新居に引っ越す際、水道やガス、電気などのインフラ開通作業を事前に済ませておく必要があります。
特に電気は、照明をはじめ、新居の掃除や洗濯、スマホの充電等多岐に渡る家電を動かすのに必要なエネルギーです。
しかし、新居への引っ越しは慌ただしく、つい、電気契約の手続きを後回しにして当日まで忘れてしまう方もいます。
こうなってしまうと、「電気開通に数日は要するのではないか?」と思われますが、結論から申し上げると、電気契約の開通は、引っ越し当日でも行えます。
今回は、電気契約を当日行う方法や手続きそのものを当日まで忘れてしまったときの対処法を紹介します。
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電気契約の開通手続きはいつまでに済ませるべき?
冒頭でも紹介したように、電気契約の開通手続きは引っ越し当日でも行えますが、実際は新居に引っ越す前に行っておくのが理想的です。
理想的には、引越し予定日の1〜2週間前には手続きを完了させることが望ましいです。
この時期に手続きを行うことで、引っ越し当日に電気が使えるようになり、スムーズに新生活を始めることができます。
万が一の遅れを考慮しても、最低でも引っ越しの3日前までには契約手続きを終えておくべきです。
電気契約を当日行う際の注意点
電気の契約を後ろ倒しにしている場合などは急いで契約することに利点はありますが、そもそも当日になって契約をするメリットはありません。
前もって開通日は指定できるので、余裕を持って手続きをしておき、引っ越し当日に開通をさせれば、無駄な電気代もかかりません。また、一般的には予定日の空きさえあれば、土日祝日でも開通手続きが可能です。
当日に急いで開通手続きをしようとしたら混雑していたり、申し込むプランを誤ったりするリスクもあります。
新居の電気開通作業の当日にやること
新居への引越しは多くの準備と手続きを要しますが、その中でも特に重要なのが電気の開通作業です。
電気は日常生活に欠かせないため、引越し当日にはスムーズに電気を使用できるようにすることが重要です。
ここでは、新居の電気開通日に行うことを2つ紹介します。
ブレーカーのスイッチを入れる
新居に到着したら、まず電気メーターを確認しましょう。
電気メーターの種類 | 開通作業当日にやること |
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従来型メーター | 分電盤のカバーを開けてアンペアブレーカー、漏電ブレーカー(漏電遮断器)、そして配線用ブレーカー(配線用遮断器)の順番にスイッチを入れていく。 |
スマートメーター | 通信機能を介して電力会社が遠隔で電気の供給を開始するため、特別な操作は必要ありません。 |
ただし、スマートメーターでも引越し前に電力会社との契約手続きが完了している必要があります。
スマホもしくはPCから手続きを行う
ブレーカーを入れた後は、電気使用申込みの手続きです。
現在、電力会社の大多数が、オンラインでの申込みを受け付けており、スマートフォンやパソコンを利用して手続きを完了させることができます。
このオンライン申込みは、自宅に届けられた電気使用申込書を郵送する方法に比べて迅速で、より多くの電力会社の中から自分に合ったプランを選択できる利点があります。
電気の使用開始後は、検針日までの使用量が日割りで計算され、最初の電気料金として請求されます。
そのため、引越し後はできるだけ早めに手続きを済ませ、スムーズな生活をスタートさせましょう。
電気契約の手続きを忘れた際の即日開通方法
電気契約の手続きを新居への引っ越しを忘れていても、引っ越し当日に手続きを組むことはできます。
ただし、即日開通作業は、新居の電気設備によって内容が変わります。
- 電力メーターが従来(機械式)計器
- 電力メーターがスマートメーター
ここからは、新居の電気設備の違いごとに行う開通方法を紹介します。
電力メーターが従来(機械式)計器の場合
従来の機械式電力メーターが設置されている住宅では、引っ越し前に電気の契約手続きをしていなくても、即日で電気が使用できます。
即日電気を使用するための手順は、以下の通りです。
(従来(機械式)計器の場合)
- アンペアブレーカーの電源を入れる。
- 漏電ブレーカー(漏電遮断器)の電源を入れる。
- 配線用ブレーカー(配線用遮断器)の電源を入れる。
- 電力会社に連絡して電気契約手続きを行う。
上記4つの手順を組むことにより、電力が供給され始めます。
その後、速やかに電力会社に連絡して正式な電気契約手続きを行う必要があります。
電気契約は、電力会社の公式サイトでのオンライン申し込み、電話によるカスタマーセンターへの連絡、もしくは新居にある電気使用申込書を郵送します。
電気使用申込書は、多くの場合、新居の玄関ドアのノブにかかっていたり、ポストの中に入っていることがあります。
電力メーターがスマートメーターの場合
スマートメーターが設置されている場合、即日での電気開通は従来型メーターに比べてやや難しいとされています。
難しいと言われる理由は、主にスマートメーターが電力会社による遠隔操作が可能であり、前住人の利用停止手続き後はブレーカーを上げても電気が供給されない仕組みになっているためです
しかし、電力会社によっては当日の電話申し込みによる即日開通に対応している場合があります。
引っ越し当日に電気契約をしていないことに気づいた場合は、電力会社の契約受付窓口やカスタマーセンターに直ちに電話をして、即日開通を希望する旨を伝えましょう。
即日開通が可能であっても電力会社の営業日や営業時間、即日開通の最終受付時間には制限があるため、できるだけ早めに、特に午前中に連絡を取ることが重要です。
特に大手電力会社では、カスタマーセンターが混雑することが予想されるため、電話がつながりにくい場合は、電気契約を代行してくれるサービスを利用するのも一つの手段です。
電気の即日開通に必要な情報
