今回は、家を売るならどこがいいのか、売却を成功に導いてくれる不動産会社と契約をするにはどうすれば良いのか詳しく解説していきます。
- 不動産会社は大手・中小どちらがいいか
- 家を売る不動産会社の判断ポイント
- 家を売る業者選びの注意点
- 売却におすすめの不動産仲介会社
| 家を売るならおすすめの不動産仲介会社 | |
|---|---|
| 家を売るなら使うべき不動産一括査定サイト |
離婚や転勤、住み替えなどが理由で、家を売らなければいけない状況は突然発生します。
この際、仲介売却をおこなう不動産会社をどこにするかが、売却成功の大きなカギとなります。
不動産売却時の不動産会社選びで重視することは何ですか?(株式会社グローベルス調べ)- アンケート方法:インターネットによる無作為調査
- アンケート実施日:2024年10月1日~10月8日
- アンケート実施人数:1201人(男性:600人 女性:601人)
- 回答者年齢:30代:213人、40代:438人、50代:511人、60代:39人
株式会社グローベルスが実施したアンケート調査によると、不動産売却時にどの不動産会社と契約するかの判断基準として、査定価格を挙げる方が最も多い(33.3%)という結果になりました。
特に初めて不動産売却をする方にとっては、不動産会社選びは難航しやすいポイントの一つです。日本国内に不動産会社(登録事業所)は30万~40万件あり、似通ったサービスを展開している会社も多く、また強み・弱みも異なります。
| 不動産業の事業所数 | 全産業の事業所数 | |
|---|---|---|
| 昭和61年 | 257,862 | 6,708,759 |
| 平成3年 | 287,269 | 6,753,858 |
| 平成8年 | 292,358 | 6,717,025 |
| 平成13年 | 328,633 | 6,350,101 |
| 平成18年 | 320,365 | 5,911,038 |
| 平成21年 | 375,478 | 6,043,300 |
| 平成26年 | 353,558 | 5,689,366 |
仲介を依頼する不動産会社によっては、スキルや営業力によって高く・早く家を売却してくれる不動産会社もいますし、その逆でスキルに乏しく売れ残してしまう不動産会社もいます。
| 売却査定の対応エリア | 東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、京都府 |
|---|---|
| 高値売却の成功率 | 業界1位※調査方法:インターネットリサーチ /調査会社:GMOリサーチ株式会社 /調査期間:2021年12月24日~27日 |
| 宅地建物取引業者免許 | 国土交通大臣(2)第9297号 |
- 独自の売却方法により業界最高額※での売却を実現※他社と比較して必ず高額で売れる保証はありません。
- 業界最高水準のAI導入で概算価格がすぐ分かる
- 片手仲介100%で囲い込みリスクが一切なし
家を売る時の不動産会社は大手・中小どちらがおすすめ?【違いを比較】
不動産会社は大手・中小どちらに依頼すべきか悩んでいる人もいるでしょう。
不動産会社を比較する前の段階で、企業規模で大まかに分けたいと思うこともあるのではないでしょうか。
家やマンション、土地を売る不動産会社は、大手・中小どちらがおすすめか解説します。
大手か中小のみで売却先を決めるべきではない
不動産会社の規模のみで、不動産を売る業者を決めると危険です。
大手だからと言って納得のいく結果につながるわけではありませんし、条件や地域によっては中小規模不動産会社の方がより良い売却につながる可能性があるからです。
不動産売却は大手・中小に関わらず、複数社を比較してベストな判断をしましょう。
不動産会社を選ぶ際は、査定額を比較することがまず重要です。査定額は「ウチならこれくらいで売れる」という見積もり価格で、業者によって異なります。
高値で査定してくれた業者と契約すれば、相場以上で売れる可能性が高まります。
ただ、実際に家を売った方のアンケートを見ると、半数の方が査定額ピッタリに売れており、残りの25%が査定額以上で売れ、後の25%が査定額以下でしか売れないという結果になりました。つまり、査定額の高い不動産会社と契約すれば、売却成功の可能性は高まると言えます。
大手と中小の不動産会社の違い
住友不動産ステップや東急リバブルのように、全国に200店舗以上展開している大手不動産会社から、地元に1店舗だけ展開している中小の不動産会社まで様々あります。
大手と中小の不動産会社の特徴をまとめました。
| 【比較項目】 | 大手 | 地元中小 |
|---|---|---|
| おすすめエリア | 都市部・住宅地 | 地方・郊外 |
| 売却活動のコスト | 高い | 低い |
| おすすめエリア | 都市部・住宅地 | 地方・郊外 |
