別荘の売却は、普段利用している家やマンションの売却と異なり中々売却できないという問題があります。
別荘を高く売却するためには別荘の査定ポイントを押させておく必要があります。
- 築年数
- リフォーム
- 独自設備
今回は、別荘査定を成功させる方法を詳しく解説していきます。
別荘を売却する・手放す際は査定が必要な理由
まず、別荘を含む不動産を売る際には査定が必要ということを知らない人も多いです。
こうした人は「○○万円で買った築△△年の別荘なのですが、いくらで売れますか?」と直接買主に聞いて交渉するものだと考えているようですが、そんなことはありません。
まず、中古の別荘には定価がありません。
経過した築年数や劣化具合などを参考にして価格を付けるので、プロの目利きが必要なのです。
また、プロに査定してもらわないと不動産会社と契約することができません。つまり、販売営業もチラシ配りも全て自分でやらなければいけないのです。
スムーズで安全な別荘売却を実現するためにも、査定は必要なのです。
別荘の価格は市況・タイミングによって異なる
別荘の価値は、普通の不動産とは少し違います。
例えば都心に近いマイホームはいつの時代も高値が付きますし、逆に田舎の郊外の家は売れにくい傾向にあるものです。
しかし、別荘に関してはトレンドの変化によって相場が大きく変化することも十分あり得ます。
もともと別荘を建てるということ自体が娯楽・趣味に当てはまるので、駅までのアクセスの良さなどは査定額にあまり影響しません。
ドラマのロケ地になったり、情報番組で紹介されたりすることで査定額は大きく上がる可能性も十分あります。
- 韓国 済州島:ドラマ「私の名前はキム・サムスン」などで取り上げられ、注目度が上昇した
- ニュージーランド:映画「ロード・オブ・ザ・リング」などで取り上げられ、注目度が上昇した
- アメリカ カリフォルニア州・パームスプリングス:ハリウッドスターが多く住んだことが、ブランディングに繋がった
このように別荘相場は時代の変化に敏感なため、売却前に必ず相場を調べる必要があるのです。
別荘の査定はリゾート地専門業者に依頼するのがおすすめ
不動産会社の中には、軽井沢や伊豆などに店舗を構えるリゾート物件専門業者がります。
彼らは別荘地や別荘、リゾートマンションの仲介売買などを専門におこなう不動産会社です。東急リゾートなどが代表的な会社でしょう。
別荘の査定は彼らに依頼をするのがおすすめです。名だたる大手不動産会社に比べてリゾート専門業者がおすすめな理由とは一体何なのでしょうか?
別荘に関するデータが豪富
まず言えるのは、東急リゾートなどが持っている別荘の取引データは一般的な不動産会社の比較にならないということです。
そもそも、売上重視の大手不動産会社は都市部周辺の営業がメインで、郊外の別荘の査定には対応していないことも多いです。
別荘を査定してほしい時に一番頼りになるのは、やはりその周辺にある専門業者なのです。
別荘地への知見も広く売却が成功しやすい
リゾート地専門業者は別荘のデータを多く持っているだけでなく、別荘地に関する知識も広く持っています。
例えば、軽井沢と一口に言ってもこのようにいくつかのエリアに分かれており、相場と需要が異なります。
どのエリアが人気かというのは時期によっても違いますが、リゾート地専門業者はこうした情報を早めに仕入れていることも多いです。
結局、彼らに依頼をしたほうが早く売れる可能性は高いのです。
その別荘地に特化した会社に相談する
リゾート地の専門業者といっても、熱海の不動産会社が軽井沢の事情に詳しいわけではありません。
リゾート地専門業者は別荘の仕組み全般には詳しいですが、専門外の別荘地に対する知見は深くありません。
「軽井沢の別荘は軽井沢の会社に依頼するなんて、当たり前」と思うかも知れませんが、例えばこれが伊東と伊豆みたいに近い距離になってくると、ネットで間違ってアクセスする可能性もあります。
会社選びは、かなり慎重にやるようにしましょう。
別荘の査定で見られる項目
戸建て住宅の査定は一般的に、以下のようなポイントを詳しくチェックします。
- 家の構造
- 窓から見える景観・日当たり
- 近隣関係
- 間取り
- 水回りの状態
- 雨漏り・シロアリ
ただ、別荘となると一般的なマイホームとは違った設備も多くあります。
こうした設備は査定では高く評価してくれるのでしょうか?詳しく解説していきます。
築年数│査定額への影響が最も大きい
別荘とは言え、一番重視されるのは築年数というのに変わりはありません。
特に別荘は木造のものも多いため、築年数が1年経つごとに急速に価値を下げていきます。
