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戸建て売却

家買取相場は市場価格の6~8割!不動産買取相場の調べ方と地域別の買取相場を解説

家買取相場
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不動産売却の利用者が気にしているポイント【株式会社グローベルス調べ】

株式会社グローベルスが不動産売却をした134名を対象に実施した独自アンケートによると、不動産売却をした人たちは「金額の高さ>売却の早さ」を優先していることがわかりました。

多少時間がかかっても(+6ヵ月程度)、相場と同じやそれ以上に高く売りたい 105名(78.4%)
多少価格が下がっても(相場の2割減程度)、できるだけ早く(依頼から換金まで2週間程度で)売りたい 29名(21.6%)
不動産売却をした人の優先度

株式会社グローベルスが実施したアンケート調査によると、不動産売却で8割の方が出来るだけ高く売ることを目指しているのに対して、2割の方が「価格よりも出来るだけ早く売ることを重視したい」と考えていることが分かりました。

スムーズに家を売却したい方は、不動産会社に直接買い取ってもらうことをおすすめします。

また、状態・条件が悪い中古住宅でも、買取だと売れやすいという魅力もあります。

その一方で、買取の相場は実際の不動産価値よりも低くなってしまうというデメリットがあります。

今回は、家の買取価格相場の仕組みや注意点について、詳しく解説していきます。

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Contents

家の買取相場は市場価格の60~80%

家の買取相場は、市場価格(本来の価値)の60%~80%(約7割前後)になります。

例えば、実際の価値が2,000万円の家を買取に出しても、1,400万円程度の価格しか付きません。

一方で、仲介売却の場合は、ほぼ市場価格(100%~90%)での売却が可能です。

売却方法 仲介 買取
内容 仲介業者に販売活動を依頼 不動産会社に買い取ってもらう
長所 高額で売れやすい 成約の可能性が高く、現金化も早い
短所 売れるまで時間がかかる(平均3~6ヵ月) 利益が低い(仲介の2~4割減)

家の買取では相場が重視されにくい

家の買取では、売主側の意識として相場が仲介よりも重視されにくい傾向があります。

その理由は、大きく分けて下記の2点となります。

家買取で相場が重視されにくい理由
  • 成約価格が世に出回ることがほぼないから
  • 不動産会社が提示した金額で売買されるから

仲介売却の場合、相場を無視した金額で中古戸建を売り出すと、購入希望者から割高に思われて、購入を敬遠される傾向にあります。

一方で、買取の場合は不動産会社が提示した金額で取引をされるので、売主が事前に相場調査をするケースなどは少ない傾向にあります。

しかし、家買取の利益を最大化したり、トラブルを避けてスムーズに進めるためには、相場を調べておくことが大きな手助けになります。(詳しくは後述)

家の買取相場が市場価格より低い理由

仲介売却と業者買取はターゲットの違いこそあれ、中古の家を売るという点では共通しています。

なぜ、業者買取は価格が大幅に下がってしまうのでしょうか?その仕組みを詳しく解説します。

理由1】再販コストが利益から引かれるため

不動産買取のビジネスモデル

不動産会社が中古住宅を買い取る主な理由は、リフォームをした上で再販売し、売上を出すためです。

買い取った状態のまま中古の家を売っても、利益にはなりません。時代遅れの和風の家を洋風にしたり、流行のバリアフリー設備を設置したりと、付加価値を上手くつけて再販していきます。

再販にかかる様々な費用が利益から引かれるため、売主の手元に入るお金はどうしても引かれてしまうのです。

注意したいのが、実際の再販コストは買取時点で分からないという点です。

買取再販の利益率は仕入(買取)コストの10%~30%が相場と言われていますが、結果的に予想より高値で再販できたとしても、利益還元制度がある東急リバブルなどの一部の不動産会社を除いて、高く売れた分はそのまま再販業者の利益になってしまいます。

