南与野駅周辺エリアで家をお探しの方は、街の将来性が気になるという方も多いでしょう。
特に次に住む場所には長く住みたいと考えている方には、将来住みやすい街になるのかは気になるものです。
そこで今回は、近年の地価相場推移や他エリアとの地価比較から、南与野駅周辺の将来性の高さを調査しました。
さいたま市の都市計画が、将来南与野駅周辺にどのような影響を与えるのかについても記載しています。
本記事が家探しの参考になれば幸いです。
南与野駅周辺の概要
南与野駅は、都心までのアクセスが約30分の埼京線の駅です。
大宮・新宿には乗り換えなしで行けるため、通勤・通学にも嬉しいエリアとなっています。
駅直結のスーパーなど、生活に必要な商業施設が駅付近に揃っているので買い物にも困りません。
さらに、さいたま市では都市開発計画が進んでいますが、南与野駅の住所も「さいたま市中央区」ですので計画の対象となっています。
10年間にわたる都市開発により、南与野駅周辺は将来的な街の発展も期待できるでしょう。
立地の良さや街の将来性の高さから、南与野駅周辺は1人暮らしの方・学生・ファミリー層にも人気のエリアとなっています。
南与野駅周辺の土地価格・相場
南与野駅の周辺の土地価格から、将来性を見ていきましょう。
令和6年の南与野駅周辺の土地価格相場は、約30万〜36万5,000円/m²です。
また、令和2年からの土地価格推移は、以下のようになっています。
年数(令和) | 駅西口前(鈴谷2丁目) | 駅西側(鈴谷3丁目) | 駅南東側(大戸4丁目) |
---|---|---|---|
2年 | 34万5,000円/m² | 27万5,000円/m² | 28万8,000円/m² |
3年 | 34万3,000円/m² | 27万5,000円/m² | 28万8,000円/m² |
4年 | 34万5,000円/m² | 28万2,000円/m² | 29万5,000円/m² |
5年 | 35万6,000円/m² | 29万2,000円/m² | 30万6,000円/m² |
6年 | 36万5,000円/m² | 30万円/m² | 31万6,000円/m² |
最も駅チカの鈴谷2丁目の地価は、駅から離れた場所よりも地価が高めです。
しかし駅から少し離れた鈴谷3丁目や大戸4丁目でも、年々地価が大きく変化していることが分かります。
南与野駅周辺は、西側・東側・駅からの距離問わず人気が高いということです。
これから高架下のエリアの開発も進んでいくため、更に地価の上昇が見込まれます。
近年の地価上昇を考慮すると、南与野駅周辺の将来性は非常に高いと言えるでしょう。
また、以下では地価参考として、埼玉県内の人気エリアとも比較しました。
エリア | 土地価格 |
---|---|
大宮区周辺 | 約12万~100万円/m² |
浦和区周辺 | 約19万~118万円/m² |
川口市周辺 | 約12万~65万円/m² |
和光市周辺 | 約20万~41万円/m² |
所沢市周辺 | 約5万~35万円/m² |
北与野駅周辺 | 約31万~33万円/m² |
川越市周辺 | 約3万~29万円/m² |
埼玉県の人気エリアは、場所によって地価に大きな差があります。
人気エリアでも比較的安価な土地はあるものの、駅に近い物件や商業施設が充実しているエリアは土地価格が高額となることも多いです。
南与野駅周辺は地価上昇により安いとは言えないものの、人気エリアと比べると比較的手が出しやすい価格となっています。
都市部へのアクセスも良く、買い物できる場所が豊富で将来性もあることを考慮すれば、南与野駅周辺は土地価格ともバランスが取れていると言えるでしょう。
南与野駅周辺で進む開発事業
南与野駅周辺では、街の開発事業が進んでいるのも魅力です。
最後に、開発事業の内容から南与野駅周辺エリアの将来性について考えていきます。
総合振興計画「さいたま輝く未来と希望のまちプラン」の策定
引用:さいたま市「2030さいたま輝く未来と希望(ゆめ)のまちプラン」
「さいたま輝く未来と希望のまちプラン」は元々さいたま市で行われていた総合振興計画が令和2年末で終了になったため、新たに策定された計画です。
令和3年4月から令和12年の10年間の計画で都市づくりを進めています。
さいたま市中央区にある南与野駅も対象となっており、さいたま輝く未来と希望のまちプランによる開発計画があるのです。
乗降客が多い南与野駅を地域拠点として位置づけ、日常生活の利便性の向上・活性化に向けて商業・サービス機能等の充実を測るとされています。
現在でも住みやすい街である南与野駅は、さいたま輝く未来と希望のまちプランにより更なる発展が期待できるでしょう。
引用:さいたま市「2030さいたま輝く未来と希望(ゆめ)のまちプラン」
南与野駅西口「土地区画整理事業」の展開
南与野駅西口では、約14.7ヘクタールのエリアで土地区画整理事業が行われています。
事業の大まかな内容は、駅前に商業地を作り、住宅地を緑豊かな住環境にし、公園を災害時避難場所の機能を備えたものに作り変えるというものです。
具体的な土地区画整理事業の1つとして、ここでは「Kaya-Machi」をご紹介します。
Kaya-Machiは南与野駅徒歩3分の商業施設が並ぶ通りで、2024年春に誕生しました。
第1期・第2期に分けて開発が進んでいるため、2024年春の段階では空き店舗やオープン前のお店もあります。
2024年4月現在は「ドトールコーヒーショップ」や「大衆酒場 レトロ理論」が営業を開始しており、5月13日には新しく「割烹バル あ晴れ-Ahare-」がオープン予定です。
これから次々と新しいお店や施設が増えていく予定となっているため、将来性は抜群と言えます。
Kaya-Machi内の「かやまち広場」は、地域コミュニティの場として活用できます。
イベントスペースとしてレンタルもできるため、個人で出店を出したりプチマルシェなどの開催も可能です。
南与野にお住まいの方以外でも利用できますから、かやまち広場では様々なイベントの開催が期待できるでしょう。
南与野駅周辺は生活がしやすい街に変わる転換期を迎えている
南与野駅周辺は都市開発計画もあり、非常に将来性のあるエリアです。
今後商業施設なども充実するため、どんどん生活しやすい街に変わっていくでしょう。
ただし年々土地価格が上昇していますから、街の開発が進むに連れてどんどん手に入れにくくなっていくことが見込まれます。
近年の地価を調査したところ、駅チカ物件だけでなく、駅から徒歩10分以上離れたエリアでも地価上昇が進んでいました。
土地価格からも、南与野駅は将来性があり期待されているエリアということが分かります。
都心に近いエリアで家の購入を考えている方は、南与野駅周辺の物件も視野に入れて探してみることをおすすめします。