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任意売却後の残債はどうなる?適用金利や払えない時の対処法を解説

【更新日】2023-12-10
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任意売却後の残債
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任意売却は家に残っているローンの残債を処理する方法だと言うのは、多くの方がご存じだと思います。

では、任意売却をした時に残債はどう処理すれば良いのでしょうか?

もし任意売却後も残債が残ったら、それはどうなるのでしょうか?

詳しく解説していきます。

任意売却おすすめ業者ランキング!任意売却に強い不動産会社の選び方

任意売却で残債を支払う流れ

任意売却の結果、買主が見つかったら、銀行や不動産会社の担当者の同席のもと、決済・引き渡しを行います。

引き渡しは平日の早い時間帯に、銀行の一室などを借りておこなうケースが多いようです。

決済当日の流れは、以下の通りです。

  1. 本人確認と書類の確認
  2. ローン融資を買い手がおこなう
  3. 税金などの精算
  4. 売り手から買い手へ領収書の発行
  5. 仲介手数料の支払い
  6. 司法書士への報酬支払い
  7. 売り手のローン返済手続き
  8. 抵当権の抹消登記完了
  9. 鍵や重要事項説明書などの引き渡し

この時、売却価格がローン残債を上回っていれば、完済をして完了となります。

不動産売却時の決済の流れ!場所や時間・必要書類を詳しく解説

任意売却で払えなかった残債はどうなる?

任意売却で払えなかった借金は残債務と呼ばれます。

残債務への支払い義務も継続して発生します。任意売却をすれば帳消しになる訳ではないので注意しましょう。

支払い先は債権回収会社(サービサー)へと移行し、無担保ローンとして返済していくことになるのです。

任意売却の残債務は交渉次第で圧縮できる

任意売却後の残債務は、交渉によって圧縮することができます。

いくら圧縮できるかは交渉次第ですが、残債務を半分にすることも不可能ではありません。

例えば、2000万円のローン残債を売却価格1500万円を使って500万円まで減らし、更に交渉で250万円まで減らせれば、月1万円ほどの返済を継続すれば返せない金額ではありません。

任意売却で残債を返済しきれなかったとしても、慌てる必要はないのです。

残債務の交渉は本人がおこなう

ちなみに、残債務の交渉は債務者本人がおこなうことになっています。

ただ、本人がどうしても交渉にあたれない理由がある場合は、弁護士や司法書士が交渉にあたるケースもあります。

ただ、交渉といっても戦略や戦術が必要な訳ではありません。

自分のありのままをしっかり話せば、金融機関がより良い返済方法を提案してくれます。

住宅ローンの残債務を支払う方法

住宅ローンの残債務を支払う方法は、いくつかの選択肢があります。

残債務を支払う覚悟が出来たら、次にどう払っていくかを考えていきましょう。

①月々少しずつ返済をしていく

月々の返済額を少額に設定し、少しずつ返していく方法がオーソドックスです。

残債務を払うタイミングで月額を減らせば、負担は大きく減り、生活がそこまでカツカツではなくなります。

ただ、残債務によっては少額返済をしていっても、いつまでも完済できない可能性があります。

その際は、返済計画を再び考えなければいけません。

まとまったお金が入った時に一括返済をする

まとまったお金が入った時に、一括返済をするのも一つの手です。

これによって、一気に返済を終わらせることができます。

交渉時に、「数か月~数年後にお金が入る予定なので、その時に終わらせる」といった相談をしておきましょう。

住宅ローンの借入先によって残債務の対応が変わることも

住宅ローンの借入先によって、残債務の支払い方法が変わってくるケースもあります。

住宅ローンの借入先は大きく2パターンあります。

①住宅金融支援機構・日本政策金融公庫が借入先のケース

住宅金融支援機構や日本政策金融公庫といった国がらみの住宅ローンは、税金が関係しているので、柔軟に返済方法を変えるには限度があります。

こうしたところの住宅ローンは、月ごとに少額の支払いを続けていくケースがほとんどです。

ただ、債務者の生活に改善の跡が見られれば、一括返済を認めてもらえることもあるようです。

②民間の金融機関が借入先のケース

民間の銀行から住宅ローンを借りている場合は、上記よりも柔軟に対応してくれるケースが多いです。

まとまったお金が入った時に一括返済ができる可能性も、ずっと高いようですね。

民間から借り入れた住宅ローンのほうが、残債務の支払いが早く終わる可能性が高いです。

任意売却後の残債支払いを債務整理(自己破産)で帳消しにする

住宅ローンの残債が予想以上に大きい場合、そのまま返済をするよりも早めに債務整理することをおすすめします。

債務整理は、更に4つの方法に分かれています。

手続き 内容
自己破産 裁判所に申し立てをして借金を0にする
個人再生 裁判所に申し立てをして借金を大幅に減額する
特定調停 簡易裁判所の調停手続きによって、返済方法を調整する
任意整理 債権者(金融機関)と話し合い、返済方法を決め直す

現状で返済が苦しい方は、個人再生などで減額をしても意味がありません。

自己破産をして、全ての借金を帳消しにしましょう。

自己破産をするとほとんどの資産を手放すことになりますが、その分借金が0になり、再スタートを切ることができます。

最終手段として考えておきましょう。

自己破産をしても任意売却は可能?先にすべきなのはどっち?

残債の支払いは任意売却後も続くので注意

任意売却をして残債が消えなかった場合、その後も支払いをしていかなければいけません。

一括査定サイトを使えば売却価格で残債の完済が可能かチェックできるので、事前に確認をした上で戦略を練っていきましょう。

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