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不動産売却

不動産買取業者の選び方とは?買取業者を選ぶポイントと注意点【不動産買取はどこがいい?】

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状態・条件の悪い不動産や、仲介売却で売れ残ってしまったり、仲介業者から媒介契約を断られてしまった物件は、買取を依頼するのも一つの手です。

売却方法 仲介売却 不動産買取
買主 個人 不動産会社
売却活動の期間 購入希望者が現れるまで
※平均3~6ヶ月前後
買取条件が合えば、短期間で売却可能
※平均1~2ヶ月前後
売却価格(相場) 市場価格の90%~110% 市場価格の70%前後
契約不適合責任の有無 原則免除
※適用される場合がある
あり
仲介手数料の有無 なし あり
おすすめの方
  • 不動産を短期間で売却したい方
  • 築古物件や状態の悪い物件の仲介売却を断られてしまったり、売れ残った方
  • 不動産を高値で売却したい方
  • 抵当権付きの不動産を売却したい方

買取は仲介売却で得られる価格の約7割ほどに下がってしまうものの、引き渡し時の瑕疵をチェックされることが少なく、状態が悪くても買い取ってもらいやすいというメリットがあります。

※再販による利益が見込めないと判断された不動産は、買取を断られる可能性もあります。

仲介売買事業をおこなっている不動産会社の多くは買取にも対応していますが、特に不動産売却が初めての方は、どの不動産買取業者に依頼すれば良いか分からないという方が多いです。

今回は、失敗しない不動産買取業者の選び方を解説していきます。

この記事の監修者
中西諒太_プロフィール
監修者
城都不動産株式会社 代表取締役
中西諒太さん

宅地建物取引士第15220388号】/2級FP第二F二-〇-一七-二二三九二四号】/住宅ローンアドバイザー

賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社の勤務を経て独立。2022年に法人設立。

現在は都心で不動産事業を営む。

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【免許登録】
宅地建物取引業免許国土交通大臣(4)第7845号
一級建築士事務所登録:東京都知事 第62093号(東京本社)
特定建設業許可:東京都知事 (特-2) 第135078号(東京本社)
不動産特定共同事業許可:東京都知事 第134号(東京本社)
賃貸住宅管理業登録:国土交通大臣(1)第1722号(東京本社)

不動産買取業者を選ぶ際は買取査定額の比較が最重要

不動産買取業者を選ぶ際は、各社から提示される買取価格(買取査定額)の比較をまずはおこなう必要があります。

仲介売却は不動産会社の査定価格に基づいて売り出し価格を設定しますが、買取の場合は買取業者が「この価格で買い取る」という金額で提示しているので、提示価格が実際の取引価格とイコールになる傾向にあります。

