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住宅ローンコラム

赤字自営業は住宅ローン審査に通過する?必要な対策と提出書類・控除を紹介

赤字自営業 住宅ローン 審査
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自営業をやっていて業績は振るっていないけど、家族や将来の為に住宅ローンを組んで夢のマイホームを買いたいという人に向けて、赤字の自営業でも住宅ローン審査に通過する方法について紹介していきます。

自営業の方は、サラリーマンよりも住宅ローンの審査が厳しいです。

住宅ローンの審査では売り上げや自己資本などの計画的な返済ができるかどうかを詳しく見られます。

赤字の自営業でも中住宅ローン審査に通過する方法と審査時に必要な書類・住宅ローン控除を受ける取るポイントについて解説します。

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赤字の自営業は住宅ローン審査に通過する?

赤字の自営業で住宅ローン審査に通過するのは非常に難しいです。

自営業で赤字であれば、月の収益がマイナスということです。

マイナスであれば、住宅ローンを返済することが出来ないため金融機関から住宅ローン融資を受け取ることが出来ません。

まずは、現状の経営から黒字にどうしたら転換できるかを考えることが最優先です。

赤字の自営業が住宅ローン審査に通過するために必要な対策

赤字の自営業が住宅ローン審査に通過するために必要な対策赤字の自営業が住宅ローン審査を通過するために必要な対策について紹介していきます。

今回紹介する対策を1つでも対策が出来ていないと、自営業の方が住宅ローン審査を通過することは難しいです。

売上の回復をする

通常自営業の方が住宅ローンを組もうとすると3期連続で黒字である必要があります。

赤字の自営業の場合は、まずは売り上げを黒字に転換することを目標にしましょう。

もちろんいきなり黒字にすることは、難しいですが赤字のままでは住宅ローン審査を通過する事は難しいです。

借入額を減らす

自営業の方だけでなく住宅ローンを組もうとする人すべての人に共通ですが、借入額が小さければ小さいほど、金融機関は貸し倒れがなく融資がしやすいです。

一般的な住宅ローンは年収の7倍と言われており、7倍を超過すると金融機関は融資を渋ってしまいます。

自営業の場合は売り上げではなく人件費や諸費用を引いて残った利益の7年以内にするようにしましょう。

年収に対して借入額が高額だと毎月の返済金額が大きく、支払いを続けていくことが難しいです。

住宅ローン審査が通りやすい金融機関を選ぶ

住宅ローン審査は、各金融機関によって審査基準が異なります。

1つの金融機関で住宅ローン審査に落ちてしまっても別の金融機関に同じ条件で審査依頼を出した結果、審査に通過することはまったくない話ではありません。

ただし、1度審査に出して審査落ちした場合は原因をしっかりと分析をして原因を改善してから再審査に申し込むようにしましょう。

同じ条件で何度も審査に出してしまうと信用情報機関ではなく金融機関の会社のブラックリストに載ってしまう可能性があります。

税金・保険料の滞納をしない

赤字自営業の場合は、税金や保険料の滞納をしてしまう可能性があります。

税金・保険料の滞納をしてしまうと住宅ローン審査はまず間違いなく通過しなくなってしまいます。

特に自営業の場合は、支払い忘れなどによって単純に支払いを忘れてしまう可能性があります。

そのような場合、金融機関は住宅ローンの支払いも忘れられてしまうと判断され、審査落ちをしてしまいます。

税金・保険料の滞納はしないようにしましょう。

自宅兼店舗の場合は自宅用の床面積が50%以上必要

自宅兼店舗で自営業を行っている人の場合は、自宅用の床面積が建物の50%以上である必要があります。

住宅ローンを組む際は融資する物件が何なのかが非常に重要です。

居住用がメインであれば住宅ローンとして融資することが出来ますが、店舗としての利用がメインであれば事業資金としての融資になります。

金融機関によって融資の方法が異なりますが、自宅用の床面積が50%超であれば、住宅ローンとして融資を受けることが出来ます。

フラット35を利用する

金融機関によっては、決算書の提出が求められません。

そのため赤字の自営業でもフラット35の住宅ローン審査には通過しやすいです。

住宅ローンとは違った形での融資ですが、結果として住宅を購入するための資金を手にすることが出来ます。

住宅ローン審査がどうしても通らない時はフラット35を利用する候補に入れましょう。

自営業が住宅ローン審査をする際に提出が求められる物

自営業が住宅ローン審査をする際に提出が求められる物

自営業の方が住宅ローン審査をする際に必要な書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • 印鑑証明書
  • 印鑑
  • 借入償還表/残高証明書
  • 返済口座
  • 物件に関する書類

金融機関や申し込むプランによって提出が必要な書類は異なりますが、今回紹介する物は基本的に提出が必要です。

本人確認書類

運転免許証やパスポートの顔写真付きの身分証明書の提出が必要です。

外国籍の人の場合は、特別永住者証明書などの提出をすることで住宅ローンの申込みをすることが出来ます。

パスポートや運転免許証の更新を過ぎている場合は、本人確認書類として認めてもらえないので申込み時はしっかりと確認した上で資料を提出するようにしましょう。

収入証明書

収入を証明する書類の提出も必須です。

確定申告をしている場合は確定申告書などの書類提出で問題ありません。

印鑑証明書

車のローンを組む時と同じように市役所で発行してもらう実印の印鑑証明書が必要です。

ローンを組む際に持っていく印鑑の証明書を市役所で事前に発行してもらうようにしましょう。

印鑑

ローンの契約書に押印する際に利用する印鑑です。

住宅ローンなどの重要な書類は実印を利用して捺印するようにしましょう。

現在は、ウェブで審査から融資まで完結することができ電子契約がメインのため、利用する金融機関によっては印鑑が必要ない可能性があります。

利用する金融機関で必要な書類をしっかりと確認しておきましょう。

借入償還表/残高証明書

ローンの借り換えをする場合は借入償還表/残高証明書の提出が必要です。

アプリなどで管理している場合は、現在借入をしている金融機関に連絡をすることで資料をダウンロードする方法を教えてもらうことが出来ます。

返済口座

新たに借換えをした金融機関の口座を準備しておく必要があります。

返済用口座から毎月の住宅ローンが引き落としされます。

住宅ローンの審査の途中でも口座を作ることは可能なので、余裕がある場合は事前に返済用口座を作っておくことで、その後の融資をすぐに受けることが出来ます。

物件に関する書類

購入する物件の書類や、リフォームに係る費用の明細などを証明する書類の提出が必要です。

新築物件の購入であれば、各不動産会社が提供している広告の提出でも問題ありません。

何を買う・何をリフォームするかが明確に分かる書類を提出するようにしましょう。

自営業の方が住宅ローン控除を受ける方法

自営業の人でも住宅ローン控除を受けることが出来ます。

住宅ローン控除をうけることで住宅ローンの金利軽減の恩恵を受けることが出来ます。

控除を受けることで税金の支払いを少なくすることが出来るので必ず利用するようにしましょう。

住宅ローン控除とは?
住宅ローン控除は、住宅借入金等特別控除の事です。住宅ローンを利用して住宅を購入・リフォームした際に最大10年間借入金の合計額を翌年の所得税額から控除する特定

赤字自営業は黒字転換を優先しよう

赤字自営業の場合は、収入がないと金融機関から判断されてしまうで住宅ローン審査を通過する事は難しいです。

今回紹介した対策を実施した上で、黒字転換してから住宅ローンの申し込みをするようにしましょう。