カードローン審査が甘い・ゆるい必ず通る金融機関はある？即日融資に対応したおすすめの借り入れ先とは？

急を要する出費に対応しようにも、自己資金がないため、金融機関や消費者金融から借り入れをしようと考えていないでしょうか。

しかし、貸金業者から資金を借り入れるには、申し込みと同時に行われる審査を通過しなければなりません。

審査に合格できるのか不安を抱かれる方も多く、つい審査が甘いカードローンがないか、探し始める方もいますが、カードローンの審査が甘いところは原則ありません。

今回は、カードローンの審査が甘くない理由と審査時に評価される項目、即日融資が受けられるおすすめのカードローンを19社紹介します。

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物件タイプは？ 分譲マンション 一戸建 土地 ビル一室 マンション一棟 アパート一棟 ビル一棟 工場・倉庫 店舗・事務所 農地・畑・田んぼ 山林 その他

都道府県は？ 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

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必ず通る甘いカードローン審査は存在しない

カードローンについて、審査が甘い、審査そのものを実施しない金融機関は存在しません。

金融機関の種類を問わず、借入の審査は必ず実施されます。

まずは審査が甘い・実施しない金融機関が存在しない理由と、審査で評価される項目について紹介します。

審査が甘い・実施しない金融機関が存在しない理由

借入審査が甘い、無審査で融資してくれる金融機関が存在しないのは、以下に示す貸金業法の規定が関係しています。

第十六条

貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。

引用：e-GOV「貸金業法」

つまり、次のような表現を使う貸金業者は違法です。

審査についても一定の条件が設けられているため、審査が甘い金融機関がないことに気を付けてください。

また5～10万などの少額の借り入れであっても、無審査で融資してくれる金融機関はありません。

もし審査が甘かったり、無審査で融資が受けられたりする場合には、借入先が闇金である可能性が高いです。

審査基準の甘さは金融機関によって異なる

金融機関から借り入れをする際には、必ず審査を通過しなければなりません。

しかし、金融機関ごとに審査通過の基準が異なるとご存じでしょうか。

各機関が独自に設定している審査基準に基づき合否が変わるため「ある金融機関では審査に落ちたけれど、違う金融機関だと審査に通過する」というケースも考えられます。

とはいえ「審査基準が異なる=審査が甘い」ということはありません。

金融機関は、債務者が無理なく返済できる範囲で借入を申し込んでいることを確認しているため、一定の条件を満たさなければ、合格できないことに注意してください。

審査で評価される3項目

審査基準は金融機関によって違いますが、審査では必ず以下の項目を評価します。

まず「毎月安定した収入がある」に関しては、申し込み者の雇用状況や勤続年数など、仕事関係を絡めて審査します。

また、借入したい金額が総量規定内（年収に対しての借り入れ割合）に収まっていなければ審査を通過できません。

ほかにも、毎月納めている公共料金やクレジットカードの支払い状況から、返済状況、滞納、債務整理などの金融事故を引き起こしていないかを見るのが一般的です。

以上より、金融機関は3つの項目をチェックして、この人に融資しても滞りなく返済できると判断します。

いずれの項目も、金融機関に借入の申し込みをする際に必ず審査されるものなので、滞っている返済があれば申し込み前に支払いを済ませたり、信用情報の確認を行いましょう。

即日融資対応で借りやすいおすすめカードローン9選

急いでお金の借り入れが必要な人向けに、即日融資に対応しているカードローンを9つ紹介します。

プロミス｜審査通過率43.9％で借りやすい

実施年率	4.5～17.8%
審査時間	最短3分※1 ※Web申し込み時
借入限度額	1～500万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	利用開始日から30日間無理し
在籍確認	あり(書類)
申し込み条件	18歳以上74歳以下の方で安定した収入が得られている方 ※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類提出必須 ※高校生(定時制高校生及び高等専門学校生も含む)はお申込不可 ※収入が年金のみの方は利用不可

