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家の買取は手数料無料!でも結局損するのはなぜ?
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いらない家を売る方法は、大きく分けて業者買取と仲介売却の2種類です。
売却方法 | 仲介 | 買取 |
---|---|---|
内容 | 仲介業者に販売活動を依頼 | 不動産会社に買い取ってもらう |
長所 | 高額で売れやすい | 成約の可能性が高く、現金化も早い |
短所 | 売れるまで時間がかかる(平均3~6ヵ月) | 利益が低い(仲介の2~4割減) |
上の表を見るとどちらも一長一短ですが、家買取を不動産会社がプッシュする時、「手数料無料」という言葉をよく使います。
この言葉につられて買取を選んだ人も多いはず。でも、家買取の手数料無料には裏があり、結果的に損をするケースが多いです。
今回は、お得に見える家買取の裏側を詳しく解説します。
※家のおすすめ買取業者はこちらにまとめています。
→家買取におすすめの業者ランキング!一戸建て空き家の高額買取が見込める大手を徹底比較家の買取は手数料完全無料!その理由は?
家の買取では手数料が完全無料になりますが、ここで言う手数料とは仲介手数料のことです。
仲介手数料は、不動産会社が家の売却活動を担ってくれた代わりに、成約のあかつきに売り上げの一部を売主が業者に支払う手数料のことです。
ちなみに、仲介手数料は家の売却価格に応じて、以下のように費用が決まります。
取引額 | 仲介手数料(法定の上限額) |
---|---|
200万円以下 | 売却額×5% |
200万円超400万円以下 | 売却額×4%+2万円 |
400万円超 | 売却額×3%+6万円 |
仲介手数料の詳しい内容はこちらにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
→不動産売却の仲介手数料はいくらが相場?なぜ払うの?根拠・計算方法を解説
販売活動のコストが買取ではかからない
仲介売却の場合、不動産会社が販売活動をおこないます。
販売活動では販売営業や広告作成を業者が担いますが、このコストは業者の自己負担です。
→不動産の販売活動では何をするの?活動内容・流れをわかりやすく解説
つまり仲介売却の場合は、このコストを業者が回収するために仲介手数料をもらうという意味もあるのです。
一方、買取の場合は広告作成などの必要がないので、業者がコストを回収しなくても大丈夫なのです。これが、家買取では手数料無料になる一因でもあります。
家の買取は業者の融通が効く
売却価格が高くなるほど仲介手数料(会社の利益)も上がるので、利益目的で高く売ることだって出来ます。
ただ、仲介売却は買い手が他にいるので、「明らかに割に合わない」と思われれば売れ残ってしまいます。
一方、買取の場合は業者がかなり主観的に価格を決めている部分もあるので、仲介手数料目的で金額を決めることも出来てしまうのです。
家の買取は手数料無料なのに利益の4割を損する?
家の買取は手数料無料ですが、手数料のかかる仲介売却と価格を比べると、買取価格は仲介売却額の60%ほどにしかなりません。
コストは抑えられているはずなのに、なぜ買取のほうが利益は低いのでしょうか?
再販に必要なリフォーム代が引かれてしまう
ところで、不動産会社はなぜ中古の家を買い取るのでしょうか?