利益還元制度とは
買取時の価格(不動産会社の見立て) 再販による実際の利益
  • 見込み再販コスト:600万円
  • 見込み再販価格:2,200万円
  • 買取価格:1,400万円
  • 不動産会社の見込み利益:200万円(2,200万円-1,400万円-600万円)
  • 実際の再販コスト:400万円
  • 実際の再販価格:2,400万円
  • 買取価格:1,400万円
  • 不動産会社の見込み利益:200万円
  • 実際の利益:600万円(+400万円)

利益還元制度とは、再販による利益が買取時の見込みより大きかった場合に、再販価格(税抜)-(買取価格+購入・再販費用)が返金される制度

理由2】状態の悪い家でも瑕疵の確認をせず買い取るため

買取の場合、シロアリ被害や柱の腐食などの瑕疵の確認をせず、現物引き渡しとなります。

※瑕疵は、一般的に下記の4種類に分けられます。

物理的な欠陥 水漏れ・雨漏りや設備の故障・柱の腐敗や耐震性の不足 など
法律的な瑕疵 建築制限のオーバー、接道義務を果たしていない など
心理的な瑕疵 過去に自殺や殺人事件が物件内で起きた、近隣に指定暴力団事務所があった など
環境的な瑕疵 夜中を通して騒音や睡眠を妨害するレベルの振動があるエリアだった など

仲介売却の場合、瑕疵は事前に買主側に告知されて、瑕疵の分も考慮しながら双方合意の上で価格設定をおこないます。(契約不適合責任)

買取の場合は、「たとえ瑕疵が発生しても、その分の修繕等の対応は全て不動産会社がおこなう」というスタンスでの取引となります。

そのため、買取後に瑕疵の対応をおこなうことが考慮された価格が最初から設定されてしまいます。

理由3】価格交渉などが行われるケースが少ないため

買取は仲介売却に比べて価格が落ちるので、多くの場合、仲介で売れ残ってしまった状態・条件の悪い物件が買取に出されます。

中には「いくらになってもいいからとにかくすぐに買い取って欲しい」という方も多く、仲介売却と異なり「できるだけ高値で売りたい」という要望が売主側から出にくい取引でもあります。

そのため、不動産会社から提示された条件をそのまま呑み込むケースが多く、相場の低さが問題視されたり、値上げ交渉に対して業者側が対応したりすることが少ないのも、相場が低いままである要因となっています。

理由4】売主側に不動産営業のプロがついていないから

不動産買取では、買主が不動産会社となり、売主は個人となることが多いです。

これは、仲介売買では売主側にも買主側にも仲介業者がつくのと異なります。

売主側の仲介業者は仲介物件を出来るだけ高く売ることがメリット(利益)となり、買主側の仲介業者は買主の希望に沿った物件を探し出して契約を結ぶことがメリット(利益)となります。

一方、不動産買取の場合、不動産会社は良い物件を安く仕入れて、再販で利益を得ることがメリットとなります。

仲介売却の場合は売主側にも営業のプロがついていたが、買取の場合は買主側にのみついているので、素人対プロの構図になり、どうしても売主側は分が悪くなってしまうのです。

家の買取相場を事前に調べるべき理由

理由1】相場以下で買い取られるリスクを避ける

まずは注意したいのが、家の買取価格を相場より低く提示されてしまうリスクです。

前述の通り、不動産会社は不動産をできるだけ安く買い取ることが自社の利益に繋がります。

そのため、相場よりも低い価格を提示されるリスクは、売主側は常に警戒をしていなければいけません。

事前に家の買取相場を調べておけば、相場との乖離がどれくらいあるのかが分かりやすくなり、提示に対しての指摘もしやすくなります。

理由2】相場との乖離が大きい不動産会社と契約するリスクを避ける

買取価格が相場より低いのは売主にとって損をするリスクがありますが、逆に相場より大幅に高額な提示価格を出す不動産会社も、契約のリスクがあります。

こうした不動産会社は、あえて提示価格を吊り上げることで契約に持ち込み、個人情報などを共有させた上で詐欺をおこなうという可能性も考えられます。

正規で運営していて、実績やデータがある不動産会社であれば、相場と大きく価格が乖離することはほぼありません。相場との乖離が見られた場合は、リスクを疑うことも重要です。