そのため、不動産会社の実績や規模・評判の良さなどに関わらず、提示した金額がより高額なところと契約するほど、得する可能性は高いとも言えます。

ただでさえ、買取は仲介売却に比べて価格が約3割ほど下がるので、少しでも高く売るためにも提示価格を比較するのは重要です。

しかしながら、高額の提示価格を出した買取業者と契約することで成功するとは必ずしも言えません。

例えば契約を騙しとるために敢えて高い金額を提示したり、契約時に詳細不明の費用・手数料の支払いを請求されたりする可能性もあります。

結果的に、買取価格だけでなく信頼できる不動産会社かどうかを見極めることも極めて重要だと言えます。

不動産買取業者の選び方【5つのポイント】

前述の通り、契約する不動産買取業者を選ぶ際は提示される買取価格が高額かどうかというのが重要なポイントになります。

ただし、それ以外にも優良業者を見極めるポイントがいくつかあります。

ここからは、査定結果と併せてみていきたいポイントを紹介します。

選び方1】対応してくれる範囲や内容は満足いくものか

下記のようなサービスの実施有無や対応範囲は、不動産買取業者によっても異なります。

  • 不用品の処分・買取
  • FP(ファイナンシャルプランナー)への無料相談
  • 買取保証制度
  • 住み替えや引っ越しのサポート

単純な買取価格の有無だけでなく、これらのサポートの有無も含めて不動産会社選びをすると、後悔しない売買が可能になります。

選び方2】不動産買取の実績や口コミ評価は高いか

そのエリアでの不動産買取の実績が高いか、実際に利用をした方からの評価が高いかといった部分も不動産買取業者選びで重要なポイントです。

ただし、不動産買取は一般的に外部へ情報公開をしないクローズな取引なので、外から見てどこが実績のある会社なのか、判断しにくい部分もあります。

一般的にはその不動産会社自体の評判や仲介売買事業の評価が高く、口コミ評価も良いところであれば、買取の評価も高い傾向にあります。

選び方3】条件面の相談・価格交渉に応じてくれるか

前述の通り、不動産買取は売主が早く売って欲しかったり、他で断られた物件を低額でも良いから買い取って欲しかったりすることが多いので、売主側から価格を理由に契約を渋ったりするケースが比較的少ないです。

しかし、仲介売買などと同様、買取でも価格などの条件は売主と買主の合意によって決定するため、売主からも希望価格の提示や値上げの提案などをしないと損です。

現実的に不動産の状態などを鑑みて値上げが難しいと判断されることもありますが、売主の希望を良く聞き、柔軟に検討してくれる姿勢があるかどうかは不動産買取業者選びでも重要です。

選び方4】買取価格の根拠をわかりやすく説明できるか

不動産買取業者から買取価格の提示があった場合、金額だけを見ても設定が物件評価として妥当か、相場を考慮しても違和感のない金額かどうかは分かりにくい部分があります。

こうした部分を不動産買取業者がしっかり説明してくれて、かつ売主が納得できる説明を資料(査定書)込でしてくれるかは重要なポイントとなります。

例えば、「業界的に○○万円と相場は決まっている」「専門的な分析の結果、○○万円となった」という説明に終止されれば、売主側では確かめようがありませんし、納得感も薄くなってしまいます。

優良業者であれば、初心者が聞いても価格設定に納得できるような説明をしてくれます。

選び方5】アフターサポートが充実しているか

買取は不動産会社に依頼をして代金を貰ったらそれで終わりですが、引き渡し後に物件に関して気になることがあったら相談したり、契約時に取り交わした書類に関して質問するといった対応は半永久的におこなって欲しいものです。

このような密な対応を実施してくれる不動産会社に依頼するのも重要なポイントです。

不動産買取業者選びで注目したい独自サービス

不動産買取業者を選ぶ際は、前述のように買取価格だけでなく実績や提供しているサービスなども比較して選ぶのがおすすめです。

その中でも、不動産買取業者が提供している2つの独自サービスは売主にとってお得である可能性が高く、おすすめです。

買取保証制度(買取保証付き仲介)

買取保証制度

買取保証制度(買取保証付き仲介)は、最初のうちは不動産会社の仲介のもと第三者に向けて販売活動をおこない、期限を過ぎても売れなかった場合は仲介業者が直接買い取ってもらえるという制度です。

仲介売却は売却価格は高いが売れ残りのリスクがある、買取はスピーディで成約率も高いが価格が下がってしまうというお互いのデメリットをメリットで補い合えるような制度になります。

この制度を使えば売れ残りの心配をせずに、高額売却にチャレンジすることが可能です。ただし、実施できる不動産会社が東急リバブルなど一部に限られてしまっているのと、査定価格の上限なども決まっているなど対象物件の条件が決まっているケースも多いです。

東急リバブル
「売却保証システム」
東急リバブル_2024
所在地
  • 東京
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 千葉
  • 札幌
  • 仙台
  • 名古屋
  • 大阪
  • 京都
  • 兵庫
  • 福岡
対象者 個人・法人(宅建業者除く)
対象不動産 個人の居住用の土地・一戸建・マンション
当社購入期日 (3ヶ月以上6ヶ月以内)終了後
媒介条件 専属専任・専任媒介契約を締結
不動産基準
  • 【土地】敷地面積40㎡以上
  • 【一戸建】敷地面積40㎡以上、築30年以内
  • 【マンション】1982年以降、専有面積30㎡以上
売却保証額の上限 首都圏:1憶5千万円以下
地方:1億円以下かつ査定価格の90%

例えば、東急リバブルの買取保証制度(売却保証システム)の条件は上記の通りです。

利益還元保証(利益還元制度)

