住宅を購入される方の多くが、住宅ローンを組んで購入されますが、借り入れを行うには、事前審査と本審査の2つを突破しなければなりません。
年収450万円でも住宅ローンが組めるのか?そもそもこの年収で借り入れできる金額の範囲で買える家があるのか?など疑問に思われる方が多いでしょう。
ここでは、年収450万円の方が借り入れできるローンの上限金額と理想の借入金額のご紹介と合わせて、無理なく返済していくコツをご紹介します。
保証会社手数料 | 事務手数料 |
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無料 | 2.2% |
繰上返済手数料 | 団体信用生命保険料 |
無料 | 無料 |
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業界トップクラスの低金利!
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どの銀行口座からでも引き落とし可能!
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事前審査は最短30分で審査完了!
年収450万円の方が組める住宅ローンの上限額は約4,400万円
年収450万円の方が組める住宅ローンの上限金額は、約4,400万円まで借り入れることが可能です。
これは、多くの金融機関で借入の上限額を年収の10倍⁻諸費用(100万円程度)としているためです。
ただし、この金額はあくまで借り入れできる上限金額であり、返済可能な金額という意味ではありません。
もし4,400万円で借り入れを行った場合、月々の返済額は約13万円となり、生活資金を含め、貯蓄や不測の事態に対処できる余裕がなくなります。
最悪の場合、住宅ローンの返済ができないということになってしまったら、差し押さえの対象になってしまいます。
年収450万円の方が無理なく返せる住宅ローンは約1,500万円以下
年収450万円の方が住宅ローンを借り入れるときは、自身の手取り額から生活資金、固定費などから差し引いて計算するのがおすすめです。
年収450万円の月収手取りは約29万で、もしこの状態で上限額まで借り入れた場合、手取り金の約50%近くを出費することとなります。
無理なく返済をしていくためにも、返済負担額を25~35%以内に留める必要があります。
上記の計算式に当てはめると、、約1,500万円以下が、安心して借りられる目安の金額といえます。
年収450万円の方が無理なく返せる住宅ローン借入額【固定金利/変動金利】
住宅ローンを組むときは、必ず金利を選択して手続きを組みます。
金利には固定金利と変動金利の2方式があり、金融機関によって取り扱われている金利方式が異なります。
ここでは、年収450万円の方が住宅ローンの借り入れを行う時に組む金利方式で設定る理想の借入金額をご紹介します。
【固定金利】2,000万円以下が理想的
固定金利で住宅ローンを組んだ場合、常に一定の金利でローン返済を行っていくので、完済まで安定した返済プランを立てることができます。
また金利上昇のリスクがないため、不測の事態に備える必要がありません。
そんな固定金利で住宅ローンを組むなら、2,000万円を理想上限額にして借入申請するのがおすすめです。
仮に2,000万円で借入申請を行い、返済期間35年、金利1.3%で試算すると、返済総額は約2,500万円となり、月々6万円の返済になります。
【変動金利】上限2,000万円として出来るだけ抑える
変動金利は固定金利とは違い、金利上昇リスクが伴うため、返済額が総額する可能性があります。
しかし変動金利の多くは固定金利よりも低金利なので、こちらの方式を選択される方も少なくありません。
そんな増額リスクがある変動金利を選んで借り入れする場合も、固定金利と同じく、上限2,000万円以内で借入申請するのがおすすめです。
理由は、金利上昇で返済金が増額しても無理なく返済していくためです。
ただし、変動金利はマイナス金利政策の解除の影響により、今後は利息がどんどん増えていく可能性があります。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行の大手5行は日銀の追加利上げに伴い短期プライムレート(短プラ)を9月に0.15%上げた。
住宅ローンの基準金利は短プラに連動して設定しており、11月から0.15%高い2.625%にする。基準金利の引き上げは17年ぶりとなる。
ただ、新規で借り入れる人に適用する「優遇金利」では各行で戦略がわかれた。
三菱UFJ銀は基準金利が上がる分を優遇幅で抑える形で、最優遇金利を0.345%に据え置いた。最優遇金利は各行の住宅ローン商品の看板となるもので、競争力のある金利を提供し、新規顧客の獲得につなげる狙いがある。
住宅ローン変動金利、大手銀上げ 「優遇」は競争激しく
日本経済新聞Web版 2024年9月30日 19:28
こうしたリスクを考慮すると、借入額はできるだけ少なく抑えるに越したことはありません。
住宅ローンが返済不能に陥るリスク
住宅ローンの借入審査を通過して物件購入まで行ったものの、返済期間中に月々の返済が滞る事態に見舞われる債務者がいます。