家の買取相場を調べる方法

ここからは、具体的に家の買取相場を調べるにはどうすれば良いのかを解説していきます。

家の買取相場を初心者が簡単に調べられる方法は、こちらの3通りです。

  • ポータルサイトの掲載価格から3割を引く
  • 不動産情報ライブラリ(旧 土地総合情報システム)の過去事例をチェックする
  • 不動産一括査定サイトで買取査定を依頼する

それぞれの方法を、ここから一つ一つ見てきましょう。

方法1】ポータルサイトの掲載価格から3割を引く

SUUMOやライフルホームズ、アットホームのような大手不動産サイトには、全国各地の売り出し物件情報が掲載されています。

不動産ポータルサイト

初心者が一から査定額を計算するのは大変なので、すでに業者が計算をして売り出している物件の情報を参考にするのが最もスムーズなのです。

ただ、こちらに掲載されている物件はほとんど仲介売却で売り出されている物件なので注意しましょう。業者が直接買い取るならPRの必要がないので、当然と言えば当然ですね。

近い地域の類似物件の価格を調べ、その70%を計算すれば、買取価格の相場がだいたいイメージできます。

方法2】不動産情報ライブラリ(旧 土地総合情報システム) の過去事例をチェックする

国土交通省が運営しているデータベース「不動産情報ライブラリ(旧 土地総合情報システム)」は、全国の成約事例が直近5年分掲載されています。

不動産情報ライブラリ(旧 土地総合情報システム)

こちらのデータベースで地域検索をすれば、大体の価格相場を調べることができます。

ただ、土地総合情報システムに掲載されているデータは不動産取引のあったほぼ全てなので、どれが仲介売却で業者買取かの区別を付けるのが難しいです。

こちらはあくまで参考程度に使うのが良いでしょう。

方法3】不動産一括査定サイトで買取査定を依頼する

不動産一括査定サイトの仕組み

不動産一括査定サイトを使えば、簡単な家の情報を入力・送信するだけで、平均最大6社以上に買取査定を依頼することができます。

不動産一括査定サイトを使い、査定額を比較すれば、かなりの確率で相場以上の買取が実現します。

また、大手の一括査定サイトは業者の登録審査を実施しているので、自分で不動産会社を探すよりも悪徳業者と契約してしまうリスクが少ないのも魅力です。

利用料は完全無料なので、まだ買取を検討中の方も気軽に使うことが可能です。

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家の買取価格の相場最新データ【2024年最新】

家の買取相場は実際のところ、一体いくらなのでしょうか?

ここからは首都圏、関西圏、東海圏(名古屋圏)の相場を見ていきましょう。

なお、買取相場参考価格は、仲介相場価格の7割で算出しています。

首都圏(1都3県)内にある家の買取価格の相場

首都圏内において、家の買取価格は、多くの要因によって大きく異なる可能性があります。

立地条件、土地の広さ、築年数、建物の構造、設備の充実度など、様々な要素が影響を与えます。

特に東京都内や神奈川県内は、土地価格が高く、相対的に買取価格も高価となる傾向が見受けられます。

また、千葉県や埼玉県も、交通アクセスの良さや住環境の質によって、価格にバラつきが出ることが一般的です。

以下は、首都圏内にある家の買取価格の相場になります。

首都圏内にある家の買取価格の相場
都道府県 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円) 土地面積(㎡) 建物面積(㎡)
東京都 3,640 5,201 104.02 98.13
神奈川県 2,731 3,902 135.04 103.69
千葉県 1,825 2,608 175.73 108.44
埼玉県 1826 2,609 152.19 102.34