プロミスもまた、最短3分で借入審査を済ませ、後に融資手続きを円滑に行ってくれます。

借入は24時間365日いつでも申し込みが行えて、Web申し込みにも対応しています。

さらに申し込みは高校生以上の18歳からできるという大手の中では珍しい特徴を持っています。

また複数視野から借り入れを行っている方で、融資を1本にまとめられるおまとめローンサービスも実施しています。

※1.お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

SMBCモビット｜電話連絡なしで借入できる

実施年率	3.0～18.0%
審査時間	最短即日融資 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
借入限度額	1～800万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり(書類)
申し込み条件	満20歳以上74歳以下の安定した収入が得られている方 ※収入が年金のみの方はお申込いただけません。

SMBCモビットは、三井住友カード株式会社が提供するカードローンのブランドです。

※株式会社SMBCモビットは、2023年７月1日付で、三井住友カードを存続会社として合併しました。

大手金融機関が絡んでいるからと言って、特別審査が厳しいというわけことはありません。

SMBCモビットでは、他社のような30日間無利息、無金利になるようなキャンペーンを実施していませんが、月の返済金額が4,000円に抑えられるなど、利用者にとってメリットになるサービスを多く用意しています。

アイフル｜審査時間最短18分で借入できる

実施年率	3.0～18.0%
審査時間	最短20分 ※申込状況によってはご希望に添いかねます。
借入限度額	1～800万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	はじめての方なら最大30日間の無利息期間
在籍確認	原則無し
申し込み条件	満20歳以上69歳までの方 定期的な収入と返済能力を有する方

アイフルでも、Web申し込みから最短20分※で借入審査の合否が受けられ、その1時間後には、申し込んだ金額が受け取れるカードローンです。

※申込状況によってはご希望に添いかねます。

アイフルでは、借入時に行う勤務先と自宅への電話確認を原則実施していないので、家族や同僚に借金をしていることがバレたくないという方におすすめです。

レイク｜審査状況をWeb上でチェックできる

実施年率	4.5～18.0%
審査時間	15秒※Web申し込み時
借入限度額	1～500万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	最大60日間無利息 ※Web申し込み限定 5万円まで180日間無利息
在籍確認	あり(電話)
申し込み条件	満20歳～70歳で安定した収入が得られている方

レイクは、週末土日であっても即日融資が受けられる大手消費者金融です。

ただし、21時までに契約完了を迎えていることや、日曜日に申し込んだ場合は18時までに契約完了を迎えていることが条件となります。

レイクに申し込みを行うと、Web経由であれば無利息期間が60日間となり、借入額が5万円といった少額であれば無金利期間を180日間まで延長できます。

三井住友カード カードローン｜最短5分で即時発行できる

実施年率	1.5%～15.0％
審査時間	最短5分(借入額50万円以下に限る)
借入限度額	900万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	最大2ヶ月間
在籍確認	あり
申し込み条件	満20歳以上～69歳以下で安定収入のある方(学生は不可)

「三井住友カード カードローン」は、特定の条件を満たしたうえで借入申し込みを行うと、最短5分で審査及び、融資が完了するカードローンです。

実施年率は1.5～15.0%とやや高めに設定されていますが、借入返済を滞りなく行っていれば、返済実績に応じて年に1度0.3%の年利引き下げを実施してくれます。

長期に渡って、返済を行っていく方におすすめのカードローンです。

フクホー｜借入額に応じて金利を抑えられる

実施年率	7.30%～18.00%
審査時間	最短即日
借入限度額	最大200万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり(電話での実施)
申し込み条件	20歳以上66歳未満の方 ※仕事をされていない方への融資は対象外

フクホーは、半世紀以上も貸金業を行ってきた消費者金融の老舗企業です。

長年の経営で培ってきた信頼と実績が評価され、今なお、利用者が増えつつあるフクホーでは、初めて利用される方でも安心して申し込みができる取り組みを設けています。

融資の申し込みは、インターネットや店頭申し込みの従来通りの方法に加えて、コンビニ契約でも借入の申込ができます。

融資限度額は5～200万円の範囲で借入ができ、他社に比べてやや低額ですが、借入額に応じて金利が変わってきます。

セントラル｜最大30日間は金利0円で融資を受けられる

実施年率	4.80%～18.00%
審査時間	最短即日
借入限度額	300万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	あり(30日間)
在籍確認	あり(電話での実施)
申し込み条件	20歳以上

