家の売却は家査定から始まりますが、結果がすぐ出るサイトやアプリをお探しの方も多いのではないでしょうか。
訪問査定などの場合は結果が出るまで1週間程度かかる場合もありますが、家査定の結果がすぐ出るサービスを活用すれば、それだけその後のステップにも移りやすくなります。
今回の記事では家査定の結果がすぐ出るアプリやサイトを5つ厳選しました。
あわせて家査定を受ける流れも詳しく解説します。
家査定の結果がすぐ出るサービスをお探しの方は、ぜひ最後まで目を通してください!
家査定の結果がすぐ出るアプリ・サイト5選
早速家査定の結果がすぐ出るアプリやサイトを紹介します。
今回は数あるアプリやサイトの中から家査定の結果がすぐ出るものとして、以下の5つのサービスを厳選しました。
サービス名 | 公式サイト | 査定可能件数 | 査定結果の正確さ | 査定のスピード | 対象の物件種別 | 対象エリア |
---|---|---|---|---|---|---|
HowMA(ハウマ) | 最大6社 | ○ | △ | 一戸建て・マンション | 全国 | |
10秒でDo | ― | ○ | ○ | 土地・一戸建て・マンション | 全国 | |
らくらく不動産査定 | 最大6社 | ○ | ○ | 一戸建て・マンション | 全国 | |
匿名簡易査定シミュレーション | – | △ | ○ | 一戸建て・マンション | 全国 | |
プライスマップAI簡易査定 |
– | △ | △ | 分譲マンション | 全国 |
- HowMa(ハウマ)
- 10秒でDo!
- らくらく不動産査定
- 匿名簡易査定シミュレーション
- プライスマップAI簡易査定
HowMa(ハウマ)
ハウマは、高性能AIが搭載された不動産査定サービスです。
ハウマに物件情報を入力すると、瞬時にAIが査定額を算出してくれます。
今の価格がわかるだけでなく、過去・将来の推移が分かるので売り時の判断などにも役立ちます。
個人情報を共有する必要も一切なく、更に利用料も無料です。
査定結果をすぐ見たい方だけでなく、「不動産一括査定サイトは”個人情報が流出する”って聞いてから不安…」という方にもおすすめですよ!
10秒でDo!
10秒でDo!は、大手フランチャイズ業者のハウスドゥが運営するアプリです。
その名の通り、不動産の住所、面積、築年数などを記入するだけで10秒で仲介価格や売却価格を算出してくれます。
個人情報を記載する必要がないので、不動産一括査定サイトに比べて危険性は少ないです。
また、自動査定の価格が気に入れば、その流れで不動産会社に査定依頼が出来るのでスムーズです。
「まず試しに査定を受けてみよう」という方におすすめのアプリですよ。
らくらく不動産査定
「らくらく不動産査定」は、日本全国の家査定に対応しているアプリです。
家はもちろん、マンション、アパート、土地などの様々な種類の不動産に対応しています。
らくらく不動産査定はGPS機能を活用しており、位置情報を有効にするだけで、ユーザーの物件所在の県、市、町の情報が自動で埋め込まれます。
手入力の必要がなく、簡単に査定プロセスを開始できる点が便利です。
最大で6社の不動産業者から見積もりを受けられるので、納得がいく業者を選びやすいのも嬉しいですね。
1社のみからの査定では価格の妥当性を判断するのは難しいです
らくらく不動産査定の様に複数社からの見積もりがとれれば、正確な市場価値の把握やより高額での売却が期待できます。
匿名簡易査定シミュレーション(すまいステップ)
つづいて紹介するのは、「すまいステップ」が提供している「匿名簡易査定シミュレーション」です。
以前の不動産査定では個人情報の提出が必須だったため、不動産会社からの営業連絡が多発するなどプライバシーに関する懸念が指摘されていました。
AIを活用した匿名簡易査定シミュレーションでは、その名の通り家査定を匿名で実施できるため、不動産会社に個人情報を渡す必要がありません。
名前やクレジットカード情報の入力も不要なので課金の心配もなく、無料で利用できます。
さらにID登録なども登録不要のため、査定の結果が郵送されたり家族に査定を依頼した事実が知られたりする恐れもありません。
AIを活用した査定なので、家査定の結果がすぐ出る点にも注目です。
営業の連絡を受けたくない、個人情報の安全が気になるという方に特におすすめできるサービスです。
プライスマップAI簡易査定
マンションの査定を依頼したい方におすすめなのが、「LIFULL HOME’S」が提供している「プライスマップAI簡易査定」です。
こちらのサイトもAIを駆使した査定なので、結果がすぐ出るのが嬉しい点です。
住所やマンション名から対象物件を選び、階数や面積を入力するだけでおおよその査定結果がすぐに出ます。
LIFULL HOME’S特有の広範囲なデータベースと精密な価格算定システムを駆使して、精度の高い査定をしてくれるので、精度にこだわりたい方にもおすすめです。