返済が滞る理由は様々ありますが、ここでは代表的な理由を3つご紹介します。
リスク1】上限額ギリギリまで借り入れした
代表的な理由の1つが、借入上限金額まで借り入れを行った結果、月々の返済が困難になったケースです。
上限金額ギリギリまで借りた場合の月々の返済額は約13万円です。
その分を差し引いて、生活資金や固定費などの必要資金に割り振るのは至難の業です。
加えて、住宅を購入すると固定資産税・都市計画税、住宅管理・維持費用など賃貸のころにはなかった支払いが発生します。
生活費を切り詰めてなお、払いきれない状況に陥れば、物件の差し押さえ、強制退去を通達されます。
リスク2】変動金利による金利上昇
2つ目は、変動金利による金利上昇で月々の返済額が増額したケースです。
低金利で借り入れができる変動金利ですが、金利見直しのタイミングで金利が上昇する可能性があります。
金利が上がれば、月々の返済金も増えるため、余裕を持って貯蓄を作っておくのが最善策です。
とはいえ、前節のように欲に目がくらんで上限額ギリギリまで借り入れて貯蓄に回す余裕がないと増額などの不測の事態に対処できず、返済が滞る可能性があります。
リスク3】持ち家にかかる税金や維持管理費を考慮していない
住宅を購入するとき、今支払っている家賃と同じ金額でワンランク上の住宅に住めると、ほのめかす営業マンがいますが、住宅購入を行えば、賃貸の時にはなかった税金や管理維持費、保険料、修繕費など多方面で出費が課せられます。
今支払っている家賃の総額が数十万円クラスのモノであれば、家賃総額の1/2まで返済金額を落として購入を検討するのがリスク回避に繋がります。
年収450万円の方であれば、月々6.5万円までを返済金の上限ラインに設けて組むのがおすすめです。
年収450万円の方が無理せず返済を行っていくコツ
住宅ローンを借り入れするときは、借り入れできる上限金額を還せる金額として見るのではなく、無理なく返せる範囲で借り入れするのが理想的です。
ここでは、年収450万円の方が無理なく返済を行っていくためのコツを4つご紹介します。
上限額まで借り入れしない
住宅ローンを組むときは、原則上限ギリギリまで組むのは控えましょう。
生活の困窮を招くほか、不測の事態に対処できなかったり、金利上昇に伴う増額対応などに回せる余裕がありません。
また将来のライフステージに応じた貯蓄を作る余裕がないまま、老後を迎える可能性があります。
順風満帆の生活を送るためにも、無理のない返済額で借り入れを行うのが最善です。
事前審査に申し込んで借り入れ可能金額を把握する
住宅ローンを借り入れるには、事前審査と本審査の2つを突破する必要があります。
中でも事前審査は購入する物件が未定の状態でも申し込みができるので、自分が希望する額の借り入れができるのかを明確化する目的で申し込んでみましょう。
また事前審査では、借り入れできる金額の把握ができるので、物件購入の足掛かりにもなります。
中古物件の購入を検討する
年収450万円の方が組めるローンの理想金額は2,000万円です。
この金額で購入できる物件数には限りがあり、新築物件なら3,000万~4,000万円はかかります。
選択の幅がなければ借りる意味がないと泣き寝入りする方もいますが、物件購入を検討するときは、新築だけじゃなく中古物件にも目を向けてみましょう。
また中古物件の購入と合わせて、住宅エリア、建設費用などを見直すことで借入額を抑えられます。
頭金を用意する
借入金額を抑える方法として、自己資金から借入金額を賄う方法頭金があります。
頭金を支払えば、次付きの返済額の負担軽減につながるだけじゃなく、返済金の短縮にもつながります。
ただし、頭金を支払えば、将来必要になる資金や住宅維持・管理費用に影響を及ぼす可能性があります。
また頭金は完全任意で支払うものなので、資金に余裕がない場合は、フルローンで完済を行うのが得策です。
年収450万円の方におすすめの住宅ローン
年収450万円は、サラリーマンの平均年収よりもやや上の金額であると同時に、住宅ローンを組むこともできます。
とはいえ、返済できる無理のない範囲で借入れ申請を死ななければ、年収450万円とは言え、審査に落ちてしまう恐れがあります。
以下は、年収450万円の方におすすめの住宅ローンです。
PayPay銀行住宅ローン
金利タイプ | 固定金利/変動金利 |
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借入金額 | 500万円~2億円(10万円単位で借入可能) |
対応地域 | 全国 |
返済方法 | 毎月返済/半年毎増額(ボーナス)返済 |
借入期間 | 1年以上35年以内(1か月単位) |
保証料 | 不要 |
事務手数料 | 借入金額×年2.20%(消費税含む) |
遅延損害金 | 年14.0% |
火災保険 | 付保が必要 |
連帯保証人 |
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団体信用生命保険 | 加入が必須 |
PayPay銀行が提供している住宅ローンを利用するには、前年度の年収が200万円以上あることが必須条件となっています。
無論、年収450万円の方であれば、PayPay銀行が提供している住宅ローンの利用は可能です。