古くなり過ぎた別荘は売れない恐れもあるので注意しましょう。
ただ、別荘は普通の住まいとは違い、古さが味を出していると評価されることもあります。
この辺は買主の趣味・嗜好に関わるので、リスクはありますがチャレンジしても良いでしょう。
設備・デザインなど│人気や資産価値に大きく影響
別荘には暖炉など、独自の設備があるケースも多いです。
こだわって建てた別荘は、中古で売る際に成約が取れにくい危険性もあります。
ログハウスや暖炉、大きなジャグジーなど目立つ物件は、趣味・嗜好があう人しか買わないのでターゲットを狭めてしまいます。
査定では高評価を得やすいですが、実際の売買では決まりにくい要素であることを頭に入れておきましょう。
キズ・凹みの有無│成約に影響しやすい
はじめて別荘を売る人は、査定前にキズや凹みを治す必要はあるのかどうか悩みがちです。
実際、全く価格に影響しないわけではないのですが、かと言って気にしすぎる必要もありません。
なぜなら、中古の別荘が欲しい人は購入後にリフォームをする前提でいるからです。
逆に売る前にリフォームをしてしまうと買主のニーズと合致せず売れない可能性もあります。
ただ、あまりに傷み過ぎている場合は簡易修繕を勧められることもあります。迷ったら不動産会社に相談してみましょう。
別荘の査定の流れ
別荘査定のポイントを解説しましたが、いざ査定に出すとなった時にどこから手を付ければ良いか分からない…という方も多いでしょう。
ここからは、別荘の査定の手続きを流れに沿って紹介していきます。
ちなみに、査定の手順を簡単にまとめると以下のようになります。
- ネットから問い合わせ
- 机上査定
- 訪問査定
- 不動産査定書が届く
- 相談・契約
ここからは、それぞれの手続きを詳しく解説していきます。
【Step1】ネットから問い合わせ
査定の依頼は直接来店したり、電話で申し込んだりすることも出来ますが、最近はスムーズなネット申込を推奨しています。
目ぼしい会社の公式サイトから1件ずつ査定依頼をするのも良いですが、不動産一括査定サイトで複数社の査定額を比較すると高く売れやすくなります。
※不動産一括査定サイトの詳しい内容は後ほど説明します。
【Step2】机上査定
不動産一括査定サイトなどは、依頼時に机上査定(簡易査定)か訪問査定か選ぶことが多いです。
両者の違いをわかりやすくまとめると、以下のようになります。
- 机上査定:周辺地域の相場や類似物件の売却額を基にした簡単な査定
- 訪問査定:業者が部屋の状態、道路や境界の位置関係などを詳細に確認することで得られる精度の高い査定
机上査定は申込時に共有した物件情報や各社の保管データを参考にして価格を算出する方法。対して訪問査定は机上査定の価格に加えて実際に物件を調査して評価する方法です。
精度が高いのは訪問査定ですが、まずは複数社の査定額を机上査定で比較し、ある程度絞り込めたら訪問査定をおこなうのがおすすめです。
【Step3】訪問査定
机上査定が終わったら、次に訪問査定を依頼します。
複数社に依頼する際は時間帯がバッティングしないように注意しましょう。
別荘の訪問査定は主にこちらのポイントをチェックします。
- 家の構造
- 窓から見える景観・日当たり
- 近隣関係
- 間取り
- 水回りの状態
- 雨漏り・シロアリ
- 駅までスムーズに歩いて行けるか
- 緑・公園が近くに多いか
- 治安が良いか・周辺にある学校の評判はどうか
- 天井の高さは低すぎないか
- フローリング・備え付け家具の質感
別荘の規模にもよりますが、査定は1~2時間で完了することが多いです。
【Step4】不動産査定書が届く
査定が完了すると、不動産査定書が届きます。
不動産査定書は自宅に郵送されるのが基本ですが、現在はメールに添付して送られることが多いです。
不動産1件につき10ページくらいの冊子になっており、別荘の詳細情報やどこを査定したか、査定額をどうやって算出したかなどが書かれています。
この冊子の出来栄えによって、相手の本気度を測ることもできます。
【Step5】相談・契約
査定結果に納得がいったら、売却プランを確認して媒介契約を結びます。
これは不動産会社に販売活動を依頼する代わりに、成約のあかつきには仲介手数料を支払うという契約です。
媒介契約には3種類の契約方法がありますが、別荘におすすめするのが一般媒介契約という方法です。
一般媒介契約は複数社と契約して各々で売り出してもらう方法で、仲介手数料は成約を取った1社にのみ支払います。
業者からすれば赤字のリスクもあるので成功しにくい方法ですが、別荘は相場が高いので業者間で高利益を得ようという競争が起きやすいのでおすすめです。
