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任意売却するとブラックリストに載る?ローンやクレジットカードへの利用の影響

【更新日】2023-12-11
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任意売却するとブラックリストに載る?
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任意売却についての正しい情報が分かりにくいことがあります。

例えば任意売却でブラックリストに載ることなどです。

任意売却は物件を売ることですので、ブラックリストとは直接は関係ありません。

このような正しくない情報があるため混乱する人が多いです。

ここでは任意売却とブラックリストとの関係、任意売却をしてクレジットカードが使えるかなどについて解説していきます。

任意売却とは?手続きの流れとメリット・デメリットをわかりやすく解説

任意売却の有無はブラックリストと関係ない

任意売却をしたからといって、ブラックリストに載ることはありません。

基本的に任意売却は物件を売ることですので、ブラックリストは関係ないです。

任意売却では抵当権を持つ金融機関と交渉することになります。

金融機関の合意がなければ、任意売却を実行できないです。

そう考えると、任意売却は金融機関の合意の上で行う不動産取引です。

金融機関に直接損失を与えるわけではないので、ブラックリストに載る理由がありません。

例えば、ローン残高よりも任意売却で物件が高く売れたとしましょう。

それであれば、金融機関はローンを全て回収できます。

金融機関が損失を被れば別ですが、被害がなければ事故情報にはなりません。

ただ、任意売却は直接関係ありませんが、そこに至る過程でブラックリストに載ることはあります。

そもそもブラックリストとは何か?

金融機関は損害を受けないために、信用情報を共有する仕組みを作っています。

そのような仕組みが個人信用情報機関です。

個人信用情報機関では個人の信用情報を集めて、信用できる人物かを判断する材料を提供しています。

その信用情報に事故情報ありと記載されることを俗にブラックリストに載るという表現をします。

ブラックリストに載るとは個人の信用情報に事故情報があると記載されることなのです。

ローンの延滞や支払いができないときに、金融機関は個人の信用情報に事故情報ありと記載します。

また、任意整理などで借金を減らすことでも事故情報が載ります。

個人の借金を減らすことは、金融機関に損害を与える行為です。

そのため、事故情報を載せてリスクがあることを他の金融機関に伝えます。

任意売却おすすめ業者ランキング!任意売却に強い不動産会社の選び方

住宅ローンを滞納した時点でブラックリストに載る

任意売却だけでは載りませんが、住宅ローンを滞納した時にブラックリストには載ります。

支払いができないというのは金融機関に損害を与える行為です。

それをしてしまうと、ブラックリストに載ることは避けられません。

ただ、すぐに載ることは少ないです。

長期間滞納したり、支払いができなかったりすると載るのです。

特に、金融機関に相談もなく延滞してしまうと、支払う意志がないと判断される可能性もあります。

相談をすれば支払いの延長や金利の引き下げなど手段はあるのです。

そのような方策を取らないで延滞していると、金融機関はブラックリストに載せるでしょう。

できれば、少し遅れるときにも金融機関に連絡をしておくとトラブルになりにくいです。

延滞するにしても先に伝えておくと、金融機関は考慮してくれます。

滞納期間の長さでブラックリストの登録期間が決まる

延滞したお金を完済した日から最長で5年はブラックリストに載ります。

ただし、5年は最長ですので短くなる可能性はあります。

また、滞納期間が31日未満の時には、個人信用情報機関によって対応が違うので注意が必要です。

ある個人信用情報機関は最長1年としています。

他は5年ですが、滞納期間が短ければブラックリストの登録期間が短くなることもあるでしょう。

延滞してる期間が長ければ、それだけ信用を失うということです。

さらに損失を与える額が大きくなると考えれば、登録期間が長くなるのは理解できます。

だた、滞納しないための話し合いを金融機関とすることで、支払いを待ってもらうことはできるでしょう。

滞納しそうなときには相談することが大事です。

ローン滞納後もクレジットカードは利用できる?

