運営:株式会社グローベルス [国土交通大臣免許 (04)第007845号]
住宅ローンコラム

ブラックリストに載っても住宅ローン審査に通る?金融事故・滞納歴ありでもローンを組むことは可能なのか

ブラックリスト 住宅ローン 通る
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

クレジットカードやカードローンの滞納、債務不履行や債務整理などで信用情報に傷がついてしまっている人の場合は、その旨を住宅ローン審査でもチェックされて、審査に落とされる可能性が高いです。

こうした、いわゆる金融ブラックリストに載っている人でも住宅ローン審査を通過することはできるのでしょうか?

今回は、ブラックリストに載っている場合の住宅ローン審査への影響や、対処法について解説していきます。

【おすすめ1位】PayPay銀行住宅ローン
PayPay銀行住宅ローン
保証会社手数料 事務手数料
無料 2.2%
繰上返済手数料 団体信用生命保険料
無料 無料
おすすめポイント
  • 業界トップクラスの低金利!
  • どの銀行口座からでも引き落とし可能!
  • 事前審査は最短30分で審査完了!
\ネット完結で申込可能/
Contents

金融ブラックリストとは?

金融サービスの契約状況や支払いの延滞の有無などの情報は、個人ごとに信用情報機関に登録されます。個人の信用情報は、住宅ローンを含む各種金融サービスの審査時に開示されて、合否の参考にされます。

信用情報の仕組み

この信用情報に、支払いの延滞や自己破産歴など、特定の「金融事故」があると、規定の期間まで、信用情報履歴に事故情報が残ります。

事故情報 JICCの登録期間 CICの登録期間 JBAの登録期間
支払いの延滞に関する情報 最大5年以内 5年を超えない期間 5年を超えない期間
債権回収
債務整理
保証履行
強制解約
破産申立
債務譲渡
5年を超えない期間(債権譲渡に関しては、発生から1年を超えない期間) 決定から10年を超えない期間
不渡り情報 発生から6ヶ月を超えない期間(取引停止処分の場合は処分日から5年を超えない期間)
クレカやローンへの申込情報 照会日から6ヶ月間 照会日から6ヶ月間 照会日から6ヶ月間
クレジット情報 契約期間中~終了後5年以内 契約期間中~終了後5年以内 契約期間中~終了後5年以内
利用記録 利用日より6ヶ月間 利用日より6ヶ月間 利用日より6ヶ月間

この、信用情報に金融事故の履歴が残っている状態を俗に「金融ブラック」「ブラックリストに載っている状態」などと呼びます。

金融ブラック状態の人は「お金にだらしない人」「経済力が低い人」という評価を受けるため、住宅ローン審査で落ちる可能性が高いです。

ブラックリストに載ってしまうケース

ブラックリストに載ってしまうケースについて紹介していきます。

今回紹介するケースに一つでも当てはまっている場合はブラックリストに載ってしまっている可能性があるので注意しましょう。

ケース1】61日以上または3ヶ月以上の返済遅延

クレジットカードの引き落としやその他カードローン、携帯代金などの支払いが61日以上または3ヶ月以上の返済遅延をした場合にブラックリストに載ってしまいます。

61日以上または3ヶ月以上となっているのは、その人の返済金額や遅延・延滞した時期によって異なります。

どちらになるかについては、明記されていません。

ブラックリストに載っていないにも関わらず、クレジットカードが作れない、住宅ローンが組めない場合は、信用情報機関のブラックには載っていないが、その企業のブラックリストに掲載されてしまっている可能性があります。

ケース2】奨学金の返済をしない

日本学生支援機構の平成30年度学生生活調査では「大学(昼間部)47.5%、短期大学(昼間部)55.2%」の学生が奨学金を利用しているとの調査結果も報告されています。