東急リバブルとや野村の仲介+(野村不動産ソリューションズ)などが提供している、利益還元保証(利益還元制度)という制度もあります。

これは、再販後に実際の再販コストや利益をチェックした上で、買取時に価格を実際以上に引いている場合などは、その差額分を返金するという制度です。

例えば、とある物件の買取時に時価2,000万円、再販コスト600万円と想定して1,400万円で買い取ったとします。しかし、実際は買取後の再販コストは400万円、売却価格は2,200万円となり、想定よりも400万円の利益が出たとします。

この場合、売主は買取価格を実際より過剰に下げていたことになります。ただし買取再販は安く物件を仕入れて高く売るというビジネスなので、このような状況が起こっても売主へ返金されないケースがほとんどです。

こうした状況で想定よりも利益が発生した場合、その利益を後で還元してくれるというのが、利益還元保証(利益還元制度)となります。

不動産買取業者に依頼をするメリット

個人が不動産を売却処分するには、不動産買取業者に依頼する方法と仲介業者に依頼する方法の2通りがあります。

売却処分のフロー・仕組みが異なるだけでなく、買取と仲介を比較すると、買取には以下のようなメリットが存在することが分かります。

不動産買取業者に依頼をするメリット
  • スピーディな換金が可能
  • スケジュールを立てやすい
  • 瑕疵担保責任に問われない
  • 仲介手数料が0円
  • 売却することが周囲にバレにくい
  • 第一印象・外観が

メリット1】スピーディな換金が可能

仲介売却の場合は、広告営業などを通して内覧をしてくれる人を探し、回数を重ねて気に入った人があらわれれば契約を結ぶという流れになります。

このやり方だとどうしても時間がかかりますし、いつ売れるかも事前に把握できません。

一方で、不動産買取の場合は買取業者が提示した条件に合意できれば、それで契約が完了となります。

契約から2週間~1ヵ月程度で引き渡し・代金の受け取りが可能です。

メリット2】スケジュールを立てやすい

仲介売却の場合、物件広告をWeb上に掲載したり、近隣にポスティングをしたりして購入希望者を募ります。

広告活動をおこなってから何人の方がいつまでに問い合わせに来るか、問い合わせに来た方のうち何人が内覧に来て、その後に売買契約を結んでくれるかは運・タイミングにも左右されるので事前に正確な予想を立てられません。

一方、買取の場合は状況にもよりますが、買取業者へ相談したタイミングで引き渡し時期を決めることも可能です。

メリット3】不動産に瑕疵があっても責任に問われない

不動産売買では、その不動産の瑕疵(欠陥)の有無が責任問題になるケースもあります。

物理的な瑕疵 水漏れ・雨漏りや設備の故障・柱の腐敗や耐震性の不足 など
法律的な瑕疵 建築制限のオーバー、接道義務を果たしていない など
心理的な瑕疵 過去に自殺や殺人事件が物件内で起きた、近隣に指定暴力団事務所があった など
環境的な瑕疵 夜中を通して騒音や睡眠を妨害するレベルの振動があるエリアだった など

こうした瑕疵が引き渡し後に発覚したり、売主側が瑕疵を故意に隠していたことが分かった場合、契約の無効化や賠償請求が行われる可能性もあります。(契約不適合責任)

ただし、不動産買取の場合は仕入れた物件をリフォーム・リノベーション・解体などをおこなってから再販する前提になるため、瑕疵があっても責任を売主に問うことは原則ありません。