住宅ローンを滞納したとしても、クレジットカードの支払いに問題がなければ利用はできます。

ただし、滞納してブラックリストに載るとクレジットカードの利用は停止されることが多いです。

個人信用情報機関で問題があると認識されると、新しい取引ができなくなる可能性は高いです。

そのため、クレジットカードだけは滞納せずに支払っていたとしても、強制的に止められることがあります。

ここではローン滞納後のクレジットカードについて解説していきます。

完済後に時間がたてば問題なく利用可能

滞納したとしても完済して時間が経てば、ブラックリストから消えます。

完済しなければブラックリストから消えることはありません。

そのため、完済することが大事なのです。

ただ、完済してもすぐにはブラックリストからは消えません。

最長で5年はブラックリストから消えないので、注意が必要です。

ブラックリストから消えれば、クレジットカードは利用できます。

クレジットカードを使いたいなら、信用情報が元に戻ることを待ちましょう。

ローン返済が残っているとクレジットカード審査に悪影響

滞納したローンがまだ残っている場合は、クレジットカードの審査に悪影響を及ぼします。

滞納した期間にもよりますが、ブラックリストに載っている可能性もあります。

それであれば、クレジットカードの審査に通ることはありません。

また、ブラックリストに載っていないとしても、ローンの返済が残っているときにはクレジットカードの審査は厳しくなります。

返済能力が高くないと判断されるからです。

連帯保証人もブラックリストに載ってしまう?

ローンを滞納すると、連帯保証人に支払いが回ります。

連帯保証人は支払い義務があるため避けられません。

ただ、連帯保証人が確実にブラックリストへ載るわけではないです。

あくまでも滞納したのは借りた本人であって、連帯保証人ではないからです。

ただ、連帯保証人も支払えないとブラックリストに載る可能性はあります。

ここでは連帯保証人とブラックリストの関係や、任意売却をするためのカギについて解説していきます。

残ったローンを連帯保証人も滞納するとブラックリストに載る

ローンを借りた本人が滞納したあとは、連帯保証人が払うことになります。

その支払いをすることができなければ、ブラックリストに載ることになるでしょう。

しかし、毎月の支払いを滞納することなく払えれば、ブラックリストには載りません。

連帯保証人自身が滞納しない限り、信用情報に傷はつかないのです。

個人信用情報は本人の行動によって決まります。

そのため、連帯保証人がローンを支払い続けることで、ブラックリストに載ることを回避できます。

専門家をたてて連帯保証人をうまく説得できるかがカギ

任意売却をするときには連帯保証人に迷惑をかける可能性があります。

金融機関が直接連帯保証人に取り立てに行くことがあるからです。

そうなった場合でも連帯保証人は支払いを拒むことができません。

そのため、任意売却について連帯保証人へ細かく説明する必要があるのです。

色々なケースを想定して、連帯保証人が納得するかがカギになります。

できるだけ迷惑をかけないように任意売却することが重要になるでしょう。

専門家であれば、その点も上手く説明できます。

ブラックリストに載っていてもデビットカードなら利用可能!