| 売却活動のコスト | 高い | 低い |
| 集客力 | 高い | 低い |
| ネットを使った宣伝 | 不得意 | 得意 |
| 不動産タイプごとの実績 | タイプに関わらず平均的 | 得意・不得意がはっきりしている |
| 地域の情報 | 持っていない | 独自情報を持っている |
| 担当者の対応 | 比較的ドライ | 親身になってくれる |
| 囲い込みの危険性 | 大 | 小 |
| 最新の市場動向 | 対応 | 未対応なことも多い |
| 検査・保証 | しっかりしている | 対応が不十分な場合もある |
効率的に売却できるノウハウがあるのは大手不動産会社で、地域の市況に強いのは中小不動産会社が多い傾向です。
一般的に、大手と中小の店舗どちらもすぐ近くにある方は「中小よりも大手の方が安心だから大手に依頼したい」と考えるケースが多いです。
- 内部統制の強化:コンプライアンス部門や法務部門が整備されていて、法令遵守の体制が整っている
- 情報公開の透明性:企業のウェブサイトやIR資料などで業務内容や財務情報を公開しており、透明性が高い
- 顧客対応の品質:研修制度やマニュアルが整備されており、一定の品質を保った顧客対応が期待できる
大手には上記のような特徴がありますが、査定価格なども含めて必ずしも中小が劣る訳ではありません。公平に比較をして選ぶようにしましょう。
提案力・営業力は不動産会社によって異なる
家などの不動産は立地や構造・築年数など、価値を決める重要な要素を売却時に変えることはできません。
ただし、同じ物件でも営業力によって高く早く売却することのできる不動産会社と、そうでない不動産会社は分かれます。
家を売るならどこがいい?不動産会社の判断ポイント
家や土地などの売却を考えたとき、不動産会社の判断ポイントは以下の通りです。
- 免許番号で営業年数を確認する
- 業界団体に加盟しているかを確認する
- 不動産会社の正確な実績・得意分野を確認する
- 担当者の人柄やコミュニケーション力・第一印象を確認する
- 査定額の根拠を確認する
- 売主の要望を叶えるプランを提示してくれるか確認する
- そのエリアでの実績が豊富な不動産会社か確認する
- 売りたい不動産と同様の仲介経験があるか確認する
- 口コミ・評価が良いか確認する
- ネット広告を展開しているか確認する
【ポイント1】免許番号で営業年数を確認する
正規の不動産会社なら、店舗内やチラシに宅地建物取引業者票が必ず掲載されています。
これがないと非正規の詐欺業者である可能性が高いので注意しましょう。
上の例にもあるように、「免許番号」の項目に「〇〇県知事/国土交通大臣(△)第×××××号」という記載があります。
カッコ内の数字は免許を5年に1回更新した際に1つずつ増えていきます。
カッコ内の数字が大きい不動産会社はその地域での長い実績がある不動産会社だと言えますが、数字が小さい不動産会社が必ずしも実績に乏しい訳ではありません。
例えば、特定の地域で20年営業していた業者が事業拡大のために他県へ支店を展開することになったとします。
この時、免許番号は○○県知事(4)から国土交通大臣(1)へ切り替わってしまいます。
また、個人経営の法人化や会社統合、業務内容の変更でも更新回数は(1)にリセットされます。
【ポイント2】業界団体に加盟しているかを確認する
上のマークは不動産屋に良く付けてあるので見たことのある方も多いと思います
このハトマークとウサギマークは、特定の団体に不動産屋が加入している証です
- ハトマーク:全国宅地建物取引業保証協会(全宅)
- ウサギマーク:全日本不動産協会(全日)
こちらの2つの団体に所属していれば、安全な業者である可能性が高いです。
また、こちらの2つの団体は、加入業者に対する苦情も受け付けているので、連絡先を把握しておいたほうが良いでしょう。
| 団体名 | 全国宅地建物取引業保証協会(全宅) | 全日本不動産協会(全日) |
|---|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区岩本町2-6-3 全宅連会館 | 東京都千代田区紀尾井町3-30 全日会館3階 |
| 苦情の連絡先 | 03-5821-8111 | 03-3263-7030 |
【ポイント3】不動産会社の正確な実績・得意分野を確認する
例えば公式サイトで「年間仲介実績10万件!」と書いてあるような業者でも、内訳を見てみると100%がマンション仲介で、戸建て住宅は一切扱っていないかも知れません。
このように、不動産屋は実績を良く見せるために具体的な種別件数を見せないところが多いです。
例えばあなたが戸建てを売りたい時、評判は良いがマンション仲介がほとんどの業者Aと、Aより実績は劣るが確かな戸建て仲介実績がある業者Bだったら、どちらを選ぶでしょうか?