参照:レインズ|マーケットデータ「2024(令和6)年6月度(全国版)」より

首都圏(1都3県)内で住宅の買取相場額は、東京がダントツで高く、次点で神奈川という結果になっています。

東京の買取相場が高い理由は、エリア需要の高さに起因します。

交通の利便性を始め、多種多様な商業施設までのアクセスが良好であるなど、買い手が求めるニーズを満たす要素が多々あることが評価されていることから相場額が高いといえます。

次点に来ている神奈川や埼玉も同様の理由になりますが、東京へのアクセスが良好という点がプラス評価にされて、1,000万円台後半の相場価格を出しています。

ここからは、1都3県の買取相場と価格から読み取れる土地柄について詳しく解説して行きます。

東京都内にある家の買取価格の相場・推移

東京都内にある家の買取価格の相場・推
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 3834.6 5,478
2023年4月 3685.5 5,265
2023年5月 3491.6 4,988
2023年6月 3698.8 5,284
2023年7月 3726.8 5,324
2023年8月 3640.7 5,201

東京都内では、土地価格が全国で最も高いことから、買取価格も他の地域に比べて高額になる傾向があります。

特に、都心部や駅近、利便性の高いエリアは、一層のプレミアムが付くことが一般的です。

しかし、築年数が古い、耐震基準未適合などの要因で価格が下がることもあります。

東京都内でもエリアによって大きな価格差があるため、具体的な価格を把握するには、専門の不動産業者に相談することが重要です。

神奈川県内にある家の買取価格の相場・推移

神奈川県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 2876.3 4,109
2023年4月 2947 4,210
2023年5月 2852.5 4,075
2023年6月 2695 3,850
2023年7月 2835 4,050
2023年8月 2731.4 3,902

神奈川県内もまた、都心へのアクセスが良好な地域や、海に近いエリアなどは、高価格で取引されることが多いです。

横浜市や川崎市など、大都市が存在し、商業施設や教育機関が充実しているため、家の買取価格は比較的高めです。

一方で、山間部やアクセスが不便な地域は、やや価格が低くなる傾向があります。

千葉県内にある家の買取価格の相場・推移

千葉県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1717.8 2,454
2023年4月 1766.1 2,523
2023年5月 1658.3 2,369
2023年6月 1739.5 2,485
2023年7月 1680 2,400
2023年8月 1825.6 2,608

千葉県内では、新興住宅地やリゾート地が点在しており、価格帯も多様です。

成田空港やディズニーランドがあることから、観光地としての価値も影響を与えています。

また、自然環境が豊かなエリアも多く、それが価格に反映されるケースもあります。

ただし、交通の便があまり良くない地域や、工場地帯に近い場所では、価格が低下していくこともあります。

埼玉県内にある家の買取価格の相場・推移

埼玉県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1859.9 2,657
2023年4月 1757 2,510
2023年5月 1877.4 2,682
2023年6月 1770.3 2,529
2023年7月 1888.6 2,698
2023年8月 1826.3 2,609

埼玉県内は、比較的広大なエリアにわたっており、家の買取価格も地域によって異なります。

埼玉県内でも交通アクセスの良いさいたま市や川越市などの地域では、価格が高くなる傾向があります。

また、自然環境が豊かで、住みやすいエリアも多いため、ファミリー層からの需要が高まり、それが価格に影響しています。

しかし、都心から離れるほど、相対的に価格は低くなる傾向にあります。

関西圏内にある家の買取価格の相場

関西圏内においても、家の買取価格は地域ごとに大きな差が見られます。

大阪府や京都府は商業地域が多く、観光資源も豊富であるため、相対的に価格が高くなりがちです。

また、兵庫県や滋賀県では自然環境の良さが影響を与え、地域によって価格帯が異なります。

奈良県や和歌山県では歴史的な価値や自然環境が価格に影響します。

以下は、関西圏内にある家の買取価格の相場になります。

関西圏内にある家の買取価格の相場
都道府県 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円) 土地面積(㎡) 建物面積(㎡)
大阪府 1502.2 2,146 108.67 98.63
京都府 1474.2 2,106 112.04 86.88
兵庫県 1605.8 2,294 163.03 111.80
滋賀県 1,029 1,470 260.91 123.60
奈良県 1073.8 1,534 214.30 113.79
和歌山県 882.7 1,261 200.10 108.63