セントラルは、昭和48年から貸金業を営んでいる老舗企業です。

創業から現在にかけて「お客さま第一主義」を貫き、申込者のニーズに新味に答えられるサービス作りを行っています。

セントラルでは、Web申し込みや自動契約機や店頭申し込み、郵送など、5つの方法から借入の申込ができ、その中でWeb申し込みのみが即日融資に対応しています。

さらに、再契約や増額の申込にも対応しています。

また、セントラルを初めて利用される方に限り、契約日の翌日から最大30日間は金利0円で融資が受けられるキャンペーンを実施しています。

ダイレクトワン｜最大55日間は利息がかからない

実施年率	4.9%～18.0%
審査時間	最短即日
借入限度額	1万円～300万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	あり(最大55日間)
在籍確認	あり
申し込み条件	20歳から69歳までの方で安定した収入のある方

ダイレクトワンは、スルガ銀行グループが運営を務める消費者金融です。

融資は、1万円～最大300万円まで借入ができ、初めてダイレクトワンを利用される方に限り、最大55日間の利息0円期間を設けています。

融資申し込みは、Web、店頭、スルガ銀行ATM(提携先ATMを含む)の3ヵ所から申し込みができます。

さらに、女性専用カードローン「Lady 1st」という金融商品を取り扱っており、前述した通常カードローンと同じ金利・限度額で借入ができますが、返済方式が定額リボルビング方式になります。

ネット銀行を含むおすすめの銀行系カードローン10選

カードローンの利用ができるのは、消費者金融のみならず、メガバンクや地方銀行、ネット銀行などの金融機関でもカードローンの申し込みが行えます。

ここからは、おすすめの銀行系カードローンを紹介していきます。

三菱UFJ銀行バンクイック｜最短翌営業日までに審査結果がわかる

実施年率	1.8%〜14.6%
審査時間	最短翌営業日
借入限度額	10万円〜500万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	満20歳以上65歳未満の方

三菱UFJ銀行が提供しているカードローン「バンクイック」は、三菱UFJ銀行の口座を持っていない方でも利用ができるサービスです。

借入申し込みは、24時間土日祝日いつでも行えるうえ、最短翌日営業までに審査結果と融資を行ってくれます。

年率も1.8～14.6%と、消費者金融よりも低く設定されています。

三井住友銀行カードローン｜月額2,000円から返済できる

実施年率	1.5～14.5％
審査時間	最短翌営業日
借入限度額	10万円～800万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	満20歳以上、満69歳以下で安定した収入の方

三井住友銀行カードローンは、当銀行で開設できる総合口座を持っていなくても利用ができるカードローンになります。

月々の返済を5日、15日、25日、月末の4通りの中から選択ができるうえ、最少額2,000円から返済が始められます。

また返済額に余裕がある月は、返済日に関わらず債務者の都合で返済できる臨時返済システムを導入しています。

みずほ銀行カードローン｜50万円以下の借り入れは書類提出が不要

実施年率	2.0％～14.0％
審査時間	最短翌営業日以降
借入限度額	10万円～800万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	満20歳以上66歳未満で安定かつ継続した収入の見込める方

みずほ銀行が提供しているカードローンの利用限度額は800万円と、銀行系カードローンの中では最高額の部類に入り、金利も2.0～14.0%と低金利で借入が行えます。

すでにみずほ銀行の口座を開設しており、みずほダイレクトを利用している方が50万円以下の借入を行った場合、書類提出不要で借入申請が行えます。

さらに、みずほで住宅ローンを組んでいる方なら、0.5%の金利割引が適用されます。

返済を効率的かつ無理なく進めていきたい方におすすめです。

楽天銀行 スーパーローン｜最短即日で融資を受けられる

実施年率	1.9～14.5%
審査時間	最短当日
借入限度額	最大800万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	20才から62才未満で安定した収入がある方