別荘を高く早く売るための売り出し方
別荘は、その価格の割に査定額が低めに出てしまうことがあります。
その理由の一つに、別荘としてのニーズが低いからということも考えられます。
別荘地の人気は移り変わりが激しいですし、別荘が欲しい人自体が多くありません。
そこで、別荘として買った物件をあえてそれ以外の目的で売り出せば、査定額が高くなることもあるのです。
ここからは、別荘を高値で査定してもらう裏ワザを紹介していきます。
永住地としての価値を評価してもらう
別荘というのは、夏や冬の長期休暇に住まいとして利用する物件です。
それとは別に、現在ブームになっているのはセカンドライフとしての住まいというニーズです。
シニア層が退職金とつぎ込んで、別荘地に移住してしまうケースが増えています。こうした方にとっては、暖炉や露天風呂といった別荘ならではの魅力というよりも、しっかり家として住めるかが重視されるのです。
別荘としての魅力がなくても、備え付けの家具・家電がしっかりしていれば、彼らのような層に向けて売り込むことが出来るのです。
シェアオフィスとして売り出す
現在は、働き方の1つとしてテレワークが推奨されています。
時間や場所にとらわれず、PCを使って仕事をするスタイルのことです。
別荘地にはこうしたテレワーク用のシェアハウスや、あえて都市部から離れることでブランド価値を高めたいIT企業のオフィスなどが増えています。
ネット環境の整った別荘であれば、こうした層へ売り込むことも可能です。
移住者の居住住宅としても対応できるようにする
軽井沢などは、子育てのための移住支援を盛んにおこなっています。
別荘地に移り住む子育て世代が増えているため、子ども部屋にある別荘の評価は高まっています。
別荘査定の前に準備すべきこと
別荘を売却する際、まず査定に出して価格を確かめるという方法はおすすめできません。
不動産会社に査定を依頼するということは、もう売却のレールに乗っかってしまうことと同義でもあります。
1社に査定依頼を出して営業をかけられると、その業者が良いか悪いか見抜く暇もないまま契約を結んでしまい、販売活動がスタートしてしまいます。
別荘売却の成功に最も影響するのは業者選びですが、その業者選びを上手くおこなうには、査定の時点で最低限の知識を抑えておき、査定結果で業者をしっかり選別する必要があります。
別荘売却の成功に向けて査定前にすべきことを解説していきます。
エリア内の相場の確認をする
別荘査定の前にまずは相場の確認をおこないましょう。
別荘の相場が3,000万円だと事前に知っておけば、査定額2,000万円前後の業者と契約するのは損だとすぐ分かります。
一括査定で複数社に査定依頼をすれば平均の相場が分かるという考え方もありますが、例えば6社に査定を依頼した結果、そのエリアの本当の相場と比べて全社下回っている可能性も十分あります。
そういった観点から見ても、別荘査定前の相場調査は重要です。
相場調査の方法としては、以下のようなツール・データベースを利用するのがおすすめです。
- 国交省が提供するデータベース(土地総合情報システムなど)
- レインズ・マーケット・インフォーメーションなど
- 不動産ポータルサイト(SUUMO、アットホーム)など
別荘のアピールポイントを整理する
購入希望者は築年数や面積だけで別荘を選んでいる訳ではありません。
リゾートが近い、中でも人気のエリアに位置してるなど…、人によって物件選びのポイントは異なります。
逆に言えば、条件の悪い別荘でもPRポイントを明確化しておけば、それにマッチする買い手へ確実に売却することができます。
自分が長年所有している別荘でも詳しい特徴は分からないことが多いです。
査定に出すのを機に、一度自分の別荘を見直してみましょう。
別荘をいつまでにいくらで売るかの目標設定をおこなう
あなたは別荘を何月までに何万円で売却する予定でしょうか?曖昧な方はこの2点をしっかり整理してから査定に出すことをおすすめします。
一般的に、高値で売却しようとするほどかかる時間は長くなります。
そのため、査定額だけで業者を決めてしまうと、期限までに売却できない可能性も出てきます。
査定前にこの2点を整理しておけば、業者をこの2点に当てはめて選択し、行動させることが可能になります。
逆に具体的な目標を設けていないと、不動産会社に乗せられてドンドンと結果地点がズレてしまいます。
必要書類を事前にチェックする
別荘査定を円滑に進めるため、事前に資料を揃えておくことをおすすめします。
揃えることでプラスになる書類は、以下が挙げられます。