間違いなくBを選ぶほうが高く売れる可能性は大きいでしょう。
曖昧な実績や口コミに惑わされることなく、「この家を高く売ってくれるのはどこか」というマッチングの意識で業者を選ぶようにしましょう。
※2025年の仲介売買実績が高い不動産会社は下記の通りです。(13位まで)
| 順位 | 会社 | 取扱高(百万円) | 仲介件数(件) | 手数料収入(百万円) | 宅地建物取引業免許 | 店舗数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 三井不動産リアルティ(三井のリハウス) | 1,918,415 | 39,106 | 91,047 | 国土交通大臣(15)第777号 | 291 |
| 2位 | 東急リバブル![]() |
1,821,310 | 29,577 | 82,644 | 国土交通大臣(12)第2611号 | 206 |
| 3位 | 住友不動産ステップ/すみふの仲介ステップ![]() |
1,396,127 | 34,906 | 72,549 | 国土交通大臣(13)第2077号 | 249 |
| 4位 | 野村不動産ソリューションズ![]() |
1,060,313 | 9,985 | 45,257 | 国土交通大臣(14)第1370号 | 98 |
| 5位 | 三井住友トラスト不動産![]() |
566,112 | 8,128 | 24,981 | 国土交通大臣(10)第3397号 | 68 |
| 6位 | 三菱UFJ不動産販売![]() |
499,669 | 4,341 | 21,159 | 国土交通大臣(9)第3890号 | 35 |
| 7位 | みずほ不動産販売![]() |
451,618 | 3,815 | 18,834 | 国土交通大臣(9)第3529号 | 49 |
| 8位 | 三菱地所リアルエステートサービス![]() |
484,517 | 3,266 | 15,978 | 国土交通大臣(14)第1512号 | 47 |
| 9位 | 東宝ハウスグループ![]() |
251,720 | 6,268 | 11,846 | – | 20 |
| 10位 | 積水ハウス不動産グループ ![]() |
262,605 | 7,075 | 12,339 | 国土交通大臣(13)第2250号 | 108 |
| 11位 | 大和ハウスグループ![]() |
197,705 | 4,884 | 9,604 | 国土交通大臣(14)第1512号 | 121 |
| 12位 | 住友林業ホームサービス![]() |
191,716 | 4,495 | 8,484 | 国土交通大臣(8)第4139号 | 44 |
| 13位 | 福屋不動産販売![]() |
147,028 | 7,875 | 7,343 | 国土交通大臣(5)第6880号 | 95 |
※出典:公益財団法人不動産流通推進センター「2025 不動産業統計集(9月期改訂) [3]不動産流通 」
【ポイント4】担当者の人柄やコミュニケーション力・第一印象を確認する
家が売れるまでの平均期間は約3~6ヵ月で、その間、仲介業者の担当者とはパートナーとして、家売却の成功に向けて進めていく関係となります。
こうした関係性を踏まえると、売主目線で客観的にでも主観的にでも、信頼できる会社・担当者だと思えるかどうかは非常に重要なポイントです。
【ポイント5】査定額の根拠を確認する
不動産会社に査定を依頼すると、上記のような資料(不動産査定書)が、紙やPDFなどで届きます。
査定書に記載されている内容は大まかに、【1】不動産の登記上のプロフィール 【2】不動産の個別の評価 【3】査定価格の計算結果 となります。
専門用語が一部使われているところもありますが、査定書は原則、初心者が見てもどのように査定額が算出されたかが分かるようになっています。
その中で不明点があれば、なぜこのような評価になっているのかを必ず確認するようにしましょう。
不動産査定書では、物件の評価項目をいくつか設定し、それぞれにポイントを付けています。(評点)