参照:レインズ|マーケットデータ「2024(令和6)年6月度(全国版)」より

関西圏の家買取相場は、兵庫県に次いで京都府、大阪府の相場価格が高い結果になっています。

相場価格が高い理由は、前述したものに起因しますが、特に大阪の場合、2025年に開催される大阪万博に向けた都市開発が進んでいるため、住宅の買取需要が上昇している傾向にあります。

ここからは、2府4県の買取相場と価格から読み取れる土地柄について詳しく解説して行きます。

大阪府内にある家の買取価格の相場・推移

大阪府内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1574.3 2,249
2023年4月 1434.3 2,049
2023年5月 1507.8 2,154
2023年6月 1555.4 2,222
2023年7月 1639.4 2,342
2023年8月 1502.2 2,146

大阪府内では、都市部では特に土地価格が高く、その影響を受けて家の買取価格も高価となります。

特に、中心地である梅田や難波、心斎橋周辺は高額取引が多いです。

一方で、郊外になると価格帯は幅広くなります。

大阪府内でも地域の特性や立地条件によって価格が変動するため、査定を受ける際は複数の不動産業者に相談することが推奨されます。

京都府内にある家の買取価格の相場・推移

京都府内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1752.8 2,504
2023年4月 1530.9 2,187
2023年5月 1713.6 2,448
2023年6月 1761.2 2,516
2023年7月 1625.4 2,322
2023年8月 1474.2 2,106

京都府内は、歴史的な背景と伝統文化が豊富で、そのため特定地区では価格が高騰しています。

特に、観光地や文化財に近い地域では、買取価格が他の地域に比べて高くなりがちです。

しかし、市街地から離れると、アクセスの不便さから価格が低下していくケースもあります。

よって、買取補依頼する際は、地域ごとの特性を理解し、適切な査定を受けることが重要です。

兵庫県内にある家の買取価格の相場・推移

兵庫県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1605.1 2,293
2023年4月 1568.7 2,241
2023年5月 1540 2,200
2023年6月 1583.4 2,262
2023年7月 1438.5 2,055
2023年8月 1605.8 2,294

兵庫県内では、神戸市を中心に商業施設や住宅地が広がっており、交通の便も良好なため、家の買取価格は安定しています。

海に近いエリアや自然環境の良い地域では、価格が上昇する傾向にあります。

しかし、山間部やアクセスが限定される地域では、価格が下がることもあるため、注意が必要です。

滋賀県内にある家の買取価格の相場・推移

滋賀県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1436.4 2,052
2023年4月 1310.4 1,872
2023年5月 1346.8 1,924
2023年6月 1194.9 1,707
2023年7月 1157.8 1,654
2023年8月 1029 1,470

滋賀県内は、近江大津市や彦根市など、比較的都市部では家の買取価格が高めに設定されています。

また、琵琶湖周辺は自然環境が良好であり、リゾート地としても人気があるため、価格が高くなりがちです。

一方で、県内の山間部や交通アクセスの不便な地域では、相対的に低価格での取引が一般的です。

奈良県内にある家の買取価格の相場・推移

奈良県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1266.3 1,809
2023年4月 1099.7 1,571
2023年5月 989.8 1,414
2023年6月 1112.3 1,589
2023年7月 1090.6 1,558
2023年8月 1073.8 1,534

