにも関わらず、勧誘を継続してはいけない

しつこい営業電話がかかってくる場合は、放置せず、以下のような手段に出ましょう。

しつこい営業を回避する方法

  • 曖昧な回答をせずキッパリ拒絶する
  • 会社の上司に断ってもらう
  • 専門機関へ相談する
  • 不動産会社の監督官庁に相談する
  • 着信拒否に登録する
  • 電話を解約する

それでもしつこく営業してくる場合は、向こうが非正規の悪徳業者や、不動産屋になりすます詐欺団体の可能性もあります。

まずは免許番号を調べて正規かどうか確認し、その上でこちらのような機関に相談しましょう。

機関名 相談窓口の連絡先 受付時間
公共財団法人 不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター) 03-5843-2081 9:30〜16:00(土日祝、年末年始除く)
宅地建物取引業協会 各都道府県ごとに異なる
公益社団法人 全日本不動産協会 03-5338-0370 13:00〜16:00(土日祝、年末年始除く)
消費生活センター・国民生活センター 0570-064-370 各都道府県ごとに異なる
法テラス(日本司法支援センター) 0570-078374 【平日】9:00〜21:00
【土曜】9:00〜17:00
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル) 0570-016-100 10:00~17:00(平日のみ)

悪徳業者への対処法は、こちらに詳しくまとめています。

⑥リフォーム・リノベーションは行わない

築古の物件を少しでも高く売ろうということで、多額の資金を投じてリフォームやリノベーションを行って、査定額の引き上げを狙う方がいます。

しかし、これらを実施しても査定額が上昇するという保障はなく、むしろ元が取れず、赤字を招く結果で幕を閉じることとなります。

築古でも現状を維持したまま必要最低限の掃除を行ってから、査定依頼をした方がいい結果を招くことがあります。

またリフォームやリノベーションが行えるだけの資金を持ち合わせているのなら、リフォーム・リノベーションを特典にしたセットプランとして売りに出す方がいいでしょう。

⑦査定額=売却価格にはならない

AI査定や訪問査定を通じて算出した査定額が、そのまま売却価格として市場に出ることはありません。

価格の決定権は、売り手に委ねられているので、売却価格を自由に設定することができます。

しかし、売却する以上、買い手がつかなければいつまでも手元に残るうえ、修繕管理・維持費用が掛かってきます。

買い手が付きやすいようにするためにも、周辺で売られている物件の売却価格の相場額を参照しながら慎重に査定額を決めるのが最善です。

その時に出す金額は、査定したときの金額よりも低くなっているケースが多いです。

⑧査定依頼を出す前に売却価格の相場を調査しておく

複数の不動産会社に査定依頼を出すと、100万円単位の差で査定額を提示してくれます。

また依頼した会社の中には、契約欲しさに的外れな査定額を提示してくれる会社もいます。

査定額が高いに越したことはありませんが、前述したとおり、査定額が売却価格になるという保障はありません。

納得がいく形で売却を行うためにも、査定依頼を出す前にAI査定や過去の売却事例を参考に査定額の指標、相場価格を把握しておきましょう。

例えば、類似する条件を持つ物件が2,000万円で取引されていたら、おおよその相場価格が2,000万円前後であることが分かります。

ただし、過去の取引状況と現在の取引状況がイコールの関係ではないので、可能な限り、複数の売却事例を収集して、平均的な成約価格を把握しておきましょう。

⑨物件の良し悪しを包み隠さず伝える

売却を検討している物件のいいところ・悪いところを、一番理解しているのは売主自身です。

物件を売却しようと思った経緯や動機、物件の住み心地、過去に行ったリフォームや修繕履歴、耐震補強工事などの経歴を伝えておくと、査定額の向上につながる可能性があります。

またいいところに限らず、悪いところも伝えましょう。

悪いところを伝えれば、査定額が下がると思う人もいますが、伝えておくことでいくつかのトラブルを回避することができます。

例えば、売主には物件の売買取引が成立してから約3ヶ月もの間、瑕疵担保責任を負う必要があります。

この瑕疵担保責任を負っている間に、記録にはなかった瑕疵が見つかったときに発生した修繕費を負担しなければならないというもので、最悪の場合、契約そのものを破棄することもあります。