PayPay銀行住宅ローンの強みは、低金利でローンが組めることと充実した団信プランを用意している点です。
中でも、がん先進付の一般団信プラスは、上乗せ金利なしで一般団信と同じ保障内容とがん先進医療を受けた際の治療費が保険会社側から支給される保障が付いてきます。
なお、PayPay銀行住宅ローンを利用するには、年収の他に、給与所得者(会社勤め)であることも条件になっています。
ARUHI住宅ローン
金利タイプ | 固定金利 |
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借入金額 | 100万円~1億円 |
対応地域 | 全国 |
返済方法 | 元利均等返済と元金均等返済のどちらかを選べる |
借入期間 | 最大35年以内 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借り入れ金額×2.20%(税込)/Web割引で借入金額×1.10%(税込) ※ARUHI スーパーフラットをお申し込みの場合は「ご融資額×2.2%(消費税込)」 ※最低事務手数料220,000円(消費税込) |
ARUHI住宅ローンは、日本で広く提供されており、その中でも「ARUHIスーパーフラット」という計画が特に注目されています。
このプランは、借入金利が極めて低く、最低年0.68%の金利で長期固定金利を提供することが最大の特徴です。(※2024年11月5日時点)
この金利は、借入れ額の50%以上を自己資金で賄える場合に適用され、長期にわたる返済負担を軽減させます。
審査の迅速さもARUHIの住宅ローンの大きな利点の一つです。
事前審査結果が最短で即日、本審査が最短3営業日で出るため、住宅購入プロセスを迅速に進めることができます。
転職直後の人や個人事業主も申し込みが可能であるため、より多くの人が住宅購入の機会を持てるようになっています。
※累積融資実行件数及び金額 2023年7月 株式会社日本能率協会総合研究所調べ
ソニー銀行住宅ローン
金利タイプ | 固定金利/変動金利 |
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借入金額 | 500万円以上2億円以下(10万円以下) |
対応地域 | 全国 |
返済方法 | 元利均等返済 |
借入期間 | 2~35年 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 |
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一繰上返済手数料 | 無料 |
ソニー銀行住宅ローンは、利用者の多様なニーズに応えるために設計されています。
このローンサービスは、利用者が固定金利と変動金利の間で選べるようにすることで、金利の変動リスクを管理しながら、自身の金融状況に最も合った選択をすることが可能になっています。
また、ソニー銀行はオンラインでの申し込みを全国どこからでも受け付けており、保証料不要のポリシーと、選択した金利タイプに応じて異なる事務手数料を設定することで、利用者の負担を軽減しています。
特に、固定金利オプションを選択することで一律の事務手数料が適用され、変動金利に比べて手数料が高くなる可能性がありますが、繰上返済手数料が無料であるため、将来的な資金計画の見直しや返済プランの調整が容易になります。
SBIマネープラザ(銀行代理業者)
金利タイプ | 固定金利/変動金利 |
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借入金額 | 最大2億円 |
対応地域 | 全国 |
返済方法 | 元利均等返済・元金均等返済 |
借入期間 | 1年以上50年以内 |
保証料 | 不要 |
事務手数料 | 借入金額に対して2.20%(税込) |
一部繰上返済手数料 | 無料 |
SBIマネープラザは、日本全国の顧客に対して、住信SBIネット銀行及びSBI新生銀行の住宅ローンサービスを提供する銀行代理業者です。
このサービスは、最大2億円までの融資と、1年から50年の幅広い返済期間を顧客に提供し、固定金利と変動金利の選択肢を通じて柔軟なローンプランを実現しています。
SBIマネープラザの特長の一つは、顧客一人ひとりに合わせた専門スタッフによる直接的なサポートを提供できる点です。
住宅購入に際しての疑問や不安を、対面での相談を通じて解消できることが、このサービスを特に価値あるものにしています。
さらに、全疾病保障や先進医療特約など、将来の不安を軽減する保障オプションも提供されています。
三菱UFJ銀行住宅ローン
金利タイプ | 固定金利/変動金利 |
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借入金額 | 500万円以上2億円以内(10万円単位)※ |
対応地域 | 全国 |
返済方法 | 元利均等返済と元金均等返済のどちらかを選べる |
借入期間 | 最大35年以内 |
保証料 | 不要 |
事務手数料 | 借入金額の2.2% |
三菱UFJ銀行が提供している住宅ローンの申込要項に年収額による制限は設けられていませんが、借入額には年収額に応じて、借入ができる金額に制限が設けられています。