楽天銀行が提供しているカードローン「楽天スーパーローン」は、申し込みから最短即日で審査結果と融資が受け取られるサービスになっています。

年率は1.9～14.5%と、他の金融機関同様の数値で借入ができますが、現在楽天銀行では、0.95～7.25%で借入ができるキャンペーンを2023年1月12日まで実施しています。

なお、キャンペーンの利用ができるのは、新規加入された方に限られます。

千葉銀行カードローン｜月額2,000円から返済できる

実施年率	1.4～14.8%
審査時間	最短翌日営業日
借入限度額	10万円～800万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	満20歳以上満65歳未満で安定した収入がある方

千葉銀行が提供しているカードローンは、地方銀行の中では、最高額ともいえる800万円まで借入ができるうえ、地元千葉にある銀行ATMや返済コストを軽減したい方におすすめです。

年率上限は14.8%と消費者金融で借入を行うよりも軽く、月々2,000円から無理なく返済が始められます。

オリックス銀行カードローン｜すべての手続きをネットで完結できる

実施年率	1.7%～14.8%
審査時間	不明
借入限度額	800万円(10万円単位)
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	安定した収入のある満20歳以上69歳未満の方

オリックス銀行では、ガン保証特約付きプラン「Bright」というカードローンを提供しています。

カードローンの返済中にがんと診断されれば、保険金が未返済債務に充てられて、以降の返済負担の軽減につながります。

カードローンの申込は、Webから行え、必要書類の提出及び借入申し込みのすべてがWeb完結します。

イオン銀行カードローン｜月額1,000円から返済できる

実施年率	年3.8%～13.8%
審査時間	―
借入限度額	10万円～800万円(10万円単位)
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	安定した収入のある満20歳以上69歳未満の方

イオン銀行が提供しているカードローンの申込は24時間365日基本手数料無料で申し込みができ、イオン銀行ATMのほか、提携を組んでいる銀行やコンビニATMからでも申し込みができます。

無理なく借入ができる施策として、毎月の返済額と借入額の最低金を1,000円からにする負担軽減を図った施策や、借入額別で金利設定をするなど、お客様第一で借入がしやすい環境づくりに徹しています。

auじぶん銀行カードローン｜スマホのみで手続きを完結できる

実施年率	1.48％～17.5％
審査時間	最短1時間
借入限度額	800万円
Web申し込みの可否	可能(契約まで)
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	安定した収入のある満20歳以上69歳未満の方

auじぶん銀行では、最大800万円まで借入ができるカードローンを提供しています。

当カードローンは、突発的な支払いへの対応として借入ができる一方、他社で借り入れたローンの借り換え先として利用することも可能です。

また債務者の返済負担軽減の取り組みとして、毎月1,000円から計画的返済ができる返済方法を採用しています。

なお、最低返済額は年金利の利率に応じて変動します。

りそな銀行カードローン｜返済するたびにポイントが貯まる

実施年率	3.5%～13.5%
審査時間	不明
借入限度額	10万円～800万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	安定した収入のある満20歳以上69歳未満の方

りそな銀行が提供しているカードローンは、借入申し込みから審査通過後の契約までが一貫してWeb上で行えます。

りそな銀行が配信しているアプリを利用されている方なら、アプリを介して申し込みができます。

また、りそなカードローンには、利用残高に応じてポイントが貯まっていく独自システムを採用しています。

ポイントは、月中平均残高10万円以上で貯まり、貯まったポイントはTポイントやWAONポイントなどと交換ができます。

セブン銀行カードローン｜借入・返済手数料がかからない

実施年率	月々2,000～3万5,000円
審査時間	最短翌日
借入限度額	10万円～300万円
Web申し込みの可否	可能
無利息期間	なし
在籍確認	あり
申し込み条件	ご契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満の方

