
マンション査定相場はいくら?2022年の最新相場と自分で相場を調べる方法
マンションの査定額は時期、季節によっても大きく変わります。
マンションを売却する際は、その時々の相場をしっかり把握しておく必要があります。
査定相場は不動産会社に依頼をすれば無料で調べてくれますが、その前に自分自身で調査をすることで、スムーズな売却を実現することができます。
今回は2021年現在のマンション査定相場の動向と、自分で相場を調べる方法を詳しく解説していきます。
→マンションの査定方法を徹底解説!どこを見られる?査定額はどう決まる?
2021年のマンション査定相場の傾向は?オリンピック・増税・コロナウィルスの影響をチェック
2021年のマンション査定相場は、全体的に高めと言えます。
不況やリーマンショック、東日本大震災の影響で日本全体の査定相場は長年低迷していましたが、近年は東京オリンピックの開催決定や景気の回復、マイナス金利政策による住宅ローンの低金利期間が続いていることなどがあり、査定相場は好調の一途をたどっています。
消費税10%増税はマンション査定相場にほぼ影響しなかった?
2020年10月に消費税が8%から10%に増税されました。
しかし、これを受けてマンション査定相場が大きく変動したかと言われれば、今のところ大きな影響はありません。
国がキャッシュレス還元などの緩和策を打ち出したことや、前回の増税と比較して景気が好調であることが要因で、人々の購買意欲が減らなかったことが最大の理由だと考えられます。
今後、景気の低迷と併せて緩和策の打ち切りなどが起きれば、そこで初めて増税の影響が出てくる可能性も考えられます。
コロナウィルス蔓延がマンション査定相場に与える影響とは?
2021年2月現在、新型コロナウィルスの拡大が世界的な問題になっています。
この問題がマンション査定相場自体にダイレクトな影響を与えている訳ではありません。ただ人々の購買活動は減ってきているので、その影響から少しずつ相場が下がっていく可能性は高いです。
コロナウィルスが拡大すれば株式は下落して住宅ローンもより低金利になるため、数字上はマンションを売る方にとってのデメリットはほぼありません。
今後パンデミックと呼ばれるほどウィルスが蔓延して、全産業に大打撃を与えれば、マンション査定相場も当然急落すると考えられます。
今後は収束へ向かうというのが専門家の見方ですが、動向は注視していかないといけないでしょう。
【2021年2月最新】オリンピック中止でマンション査定相場は急落するのか
コロナウィルスの拡大によって、2021年に延期されたオリンピックの開催がどうなるのか不安の声が上がっています。
マンション査定相場は東京オリンピック開催決定に伴う海外投資家の参入とエリア開発の活発化が要因で大きく上昇しました。
上記のことを考えると、オリンピックが中止になるかどうかは不動産価格にそこまで大きな影響がないとも言えます。
しかし、オリンピックのような世界的なイベントが中止になれば、日本という国に対する評価はガクッと下がり、それが巡り巡ってマンション相場に影響する可能性は十分あります。
【まとめ】2021年のマンション査定相場が好調なのは間違いなし
コロナウィルスやオリンピック中止の可能性など様々な懸念はあるものの、数十年という長いスパンで見れば2021年のマンション査定相場が好調なのには変わりありません。
2021年の山場を過ぎると本格的な少子高齢化の進展と持ち家率の急激な減少により、相場が継続して下がり続けるとも予測されています。
基本的に今後マンションを売るには、タイミングが早ければ早いほど有利ということは覚えておきましょう。
マンションの査定相場を自分で調べる方法
マンション査定相場はツールを使って、不動産の素人でも簡単に調べることができます。
初心者が相場を調査する方法は、主にこちらの3通りです。
- ポータルサイトを活用する
- 土地総合情報システムを活用する
- 路線価図を活用する
それぞれの方法を一つ一つ見ていきましょう。
ポータルサイトを活用する
SUUMOやライフルホームなどの不動産サイトは賃貸物件を探す際に活用したことのある方も多いと思います。
これらのサイトには売買物件の情報も掲載されており、リアルタイムな売り出し状況をチェックすることができます。
同じエリアや築年数、広さの物件を検索すれば、だいたいの価格のイメージをつけることができます。掲載されているのは競合物件になるので、売り時を判断する参考にもなります。
ただ注意してほしいのが、この価格は売り出し価格であって、成約価格ではないということです。
今後売れ残りや価格交渉が起これば、最終的な成約価格が大幅に減少する可能性もあります。
土地総合情報システムを活用する
土地総合情報システムは国交省が運営するデータベースで、全国の直近5年間の成約情報を検索することができます。
ポータルサイトとは違い最終的な成約価格なので、ポータルサイトの記載価格よりも参考になります。
ただ、過去の事例を参考にするので、経済状況や土地開発の状況、商業施設の有無などが今と違うとベースが変わる可能性もあります。
近年、都市への道路が開通した場合などは注意が必要です。
路線価図を活用する
国税庁が提供している「路線価図・評価倍率表」から、路線価図を確認することができます。
路線価図にはそれぞれの道路に接する価値が記載されており、そこに接する土地の評価額を計算することができます。
路線価図の読み取りは素人には少し難しいので、初心者はこちらの記事も併せて参考にしてください。
→路線価を使って土地の売買価格を査定しよう!路線価図の見方・計算方法マンション査定相場を事前に調べるとスムーズに売却できる
マンション査定相場を事前に調べておくことで、価格のイメージが付きやすくなります。
不動産会社に無料査定を依頼することもありますが、これは業者にとって営業の意味合いが強いため、基本的には売却を検討した段階で依頼することをおすすめします。
各社の提示する査定額は法的拘束力がないので、あえて高く設定して契約をとろうとする悪質業者も存在します。
こうした業者と契約を結ばないためにも、事前に査定相場を調べておき、価格のイメージを持っておくことをおすすめします。
