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マンション売却

【2024年最新】マンション売却のタイミングはいつ?売り時を見極めるポイント・売却時期の注意点

マンション売却のタイミングはいつ?売り時を見極めるポイント・売却時期の注意点【2024年】
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中古のマンションを売る際の価格はいわゆる市場価格であり、エリア内の中古マンションの価格帯や金利の状況、サラリーマンの給与所得の変動などによっても価格は変わります。

上記の背景から、マンションはいつ売るかによっても売却価格は変化します。

今回は、マンション売却のベストタイミングとは一体いつなのかを、直近の相場状況も確認しながら解説していきます。

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【2024年10月最新】現在はマンション売却のベストタイミング?

価格の上向き推移は2024年に入っても止まらず

平均(全国) 2023年4~6月 2023年7~9月 2023年10~12月 2023年1~3月 2023年4~6月 2023年7~9月 2023年10~12月 2024年1~3月 2024年4~6月
利回り(%) 7.51 7.35 7.21 7.21 7.02 6.97 6.86 6.84 6.86
価格(万円) 1,447 1,494 1,617 1,629 1,705 1,800 1,805 1,897 1,994
築年(年) 30.7 30.7 30.4 30.8 30.6 30.9 30.7 31.0 31.7

上記は、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家 ( けんびや )」が作成している四半期ごとの収益物件の市場動向です。

全国の区分マンション(ワンルームマンションなど)の価格推移を表したものが上記になりますが、ここ1年間の推移をみると、四半期ごとに一度も下落せずに上昇していることが分かります。

売り出し価格より成約価格が高くなっている

中古マンション-成約m²単価(万円) 中古マンション-新規登録m²単価(万円)
2021年4~6月 59.04 63.55
2021年7~9月 60.78 65.49
2021年10~12月 61.73 67.76
2022年1~3月 64.06 70.88
2022年4~6月 67.14 71.08
2022年7~9月 68.38 72.54
2022年10~12月 69.67 72.94
2023年1~3月 69.02 73.56
2023年4~6月 71.15 72.83
2023年7~9月 72.69 72.07
2023年10~12月 74.78 72.95
2024年1~3月 75.78 73.99
2024年4~6月 77.50 74.35

※上記データは、当該期間での新規登録単価と成約単価のデータを比較したものであり、同一の物件の新規登録単価と成約単価を比較したものでは必ずしもありません。

上記は首都圏の中古マンションの成約価格と、レインズへの新規登録時の価格(売り出し価格)を比較したものです。

上記のデータからも四半期ごとにマンション価格が高まっているのが分かりますが、それ以外にも注目すべきなのが、2023年7~9月から成約価格が売り出し価格を上回っている点です。

一般的には、売主が決めた売り出し価格に対して、買主が希望額を提示して双方合意した金額が成約価格なので、売り出し価格よりも成約価格は低いのが一般的です。

上記のような状況が起こっている背景としては、高額な人気マンションに買い手が殺到していること(高額なマンションから買い手がついていること)などが考えられます。

マンションを売却すべきタイミング【つのポイント】

タイミング1】季節

マンションの購入希望者は、一般的には転勤や異動、進学などが多い9~11月2~3月の時期に多く現れる傾向があります。

逆に、1月と8月は住み替えのスケジュール的に売れにくい時期だとも言われています。

年月 成約件数(件)
2022年3月 3,405
2022年4月 3,094
2022年5月 2,877
2022年6月 3,003
2022年7月 3,104
2022年8月 2,346
2022年9月 2,990
2022年10月 3,072
2022年11月 2,797
2022年12月 2,835
2023年1月 2,581
2022年2月 3,240

上記は、首都圏の各月でのマンションの成約件数を整理したものです。完全な因果関係はありませんが、前述した9~11月と2~3月は比較的件数が多くなり、1月と8月は件数が低くなっています。