セブン銀行カードローンは、お近くのセブンイレブンのATMで手軽に借り入れが可能なカードローンです。

事業性がなければ資金の用途に制限はなく気軽に借り入れができるのはもちろん、最短翌日には審査結果がわかります。

また利息の計算には元加方式が用いられており、残高に応じて明瞭になっていることから、返済計画が立てやすいカードローンです。

 

カードローン審査で見られている項目

カードローン審査は、申し込み先によって審査項目や基準が異なりますが、全社共通で必ず見ている項目が3つあります。

いずれも、前節で紹介した借入審査時に評価される項目に絡んでいるものが多く、借入審査に落ちてしまっても、何が原因で落ちたのかがこれから紹介する情報を知ることで把握できます。

【項目1】年収と融資の比率

金融機関から注目されやすいのが、年収と融資の比率です。

金融庁が公開している銀行カードローンの実態調査によると、約8割の金融機関が融資上限枠を年収の1/2と設定しています。

ただし、平成22年に施行された貸金業法により、総量規制として「すべての貸金業者（金融機関含む）からの借り入れが年収の1/3を超えてはいけない」という規定が設けられました。

金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。

引用：金融庁「貸金業法Q&A」

よって金融機関は、年収に対する希望借入額が多いのか否かを必ずチェックされることに注意してください。

【項目2】勤務先の勤続年数

金融機関は、勤務先における勤続年数を中心として、以下の4点に注目して評価点を出しています。

まず、借入時の電話確認を行うとき、実在する会社であるか否か、申し込み者が勤務しどのような役職にいるのかなどを確認します。

次に、勤続年数については金融機関によって異なりますが、少なくとも1年以上なければ借入できないケースが多い傾向です。

ほかにも申し込みの際に記載した収入について、安定した収入があることを裏付ける情報として利用し、そこから申し込み者の返済能力に結び付けて評価しています。

【項目3】申し込み者の滞納歴

金融機関は信用情報の確認として、以下の3点に注目して評価点を出しています。

例えば個人の信用情報は、 CIC、JICC、KSCという3つの信用情報機関が管理している個人情報を閲覧することで、信用できるか否かを判断しています。

また信用情報機関では、過去に起こした債権回収・強制解約・自己破産などの金融事故の記録も管理されています。

審査に落ちる原因の多くは、信用情報に傷があるというケースが多いです。

カードローンの審査が甘くても落ちる人の特徴

カードローン審査が機関によって異なることが前節を通じて判明したとしても、審査基準に満たなければ、融資を受けられません。

仮に新規顧客通過率が高いところに申し込んでも落ちてしまう方は、以下の4項目が影響している恐れがあります。

【特徴1】収入が低く不安定である

カードローンは、金融機関が設けている申し込み条件さえ満たしていれば、誰でも申し込みは可能です。

しかし、次の収入状況にあてはまる方は、審査をかなり厳しく見られます。

前者の場合は、返済能力がないため審査に通過できる可能性は限りなく0%に近いです。

また後者についても、返済そのものが滞る危険性があることから審査に落ちやすいと言われています。

【特徴2】多方面で借入を行っている

すでに別の金融機関から借り入れをしているなど、多方面でカードローンを組んでいる方も、次の理由から借入審査に落ちやすいと言われています。