書類 | 取得方法 |
---|---|
登記事項証明書 | 市区町村役所で取得 |
間取り図・測量図 | 登記所で取得 |
固定資産税納税通知書 | 市区町村役所で取得 |
購入時の概要書 | 不動産会社から取得 |
修繕・メンテナンス証明書 | 依頼した会社から取得 |
別荘の欠陥・問題点もチェックしておく
別荘の査定・売却を成功させたい場合、メリットだけに目を向けてはいけません。
査定前に欠陥・問題点を整理しておき、それを不動産会社に報告することも大切です。
フローリングの傷や凹み、雨漏り、シロアリ被害などは隠そうと思えば隠すこともできます。
しかし、不動産売買には瑕疵担保責任といって、引き渡しから一定期間内に欠陥が見つかった場合、売主に対して賠償の請求ができる仕組みがあります。
事前に欠陥を共有して価格を下げるよりも、隠して契約を結んで売却した後に欠陥が発覚するほうが高額の賠償金が発生します。
別荘の欠陥は物理的なものだけでなく、他殺・殺人が過去にあった、お墓が近くにある…といった精神的に安定した生活を脅かす事象も欠陥に該当するので、事前に把握しておきましょう。
ローン残高・その他の権利関係を整理する
別荘を売却する際、ローンが残っていれば、まず残債を処理しなければ引き渡しできません。
そのため、まずは今のローン残債額を確認し、査定額がそれを上回るか確認する必要があります。
また、借地権や抵当権など、様々な権利が絡み合っている場合は売却が面倒なので、一旦整理する必要があります。
別荘を無料査定してくれるおすすめリゾート地専門業者3選
公式サイト | 対応エリア | 宅地建物取引業免許 | 会社名 | 本社所在地 | |
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東急リゾート | 全国 | 国土交通大臣(8)第4195号 | 東急リゾート株式会社 | 東京都港区南青山2-5-17ポーラ青山ビル | |
リゾートメンテナンス |
蓼科周辺 | 長野県知事(5)第4600号 | 株式会社リゾートメンテナンス | 長野県小県郡長和町大門3518 | |
リゾート買い取りドットコム | 那須、関東甲信 | 東京都知事(4)第87982号 | 日本マウント株式会社 | 東京都品川区平塚2-5-8五反田ミカドビル3F |
別荘の査定を依頼するならリゾート業者がおすすめと言いましたが、ニッチな市場に見えて、意外と数が多いのがこの業者の頭の悩むところです。
そこで今回は、別荘を無料査定してくれるおすすめ業者を3社ピックアップして紹介します。
費用がかからないので、一度いくらになるのか気軽に申し込んでみましょう!
東急リゾート【全国の別荘地に対応】
東急リゾートは東急グループの代表的なリゾート業者になります。
日本の別荘地と言われるところならすべて査定対応していますし、ハワイやオーストラリアなど海外の別荘の査定にも対応しています。
集客力も信頼度もピカイチなので、査定依頼するなら一番に検討したい業者です!
会社名 | 東急リゾート株式会社 |
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本社所在地 | 東京都港区南青山2-5-17ポーラ青山ビル |
免許・登録 | 国土交通大臣(8)第4195号 |
リゾートメンテナンス【蓼科周辺の別荘地がメイン】
リゾートメンテナンスは蓼科にあるリゾート業者です。
無料査定も蓼科周辺の別荘がメインになりますが、十分な実績があるので、経験から正確な査定額を算出してくれます。
契約をすると自社のHPでも宣伝してくれるのが嬉しいところです。
会社名 | 株式会社リゾートメンテナンス |
---|---|
本社所在地 | 長野県小県郡長和町大門3518 |
免許・登録 | 長野県知事(5)第4600号 |
リゾート買い取りドットコム【関東・甲信の別荘地がメイン】
早く別荘を売りたい、買い手がつかない別荘をどうにかしたいという方は、このリゾート買い取りドットコムを使って無料査定をしましょう。
申し込むと出張で無料査定にきてくれる他、幅広い内容の相談にスタッフが乗ってくれます。
会社自体は東京にあり、那須、関東甲信一帯の別荘査定に幅広く対応しているのも魅力です。
会社名 | 日本マウント株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都品川区平塚2-5-8五反田ミカドビル3F |
免許・登録 | 東京都知事(4)第87982号 |
別荘を査定に出す時の注意点