日本学生支援機構は、信用情報機関に加盟しているため奨学金の返済をしない場合は、ブラックリストに載ってしまいます。

奨学金の返済がなくブラックリストに載った場合もクレジットカードや住宅ローンを組むことが難しくなってしまうので注意しましょう。

ケース3】債務整理を行っている

債務整理を一度でも行っている場合もブラックリストに掲載されてしまいます。

債務整理を行った人の信用情報には「自己情報」が登録されます。

「異動」とは異なりますが、こちらもブラックリストに掲載される要件の一つとなります。

ケース4】保証会社による代位弁済

債権者が債務の支払いができず、保証会社が代金を立て替えたことを代位弁済と言います。

代位弁済をすると、債権者には支払い能力や意思がないと判断されてしまいます。

一度でも代位弁済がある場合はブラックリストに載ってしまいます。

ケース5】複数の金融機関に申し込みをする

複数の金融機関に申し込みをしている場合もブラックリストに載ってしまう可能性があります。

複数の金融機関を利用している場合は、A社からB社、B社からC社の様に自転車操業のような状態になってしまっていると判断されるためです。

一度に複数の金融機関への申込をされると、信用情報機関に複数回、信用情報の開示請求があるので隠すことは出来ません。

ケース6】クレジットカードの強制解約

実は、利用者が解約手続きをしていないにも関わらずクレジットカード管理会社が一方的にクレジットカードの強制解約を行う場合もブラックリストに掲載されてしまいます。

実は、クレジットカード会社は契約者が支払い能力がないと判断した場合に会社都合で解約をすることが出来ます。

強制解約されてしまうと、他の返済に遅延などが無くてもブラックリストに掲載されてしまうので注意してください。

ケース7】同性同名・生年月日が同じ人が問題を起こした

同性同名かつ生年月日が同じ人がいた場合、全く関係のない第三者にも関わらず誤ってブラックリストに載ってしまう場合があります。

人違いが原因なので、情報開示請求をして違うことを確認したら住宅ローンを組もうとする金融機関に相談してみてください。

ブラックリストに載っているいる人物と住所が異なることが証明できれば、住宅ローン審査に通過できる可能性が上がります。

ブラックリストに載ったら住宅ローン審査に通るのは不可能?

実際のところ、ブラックリストに載ってしまったら住宅ローン審査に通るのは可能なのでしょうか?

ブラックリストの定義にも拠りますが、前述の通り「個人信用情報に金融事故歴が登録されている状態」とすると、軽度の金融事故であれば住宅ローン審査に通る可能性はあると考えられます。

こちらは、信用情報機関CICの、総登録件数と総異動件数を比較したものです。クレジットカードの支払い延滞など、金融事故が発生した場合は「異動」とみなされます。

上記データだと、登録されている信用情報の中で異動とみなされている情報件数は2,193万件(2024年6月)もあり、これは総登録件数の2.7%程度であることが分かります。

単純比較はできませんが、クレジットカードであれば、カード所有人口の2%程度は滞納などの金融事故歴があるという計算になります。

一方で、住宅ローンの審査落ちの割合は総申込件数の5%程度と言われています。

住宅ローン審査に落ちる理由は金融事故だけではないことを考えると、事故歴があっても審査に通っている方は一部いる可能性があります。

改善状況を評価してもらうことが重要

ただし、上記のように住宅ローン審査に通る金融事故は、例えばクレジットカードを1ヵ月分だけ滞納したなどの、軽微なものである可能性が高いです。

それ以上の規模の金融事故となると、住宅ローン審査に通過する見込みはほぼ無いと考えられるでしょう。

もし、このような状況に陥った時に、審査に通過する可能性があるとしたら「確かに金融事故歴はあるが、現在は大幅に状況が改善されていることを証明できている」という評価を銀行側が持つというケース以外はなかなか考えられません。

ただし、大きな金融事故を起こした後、短期間で状況を改善できているケースは一部に満たないので、銀行側がわざわざそこを評価して審査に通すかと言われると微妙なところです。