また希望する借入金額が年収額の1/3を超えることにより、審査に落ちるケースもあります。

複数視野から借り入れをしている方は、おまとめローンを利用して借入先を1つに絞ってから利用するのが最適です。

おまとめローンの審査は甘い・ゆるい？通りやすい銀行・消費者金融はあるのか徹底検証

【特徴3】金融機関のブラックリストに載っている

当然のことですが、金融機関のブラックリストに氏名・住所が載っている方は、借り入れが原則不可能です。

例えば、過去5～10年以内に自己破産、任意整理、個人再生などの債務整理を行った経歴があると、リスト入りを果たします。

ほかにも3カ月以上の滞納歴やクレジットカードの強制解約歴など、信用を損ねる経歴があると、審査通過そのものが厳しいでしょう。

【特徴4】一度に複数社申し込みをしている

審査落ちを心配して、一度に複数社のカードローンに申し込みをすると、逆に審査落ちの対象になる恐れがあります。

なぜなら金融機関は、信用情報機関のデータベース上にアクセスすることで、リアルタイムの申し込み状況を確認できるからです。

複数社に申し込んでいることがすぐにバレてしまうため、審査通過に自信がなくても、申し込みは必ず１社に絞りましょう。

【特徴5】嘘の情報で申し込んでいる

「多くのお金を借入するために年収を多めに記載した」というように、嘘の情報でカードローンに申し込むと、虚偽があると判断されて審査に落とされる恐れがあります。

金融機関は事前に年収の調査を実施するため、噓を書いてもバレないというほど審査が甘くはありません。

カードローン審査で落ちたときにやるべき対策

カードローンの審査に落ちてしまったからと言って、申し込みそのものを諦める必要はありません。

原因を突き止めさえすれば、審査を通過できる可能性もあります。

ここでは、カードローン審査に落ちてしまったときに取る対策を5つ紹介します。

【対策1】別系統のカードローンに申し込む

各金融機関によってカードローン審査の基準が異なるため、一度別系統のカードローンに申し込みしてみるのはいかがでしょうか。

原則としてどの金融機関も審査は厳しく設定されていますが、そのなかでも審査が甘い場所を見つけられるかもしれません。

ちなみに別系統のカードローンを申し込むときは、保証会社が異なることを確認してから申し込むようにしましょう。

【対策2】借り換え・おまとめローンを利用する

複数社から借り入れを行っている多重債務者の方は、おまとめローンを利用して、借入件数を１件に絞ることから始めましょう。

借入件数を減らすことで、債権者側から寄せられる信用を取り戻せるほか、月々の返済負担を軽減できます。

ただし、おまとめローンを利用するときも、利用審査が実施されることに注意してください。

【対策3】信用情報を確認する

カードローンの借入を含め、金融機関から融資を受けるときは、一度次の機関に「個人信用情報」を問い合わせてみてください。

個人信用情報取扱機関	取り扱い情報
株式会社シー・アイ・シー(CIC)	銀行の情報など(銀行ローン全般の履歴等)
日本信用情報機構(JICC)	消費者金融の情報など(カードローンの履歴等)
全国銀行個人信用情報センター(JBA)	銀行の情報など（銀行ローン全般の履歴等）

個人信用情報取扱機関では、公共料金・クレジットカード、銀行の借り入れ状況などの情報から、過去に起こした金融事故の情報などが記録されています。

過去5年以内に一度でも、金融事故になりえることを起こした場合の審査通過は難しく、10年間の借入が原則不可能となるため、条件にあてはまらないかチェックしてみてましょう。