加えて売主には、雨漏り、シロアリ被害、壁や床の大きな傷、設備の故障、漏水などの瑕疵を報告しなければならない義務があります。

⑩価格だけを知りたいときは匿名・AI査定を活用する

住宅の無料査定を依頼する際、単にその価格を把握したいだけなら、匿名・AI査定を利用しましょう。

これらサービスは、一部の不動産サイトやアプリで提供されており、所在地、築年数、床面積などの物件の情報を入力するだけで大まかな査定額が把握できます。

これにより、個人情報を提供することなく、安心して物件の価値を把握することができます。

しかし、AI査定はあくまで参考値であるため、正確な査定額を知りたい場合は、不動産会社に直接査定を依頼するべきです。

⑪大手・中小問わず平等に比較する

物件査定の依頼にあたっては、大手だけでなく中小の不動産会社も視野に入れることが大切です。

それぞれには得意とする分野や地域知識、ネットワークがあり、全ての会社が同じ価格を提示するわけではありません。

一見、大手特有の信頼と安心感が得られますが、中小企業も地域密着型で詳しい市場知識を持つことが多く、時には大手よりも高い査定価格を出すこともあります。

したがって、複数の会社に依頼して比較検討しましょう。

⑫査定額だけで業者を選ばない

家を売却する際、査定額だけが全てではありません。

もちろん、高い価格を提示してくれた会社を選ぶ誘惑はありますが、それだけが選択基準になるべきではありません。

不動産会社の信頼性、取引実績、アフターサービス、専門家との対応等も重要な視点です。

例えば、高額な査定を出してくれたとしても、その後のサポートが十分でなければ、結果的には売却価格が低下する恐れがあります。

したがって、全ての側面を考慮して業者を選びましょう。

⑬住宅ローンが残っていないかチェックする

家査定を依頼するには、無料・有料に関わらず住宅ローンが残っていないかをチェックしましょう。

住宅ローンの返済が残っている住居の場合、売却する前にローンの返済を全て終わらせなければ、売却できません。

これは、住宅ローンを組む際に設定される抵当権を解除するためです。

通常、物件の売却契約において抵当権の抹消は売主の義務とされているため、売却前には未返済のローン残高を把握し、その全額を売却時に支払う計画を立てなければなりません。

売却価格が住宅ローンの残債を上回る場合は売却代金でローンを完済できますが、売却価格が残債を下回る場合は、差額を自己資金でカバーする必要があります。

ローン残高は以下の方法で確認できるので、忘れずにチェックしてください。

  • 金融機関のインターネットバンキング
  • ローン契約時に発行された返済予定表
  • 金融機関が毎年送付する残高証明書

⑭査定額の根拠を聞く

各不動産会社が提示する査定額は、会社の過去の販売実績に基づき計算されるため、会社によって査定額が異なる場合があります。

査定結果を受けたら、どのような理由でその金額になったのか、査定の背景を説明してもらいましょう。

さらに、もし仲介契約を結ぶことになった際の具体的な売却活動計画についても確認してください。

対象となる顧客層、広告の展開方法、売却活動を開始した後の進捗報告の詳細や頻度など、営業スタイルへの理解が深まります。

不動産の査定から最終的な売却までは時間がかかるプロセスです。

その間に査定の根拠や売却活動の具体的な内容を把握し、不動産会社が信頼に足るかどうかを慎重に評価するように心がけましょう。

家査定でチェックされるポイント

家の査定では、どのような点をチェックして査定額を算出するのでしょうか。

戸建て住居の場合、建物そのものの価値と土地の価値に分けて評価されます。

それぞれの査定のチェックポイントを見ていきましょう。

土地の査定基準

まずは土地の査定基準です。

今回は土地の査定でチェックされるポイントの例として、以下の3点を解説します。

  • 日当たり
  • 土地の広さや形状
  • 奥行や間口の広さ

日当たり

日当たりは多くの買い手が重視する要素です。

「周囲に高い建物がなく、日光の遮蔽がない」「東や南に面した道路がある」「角地であり、二つの道路が交差する位置にある」などが、良好な日当たりの条件として考えられます。

土地の広さや形状

一般的に土地が広いほどに活用の可能性が増すため、価値が高くなる傾向が強いです。

しかし、特定の用途地域では広い土地の評価が下がる場合もあります。

例えば「第一種低層住居専用地域」のようなエリアでは、たとえ充分な広さの土地であっても、商業施設の建設が許可されない場合があります。

このような地域は、住環境を守るために建物の高さに10メートルや12メートルの制限が設けられていたり、住宅や公共施設の建設以外は許可されないケースも多いです。

このため、土地が広いと道路の造成などで使えない部分が出てきてしまい、結果として価値が下がるケースもあります。

奥行や間口の広さ

道路に広く面した間口を持つ土地は、建物の配置や駐車スペースの配置に柔軟性が生まれるため、一般的に高く評価されます。

また、間口が広いと日照条件も向上するため、価値が上がりやすいです。

土地の奥行きについては、単に深いか浅いかという点よりも、間口との比率が評価の決め手となります。

例えば、間口が狭く奥行きが長い土地では、アクセスが難しかったり、建築計画が制限されたりする場合があるため、間口が広くて奥行きが比較的短い土地と比べて評価が下がるケースがあります。