奈良県内では、歴史的な観光地が多く、そのため中心地では高価格での取引が見られます。

また、自然に囲まれた地域では、住みやすさが評価され、価格が上昇することがあります。

しかし、奈良市以外の地域では、アクセスの問題や地域の特性によって価格が大きく変動します。

和歌山県内にある家の買取価格の相場・推移

和歌山県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 760.9 1,087
2023年4月 1035.3 1,479
2023年5月 1085 1,550
2023年6月 686.7 981
2023年7月 756 1,080
2023年8月 882.7 1,261

和歌山県内は、自然豊かな地域が多く、海や山に近い地域では、価格が高騰することがあります。

特に、観光地である和歌山市や白浜周辺では、高価格での取引が見られます。

しかし、県内全体で見ると、都市部と郊外では価格差があり、立地やアクセスによって価格が変動します。

東海圏内にある家の買取価格の相場

東海圏内では、経済発展や交通インフラの整備が進んでおり、それが家の買取価格に反映されています。

愛知県や静岡県では、工業地帯の発展や観光地の存在が価格を押し上げる要因となっています。

一方で、岐阜県や三重県では、自然環境の良さや歴史的な観光地が多いため、地域によって価格差が見られます。

各県内でも地域差が大きいため、正確な価格を知るには専門の査定が必要です。

以下は、東海圏内にある家の買取価格の相場になります。

東海圏内にある家の買取価格の相場推移
都道府県 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円) 土地面積(㎡) 建物面積(㎡)
愛知県 2,016 2,880 200.80 123.17
静岡県 1,274 1,820 209.88 117.81
岐阜県 709.8 1,014 344.56 121.11
三重県 1,196.3 1,709 322.51 119.74

参照:レインズ|マーケットデータ「2024(令和6)年6月度(全国版)」より

東海圏では、名古屋市を擁する愛知県が最も高く、次点で静岡県、三重県、岐阜県となっています。

東海圏の場合、経済の中心が愛知県名古屋市と、自動車業界最大手のトヨタ自動車の本社がある豊田市の存在が大きく、通勤の利便性からこのような結果になったといえます。

岐阜県の買取相場額が東海圏内の中で一番低い理由は、土地柄にあります。

岐阜市内は栄えていますが、市を離れれば行く先々で田畑や山道が続く田舎道になります。

加えて電車やバスなどの公共交通機関が通っていても、1日数本程度と交通の便があまりよろしくありません。

また名古屋市までのアクセスが良好というメリットから、勤め先を名古屋にしている方が大勢います。

その中には、快適な通勤を実現させるため、住居を名古屋市に変える方もいるため、愛知県と岐阜県の相場価格には大きな差が生じているのです。

ここからは、各県の価格相場から読み取れる土地柄の特徴についてより詳しく解説します。

愛知県内にある家の買取価格の相場・推移

愛知県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1960 2,800
2023年4月 1882.3 2,689
2023年5月 1975.4 2,822
2023年6月 1981.7 2,831
2023年7月 1961.4 2,802
2023年8月 2016 2,880

愛知県内では、名古屋市を中心に経済活動が盛んで、商業施設やオフィスビルが集中しています。

そのため、都市部では高い価格で取引される傾向があります。

一方、郊外や山間部では、価格は比較的抑えられ、広い土地を手頃な価格で購入できる可能性があります。

交通アクセスや周辺環境、施設の利便性などによって、価格は大きく異なります。

静岡県内にある家の買取価格の相場・推移

静岡県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1188.6 1,698
2023年4月 1316.7 1,881
2023年5月 1164.1 1,663
2023年6月 1332.8 1,904
2023年7月 1080.8 1,544
2023年8月 1274 1,820

静岡県内は、富士山や温泉地など観光資源が豊富で、それが価格に影響を与えています。

静岡市や浜松市などの大都市では、土地価格が高く、家の買取価格も比較的高めです。

しかし、県内の山間部やアクセスが不便な地域では、相対的に低価格で取引されることが一般的です。

地域の特性や利便性を考慮し、査定を受けることが重要です。

岐阜県内にある家の買取価格の相場・推移

岐阜県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 767.9 1,097
2023年4月 1040.9 1,487
2023年5月 886.9 1,267
2023年6月 916.3 1,309
2023年7月 980.7 1,401
2023年8月 709.8 1,014