ブラックリストに載っているか確認する方法

信用情報に傷がついていると一言に言っても、何で問題を起こしてしまいブラックリストに載ってしまうかが異なります。

信用情報機関は下記の3つがあります。

  • CIC:クレジットカード
  • JICC:消費者金融
  • KSC:銀行

住宅ローンなどを組む際に金融機関は全ての信用情報機関で信用情報に傷がついていないか確認します。

信用情報を調べる際は、何を原因で信用情報に傷がついているかが異なるので情報開示をする際はどの機関にするかを判断する必要があります。

開示した信用情報の中に「異動」の言葉がある場合は、ブラックリストに載ってしまっている可能性があるので注意しましょう。

CICのブラックリストに載っているか確認する方法

CICの情報開示は、インターネット・窓口・郵送の3つの方法で申し込みをすることが出来ます。

それぞれの申込方法について解説していきます。

インターネットを利用してブラックリストに載っているか確認する方法

インターネットを利用してブラックリストに載っているか確認する方法は以下の通りです。情報開示までの流れ

  1. 利用環境の確認
  2. 受付番号の取得
  3. 受付番号の入力
  4. 開示情報の表示

受付番号を取得してから受付番号の入力は1時間以内に入力する必要があります。

1時間を超過して受付番号の入力をする場合は、受付番号を再取得しなければなりません。

受付時間 8:00~21:45(年末年始も利用可能)
手数料 1,000円(税込み)

窓口でブラックリストに載っているか確認する方法

窓口でブラックリストに載っているか確認する方法は次の通りです。ブラックリストに載っているか確認する方法

  1. 必要書類を用意
  2. 窓口に行く
  3. 申込と本人確認
  4. 開示情報の受取り

窓口で信用情報を確認する際は、身分確認の書類として運転免許証または運転経歴証明書・マイナンバーカード・パスポートなどの顔写真付きの身分証明書を準備する必要があります。

顔写真付きの身分証明書を準備できない場合は、健康保険証・年金手帳・戸籍謄本(抄本)・印鑑登録証明書のいずれかから2点書類を準備しましょう。

受付時間 10:00~12:00 13:00~16:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
手数料 500円(税込み)

郵送でブラックリストに載っているか確認する方法

郵送でブラックリストに載っているか確認する方法は以下の通りです。郵送でブラックリストに載っているか確認する方法

  1. 信用情報開示申込書の記入
  2. 定額小為証書の準備
  3. 申込と本人確認
  4. 必要書類の投函

手数料を支払う際は、ゆうちょ銀行の定額小為替証書で支払うので事前に準備しておく必要があります。

開示に係る期間 10日
手数料 1,000円(税込み)

JICCのブラックリストに載っているか確認する方法

JICCの情報開示は、専用アプリ・窓口・郵送の3つの方法で申し込みをすることが出来ます。

それぞれの申込方法について解説していきます。

専用アプリを使ってブラックリストに載っているか確認する方法

JICAは専用のアプリを利用してブラックリストに載っているかを確認することが出来ます。

専用アプリを使ってブラックリストに載っているか確認する方法
  1. アプリのダウンロード
  2. メールアドレスを送信
  3. パスワードの発行
  4. パスワードの入力
  5. 申し込み内容の入力
  6. 本人確認書類・自撮り写真の痩身
  7. 手数料支払い方法の選択
  8. 開示所不応の受領

専用アプリで個人の信用情報を開示する場合は、本人確認書類と自撮り写真を撮影して送信する必要があります。

その後、手数料を支払うことで開示結果が郵送されます。

受付時間 午前3時~4時、毎月第3木曜日午前0時~8時を除く時間
手数料 1,000円(税込み)

窓口でブラックリストに載っているか確認する方法

窓口でブラックリストに載っているか確認する方法は以下の通りです。

窓口でブラックリストに載っているか確認する方法
  1. 受付窓口の確認
  2. 手数料の準備
  3. 本人確認書類等必要書類の準備
  4. 受付窓口へ行く

本人以外の代理人が窓口への訪問をし信用情報の開示請求を行う際は、その場で開示されず後日郵送となり手数料が1,000円かかるので手数料の準備をする際は、注意が必要です。