建物の査定基準

続いては建物の査定基準についてです。

以下の項目を見てください。

  • 築年数
  • 内装
  • 外装
  • 周辺施設へのアクセスの良し悪し

築年数

家を査定する際、最初にチェックされるのは築年数です。

各住宅タイプには法定耐用年数が設定されており、たとえば居住用の木造建物)主に一戸建て(の耐用年数は22年、鉄筋コンクリート造(主にマンション)では47年です。

一般に木造の一戸建ては、法定耐用年数を基に考えると、築20年を超えるとその価値はほぼ無くなるとされます。

たとえ内装がきれいに保たれていても、築年数が経過すると見えない構造部分の劣化が進み、査定価格に影響を与える場合が多いです。

内装

部屋の清潔さ、不快な臭いの有無、快適に生活できる空間であるかも評価されます。

間取りの機能性、家具の配置が容易か、生活動線が効率的に設計されているかも重要です。

また、壁紙やフローリングの損耗状態も査定の際に重要な検討事項となります。

さらに、シロアリ被害の有無や水回り設備のグレードなど、日常生活が快適に送れるかどうかが細かくチェックされます。

外装

屋根や外壁のペイントが剥げているか、何か破損している箇所があるかも、不動産の査定でチェックされる要素です。

築年数が長い家では木部の腐食が見られる場合があり、査定価格にマイナスの影響を与えるケースがあります。

また、建物が大きく傾いている場合などは窓やドアの開閉に影響を及ぼすため、顕著な傾きがある家は売却そのものが困難になるケースもしばしばです。

周辺施設へのアクセスの良し悪し

土地や建物だけでなく、周辺施設へのアクセスも査定の際にチェックされます。

駅や学校、商業施設など日々の生活で利用する施設が近いほど査定額は上がりやすいです。

また、こうした施設が査定の段階で建っていない場合でも、開発計画があるエリアなどでは将来の利便性アップが考慮され、査定額が挙がる場合があります。

逆に開発計画がなく、人口が少ない、あるいは減少しているエリアでは、査定額が下がるケースも多いです。

家の無料査定と有料査定の違い

家の無料査定と有料査定の違い

「無料で査定出来るのなら、何で有料査定もあるの?」と疑問に思う人もいますよね。

確かに無料で査定をしてくれるなら、わざわざ有料の家査定を利用する必要はないと考えるのは自然なことです。

有料の査定と無料の査定は使い道が異なります。

家の売却を目的に査定をするのであれば、無料査定を利用しましょう。

有料と無料の違いを詳しく説明していきます。

家の有料査定

家の有料査定は、国家資格である不動産鑑定士が実施する査定となります。

資格を有している専門の業者が実施するものであるため、不動産の持っている本来の価格を査定してもらうことが出来ます。

不動産鑑定士によって査定されたものは、裁判の資料や相続問題の際に利用され、公的な証明書として利用することが出来ます。

遺産分割などを行う際は有料の査定が必要です。

「離婚で財産分与をしなければならない」という人や「複数の相続人で分割しなければならない」という人におすすめです。

査定をする物件によっても費用が異なりますが、15~30万円程の費用がかかるため不動産の有料査定は本当に必要な時に利用するようにしましょう。

家の無料査定

家を売却する目的で査定する際は、不動産業者や不動産仲介業者が実施してくれる家の無料査定うで充分です。

不動産一括査定サイトなら、一度の査定依頼で複数の不動産業者から査定をしてもらうことが出来ます。

無料で家の査定をしてくれるのは、査定依頼をしてくれる人は不動産の売買を考えていることから、不動産会社としては見込み客となるため無料で不動産の査定を行ってくれるわけです。

家の査定を無料で受けられる理由

家の査定を無料で受けられる理由

無料の家査定は不動産会社が行い、どのくらいで売却できるか算出してくれます。

不動産会社にとって無料の査定は、営業の一貫として行なっています。

査定結果を提示することによって、売主がそこの不動産会社で媒介契約を結ぼうと決めれば不動産会社の利益に繋がります。

査定してくれた不動産会社と媒介契約を結び売却が成功すれば仲介手数料を支払ますが、査定料金は含まれていないので安心してください。

家の無料査定に関するよくある質問

家の無料査定に関するよくある質問についてまとめてみました。

家の査定は長い人生の中でもそう何度も経験する事ではありません。

先人たちが家の無料査定をする時にどんなことを気にするのかを事前に確認しておくことで、失敗なくスムーズに査定をすることが出来ます。

  • 無料で査定をしてくれるのはどうして?
  • 他人名義の不動産も無料で査定できる?
  • 無料査定をしたらその会社に売らないといけないの?
  • 家の無料査定と有料査定の違いは?
  • 一括査定は信頼できるの?
  • 無料査定でトラブルになるケースはある?
  • ネット以外で無料査定を依頼する方法はある?
  • 無料査定で悪徳業者に騙されないための対策はある?

