老人ホームに入居するのは気乗りしないという方や、エンディングを迎えるまで今の家で生活していたいという方を対象に、シニア向けマンションが久米川エリアには多数あります。
そんな中で今後の老後資金に対して、不安が過る現代社会において、生活の拠点ともなる住宅は持ち家がいいのか、それとも賃貸住宅で生活を送るのがいいのか迷われる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、久米川で老後を送るためのマンションを購入するか、賃貸にするかを決める判断基準を解説します。
老後生活1ヶ月の目安資金額
公的年金の受給が怪しくなる一方、定年を迎えた後の生活費用が一人当たりいくら必要になるのか考えたことはありますか?
手始めに、老後生活1ヶ月の生活資金額を紹介します。
単身者の生活資金額
出典:Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支|家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)|総務省統計局
単身世帯であれば、1ヶ月の生活費用は約18万円必要になります。
生活資金の大部分を占めているのが、住居になります。
ここが、賃貸か持ち家かによって、1カ月の生活資金が大きく変動します。
また物価上昇や年金受給額の減額など、今後予期せぬ事態を招けば、単身者とはいえ、1ヶ月の生活資金が20万を超す日も来るでしょう。
2人暮らし世帯の生活資金額
出典:Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支|家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)|総務省統計局
2人暮らし世帯の1ヶ月の生活費用は約30万前後かかります。
こちらも生活資金の大部分を住居が占めており、単身世帯同様、賃貸か持ち家、さらにローンが残っているかいないかで減額が望めます。
また単身者・2人暮らし世帯を問わず、その他の支出金額が帰省時期に当たる長期休暇が被ることによって増額する可能性が高いです。
老後を久米川にあるマンションで過ごすなら賃貸?持ち家?
老後1ヶ月の生活費用がいくらになるのか、大まかな目安金額がわかったところで、費用を抑えるなら住居部分を第一に抑えるのが得策です。
住居部分を抑えたのち、ランニングコスト(電気・ガス・水道など)を抑えていくのが妥当です。
ここからは、「老後の生活拠点は賃貸か持ち家のどちらがいいのか」その判断基準を解説します。
住宅費用を抑えるなら賃貸がおすすめ
まず単身世帯の方には、賃貸マンションで老後を過ごされるのがおすすめです。
賃料は約6.5万円前後かかりますが、今では高齢者・シニア向けマンションが多数出ていることもあり、専用・共有部分のバリアフリー化や保証人なしで契約できる物件が多数出ています。
また賃貸なら、物件の修繕費や固定資産税・都市計画税などの諸経費用が発生しないというメリットもあります。
定年を迎えてなおローンが残っているならリースバックを検討する
一方マンション1室を持っている方は、そのまま在住するのがベストですが、ローンが残っているか否かで話が変わってきます。
定年を迎える前にローンを完済しているなら、住宅費用は、修繕積立費用と固定資産税・都市計画税などの諸経費用を納めるだけで済みます。
しかしローンが残っている場合は、ローンの返済額+諸経費用が発生して、公的年金や退職金、自己資産金などで賄えるのか分かりません。
そこでおすすめの方法が、リースバックです。
この方法を用いれば、今の持ち家を業者に売却して得た資金をローン返済に充て、ローン完済を実現させたのち、買い取ってもらった業者と賃貸契約を結んで引越しをすることなく今の家に住み続けられます。
老後資金から算出する久米川エリアにあるマンションの理想間取り
ここからは、世帯別で久米川エリアにあるマンションを賃貸する場合のおすすめの間取りをそれぞれご紹介します。
単身者は1R・1Kモデルがおすすめ
単身世帯であれば、1R・1K間取りのマンションがおすすめです。
1Rの家賃相場料金は約3.5万円前後、1Kの家賃相場価格は約4.5万円前後かかり、前節でご紹介した1ヶ月生活資金の住居価格よりも2万円近く減額することができます。
また賃貸契約を結ぶ際、保証人を立てるよう言われますが、物件を選ぶ時は、保証人不要を選択すると、賃貸借契約がスムーズに進みます。
2人暮らし世帯には2LDK・3LDKがおすすめ
2人暮らし世帯には、2LDKもしくは3LDKの間取りを持ったマンションを契約するのがおすすめです。
2LDKの家賃相場料金は約8.5万円前後、3LDKの家賃相場価格は約10.5万円前後かかります。
持ち家とは異なり、セキュリティー対策や室内移動時の上り下りが少ないことなど様々なメリットがあります。
また「2人暮らし世帯なのに、3LDKは広すぎるのでは?」と思われますが、長期休暇を利用して孫夫婦が帰省してきたときの寝室替わりになる部屋を確保しておくと、部屋が手狭にならずに済むなど、後々功をなす結果に繋がります。
- 万全なセキュリティー対策
- 公共交通機関の利用に不自由がない
- 近くにコンビニやスーパーなどの商業施設があること
久米川でマンションを借りて快適な老後生活を送ろう
久米川で老後を送るためのマンションを購入するか、賃貸にするかを決める判断基準を解説してきました。
老後の生活費用は単身世帯で約18万円、2人暮らし世帯で約30万円前後かかりますが、自分や家族が老後どのような生活を送りたいかによって発生する費用は大きく前後します。
特に老後生活費用の中で、最も高い割合を占めている住居にかける費用を抑えられれば、他の項目に浮いた分のお金を回せる余力が生まれます。
今回焦点を当てた久米川エリアは、高齢者向けマンションが多数あるだけじゃなく、公共交通機関やコンビニやスーパーなどの商業施設が充実しています。
ぜひ今回ご紹介した内容が、老後生活の基盤となる住宅決めの1判断基準の材料になれば幸いです。