この制限は、あくまで貸し倒れリスクを避けるために設けている制限です。
申込要項を満たしている状態で、返済能力や信用情報に問題がないと判断されれば、三菱UFJ銀行が提供している住宅ローンの利用ができます。
※1億円を超える部分については別途ローン契約が必要
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」
金利タイプ | 固定金利/変動金利 |
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借入金額 | 500万円~2億円 |
対応地域 | 全国 |
返済方法 | 元利均等返済と元金均等返済のどちらかを選べる |
事務手数料 | 融資金額×2.2% |
保証会社手数料 | 無料 |
保証料 | 無料 |
生命保険料 | 無料 |
年収450万円あっても、将来の備えにもお金を回したいと考えている方に、住信SBIネット銀行が提供している住宅ローンはおすすめです。
当行の強みは、ネット銀行界隈で最も低水準の金利値でローンが組める点です。
低金利で借り手入れをするには、金利変動リスクがある変動金利型でローンを組む必要があります。
しかし、住信SBIネット銀行が提供している変動金利なら年0.448%~でローンを組むことができます。(※2024年11月5日時点)
また、スゴ団信には3大疾病をカバーできる充実した保障プランが備わったものを用意しています。
住信SBIネット銀行フラット35
金利タイプ | 固定金利 |
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借入金額 | 100万円~8,000万円 |
対応地域 | 全国 |
返済方法 | 元金均等返済 |
借入期間 | 最大35年以内 |
保証料 | 0円 |
事務手数料 | 借り入れ金額×2.20%(税込) |
住信SBIネット銀行フラット35は、その低金利と柔軟な保障オプションで多くの利用者に選ばれています。
この住宅ローンは、一般的なフラット35の利率よりも低く設定されており、特に自己資金が20%以上ある場合の年利1.770%という業界内で際立った低金利を提供しています。(※2024年11月5日時点)
これにより、借入者は長期にわたるローンの返済負担を大幅に軽減できる可能性があります。
また、住信SBIネット銀行では、金利の上乗せなしで全疾病保障を無料で提供しており、これは住宅ローンをより安心して利用できるようにする重要な要素です。
全疾病保障に加え、40歳未満の借入者には「3大疾病50%保障」が、女性契約者には「ガン診断給付金特約」がそれぞれ無料で付帯されるため、幅広いニーズに対応する保障が整っています。
更に、住信SBIネット銀行フラット35は、「保証型」と「買取型」の両方を提供しており、利用者は自身の資金計画やニーズに応じて選択できます。
「保証型」では自己資金比率を高めることでより低い金利を享受でき、一方「買取型」では自己資金が少ない、またはゼロでもローンの利用が可能です。
SBI新生銀行住宅ローン
金利タイプ | 固定金利/変動金利 |
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借入金額 | 50万円~1億円 |
対応地域 | 全国(一部対応していない地域がある) |
返済方法 | 元利均等返済 |
借入期間 | 最大35年以内 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 5.5万円(税込み)/変動フォーカスの場合→借入金額に対して2.20%(税込) |
一部繰上返済手数料 | 無料 |
口座変更手数料 | 無料 |
SBI新生銀行の住宅ローンは、その競争力のある金利設定と利用者に優しい諸経費の低さで注目されています。
金融業界において、この銀行は特に低金利の住宅ローンを提供しており、諸経費も他の金融機関と比較して大幅に安価です。
これにより、借入総額に対するコストを大きく抑えることが可能となり、利用者は経済的な負担を軽減できます。
特に注目すべきは、ステップダウン金利オプションの提供です。
これは、返済が進むにつれて金利が段階的に下がるというもので、長期間にわたる返済計画において、将来的な負担の軽減を図れます。
変動金利や固定金利に不安を感じる利用者にとって、ステップダウン金利は大きなメリットとなるでしょう。
また、団信に関してもSBI新生銀行は特色あるプランを提供しています。
一般団信に加えて、がんと診断された場合に住宅ローン残高が0円になる「がん100%保障」を低い金利上乗せで利用できる点は、がんに対する不安を持つ人々にとって心強いサポートとなります。
返済計画を入念に立てれば年収450万円でも安心
年収450万円の方が住宅ローンを借り入れするなら、上限額目安を2,000万円にして物件購入を進めるのがおすすめです。
上限まで借り入れができるといっても、借りた後の返済が生活に大きな影響をもたらすことを考えた上でカリ入り額の設定と申し仕込みを行いましょう。
くれぐれも上限額ギリギリまで借りようとせず、無理なく返済できる許容範囲内で借りるのがベストです。