この評点は、売主と不動産会社の間で認識がズレるケースが多々あるので注意が必要です。
【ポイント6】売主の要望を叶えるプランを提示してくれるか確認する
家を売るにあたり、どのような形で売却をしたいかという目的は売主によって様々です。
株式会社グローベルスが不動産売却をした134名を対象に実施した独自アンケートによると、不動産売却をした人たちは「金額の高さ>売却の早さ」を優先していることがわかりました。
| 多少時間がかかっても(+6ヵ月程度)、相場と同じやそれ以上に高く売りたい | 105名(78.4%) |
|---|---|
| 多少価格が下がっても(相場の2割減程度)、できるだけ早く(依頼から換金まで2週間程度で)売りたい | 29名(21.6%) |
実際に株式会社グローベルスが実施したアンケート調査によると、不動産を売却することの約8割が、「不動産をできるだけ高値で売却したい」という希望があることが分かります。
こうした要望がある場合は、売主にとって納得できる形で、最高値での売却プランを提示してくれる不動産会社と契約できるのが理想といえるでしょう。
一方で、約2割の方は多少価格が下がっても、できるだけ早く物件を引き渡したいと考えています。こうした場合は、買取や売り出し価格を相場より下げる戦略が有効です。
このように、売主の要望に応じたプランを提示してくれるかどうかがポイントです。
【ポイント7】そのエリアでの実績が豊富な不動産会社か確認する
家の査定を依頼した不動産会社から「この辺の住宅の売却査定は良く依頼されますが…」という話が出てきたら、その不動産会社への信頼はある程度高いと言えます。
【ポイント8】売りたい不動産と同様の仲介経験があるか確認する
売りたい不動産と似ている売却実績が豊富であれば、ノウハウは持っていると考えられますね。
売りたい不動産が「マンション」なら、「マンション」の契約実績が豊富な不動産会社を探してください。
築年数や間取り、面積やエリアが似ている物件の売却実績をチェックしましょう。
【ポイント9】口コミ・評価が良いか確認する
ネット上の口コミ評価も、契約前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
もちろん、ネットの口コミは全て正しい訳ではないですが、実際に売却依頼した人の評判はある程度の判断材料にはなります。
【ポイント10】ネット広告を展開しているか確認する
不動産会社はネット広告を展開しているか確認しましょう。
現在はインターネットで不動産情報を見る購入希望者が非常に多いです。
熱心な不動産会社はインターネット広告に力を入れ、売買仲介につなげていることがほとんどでしょう。
家を売るならどこがいい?知っておきたい業者選びの注意点
家を売る業者選びの注意点をまとめました。
【注意点1】まずは家を売る理由・目的を明確化する
- 売却の目的は何か
- 売却後の手残りは最低いくら必要か
- 売却後に最低いくらの資金が必要か
- 売り出しから成約までは何か月(何年)後まで待てるか
- 成約価格は最低いくらに設定するか
- もし、上記条件に合わない場合はどうするか
家を売るならどこがいいか確認する前に、まずは売主自身が考えている家を売る目的を整理しましょう。
家を売る理由が整理できていなければ、どういった基準で不動産会社を選べばよいかも曖昧になってしまいます。
売主自身の目的を整理した上で、その条件に基づいて不動産会社を選ぶようにしましょう。
【注意点2】囲い込みに注意する
家売却を検討している方が不動産業者を選ぶ際、最も注意したいのが囲い込みです。
囲い込みにあうと売却条件は不利になり、確実に失敗してしまいます。
両手仲介は店舗数の多い大手業者ほど件数が増えますが、それ自体にリスクがある訳ではありません。
囲い込みが行われているかどうかを初心者が見抜くのは難しい部分もありますが、少しでもおかしいと思ったら外部に相談することをおすすめします。