自分の信用情報がどのようになっているのか気になる方は、信用情報を取り扱っている上記の機関に問い合わせてみましょう。

【対策4】6ヶ月の空白期間を設けてから申し込む

どうしても審査落ちした同じ金融機関から借り入れをしたいなら、6ヶ月以上の空白期間を設けてから再度申し込みをしましょう。

審査に落ちたからと言って、再度申し込みができないという決まりはありません。

ただし、空白期間を設けず再度申し込むと、お金がなくて切羽詰まっているという疑いをかけられて、再度審査落ちになる可能性が高いです。

同じところに借入申請を行う場合は、最低でも6ヶ月以上の空白期間を設けてからにしましょう。

【対策5】希望借入金額を低めにする

高額なお金の借り入れを希望したことでカードローンの審査に落ちた人は、希望借入額を低く設定しなおしてから再申請してみましょう。

金融機関は、申し込み者の年収の1/3（借り入れの合計額）までしか融資できない決まりです。

希望額を低く設定すれば、上限額を超えずに審査を通過できるかもしれません。

カードローンで即日審査・融資を受けるコツ

すぐにでもカードローンの審査を通過して融資を受けたいなら、あらかじめ即日審査を受けるコツを覚えておくことが重要です。

通常よりも早く即日審査を通過できるコツを3項目に分けて解説します。

【コツ1】 土日も審査を受けられる金融機関を選ぶ

金融機関によっては土日に対応していない場所もあるため、あらかじめ土日も審査を受けられる金融機関を選んで、即日審査を通過できるようにしてください。

参考として、次のような場所なら土日も審査を受けられます。

ただし一部の金融機関は、申し込みの時間帯が決められています。

事前に申し込み時間を確認したうえで審査を受けてみてください。

【コツ2】ネット申込後に電話で急いでいる旨を伝える

当日中にカードローンの審査を通過したいなら、申し込みをした後に電話で「急いで借入したい」という旨を伝えると良いでしょう。

事情を伝えれば、通常よりも早く審査を進めてもらえる場合があります。

「長時間待てない」「翌日だと時間を超えてしまう」とお悩みなら、ぜひ試してみてください。

【コツ3】平日の早い時間帯に申し込む

カードローンの申み込みは、平日の早い時間帯に申し込むことをおすすめします。

なぜなら、カードローンの審査には多少の時間がかかるほか、タイミングによっては想像よりも長い時間待たせられる場合があるからです。

夕方や日をまたぐギリギリに審査を受けると、翌日に持ちこされる恐れがあるため、なるべく早い時間にカードローンを申し込みましょう。

カードローンの審査が甘い金融機関＝闇金の恐れがある

カードローンを提供している金融機関のなかには、法外な利息を突き付けてくる闇金も紛れています。

闇金は正規の貸金業者とは異なり、無審査や甘い審査でお金が借入できる一方、10日で1～5割の金利適用、年利では120%以上といった法外な金利をたきつけてきます。

ここでは、闇金に手を出さないための方法と解決策を紹介します。

闇金か否かを見極める方法

カードローンの申し込み先が闇金か否かを見極める方法は、至ってシンプルです。

金利の相場

金利の相場を理解しておけば、闇金業者を回避しやすくなります。

例えば、一般的な金融機関は以下の金利を設定しています。

金融機関の例	金利
プロミス	4.5～17.8%
SMBCモビット	3.0～18.0%
アイフル	3.0～18.0%
レイク	4.5～18.0%

上表からもわかるように、金融機関の金利は3.0～18.0%程度に設定されているのが特徴です。

相場を超えている金融機関は闇金の恐れがあるため、相場内に収まる金融機関でカードローンを申し込みましょう。

貸金業者の登録番号

次に、貸金業者の「登録番号の有無」を確認することも重要です。

正規の貸金業者であれば、財務局長もしくは都道府県知事の登録を受けているという証拠を公式サイトや掲載広告の下部に掲載しています。

もし掲載していなかった場合は、高確率で闇金である可能性が高いです。

虚偽の番号を公式サイト上に掲載している可能性もあるので、金融庁管轄の登録貸金業者情報検索サービスを利用してみてください。

広告の媒体と宣伝内容

あわせて確認したいのが、広告媒体と宣伝内容です。

闇金の多くは、公衆電話や電柱など、人目に付きやすい場所にチラシ広告を掲載していることが多いです。

基本的に、正規の貸金業の多くは、チラシ広告の掲載はしていません。

広告内に即日融資・無審査、必ず融資可能などの言葉が強調されている、そして広告承認番号の表記がない場合は、高確率で闇金です。

闇金関係のトラブルを解決する方法

もし闇金に手を出してしまったときは、自分ひとりの力で解決しようとせず、次の専門機関に相談してトラブルを解決しましょう。