実際に物件売却する場合、複数の不動産業者に対して一括で査定依頼できるため、売却プロセスも効率的に進めたい方にも向いています。
家査定の結果はメールか書類で届く!完了後すぐ出る
家の査定結果は、メールで届くか書類で郵送されるのが一般的です。
不動産査定書とよばれるのもので、不動産1件につき数ページの冊子にまとめています。
内容は不動産の詳細情報、査定項目、査定結果の大きく3つに分類されます。
この査定書を見れば詳しい査定結果が分かるだけでなく、出来栄えによって業者のモチベーションの高さを見極めることもできます。
こちらに詳しい情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
家査定の流れ【6ステップ】
家査定の結果がすぐ知りたい人も多い一方、正確な査定結果が出るまでには時間がかかります。
家査定の流れは次の通りになっており、訪問査定後に正確な査定結果は分かります。
- 必要書類を準備する
- 売却価格を自分で調べる
- ローン残債を確認する
- 査定の前に掃除する
- 机上査定を依頼する
- 訪問査定を依頼する
以下にそれぞれのステップごとに解説します。
【Step1】必要書類を準備する
査定をしてもらう前に、必要書類を準備します。
査定時には不動産の間取り図やパンフレット、物件の概要書などを準備しておくとスムーズに査定してもらえます。
間取り図などから物件の情報が分かれば、より正確な査定結果を出すことが可能です。
机上査定の際にできるだけ正確な数字を入力できるように、物件に関する書類は集めておくと良いです。
【Step2】売却価格を自分で調べる
家の査定をする前に、売却価格の相場をしらべておきましょう。
不動産の売却価格は不動産会社によって変わるので、相場を知らなければ安く売却してしまうこともあり得ます。
自分の物件と似た条件の物件がどの程度の価格で売れているかをチェックしておくことで、悪徳業者と契約することを避けることも可能です。
相場を確認するには、国土交通省が出している「土地総合情報システム」がおすすめです。
【Step3】ローン残債を確認する
不動産の査定を受ける前に、ローン残債がいくら残っているかも確認しておくと良いです。
ローンが残っている不動産には「抵当権」が設定されています。
抵当権とは、債務者がローンを支払わなかった際に、金融機関が家を差し押さえる権利です。
抵当権がついている物件は売却できないので、売却時にはローンを完済する必要があります。
物件の売却額をローン返済に充てることはできるので、売却額でローンが完済できるかどうかチェックしておきましょう。
【Step4】査定の前に掃除する
査定を受ける前には、ある程度掃除をしておくと良いです。
部屋が散らかっていたとしても査定価格に差はありませんが、調査に時間がかかります。
スムーズに査定をしてもらうためにも、部屋は綺麗にしておくことをおすすめします。
【Step5】机上査定を依頼する
事前準備ができれば、まずは机上査定を依頼します。
物件の住所や面積、築年数や交通アクセスなどから売却価格の予想を立てる査定方法です。
机上査定を受けるとある程度の価格が予想できる上、結果もすぐ出るので早めにチェックしておくといいでしょう。
机上査定の結果から、訪問査定を受ける会社を選びます。
【Step6】訪問査定を依頼する
机上査定の結果に納得すると、訪問査定を依頼します。
訪問査定は不動産会社の担当者が実際に不動産を訪れて査定をします。
より正確な査定結果が分かりますが、結果が出るまでには約1週間かかるので、急いで売却したい人は早めに依頼しておくと良いでしょう。
家査定の結果がすぐ出るアプリやサイトのメリット
上では家査定の結果がすぐ出るアプリやサイトを紹介しましたが、こうしたサービスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは特に注目したいメリットとして、以下の3点を解説します。
- 無料でできるものが多い
- 入力情報がシンプル
- 匿名で利用できるものが多い
メリット1】無料で利用できるものが多い
家の査定をしてくれるアプリやサイトの利用は、殆どが無料です。
不動産一括査定サイトも基本無料で提供されていますが、不動産鑑定士のような専門家に査定を依頼する場合は費用がかかる場合もあります。
費用を抑えたい方にとっては大きなメリットですね。
さらに、最近の査定アプリには高度なAI技術が導入されており、市場価格と大きな差異がない評価額を提供しています。
メリット2】下調べが必要な情報を記入する必要がない
最低限の物件情報と個人データのみを入力することで査定を受けられるので、アプリやPCに不慣れな方でも利用しやすいです。
不動産会社に電話やメールをする必要もなく、その場で簡単に査定ができるので忙しい方にも向いています。