囲い込みが心配で起こる可能性を0にしたい方は、片手仲介100%で、両手比率が0%のSRE REALTY(旧SRE不動産)などの不動産会社の利用をおすすめします。
【注意点3】査定額がとびぬけて高額な不動産会社に注意する
複数社に査定を依頼すると、一社だけ飛びぬけて査定額が高いケースが見受けられます。
目安として、他の業者の平均査定額より2割以上高いなら、十分「飛びぬけて高い」と言えるでしょう。
このように一社だけ異様に高い場合は安易に契約するのは危険です。
不動産は査定額の通りの価格で売却できる訳ではありません。そのため、査定額の高さだけで業者を選ぶのは得策ではありません。
相場より飛びぬけて高く売り出すと、割高に感じた買い手から敬遠されてしまいます。
【注意点4】「専任媒介」を無理にすすめる不動産会社に注意する
媒介契約に「専任媒介(専任媒介契約または専属専任媒介契約)」という方法がありますが、無理にすすめる不動産会社に注意しましょう。
「専任媒介(専任媒介契約または専属専任媒介契約)」とは、1社にしか仲介を依頼できない不動産の売買契約・方法のことをいいます。
専任媒介契約や専属専任媒介契約なら他社が横取りできないので、悪徳な不動産会社は無理にすすめることがあるのです。
不動産の価格は媒介契約の種類で左右されないうえに、売主が契約の種類を決められます。
【注意点5】訪問営業や対面での押し売りに流されて売却・契約しない
家を売る際は、仲介を依頼する不動産会社をしっかりと自分の意志で選ぶことが大切です。
不動産業者に現在住んでいるマンションの売却をしつこく持ちかけられ、550万円で売却する契約をした。買主から50万円の手付金が支払われ、不動産業者の仲介手数料を差し引いた約40万円を受け取った。最近、腰が痛いので引っ越しが難しいと思い、キャンセルしたいと連絡したところ、「手付金50万円の倍額と手数料を合わせた約115万円を支払うように」と言われたが、そんなお金はない。<略> (契約当事者:80歳代、女性)
上記のように受け身で不動産会社と契約し、家を売却してしまった結果、取返しのつかないことになった事例は高齢者層を中心に多く存在します。
| 年度 | 相談件数(契約当事者が60歳以上) |
|---|---|
| 2017 | 564 |
| 2018 | 657 |
| 2019 | 616 |
| 2020 | 611 |
| 2021 | 668 |
不動産売却の知識がないまま、いきなり対面で相談をすると営業マンに押し切られるリスクは高まります。
事前に不動産一括査定サイトなどを用いて複数社を比較した上で、信頼できそうな不動産会社を絞り込んで対面相談を設定するのが、最も安心です。
家を売るならどこがいい?家売却におすすめの不動産仲介会社3選
ここからは、「公益社団法人不動産流通推進センター」が、毎年集計している売却実績を基に、不動産売買に長けたおすすめの不動産仲介会社を3社紹介します。
| 公式サイト | 店舗数 | 手数料収入(百万円) | 仲介件数 | 取扱高(百万円) | 運営会社 | 宅地建物取引業者免許 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
三井のリハウス![]() |
291店舗 | 91,047 | 39,106件 | 1,918,415 | 三井不動産リアルティ株式会社 | 国土交通大臣(15)第777号 | |
東急リバブル![]() |
226店舗 | 82,644 | 29,577件 | 1,821,310 | 東急リバブル株式会社 | 国土交通大臣(12)第2611号 | |
住友不動産ステップ![]() |
200以上の営業センター | 72,549 | 31,000件以上(※2024年度全国実績) | 1,396,127 | 住友不動産ステップ株式会社 | 国土交通大臣(13)第2077号 |
参照:公益財団法人不動産流通推進センター「2025 不動産業統計集(9月期改訂) [3]不動産流通 」
三井のリハウス(三井不動産リアルティ)
| 手数料収入 | 91,047(百万円) |
|---|---|