岐阜県内では、自然環境が豊かで、古い城下町や温泉地が観光資源となっています。

岐阜市や多治見市などの中心地では、価格が高くなる傾向にありますが、山間部では比較的安価です。

地域の特性やアクセスの良さ、周辺施設の発展度などが、価格に大きく影響するため、具体的な価格は専門業者に査定を依頼することが必要です。

三重県内にある家の買取価格の相場・推移

三重県内にある家の買取価格の相場・推移
年月 家買取相場(平均/万円) 家売却相場(平均/万円)
2023年3月 1062.6 1,518
2023年4月 1239.7 1,771
2023年5月 959.7 1,371
2023年6月 1042.3 1,489
2023年7月 1183 1,690
2023年8月 1196.3 1,709

三重県内は、伊勢神宮や鳥羽、志摩などの観光地があり、自然環境も良好です。

これらの要因が価格に影響を与えており、特に観光地周辺では高価格での取引が見られます。

しかし、県内全体で見ると、アクセスや地域の発展度によって価格差があります。

適正な価格を知るためには、複数の不動産業者から査定を受け、比較検討することが重要です。

家を買取相場以上の高値で買い取ってもらう方法

家の買取相場が実勢価格の6~8割まで下がってしまうというのは説明した通りです。

ただ、これはあくまで相場なので、売主の努力次第ではそれ以上での取引も不可能ではありません。

家を相場以上で高く買い取ってもらうには、何をすれば良いのでしょうか?

方法1】買取の提示額は複数社で比較をする

各不動産会社の査定価格例

家の買取価格をできるだけ高くしたいのであれば、できるだけ多くの不動産会社に買取価格の見積もりを依頼して、金額を比較するのが最優先です。

仲介売却の場合、売り出し価格は相場にある程度沿った設定にする必要がありました。

一方で、買取の場合は不動産会社が「この金額で買う」といって提示するものなので、提示額が相場より高額でも問題はありません。

こうした背景を考えると、買取価格の比較はできるだけ多く行った方が成功する可能性は高まります。

※買取価格が高値な分、詳細不明の費用・手数料を要求されるなどのケースには注意が必要です。

方法2】希望の価格・条件を不動産会社に伝える

前述の通り、買取は「状態の悪い住宅をどうにかして買い取って欲しい」というモチベーションの売主が多いので、提示された買取価格に不満を持たないケースが多いです。

不動産会社からすれば出来るだけ安く物件を仕入れたいので、売主側が希望価格を提示してこない状況は願ったり叶ったりだと言えます。

希望の条件があるのであれば、それを不動産会社に伝えてみましょう。

方法3】不動産買取保証を利用する

不動産買取保証の仕組み
東急リバブルを始めとした一部の不動産会社が提供している買取保証(買取保証付き仲介)は、一定期間だけ仲介売却をおこない、期限を過ぎたら仲介業者が直接買い取ってくれるという制度です。

この制度を利用すれば、最初のうちは仲介で相場通りの高値売却に挑戦でき、かつ期限が過ぎたら買い取ってもらえるので売れ残りの心配がありません。

ただし、買取保証制度は不動産会社ごとに売り出し価格と査定額の乖離率上限が決まっていたり、対応できる物件の審査条件が定められたりするので、どんな物件も利用できる訳ではありません。

家の買取相場を事前に把握しておこう

家の買取相場は、手続きが始まる前にしっかり調べておくことをおすすめします。

買取相場を把握しないまま手続きを始めてしまったら、利益が目標に達しない上に大事な家を手放してしまうという状態に陥ります。

大事な家を処分する以上、事前の準備と綿密な計画立てが必要になるのです。

今回紹介した方法を使って、家買取価格のイメージをつかみましょう!

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