査定結果が出るスピードも速く、アプリによってはわずか数十秒という速さで結果がすぐに出ます。
メリット3】匿名で利用できるものが多い
多くの不動産査定アプリは匿名で利用でき、詳細な個人情報の提供なしに査定を受けられます。
匿名性が保たれることにより個人情報の漏洩リスクが低減され、営業電話の防止にも効果的です。
ただし、アプリによっては匿名での利用が許可されていない場合もあるので、使用前にチェックしてください。
家査定の結果がすぐ出る机上査定の注意点
家査定の結果がすぐ出る机上査定では、次のような注意点があります。
- 結果が正確ではない
- 机上査定だけでは売却できない
- 査定額が高いからといって優良業者とは限らない
- 営業電話がしつこくかかってくる場合がある
- 査定額通りに売却できるわけではない
机上査定は結果がすぐに出るので便利ですが、机上査定だけでは売却までできないので注意しましょう。
以下にそれぞれの注意点を解説します。
注意点1】結果が正確ではない
机上査定はあくまで簡易的な査定方法です。
実際の物件を見て査定するのではなく、住所や面積など書面上の情報から査定額を算出します。
そのため家の傷み具合や日当たり、近隣状況などを加味して査定することができません。
一戸建てを売却する場合は、大幅に査定額がずれることもあります。
参考値とする際や、訪問査定を受ける不動産会社を選ぶ際に利用しましょう。
注意点2】机上査定の段階では不動産会社と契約できない
机上査定は参考値をすぐに算出してくれますが、机上査定だけでは売却できません。
正確な価格が分からないままでは売却できないので、机上査定後には必ず訪問査定を受ける必要があります。
すぐに家査定の結果が知りたい人が多いと思いますが、その場合は準備を早くして訪問査定までの時間を短縮することをおすすめします。
注意点3】査定額が高いからといって優良業者とは限らない
家の評価額が想定以上に高いと、つい嬉しくなってしまいますよね。
しかし、高い査定額を提示する不動産業者が優良業者とは限りません。
時には目を引くような高額査定を提示して、不利な売却プランを提案する不動産業者もいます。
そのような業者は市場価格を大幅に上回る査定額を基に物件を市場に出し、後になって査定額よりも大幅に安い値段での買取を打診してくる場合もあります。
こうした問題を避けるには複数の業者から見積もりを取ることに加え、市場の動向を自ら調査し、適正な価格の把握にも努めましょう。
注意点4】営業電話がしつこくかかってくる場合がある
机上査定のサービスを利用すると、時に不動産業者からの営業電話が入る場合があります。
不動産業者にとっては、机上での無料査定は直接収益に結びつかない無償のサービスです
机上査定の利用者を見込み顧客とみなし、売却や仲介手数料を通じての利益獲得のために、積極的な営業活動を行う場合もあります。
稀に一部の不動産業者が行き過ぎた営業を展開し、毎日のように電話をかけてきたり、頻繁に自宅を訪問してきたりと、迷惑な営業活動に発展する懸念も無視できません。
こうしたトラブルに遭遇した場合には、売却の予定はないときっぱり断ったり、本社にクレームの電話をいれたりして対策しましょう。
注意点5】査定額通りに売却できるわけではない
たとえ高値の査定額が提示されても、その通りの額で売却できるとは限りません。
査定額と売却価格、売出価格の意味を以下にまとめました。
査定額 | 不動産会社が家や物件を評価して算出したおおよその価格。
専門家による市場分析、物件の状態、立地、市場動向に基づいた推定価格のこと。 |
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売出価格 | インターネットや物件情報に掲載される自宅の販売価格のこと。
売主と不動産業者が共に査定額を基に話し合いをして決める。 |
売却額 | 実際に物件が市場で売れた際の最終的な取引価格のこと。
買い手と売り手の交渉、市場の需要供給バランスなどによって決まる。 |
不動産の売却過程においては、最初に査定された価格に基づき、新たに「売出価格」を設定し、その価格で市場に出します。
しかし、市場動向や購入者・不動産会社との交渉によって、最初の査定額よりも低い価格で取引が成立するケースも珍しくありません。
高額な査定額が提示されたとしても、その通りの価格で売却できるわけではないので注意しましょう。
家査定がすぐ出るアプリをまず使ってみよう!
ここで紹介した結果がすぐ出る査定アプリは、利用料無料で個人情報が流出しないというメリットもあります。
そのため、「家がいくらで売れるのか全く見当がつかない」という方も気軽に利用することができます。
家売却は、まずいくらで売れるかのイメージをつかむことが重要です。
こうしたアプリを使って、そんなイメージをつかんでいきましょう。