| 仲介件数 | 39,106件 |
| 取扱高 | 1,918,415(百万円) |
| 店舗数 | 約291店舗 |
| 口コミ・評価(Google) | ★3.5(41件)※三井不動産リアルティ㈱ 本社 ※2025/6/10時点 |
参照:公益財団法人不動産流通推進センター「2025 不動産業統計集(9月期改訂) [3]不動産流通 」
三井のリハウスは、三井不動産リアルティグループに所属する子会社です。
当居と千代田区に本社があり、仲介取引件数は36年間ずっと上位をキープしている優良な不動産会社です。
三井のリハウスで訪問査定を依頼した場合、宅地建物取引士の資格を持つ方が必ず査定担当者として来訪し、売りたい物件の査定を丁寧に行ってくれます。
さらに、複数人もの宅地建物取引士かチームを組んで売却活動を進めてくれます。
下記の大手6社が共同運営する、不動産一括査定サイトです。
| すまいValueの運営に携わっている不動産会社【一覧】 | |
|---|---|
| 会社名 | 宅地建物取引業免許番号 |
| 三井不動産リアルティ株式会社 | 国土交通大臣(15)第777号 |
| 住友不動産ステップ株式会社 | 国土交通大臣(13)第2077号 |
| 東急リバブル株式会社 | 国土交通大臣(12)第2611号 |
| 野村不動産ソリューションズ株式会社 | 国土交通大臣(5)第6101号 |
| 三菱他所ハウスネット株式会社 | 国土交通大臣(5)第6019号 |
| 小田急不動産会社 | 国土交通大臣(15)第1168号 |
最寄りの各不動産会社の支店で見積もりをしてもらい、条件に合った会社と契約が可能です。
東急リバブル
| 手数料収入 | 1,821,310(百万円) |
|---|---|
| 仲介件数 | 29,577件 |
| 取扱高 | 82,644(百万円) |
| 店舗数 | 206店舗 |
| 口コミ・評価(Google) | ★4.0(11件)※東急リバブル 麻布センター ※2025/6/10時点 |
参照:公益財団法人不動産流通推進センター「2025 不動産業統計集(9月期改訂) [3]不動産流通 」
東急リバブルは、東急不動産の仲介部門が独立して生まれた不動産会社です。
不動産売買の仲介から賃貸物件の仲介、東急不動産の分譲物件の販売など、多岐に渡る不動産事業を展開しています。
立ち位置上、東急不動産ホールディングスの子会社になりますが、東急リバブル単体でも十二分な規模を誇っています。
また東急リバブルでは、自社のみで査定を行う「スピードAI無料査定」という匿名査定サービスを提供しています。
個人情報の入力を不要とするので、売却を検討している方におすすめです。
住友不動産ステップ
| 手数料収入 | 72,549(百万円) |
|---|---|
| 仲介件数 | 31,000件以上(※2024年度全国実績) |
| 取扱高 | 1,396,127(百万円) |
| 店舗数 | 170以上の営業センター(※2025年10月時点) |
| 口コミ・評価(Google) | ★4.9(51件)※住友不動産ステップ 本社マンションプラザ ※2025/10/23時点 |
参照:公益財団法人不動産流通推進センター「2025 不動産業統計集(9月期改訂) [3]不動産流通 」
住友不動産ステップ/すみふの仲介ステップは、日本各所に170以上のの直営店を展開している不動産会社です。
大手ならではの広告力と高いブランド力を活用した営業を売りに、物件の売買仲介を引き受けています。
住友不動産ステップでは、不動産取引が初めての方でも安心して取引が行えるよう多岐に渡る手厚いサポートを提供しています。
さらに、直営店に在籍している営業担当者は皆、そのエリアの市場動向に精通しています。
家を売るなら使うべき不動産一括査定サイト7選
仲介業者を選ぶ際は、何よりまず複数社に査定を依頼して比較する必要があります。
この時、1社ごとに電話をかけていると時間と手間がかかり過ぎてしまいます。
そこでおすすめなのが、不動産一括査定サイトというサービスです。
