「マンションを購入したけど、すぐ売りたい…。」という人は実は多いです。
しかし購入したばかりのマンションなので「すぐ売る方が良いのか?」と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、購入したばかりのマンションをすぐ売っても大丈夫なのか、詳しく解説していきます。
「ちょっと事情でマンションをすぐ売らないといけなくなった…。」と困っている人は参考にしてみてください。
マンションを購入後すぐ売ると価格はどうなる?
「そもそもマンションって購入してすぐ売ると得なの?損なの?」と疑問にもいますよね。
結論から言うと、マンションの価格は築年数の経過によって下落してくので、築年数が浅ければ浅い程高値で売ることができます。
しかしどんなにすぐ売っても新築マンションという価値がなくなるので、場合によっては思ったよりも低い値段で売却されてしまうケースもあります。
築年数1年目から価格は下落する
築年数は1年目から価格が下落します。
築年数別に見ていくと築20年以上経つと、マンションの価値はほとんどなくなっています。
つまりマンションを購入してすぐ売ると、築年数が経過しているマンションを売るより高値で売ることができます。
立地や内装の状態によって価格が多少左右されますが、築年数は浅ければ浅い程価格は高くなります。
早めに売った方が高値で売れる
「築年数の経過によって価格が下がるといっても売却タイミングが…」と迷っている人もいますよね。
たしかに中古マンションの価格は年々右肩上がりで、もう少し置いておいた方が高値で売れると考える人もいます。
しかし実際は、築年数の経過によって下落する価格の方が中古マンション相場の上昇より上回っているので、売ると判断した人は早めに売る方が良いでしょう。
条件・状態が良ければ買った値段より高値で売れる
立地の良いマンションであったりプレミアムマンションであったりする場合は、値段より高値で売れるケースもあります。
築浅のプラス要素も加わるので、築年数が経過しているマンションより売った価格より高値で売れる可能性は高いです。
物件の質が良ければ、マンション購入後にすぐ売っても得をするのでまずは不動産会社に査定を依頼してみましょう。
マンションを購入後すぐ売って高値で売れる物件の特徴
マンション購入後にすぐ売っても、購入した時以上の金額で売れる物件の特徴を解説します。
- 築1~4年の状態
- 立地が良い
- プレミアがついている
- 設備が整っている
- コンシェルジュがいる
- 将来性がある
マンションの立地や付加価値などによって価格が上振れするので「もしかしたら立地の良いマンションかも?」「マンション自体にプレミアがついている」という物件を売却予定の人は、早めに売却活動に移りましょう。
築1~4年の状態
高額で売却できるマンションの築年数は1年~4年です。
築浅のマンションは新築マンションという価値がつかない状態になっていますが、築浅であれば関係ないと考える買主もいます。
新築マンションの価格を少し下げて売ったとしても買主からすると「お得だから買おう!」と思う人もいるかも知れません。
立地条件の良いマンションだと、購入時より高く売れる可能性もあります。
立地が良い
一般的にマンションを高値で売られる場合、立地が深く関係しています。
駅近マンションや公共施設の近くに建っているマンションは、築年数が経過しても購入時より高値で売れる可能性があります。
好立地のマンションは場所が限られている為、人気になりやすくなります。
プレミアがついている
有名デザイナーが建てたマンションや、管理がしっかりしているマンションは資産価値が下がりにくいので、高値で売れます。
築年数が多少経過していても、管理が行き届いていれば内装・外装共にキレイな状態で売ることができます。
逆にマンション管理がずさんな所は、通常の価格より安い価格で売れてしまうので、マンションを購入する時は管理状態などもチェックしておきましょう。
設備が整っている
マンション自体の価値ももちろんありますが、設備もマンションの価値に大きな影響を与える要因の一つです。
リフォームする必要なく、最新の設備を備えた物件であれば、マンションとしてのい価値が非常に高いです。
駐車場付きかどうかなども設備としてとらえられます。
コンシェルジュがいる
コンシェルジュなどが付いている物件は、マンションの価値を高めます。
24時間対応の管理人がいるということは、清掃が行き届いており大規模修繕計画などが適切に行われている可能性が非常に高いです。
安心できる利用状況は購入者にとって魅力的な物件となります。
将来性がある
現在のマンションの価値だけでなく、将来的にそのマンションの価値がどうなるのかも売却価格に大きな影響を与えます。
通常、マンションの価格は経年劣化の影響で築年数が経過する毎に下落していきます。
しかし、新たな公共施設の建設予定や都市計画、交通インフラの改善などが行われることで、マンションの価格が高騰することもあります。
マンションをすぐ売る時に高値で売るコツ
「マンションをすぐ売る時に高く売りたいといっても、立地も微妙だし…」と高値で売れるマンションの特徴に当てはまら無いケースが多いです。
しかしどのようなマンションでも、なるべく高く売るコツがあります。
適当な不動産会社に売却を任せると、損をしてしまう場合もあるので、高値で売るコツを抑えて売却活動を始めましょう。
不動産一括査定サイトを活用する