また、北海道など豪雪地帯の真冬や、沖縄などの台風が来やすい時期だと、内覧がきにくくなります。

ただし、近年では不動産会社や物件を探すにあたってネットを利用する方が増えているため、通年で問い合わせは来やすくなっています。

ユーザーが不動産会社を探す方法

株式会社グローベルスが1201名に独自に実施したアンケートによると、ユーザーの6割程度がインターネット検索で不動産会社を探しているという結果がわかりました。

第1位
インターネット検索
58.9%(707名)
第2位
その他のきっかけ
14.9%(179名)
第3位
店頭
12.7%(152名)
第4位
知り合い・家族の紹介
7.9%(95名)
第5位
新聞・雑誌
1.6%(19名)
ユーザーが不動産会社を探す方法
  • アンケート方法:インターネットによる無作為調査
  • アンケート実施日:2024年10月1日~10月8日
  • アンケート実施人数:1201人(男性:600人 女性:601人)
  • 回答者年齢:30代:213人、40代:438人、50代:511人、60代:39人

タイミング2】周辺環境の変化

高く売れそうな環境の変化
今後価格が下がりそうな環境の変化
  • 新駅の開通
  • 都市部を繋がる道路の開通
  • 大きな商業施設ができた
  • 大きな学校・企業など、人が集まる理由ができた
  • 大きな事件の発生
  • 治安の悪化
  • 大学キャンパスの移転など
  • 大型商業施設の閉店

周辺環境がどう変化するかによっても、マンションの価値は変化します。

都市部へのアクセスがしやすくなった、大型施設ができたなどの要素があると、マンション価格は高くなりやすいです。

一方で、近くの大学のキャンパス移転など、今後人が集まりにくくなるような状況が推測できる場合は、価格が下がる前に早めに売ってしまうことをおすすめします。

タイミング3】住宅ローンの金利推移

住宅ローン金利の水準が低いほど、購入需要が高まるためにマンションは売れやすくなり、反対に金利が高くなるほどマンションは売れにくくなります。

近年は、マイナス金利政策の影響で住宅ローン金利は歴史的な低水準を維持していましたが、2024年3月19日にマイナス金利政策の解除が決定した後、10月から大手を中心に変動金利が上昇を見せています。

マンションの売り時を見極めるには、こうした動きも把握しておく必要があります。

三菱UFJ銀行など大手5銀行は10月から、変動型の住宅ローンの基準金利を引き上げる。既存の契約者らが対象で、各行の上げ幅は0.15%が軸となる。7月の日銀の追加利上げに伴って各行が短期融資の指標となる短期プライムレート(短プラ)を引き上げていたのを反映する。

三井住友、みずほ、三井住友信託、りそなを含めた大手5行は変動型住宅ローンの基準金利を2.475%に設定している。住宅ローンを借り入れる場合、基準金利から借り手の信用力に応じて優遇を実施して適用する金利を決める。既存の契約者は一定の期間を経て現在よりも高い金利が適用される。

住宅ローン変動金利上げ、大手行が0.15%程度 10月から
日本経済新聞 2024年9月26日

タイミング4】税金・経済・政策など

税制や経済状況、マンションなどの不動産を巡る政策などの観点からも売り時を見極める必要があります。

税金・経済・政策などの観点から、マンションが売り時のタイミングで売却することが、結果的に売却の成功に繋がります。

タイミング5】築年数

マンションは築年数の経過によって、価値が下落していきます。
築年数別のマンション売却相場

築年数 東京都 東京都(都区部) 東京都(多摩) 埼玉県 千葉県 神奈川県 横浜・川崎
~築5年 9,940万円 10,541万円 5,299万円 5,604万円 5,327万円 5,803万円 6,003万円
~築10年 8,472万円 8,997万円 5,510万円 4,688万円 4,694万円 5,955万円 6,173万円
~築15年 7,797万円 8,178万円 5,336万円 4,518万円 4,482万円 5,319万円 5,596万円
~築20年 6,973万円 7,513万円 4,299万円 3,594万円 3,862万円 5,454万円 5,799万円
~築25年 6,217万円 6,595万円 4,388万円 3,787万円 3,741万円 4,466万円 4,738万円
~築30年 5,246万円 5,877万円 3,336万円 2,722万円 2,376万円 3,429万円 3,709万円
築30年~ 3,296万円 3,637万円 1,838万円 1,306万円 1,346万円 2,010万円 2,150万円