電気の即日開通をスムーズに進めるためには、事前にいくつかの重要な情報を準備しておく必要があります。
- 契約者氏名(契約名義)
- 住所(新居)
- 電話番号
- 申し込む電気料金プラン・アンペア数
- 支払い方法(クレジットカード番号、銀行の口座番号など)
この情報に不備があると、手続きが中断され、即日開通の希望が叶わないことがあります。
特に新居の住所、連絡が取れる電話番号は、電力会社が契約者と連絡を取る上で最も基本的なデータです。
これらの情報を事前に準備し、正確に電力会社に提供することで、電気の即日開通のプロセスがスムーズに、かつ迅速に進むでしょう。
現住所で別の電力会社に乗り換える流れ
電力自由化により、消費者は自分のライフスタイルや予算に合った電力会社を選ぶ自由があります。
現在の住所で電力会社を変更したい場合、いくつかのステップを踏む必要があります。
- 新しい電力会社を決める
- スマートメーターの設置工事(※未設置の場合)
- 新しい電力会社と契約を交わす
これらのプロセスを踏むことにより、電気料金の支払い負担の軽減につながります。
こからは、各プロセスでどのようなことをしているのかについて解説します。
【Step1】新しい電力会社を決める
最初にするべきは、自分のニーズに最も合致する電力会社を選ぶことです。
旧来の大手電力会社だけでなく、新電力会社も含めて選択肢は豊富です。
電力会社によって提供される電気料金プランは多岐にわたり、家庭の電気使用量や生活パターンによって最適なプランは異なります。
電気料金の比較サイトなどを活用して、料金やサービス内容を比較検討しましょう。
【Step2】スマートメーターの設置工事(未設置の場合)
既存のアナログメーターからスマートメーターへの交換が必要な場合、新しい電力会社が手配してくれます。
スマートメーターは、リアルタイムでの電力使用状況の把握や遠隔での電力供給の管理を可能にするため、電力会社の変更に伴う設置は非常に重要です。
この工事は原則無料で行われ、通常は立ち会い不要で5分から40分程度で完了します。
ただし、住宅の設備によっては追加費用が発生することがあるため、事前に電力会社に確認しておきましょう。
【Step3】新しい電力会社と契約を交わす
スマートメーターの設置が完了すれば、次は新しい電力会社との契約手続きです。
この手続きは、選択した電力会社のウェブサイト上で簡単に行うことができます。
契約手続きをする際には、契約者の情報、契約プラン、支払い方法などを提供する必要があります。
- 契約者氏名(契約名義)
- お客様番号
- 供給地点特定番号
- 切り替え希望日
- 支払い方法(クレジットカード番号、銀行の口座番号など)
新しい電力会社との契約が成立すると、以前の電力会社との契約解除は新契約の電力会社が代行してくれるので、消費者が直接前の会社に連絡を取る必要はありません。
新しい電力会社からの供給開始日は、通常、最初の検針日からとなります。
電気契約の開通作業に関するよくある質問
ここでは、電気の開通作業や契約で分からないことや解決しておきたいことを質問形式で解説して行きます。
スマートメーター設置物件でも電気の開通作業は当日対応してくれる?
引越し当日に手続きをしていない場合、即日での電気の開通は保証されません。
電力会社によっては、営業日や営業時間内であれば即日開通に対応している場合もありますが、これは電力会社の対応能力や当日の申し込み状況に依存します。
引越しの計画が立ったら、可能な限り早期に電力会社との契約を済ませることをお勧めします。
従来型のアナログメーター設置物件はブレーカーの電源を入れるだけでいいの?
しかし、これは一時的な解決策に過ぎず、早急に電力会社と正式な契約を結ぶ必要があります。
無契約の状態が続くと、電力会社から供給が停止されるリスクがあります。
オール電化住居に電気を通す際に気を付けることはある?
まず、引越し前日までに電気を開通させておくことが重要です。
オール電化住居では、夜間にお湯を沸かすため、引越し当日の即日開通ではお湯を使用できない場合があります。
また、オール電化専用のプランを提供している電力会社を選ぶことで、電気代の節約に繋がります。
電気温水器やエコキュートなどの設備がある場合は、開通作業に立ち会いが必要な場合もあるため、電力会社との事前の調整が必須です。
電力会社を乗り換えたら電気料金は安くなる?
電気料金は、選択するプラン、電気の使用量、使用時間帯によって変わります。
自宅の電気使用状況に合ったプランを選択することが、電気代を節約する鍵です。
電力会社の公式サイトにある料金シミュレーターを活用して、切り替え前に料金見積もりを立てましょう。
スマートメーターの設置工事は無料?
これは電力自由化の一環として、より効率的な電力使用と管理を促進するためです。
ただし、住宅の設備状況によっては、メーター交換に伴う追加工事が必要になる場合があり、その際には追加費用が発生することがあります。
スマートメーターの設置は、電力供給の効率化やリアルタイムでの使用量管理など、利用者にとって多くのメリットをもたらします。
電気開通は即日対応可能!ただし余裕をもって手続きするのがおすすめ
電力会社との契約や電気開通手続きは、場合によっては即日対応が可能であるものの、様々な理由から余裕を持った計画が非常に重要です。
即日対応が可能な電力会社もありますが、その可否は電力会社の営業時間、手続きの混雑状況、技術的な要因などに左右されます。
さらに、特にスマートメーターが設置されている場合、事前に電力会社との契約が必要となり、即日での手続きが難しくなる可能性もあります。
引っ越しの計画が立ったら、早めに電力会社との契約手続きを始めましょう。
特に引越しの時期によっては、多くの人が同時に開通手続きを行うため、電力会社の対応が遅れる可能性があります。
早めに手続きを済ませることで、電気開通に伴うリスクを避けることができます。