メリット4】仲介手数料がかからない

仲介売買や賃貸契約では、売却価格の一部や賃料の数ヶ月分を仲介手数料として不動産会社に支払うのが一般的です。

仲介売買では売買価格が400万円超の場合、(売却額(税抜き)× 3.0% + 6万円) + 消費税(10%)が一般的な仲介手数料額となります。

売買価格が3,000万円だとしたら、105.6万円が仲介手数料となります。

一方、買取の場合、不動産会社は仲介ではないので手数料は発生しません。

メリット5】売却することが周囲にバレにくい

仲介売却では近隣へのポスティングなどの広告活動を実施するので、周囲に売却をすることがバレやすいです。

離婚やローン滞納など、周囲に言いにくい理由で自宅を売る場合などは、広告活動によって周囲にバレることで精神的なストレスや別のトラブルが発生する可能性もあります。

一方、買取は不動産会社と直接取引をするので、広告活動は原則実施されません。外から見ていて、売却されたことに気づきにくいです。

メリット6】外観・第一印象が価格や成約に影響しにくい

仲介売買で居住用物件を売る場合などは、買い手も物件の外観や第一印象に大きな影響を受けます。

物件のステータスに関わらず汚れている物件や散らかっている物件は成約しにくいため、売主側でも掃除や整理整頓が必要です。

一方、買取では再販前に清掃やリフォームなどをおこなう前提なので、物件の第一印象は影響しにくいです。

また、買主がプロの不動産会社であるのも、第一印象が影響しにくい理由となります。

不動産買取業者を探す際は不動産一括査定サイトを活用するのがおすすめ

不動産会社選びのチェックポイントについてのアンケート

株式会社グローベルスが1201名に独自に実施したアンケートによると、査定価格・担当者の印象・アクセスについて意識している人が各2~3割程度いることがわかりました。

第1位
査定価格
.33.3%(400名)
第2位
担当者の印象
24.9%(299名)
第3位
お住まいからの距離・アクセスの良さ
22.0%(264名)
第4位
会社知名度
11.2%(134名)
第5位
過去の売買実績
6.2%(75名)
第6位
会社規模・売上
2.4%(29名)
不動産会社選びのアンケート結果

不動産買取業者を探す場合、現在はネットで業者を探す方が多いと思います。

ただ、ネットで見つけた業者に1社ずつ連絡をして、査定を依頼するとなるとかなりの時間がかかってしまいます。

このように、不動産会社を探す際にかかるロスを軽減できるサービスが不動産一括査定サイトです。

不動産一括査定サイトの仕組み

買い取ってほしい物件の簡単な情報を入力すれば、平均最大6社以上に一括で査定を依頼することができます。

地域の売却査定に対応している業者を一覧で確認できるので、隠れた優良業者を見逃す心配もなくなります。

不動産一括査定サイトを使ってから不動産会社を選ぶまでの流れ

一括で査定依頼をした後、返ってきた結果を比較すれば、どこが高く買い取ってくれるのか一目瞭然です。

この不動産一括査定サイトは不動産会社の広告料で成り立っているので、利用料は完全無料となります。

まだ買取を検討中の方も利用できるので、気軽に利用してみましょう。

不動産買取業者を選ぶ際によくある質問

不動産買取業者を選ぶ際によくある質問について回答していきます。

どの業者に選ぶか決める際の参考にしてください。

不動産買取業者はどうやって探す?

不動産買取業者は大手企業から中小企業、地域密着型の企業と数多くの企業があります。

その中から自分で、一社ずつ見比べるのは大変な労力がかかってしまうので、不動産一括査定サイトを利用しましょう。

不動産一括査定サイトなら、一度の申し込みで複数の業者から不動産の査定結果を貰う事ができます。

合い見積もりを行う事で、悪徳業者をはじき、高値で売却できる業者を簡単に見つけることができます。

不動産買取業者と仲介業者はどっちが良い?

不動産を早く売却したい人は不動産買取業者、時間がかかっても不動産を高値で売却したい場合は仲介業者を利用するようにしましょう。

どちらが良いかという答えはなく、時間をとるか値段を取るか売主が判断をする必要があります。

不動産仲介の場合は、人気の無い物件であれば時間をかけても売却することが出来ないという危険性を持っている点には注意しましょう。

不動産買取業者の価格が仲介業者より安いのはナゼ?

不動産買取業者は、買取した不動産をさらに売却した収益を生み出しています。

高値で買取をしてしまった場合は、収益を生み出すことが難しくなってしまうので、不動産仲介で売却できる値段よりも安値での買取となってしまうわけです。

特に、リフォームやリノベーションが必要な不動産の場合は、不動産買取で売却できる金額が相場の50%程になってしまう場合もあります。

不動産買取業者選びは時間をかけておこなうべし

不動産買取の相場やフローは一般向けに公開されていないので、どうやって業者を選ぶのかについても、ほとんどの方は良く分からないことと思います。

しかし実際には、不動産買取が成功するかどうかは業者選びにかなりかかってきます。

不動産買取を選ぶ方は引っ越しまで時間がない方も多いですが、それでも業者選びは慎重に時間をかけておこなうべきです。

この記事にかかれていることも参考にしながら、業者選びをすすめていきましょう。

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