出典:レインズ: 首都圏中古マンション・中古戸建住宅地域別・築年帯別成約状況【2024年4~6月】より

上記のグラフにあるように、1年につき約2%の価格下落となります。

築年数の経過が進むと、それ以外の要素で高評価を得て高く売るのが難しくなってしまうため、売却を検討しているなら出来るだけ早めに売るのがおすすめです。

マンション売却のタイミングの分析【築年数別】

前述の通り、築年数が経過するほど、成約価格は下落してしまいます。

次に、中古マンションの築年数別の売買需要を見ていきます。

年/(成約件数/新規登録件数) 築0~5年 築6~10年 築11~15年 築16~20年 築21~25年 築26~30年 築31~35年 築36~40年 築41年~
2013年 105 128 122 103 74 83 80 90 88
2014年 129 123 129 99 78 77 80 82 86
2015年 124 110 136 109 82 72 83 84 87
2016年 117 109 137 111 95 72 80 76 85
2017年 120 119 132 115 94 72 76 75 83
2018年 125 146 133 127 94 70 71 68 74
2019年 124 169 138 137 99 71 63 64 71
2020年 133 185 141 143 104 72 57 60 68
2021年 123 165 143 141 114 80 63 65 68
2022年 138 169 148 135 106 84 62 68 68
2023年 166 176 171 136 112 82 60 64 65

※単位:%(小数点1位以下は切り捨て)

上記は、各年の中古マンション(首都圏)の成約件数とレインズ新規登録件数(売り出し物件数)をパーセンテージで表したものです。

値が高いほど売り手市場で売却しやすく、値が低いほど成約しにくい状況だと考えられます。

これを見ると、やはり築年数の浅いマンションほど買い手はつきやすく、築年数の古いマンションは買い手がつきにくいことが分かります。

また、築浅=売れやすい 築古=入れにくい という構図は、近年より大きくなっていることも上記のデータから分かります。

上記の状況を踏まえて、早めに売却する重要性は年々増していると考えられるでしょう。

マンションの売り時を判断する際の注意点

注意点1】購入価格以上で売るのが目標であれば注意が必要

近年だと、「マンションは価格が上向き推移を続けているから、今マンションを買えば、購入価格以上で売れる」と言う方も増えています。

あり得ない話ではないですが、もちろん今後もマンション価格が上向き推移を続ける保証はないので、注意が必要です。

上記のような理由でマンションを購入したのであれば、マンションの価格推移はかなり力を入れてチェックし続けた方が良いでしょう。

注意点2】居住用マンションは思い立った時が売り時なことが多い

居住用マンションについては、高く売れる時が売り時かと言われると、必ずしもそうは言えないでしょう。

マンションが既に家族にとって愛着のある住まいになっているのであれば、理由もなく住み替えをおこなうことは、むしろ家族間の関係などにとって、マイナスに働く可能性があります。

子供の成長や独立、転勤や引っ越しなど、自然なタイミングでの売却が、居住用マンションにおいてはベストタイミングと言えるでしょう。

迷ったらとにかく早いタイミングでマンションを売るのがおすすめ

これまではマンションをはじめ、不動産の売却開始に適しているのは秋や冬と言われていました。しかし今は将来の状況を鑑みると、とにかく早く売り出す事が得をするコツのようです。

とはいえ、これほど高額な取引を焦って行うことは大損にも繋がりかねません。

一般的に不動産売却は3~6ヶ月は最低でもかかると言われているので、売り出しが遅れたからといって、急いで値下げをしても効果はあまりないでしょう。

売り出しから、最善、最短でしっかりと売却する事を目指すのがおすすめです。
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