不動産一括査定サイトを利用して業者を見つけるメリットは、以下の3点です。
- 業者探しにかかる時間・手間が軽減される
- 複数社を効率良く比較することができる
- 隠れた優良業者を見つけることができる
不動産一括査定サイトを使えば簡単な物件情報を記入・送信するだけで平均最大6社に一瞬で査定依頼できます。
ここからは、家を売るなら不動産会社選びに利用したい、不動産一括査定サイトを紹介していきます。
| サービス名 | 公式サイト | 査定可能件数 | 査定結果の正確さ | 査定のスピード | 対象の物件種別 | 対象エリア |
|---|---|---|---|---|---|---|
すまいValue![]() |
最大6社 | ○ | ○ | 戸建て住宅 分譲マンション 土地 ビルなど |
全国※一部地域を除く | |
HOME4U![]() |
最大6社 | ○ | ○ | 戸建て住宅 分譲マンション 土地 |
全国 | |
おうちクラベル![]() |
最大15社 | ○ | ○ | 戸建て住宅 分譲マンション 土地 |
全国 | |
SUUMO不動産売却![]() |
最大10社 | ○ | ○ | 戸建て住宅 分譲マンション 土地 |
全国 | |
イエウール![]() |
最大6社 | △ | ○ | 戸建て住宅 分譲マンション 土地 ビルなど |
全国 | |
LIFULL HOME’S![]() |
最大10社 | ○ | △ | 戸建て住宅 分譲マンション 土地 投資用物件など |
全国 | |
イエイ![]() |
最大6社 | △ | ○ | 土地・一戸建て・マンション | 全国 |
すまいValue
| サイトの使いやすさ | ★★★★ |
|---|---|
| 実績 | ★★★★★ |
| 安全性 | ★★★★★ |
| 匿名査定 | 未対応 |
| 提携会社数 | 6社 |
| 累計査定数 | 101万人以上 |
| 利用満足度 | 95.5% |
| こんな人におすすめ! |
|
すまいValueは、仲介業者のトップランカーである超大手6社が共同運営する不動産一括査定サイトです。
イエイのように大手から中小まで幅広い業者を比較できる訳ではないですが、確実に大手へ依頼が出来るので、信頼できるところと契約したい方におすすめです。
HOME4U
| サイトの使いやすさ | ★★★★ |
|---|---|
| 実績 | ★★★★★ |
| 安全性 | ★★★★★ |
| 匿名査定 | 未対応 |
| 提携会社数 | 約2,300社 |
| 累計査定数 | 約55万件 |
| 利用満足度 | 9割 |
| こんな人におすすめ! |
|
HOME4UはNTTグループが運営する不動産一括査定サイトで、同業者の中でもかなり古い歴史を持っており運営会社も信頼できます。
不動産一括査定サイトの中ではいち早くPマーク認定を受けており、プライバシー保護もしっかり行っているので安心です。
おうちクラベル
| サイトの使いやすさ | ★★★★ |
|---|---|
| 実績 | ★★★ |
| 安全性 | ★★★★★ |
| 匿名査定 | 未対応 |
| 提携会社数 | 約1,500社 |
| 累計査定数 | 非公開 |
| 利用満足度 | 記載なし |
| こんな人におすすめ! |
|
おうちクラベルの提携不動産会社は、実績の豊富な優良企業ばかりです。
システムで「マンション名」または「条件」を入力するだけで、AIによる査定価格をその場で確認できます。
不動産価格をより高い精度で算出するシステムには、価格推定アルゴリズムを採用。
最高価格と相場価格が客観的に判断してもらえる不動産一括査定サイトです。
SUUMO不動産売却
| サイトの使いやすさ | ★★★★★ |
|---|---|
| 実績 | ★★★ |
| 安全性 | ★★★★★ |
| 匿名査定 | 未対応 |
| 提携会社数 | 約2,000社 |
| 累計査定数 | 非公開 |
| 利用満足度 | 71.0%(オリコン顧客満足度) |