不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社に査定を依頼できるサイトです。
複数の会社に査定を依頼できるので、売りたい物件の市場相場を把握することができます。
高値で売ってくれる不動産会社も見つけられるので、最適の不動産会社に仲介を依頼できます。
近隣の不動産会社に依頼するより高値で売れる可能性があるので、不動産一括査定サイトの利用を検討してみましょう。
室内をキレイな状態に保つ
当たり前の事ですが、室内に傷があるとその分査定額が下がってしまいます。
自分で補修できるレベルの傷は、訪問査定される前に補修しておきましょう。
築浅のマンションだったとしても、室内がボロボロだと価格は大きく下がってしまいます。
マンションを買ってすぐ売る人は、室内状況をまず把握しておきましょう。
需要の高い時期に売る
築年数の経過によって価値が下がると言いましたが、売ると決めてすぐ売るのではなく数ヶ月空けてから売却活動を行う方が良いケースもあります。
子供の進学や転勤の時期は、不動産の買い替え需要が高く高値で売れやすい傾向にあります。
2~3月頃は中古マンションの需要が高くなりやすいので、売るタイミングを検討している人は2~3月に合わせて売却出来るように調整しましょう。
マンションを購入してすぐ売ってしまうケース
マンションを購入してすぐ売ってしまうケースをまとめました。
新築マンションを購入予定の人や購入した人で「すぐ売る予定は無い!」という人でも、予想外の事情で売る事になってしまう可能性もあります。
今は売ると決めていない人でも売らないといけなくなるケースもあるので、事例をチェックしておきましょう。
管理費・修繕積立金が高額
マンションは管理費や修繕積立金というものが存在する為「マンションを購入したのは良いけど、管理費が生活を圧迫する…!」と生活に悪影響を及ぼしてしまうパターンがあります。
マンションの中でも総戸数の少ない所やタワーマンションは特に費用が高くなるので「思っていたのと違う!」と感じて住み替えてしまう人もいます。
無理なローンを組んでしまって結局売らないといけなくなるケースもあるので、マンションを購入する前に生活を圧迫しないか慎重に検討しておきましょう。
会社との距離が遠い
購入したマンションから会社との距離が遠く、通勤に影響するので買い替えるというケースもあります。
理想のマンションに引っ越ししたとしても、日々の生活で苦痛を強いられると耐えられなくなってしまいます。
マンションを購入する時は室内などに興味を惹かれますが、立地条件も見ながら購入を検討しましょう。
近隣住民とのトラブル
近隣住民とのトラブルで引っ越しせざる負えない状況になるケースもあります。
「隣の部屋がうるさい!」「隣の部屋から悪臭が漂う」などといったトラブルに耐えられなくなるパターンが多いです。
騒音や臭いだけでなく、人間関係がこじれて住みにくくなって引っ越す人もいます。
近隣住民とのトラブルで引っ越しを悩んでいる人は、早めに動いて高値で売ることをおすすめします。
離婚・転勤
離婚や転勤といった予想外の事例で売ってしまう人もいます。
結婚した後にすぐ離婚して「独身の部屋にしては広すぎる…」と感じて引っ越すしまうケースが多いです。
財産分与の観点から売ってしまう場合もあるので、突然の出来事でマンションをすぐ売る場合はなるべく高値で売れる様に行動しましょう。
マンションを購入してすぐ売る時の注意点
マンションを購入してからすぐ売る場合に注意しておくべきポイントを紹介します。
築浅のマンションを売ることは価値を大きく下げずに売ることができます。
しかし様々な事情によって、すぐ売ると損をしてしまう可能性もあります。
これからマンションをすぐ売ろうと思っている人は、注意すべきポイントをチェックして売ることを検討しましょう。
ローン完済できるか確認しよう
マンションのローンを完済していない人は、マンションの売却益でローンを完済できるか確認しましょう。
ローンを完済出来ない場合は抵当権抹消の為に一括でローン残債を支払う必要があります。
売却益で完済が難しい場合でどうしても売りたい人は任意売却という選択もあるので、まずは金融機関に相談しましょう。
事情があって売る人は慎重に検討しよう
転勤などの事情でマンションをすぐ売る人は、慎重に売却を検討しましょう。
「もしかしたらまたこっちに戻るかも?」という人は、マンションを売るのでは無く貸してマンション経営する方法もあります。
マンションを離れる=売らないと行けないという法則はないので、不動産会社と相談しながら慎重に判断しましょう。
買取より仲介を選ぼう
築浅のマンションは買取より仲介で売却しましょう。
買取業者は仲介で売れないような物件にも対応していますが、その分仲介に比べて買取価格を安く設定しています。
理由として、買取は主に築年数が経過しているマンションをリフォーム・リノベーションしてマンションを高く売る形で利益を出しているからです。
上記のことから築浅マンションは、リフォーム・リノベーションの必要がないので買取会社だと、仲介の方が高値で売れる可能性があります。
マンションを購入してすぐ売る人は最適の不動産会社で査定依頼しよう
マンションを購入してすぐ売る場合は、築年数が経過しているマンションを売るより高値で売ることができます。
不動産一括査定サイトを利用して、なるべく高く売ってくれる不動産会社を見つけましょう。
状況がよければ買った時より高値で売れる可能性もあるので、売ろうと決めた人は早めに行動しましょう。