不動産会社への査定依頼は無料で出来ますが、だからといって安易な気持ちでおこなってはダメです。
ここからは、別荘を査定に出す際に注意してほしい3つのポイントを解説していきます。
別荘地には独自の建築ルールがあることも
別荘地は景観を守るため、独自の建築ルールを設定しています。
例えば軽井沢には、敷地の最低面積が1,000㎡以上でなければならないというルールがあります。
また、軽井沢には自然保護対策要綱という条例があり、以下のような取り決めがあります。
建築物の改築や3区画以上の分譲・分割をおこなう際は、軽井沢町への事前協議が必要になります。
査定に出す前に、しっかりチェックしておきましょう。
査定額は業者ごとに差が出やすい
「価格が知りたいから最寄りの不動産会社に査定依頼してみよう」という安易な気持ちだと、足元をすくわれてしまいます。
まず、不動産会社の査定額は会社ごとに数字が違います。
これは評価する項目や参考にするデータがそれぞれ違うからです。
そのため、別荘の査定額を知りたい時は必ず複数社に依頼して結果を比較することをおすすめします。
また、査定額は各社が「ウチならこれくらいで売れる!」と出した金額なので、比較して高いところに売却を依頼すると成功しやすくなります。
リゾート地専門業者と大手・中小を比較してみる
前述の通りリゾート地専門業者が査定を依頼するにはおすすめですが、だからといってそこに依頼すると100%成功するわけではありません。
中にはモチベーションの低い業者もいるので、PR文を信用しすぎずに一般的な総合系業者にも査定を依頼しましょう。
この時、大手と中小の比較も忘れないようにしましょう。
大手業者はネットワーク力や保証サービスに強みがありますが、中小は1つの案件に社を挙げて取り組む冷静さがあります。
会社の種類・規模だけでなく、担当者1人1人を比べてもわかる部分があるので、幅広いタイプの業者を見ていきましょう。
安易に査定依頼をするのはNG
査定を依頼する業者は数が多ければ良いというわけでもありません。
査定を依頼して納得がいけば契約を結んで販売開始…という流れになるため、業者からすれば、査定の依頼者と契約を結ぼうと必死なのです。
確かに日本には数万件の業者がいますから、その中で自社に査定依頼が来れば、少しでも脈があると思われても仕方ないですよね。
ただ実際に契約するとなると、昨年の実績や保証サービスの有無などもチェックしなければいけません。
査定依頼先を選ぶ段階で、こうした項目も考慮しておきましょう。
別荘の査定に関する良くある質問
ここでは、売却を検討している別荘の査定を依頼する前に知っておきたいことや、解決しておきたい疑問を質問形式で解説していきます。
Q.別荘を売却する前にやっておくことは?
原則、別荘をはじめ、一般住宅などの不動産を売却するときは、金融機関が持つ抵当権を抹消したうえで売却する必要があります。
その抵当権を抹消するには、ローンの完済を成すしかありません。
しかし、査定結果が住宅ローンを上回っているなら、完済は可能ですが、査定額が下回れば、自己資金で不足分を補って完済するか任意売却、あるいは売却せず、継続してローンを支払い続けるかになります。
また別荘は、立地や状態次第で、一般住宅よりも安く査定されるケースが多いです。
よって、別荘を売却するときは、住宅ローンの残債額を調べてから査定依頼を行いましょう。
Q.高値で取引される別荘の特徴とは?
また別荘から見える景観も評価額の一環として見られています。
Q.別荘の買い手探しは大変なの?
- 買い手ニーズが限定的かつ少ない
- 立地環境が特殊
- 管理・修繕費用が掛かる物件が多い
- 税制上不利になる場面が多い
一般住宅とは違い、別荘が建っている場所は避暑や避寒、静養を目的にしているため、交通アクセスや生活を重視しているわけではありません。
その結果、買い手候補を限定してしまうので、別荘の売却は一般住宅を売却するよりも難しいといわれるのです。
別荘の査定は不動産一括査定サイトを活用しておこなう
前述の通り、査定額は複数社で比較しなければいけません。
しかし、1社ずつ連絡を取って査定依頼していると手間がかかりますし、各社の進捗も把握できなくなってしまいます。
そんな複数社に依頼するデメリットを改善するツールが不動産一括査定サイトです。
このサイトは簡単な物件情報を入力・送信するだけで最大6社以上に一括査定依頼ができる優れものです。
査定の依頼・結果の比較がスムーズにできるので、結果的に高く早く売ることができます。
不動産一括査定サイトの利用料は完全無料なので、まだ売却を検討中の方も積極的に利用しましょう!