これは決して自社で利用するためでなく、リフォームをして再販し、売り上げを得るためです。
古い家の間取りや設備を今風に改良し、Webでおしゃれに宣伝をしたりして、高値売却を目指すのです。
ただ、再販には高額なリフォーム代が必要になります。
このリフォーム代を確保するために、不動産会社は売上から約4割を引いて買取価格としているのです。
なぜこの金額になったかの根拠があいまい
前述の通り、買取価格は業者が決めるため、主観的な部分もあります。
更に、再販で売り上げの4割も本当に使われているのか確かめる術はほぼありません。
結局、業者の口車にのせられて適当な価格を付けられた可能性も0ではないのです。
家買取でも税金はしっかりかかる
家買取は確かに手数料無料ですが、税金はしっかりとかかってしまいます。
もちろん、住まいを買取に出すなら引越し費用や新居購入費用もかかってきます。
手数料が無料になるからといって、出費が安くなるわけではないのです。
家の買取と仲介売却でかかる税金・手数料を比較
家の買取と仲介売却でかかる税金・手数料を比較すると、以下のようになります。
税金・手数料 | 買取 | 仲介 |
---|---|---|
リフォーム代 | かからない | 必要に応じてかかる |
ハウスクリーニング費用 | かからない | 必要に応じてかかる |
仲介手数料 | かからない | かかる |
印紙税 | かかる | かかる |
抵当権抹消登記費用 | かかる | かかる |
所有権移転登記費用 | かかる | かかる |
家買取のほうがかかる税金・費用の種類は少ないですが、それでもしっかり支払いが必要なのが見てとれます。
税金・費用は、売却益が出たことが発生条件だったり、売却価格に比例して高額になったりするものが多いので、その分は買取のほうがコストを抑えられます。
ただ、計算式や支払いのタイミングが難しいものもあるので、しっかり各種費用の内容を把握しておきましょう。
→家を売るときにかかる税金はいくら?計算方法・節税対策を紹介家の買取で損しないためにはどうすればいい?
家の買取は利益が減る上、税金・費用がしっかりかかるので、損をするケースが多いです。
では、家の買取を損せずおこなうにはどうすればいいのでしょうか?詳しく解説していきます。
基本的には仲介売却がおすすめ
家を売る際は、基本的に仲介売却がおすすめです。
家を売ると税金・手数料の他にも様々な出費が発生します。
目的にお金を使い、これらの支払いを済ませてなお余裕があるくらい、家を高値で売ることが求められます。
また、家は一般人が持っている最高額の固定資産ですから、売れば人生で二度と手に入らないほど高額な臨時収入を得ることができます。
この機を逃さず努力をすれば、今後の人生を豊かにできます。逆に「面倒だから手続きが簡単なほうでいいや」くらいの気持ちで買取を選べば、一生損する可能性もあります。
転勤など、どうしても早く家を処分しなければいけない場合以外は、仲介売却を選ぶようにしましょう。
買取価格を比較して高利益を狙う
仲介売却の場合、査定価格はあくまで参考程度のものでした。
しかし、買取の場合は買い取る業者本人が査定額を提示するので、実際の利益とはほぼイコールと考えて良いでしょう。
つまり、できるだけ多くの業者の買取価格を比較すれば、それだけ高価買取を見込めるのです。
査定依頼を1社ごとにおこなうのは大変ですが、一括査定サイトを使えば1分程度の申込手続きで、最大6社以上に査定依頼をすることができます。
一括査定サイトの詳しい内容はこちらをご覧ください!
→【2024年最新】不動産一括査定サイトおすすめ比較ランキング!不動産売却におすすめの人気16社を厳選紹介
高く売れるタイミングに買取に出す
買取価格は、市況や経済情勢によっても変動します。
2019年現在は来年に東京オリンピックを控えていることもあり、不動産相場が高騰しており、高く買い取ってもらいやすくなります。
逆にオリンピックを過ぎると不動産相場は下がり続けるとも言われています。
→不動産価格は今後どう推移する?市場・市況の動向・価格高騰がいつまで続くかの見通しを徹底解説【2024年最新】
タイミングを見極めて買取に出すのは難しいですが、上手くいけば相場以上で買い取ってもらえますよ!
手数料無料に惑わされず慎重に買取に出そう
家買取は手数料無料とはいえ、決して得ではないということを解説しました。
不動産会社の中には、お得そうに見えて結果的に損…というシステムで営業をしているところが多くいます。
こうした業者は悪質さを見抜いてシャットアウトしないといけませんが、こちらは素人、向こうは不動産のプロなので、どうしても丸め込まれてしまいます。
しかし、向こうに「これが慣習ですから」と言われたとしても、不動産業界に、一般常識でおかしいと思えるような慣習は存在しません。
相手がプロだからと言って物怖じせず、おかしいことはおかしいとキッパリ言うことが大切です。
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