どの機関を利用しても、基本無料で相談に乗ってくれます。

闇金利用による借金で眠れない日々を過ごす前に、相談して助けを求めましょう。

カードローンの利用・審査に関する質問

ここでは、銀行系・消費者金融が提供しているカードローンを利用する前に知っておきたい疑問をピックアップして解説します。

Q.「カードローン 審査本曰絺い」って一体なに？

Yahooを用いてカードローンについて検索すると、上記のような単語が出現します。

同名のサイトがいくつか出現しますが、上記の単語はサービスとしては実体のないものになるので、注意しましょう。

Q.「カードローン最強案内所」って一体なに？

こちらも、Yahooを用いてカードローンについて検索すると、出現する単語です。

こちらも、検索をすると同名のサイトが出現しますが、同じくサービスとして実体がないので、注意が必要です。

Q.消費者金融のカードローンは審査が甘い？

即日融資に対応している消費者金融が借入前に行う審査の基準は甘くありません。

最も即日融資対応だからといって、緩い審査基準で申込者を審査しているのではなく、機械による自動審査システムを採用しているので、即日融資ができるのです。

また、消費者金融の中で、審査が緩いや甘いなどの謳い文句を大々的にしているところは、高確率で闇金です。

Q.銀行系カードローンの審査は甘い？

銀行系カードローンの審査は、厳しいのがデフォルトで、審査が緩かったり、甘い基準で審査を行う銀行は存在しません。

メガバンクや地方銀行はもちろんのこと、ネット銀行も同様に厳しい審査基準を設けています。

Q.カードローン審査で重要視されている審査項目は何ですか？

銀行系カードローンや消費者金融系のカードローンを利用する前に行われる審査基準は、機関ごとに審査基準が異なります。

加えて、審査基準は公にはされておらず、仮に審査で落ちても、何が原因で落ちたのか、その理由すら教えてくれません。

しかし、銀行系・消費者金融系で実施される審査では、以下の項目を重要視しています。

上記3つの項目を審査して、申込者の返済能力をはかって、最終的な評価に結び付けています。

Q.カードローン審査に落ちる原因は何ですか？

カードローン審査に落ちるのは、主に次の原因が考えられます。

カードローンの審査は甘くありません。

審査落ちした人は、一度自身の状況を見直して改善することが重要です。

Q.カードローンの利用は学生・専業主婦(主夫)でも利用できる？

原則、学生・専業主婦(主夫)の利用は出来かねます。

カードローンの利用ができるのは、安定した月収入がある満20歳以上の方に限ります。

同様の理由で、勤め先の確認ができない無職の方もまた借入の申込ができてもその後の審査を通過するのはできないと思っておくのがいいでしょう。

Q.カードローンの申込でも在籍確認は行われる？

実施されます。

銀行系・消費者金融系が提供しているカードローンでも、借入申し込みで記入した勤務先に債務者が在籍しているかの確認の電話を必ず入れます。

なお、実施する際は、債務者のプライバシーに配慮して社名を伏せて実施します。

Q.カードローンの金利を引き下げる方法はありますか？

銀行系カードローンを利用する方法と借入額を増やす方法の2つがあります。

カードローンの金利は、消費者金融よりも銀行系が提供しているカードローンの金利の方が低く、返済負担の軽減につながりますが、審査基準が厳しく、金額によっては、借入ができない場合もあります。

また借入額を増やすという方法も同様です。

金額が増えれば増えるほど、審査通過が難しくなります。

Q.フリーターなど月収益が不安定な方でもカードローンの借入はできますか?

可能です。

月収益に増減があっても、継続的かつ安定した収益があるなら、フリーターでも年収や月収問わずカードローンの借入ができます。

カードローン審査が甘い金融機関はないが申し込み先に若干の違いがある

ここまで、カードローンの審査が甘くない理由と審査時に評価される項目、即日融資が受けられるおすすめのカードローンを19社紹介しました。

カードローンの申し込みは、申し込み条件さえクリアしていれば誰でも申し込みができますが、融資が受けられるか否かは、その後に実施される審査の合否によって変わってきます。

申し込み後に行われる審査は、申し込み先が設けている審査基準によって行われるため、機関によって線引きが難しいですが、決して審査が緩かったり、甘いということはありません。

また審査が甘いという条件から見つかった機関の多くは、法外な利息をかけてくる闇金である可能性が高いです。

カードローンを利用するときは、闇金に気を付けつつ、無理のない範疇で利用するようにしましょう。