それぞれを詳しく見ていきましょう。

Q1無料で査定をしてくれるのはどうして?

不動産の査定は基本的には無料で対応してもらうことが出来ます。

これは、不動産の査定を依頼する人は将来的には売却を考えてくれる人、つまり不動産会社にとっては顧客となり得る可能性が高いためです。

不動産の売買をしてくれることで、不動産会社は収益を生み出すことが出来ます。

自分達の収益を上げるためにも無料で査定をしてくれます。

ただし、不動産の無料査定は査定を依頼する不動産会社によって査定価格に大きな変動があるため、裁判などに利用する資料としては向いていません。

しっかりとした不動産の査定価格が必要な場合は、国家資格である不動産鑑定士を有している企業・個人に有料で依頼する必要があります。

Q2他人名義の不動産も無料で査定できる?

他人名義の不動産を査定することも可能です。

ただし、不動産の売買をすることが出来る人、所有者から査定の依頼を代理で受けた場合に限ります。

見ず知らずの人が第三者の所有している不動産の査定をすることは、査定に必要な資料を準備することが出来ないため難しいです。

ただし、過去の不動産の取引履歴などからエリアの相場価格目安を出す事は容易に可能です。

Q3無料査定をしたらその会社に売らないといけないの?

家の無料査定を利用したら必ずしも、その不動産会社に家を売却しないといけないかと言われたらそのような事はありません。

査定を依頼した結果出た価格に納得がいかない場合や他の業者にも査定依頼をしている場合はすぐに返事をする必要はありません。

また、依頼をした結果その場で断ってしまっても何の問題もありません。

家は資産としての価値が大きく、すぐに回答をすることが出来ないことを不動産会社も理解しているので、大きな問題とならず丁寧な対応をしてもらえるはずです。

Q4家の無料査定と有料査定の違いは?

家の無料査定は、不動産仲介業者や不動産買取業者が将来のお客さんとなり得るとして無料で査定をしてくれるサービスになります。

査定の結果納得のいく金額であればそのまま売却をしてもらえるとあくまでも見込み客としてのサービスです。

対して、有料の不動産査定は国家資格である不動産鑑定士を有している人が現地に行き家の劣化具合や周辺環境の状態を総合的に判断して市場価格とは関係なく不動産として有している価値はどれくらいかを示す指標になるものです。

家の売却を目的とした査定であれば、無料査定で問題なく十分です。

Q5一括査定は信頼できるの?

不動産の査定は1社だけして終わりではありません。

1社に査定をしてもその不動産業者が悪徳な企業であれば本来、家が有している不動産の価格よりも安価で買いたたかれてしまいます。

しかし、一括査定であれば関連の無い複数の企業から不動産の査定をしてもらうことが出来ます。

そのため、1社1社に依頼をするよりも信頼度が高く、高値で売却できる不動産会社を見つけやすいです。

Q6無料査定でトラブルになるケースはある?

無料査定で多いトラブルの代表例が、査定依頼の勧誘や営業の電話がかかってくることがあります。

無料査定は、会社と売主をつなげる手段として提供されているサービスであり、会社側にとっては顧客確保の1手段として重宝されています。

契約を取ることで利益になるため、時と場合を考えず、営業の電話をしてくる会社が少なくとも1~2社はいます。

Q7ネット以外で無料査定を依頼する方法はある?

簡易査定(机上査定)と訪問査定の2種類があります。

簡易査定は、実際に物件を見ず、手元の情報を頼りに査定額を算出する方法です。

一方、訪問査定は、担当者を自宅に招いて、物件の状態や立地などあらゆる情報を精査して査定額を出してくれる査定方法です。

いずれも無料で実施してくれる査定方法になりますが、査定額の精度は訪問査定の方が高いです。

Q8無料査定で悪徳業者に騙されないための対策はある?

事前におおよその売却価格を把握しておくことで、高い査定額を提示されても騙されず、その場を凌ぐことができます。

また、依頼前にその会社の実績や口コミ、宅地建物取引業免許の有無を確認しておくのも対策になります。

家の無料査定は注意点に気を付けて依頼しよう

家を売るほとんどの方が無料査定を利用するようになっています。

査定を通して高く売れる業者を見つけたり、相場観を知ったりする上で有効なので、積極的に使うことをおすすめします。

ただ、前述の通り無料査定はその精度やリスクに注意する必要があります。

注意点を事前にチェックし、慎重に利用しましょう。

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