また、本人確認書類に不足がある場合は本人が受付窓口に来ていても信用情報が開示されないので事前に必要書類をしっかりと準備する必要があります。

受付時間 午前10:00~午後4:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
手数料 500円

郵送でブラックリストに載っているか確認する方法

郵送でブラックリストに載っているか確認する方法は以下の通りです。

郵送でブラックリストに載っているか確認する方法
  1. 「借用情報開示申込書」の準備
  2. 手数料の準備
  3. 本人確認書類等必要書類の準備
  4. 申込書類をJICCへ送付

申込書類がJICCへと届いてから、自宅に開示した信用情報の詳細が家に返送されるまでには約10日程の期間が必要です。

速達や、本人限定受取郵便などを希望する場合はそれぞれ300円の別途費用が必要です。

情報開示にかかる期間 10日間
手数料 1,000円(税込み)

KSCのブラックリストに載っているか確認する方法

KSCの情報開示は、郵送手続きのみになります。

郵送手続きを行う際は、本人確認書類を準備した上でセンターに書類を郵送しましょう。

情報開示までには書類を郵送して1週間~2週間程かかります。

書類送付先 〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-5-1一般社団法人全国銀行個人信用情報センター
手数料 1,000円(税込み)

開示された情報は、本人限定受取郵便または簡易書留で送られてくるので、情報の紛失等の危険性は少ないです。

ブラックリストに載った時の住宅ローン審査への対処法

ブラックリストに載った時に住宅ローン審査を通過する可能性を上げる対策方法について紹介します。

一般の人よりも住宅ローン審査を通過するのは難しいですが100%無理というわけではないので、今回紹介する対策を実践した上で申し込みをするようにしましょう

対処法1】ブラックリストから消えるのを待つ

一番簡単なのは、ブラックリストから消えるのを待つことです。

ブラックリストに載ってしまった原因によって載っている期間は異なりますが、一般的には5~7年経過することで、ブラックリストから外れることが出来ます。

ブラックリストから外れたら、各種金融機関が求めている条件を達成すれば住宅ローン審査を通過しやすくなります。

対処法2】審査が甘い金融機関に申し込みをする

審査が甘い金融機関に申し込みをすることで、住宅ローン審査が通過しやすくなります。

複数の金融機関に住宅ローンの申し込みをすることで、審査を突破することが出来るかもしれません。

一度審査漏れしてしまった金融機関でもブラックリスト以外の変えられる原因を考え対策することで通過する可能性を高められます。

対処法3】頭金を充分に準備する

頭金を充分に準備することで、ブラックリストに載っている人でも住宅ローン審査を通過することが出来ます。

一般的な住宅ローンを組む際に必要な頭金は、購入希望住宅の20%程度が必要と言われています。

しかし、ブラックリストに載っている場合は信用情報に傷がついているため20%の頭金を準備しても完済できないと判断されてしまい住宅ローンを組むことが出来ません。

可能な限り準備する頭金を多くすることで、住宅ローン審査対策となります。

対処法4】ステータスを改善する

金融機関が住宅ローンを融資する際は、個人情報だけでなくその人の社会的ステータスを見ます。

住宅ローンを借りようとする人の勤続年数・職業・収入などを確認します。

ステータスを改善することで、ブラックリストに載っていても住宅ローン審査を通過できる可能性が高まります。

ブラックリストから抜けるには地道な努力が必要

一度ブラックリストに掲載されてしまうとその後、5年間は住宅ローンの審査を通過しにくくなってしまいます。

ブラックリストから抜けるには、過去の失敗を反省し正しいお金の運用をするようにしましょう。

住宅ローンを契約出来たとしても、返済が滞ってしまうと一括返済などの危険性もあります。

普段から地道な努力を行い、ブラックリストに載らないようにすることで住宅ローンの審査は通過しやすくなります。

【おすすめ1位】PayPay銀行住宅ローン
PayPay銀行住宅ローン
保証会社手数料 事務手数料
無料 2.2%
繰上返済手数料 団体信用生命保険料
無料 無料
おすすめポイント
  • 業界トップクラスの低金利!
  • どの銀行口座からでも引き落とし可能!
  • 事前審査は最短30分で審査完了!
\ネット完結で申込可能/