| こんな人におすすめ! | とにかく沢山の不動産会社を見て、じっくり選びたい! |
SUUMOは、業界トップクラスの物件掲載数を誇る不動産情報サイトです。
当サイトでは、エリア別で過去の売却事例から売却を務めた不動産会社の情報が閲覧できます。
閲覧できる情報は多岐に渡り、会社の基本的な情報から、経験年数、得意とするエリアなど、様々な情報が得られます。
また査定では、1度の情報入力で最大10社まで査定依頼の送信ができます。
幅広い選択肢の中で、査定依頼を出す会社を選んでいきたい方におすすめです。
イエウール
| サイトの使いやすさ | ★★★ |
|---|---|
| 実績 | ★★★★★ |
| 安全性 | ★★ |
| 匿名査定 | 未対応 |
| 提携会社数 | 約2,300社 |
| 累計査定数 | 年間20万人以上 |
| 利用満足度 | 記載なし |
| こんな人におすすめ! | 豊富な提携数から自分に合った業者を探したい方 地域密着型の業者も含めて探したい方 |
イエウールは、約2,000社以上もの不動産会社と提携を組んでいる不動産一括査定サイトです。
対応エリアが広く、知名度が高い大手不動産会社から一部のエリアに限定して活動をしている地域密着型の不動産会社とも提携を組んでいます。
査定依頼時に選択した不動産会社からは、店舗情報から取引した物件件数、利用者から寄せられた口コミを掲載しています。
また提携先の不動産会社に関するクレームが入った際は、提携を解約するなど、手厳しい規則を設けているので、優良な不動産会社に出会える可能性が高いです。
LIFULL HOME’S
| サイトの使いやすさ | ★★★★★ |
|---|---|
| 実績 | ★★★ |
| 安全性 | ★★★★★ |
| 匿名査定 | 対応 |
| 提携会社数 | 約4,500社 |
| 累計査定数 | 年間4.4万件 |
| 利用満足度 | 69.4%(オリコン顧客満足度) |
| こんな人におすすめ! |
|
ライフルホームズは、約3,600社以上もの不動産会社と提携を組んでいる不動産一括査定サイトにして、不動産会社の特色を多数掲載している住宅総合サイトです。
不動産査定では、個人情報の入力を不要とする匿名査定が行え、より詳しい解説が欲しい場合に限り、個人情報の入力が必要です。
掲載している不動産会社の情報では、会社の特色や写真といった基本情報から会社の得意分野、雰囲気を簡潔にまとめて掲載しています。
多岐に渡る情報から目的に合致した不動産会社を選んで売却活動に着手したい方におすすめです。
イエイ
| サイトの使いやすさ | ★★★ |
|---|---|
| 実績 | ★★★★★ |
| 安全性 | ★★★ |
| 匿名査定 | 不可 |
| 提携会社数 | 約1,700社 |
| 累計査定数 | 400万人以上 |
| 利用満足度 | 記載なし |
| こんな人におすすめ! | 対面での相談を受けながら売却を行いたい方 中立的サポートを得たい方 |
イエイは相談電話サポートや、契約業者が決まった時のお断り代行サービスなど、他社にない画期的なサービスを多数活用することができます。
イエイを利用して成約に至った時にギフト券がプレゼントされるサービスなども頻繁に実施しているので、一括で査定を依頼できるだけでないメリットを享受できます。
家を売るなら目的に合わせて不動産会社を選ぼう
ここまで家を売る業者選びのポイントを細かく紹介しましたが、どんな業者が良いか、どんな売り方が良いかに関しては売主が何を目的にしているかによる部分が大きく、一概には言えません。
「この会社に依頼をすれば絶対に成功する」ということはないことを頭に入れておきましょう。
不動産会社を選ぶ際に大きな参考になるのが査定額ですが、金額だけを比較しても100%良い業者が分かる訳ではないので、実績や担当者の人柄なども見ながら、売主の目標を叶えてくれる業者かどうかをチェックしていきましょう。
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