ブラックリストに載るとクレジットカードは作れなくなります。

ブラックリストに載っている間は金融機関の審査に通ることはないです。

しかし、デビットカードなら利用できます。

デビットカードはすぐに口座から引き落としされるカードですので、信用がなくても利用できます。

ただし、口座に残高がないと利用不可です。

また、上手く利用しないとブラックリストの掲載期間が長くなることもあります。

ここではそんなデビットカードについて、特徴や注意点を解説していきます。

審査がないので誰でも利用可能

デビットカードでは信用情報を調べる必要がないので審査はありません。

審査がなくて誰でも利用可能なのがデビットカードの特徴です。

ただし、デビットカードは口座から引き落としをするので、口座に残高がないと利用できないです。

クレジットカードのように後払いができません。

あくまでもすぐに支払えるお金がないと利用できないので、支払いの先延ばしができないという特徴もあるのです。

残高不足だとブラックリスト掲載が長引くので注意

デビットカードはクレジットカードの代わりになるカードです。

ただ、クレジットカードにはない注意点があります。

それが残高不足に気を付けることです。

残高不足になると、お金が受け取れなくてカード会社が困ります。

そうなると、ローンの延滞と同じようにカード会社に損失を与えたことになります。

残高不足はブラックリスト掲載を長引かせる行為になるのです。

残高不足にならないように注意しながら、利用する必要があるでしょう。

任意売却後に自己破産をすると5~10年はブラックリストに載る

任意売却をしたからといって、ローンが全てなくなるわけではありません。

ローンが残ってしまうと支払い義務だけは残ります。

そうなると、自己破産する人も多いです。

家が残らないのであれば、自己破産をして一からやり直すという気持ちになるのでしょう。

ただ、自己破産してしまうと、5年以上ブラックリストに載ることになります。

その間は色々な制限が出てきます。

ここでは自己破産について解説していきます。

自己破産後はクレジットカードが使えなくなる

自己破産をすると全てのクレジットカードは使えなくなります。

さらに新規でクレジットカードを作ることもできません。

クレジットカードに頼った生活をしていたなら一変するでしょう。

現金かデビットカードを利用するしかなくなります。

基本的には現金を使って生活をすると考えた方がいいかもしれません。

クレジットカードなどを使った支払いの先延ばしができないので、現金が足りなくなったら生活ができなくなります。

貯まっていたポイントもすべて失効してしまう

クレジットカードを使えなくなると、貯まっていたポイントも失効します。

ポイントを利用したい場合は、自己破産する前に使っておく方が賢いです。

物などをもらっておけば、得するでしょう。

また、一度ポイントを失効させると元に戻すことはできません。

同じクレジットカードを作ったとしても、ポイントは復活しないです。

二度と戻ってこないポイントですので、使ってしまった方が損をした気分にならなくてすみます。

現実を考えると自己破産すべきケースもある

任意売却後にローンの支払いが残ったとして、それを支払っていけるだけの返済能力があるとは限りません。

現実的に考えると、自己破産が最善の道になるケースもあるでしょう。

特に生活ができないくらいに困窮するのであれば、自己破産をしてリセットすることも重要です。

借金がなくなれば生活できる人は自己破産で借金をゼロにすることも選択肢の一つです。

ただ、自己破産のデメリットは考えておく必要があります。

メリットとデメリットを比べて、判断することが大切になります。

自己破産後にクレジットカードを作る際の注意点

自己破産後にクレジットカードを作るときには、注意を払うポイントがあります。

自己破産してすぐにクレジットカードは作れませんし、ブラックリストから外れてもすぐに作るのは難しいことが多いです。

審査に通るためには自己破産したと分からないようにすることが大事です。

また、家族カードなどにすれば、クレジットカードを持つことはできるでしょう。

ここでは自己破産後のクレジットカードを作るときの注意点を解説していきます。

まずはブラックリスト掲載から外れるのを待つ

自己破産をすると、ブラックリストに載ります。

ブラックリストに載ると、信用情報を必要とする金融機関の様々な審査にはほとんど通りません。

ブラックリストから外れるのを待つしかないです。

何をやっても意味がありませんので、大人しくしておくことが重要になります。

下手に動くと掲載期間が長くなるかもしれないからです。

基本的に自己破産をした後の掲載期間は最長で10年です。

10年以下で掲載が終わることもありますので、時間が経ったら掲載されているかをチェックする必要があるでしょう。

信用情報機関を開示して事故情報が削除されているのを確認

自己破産をしたあとに、ブラックリストから外れているかを調べる方法があります。

それが信用情報機関に情報を開示する方法です。

信用情報機関は金融機関が利用する信用情報を集めている機関です。

情報を開示してもらい、自分の信用情報に事故情報が載っていなければ、ブラックリストから外れたことになります。

削除されていなければ、掲載期間が終わっていないということです。

時間を空けてまたチェックしましょう。

喪明け後も大事をとって家族カードやデビットカードを選ぶ

ブラックリストから外れたとしても、必ずしもクレジットカードが作れるわけではありません。

信用情報が真っ白な状態になるため、金融機関から信用されない可能性もあるのです。

そうなると、クレジットカードは作れません。

作れないケースを想定して、家族カードやデビットカードを選ぶことも大切です。

家族カードであれば、自分の信用情報は関係ありません。

家族の信用情報でカードが作れるのです。

任意売却がクレジットカード利用に影響するかは状況によって異なる

任意売却はクレジットカードに影響を与えることは多いです。

しかし、状況によって与える影響の大きさは違います。

クレジットカードを全く使えなくなることもあれば、一時的に使えなくなるだけというパターンもあります。

クレジットカードが全て使えなくなるとは限らないので、色々なケースを想定しておきましょう。

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