一戸建て売却相場はいくら?4つの調べ方と相場以上で売るコツ
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急な離婚、転勤、引っ越しで一戸建てを売って処分したいケースがあります。
一戸建てを売る際に多くの人が気になるのが「いくらで売れるか」でしょう。
中古の一戸建てには定価がないので事前に相場を調べて、それを参考にして売り出し価格を決める必要があります。
そこで今回は、初めての方でも簡単にできる相場の調べ方を分かりやすく紹介していきます!
→一戸建てを高く売却するコツ!売る手順と知っておきたい5つのポイント相場を事前に調べることが一戸建て売却の成功につながる
相続した田舎の一戸建てを、東京都心の一戸建てと同じ価格で売ることは、ほぼ100%不可能です。
一戸建ての売却相場は、地域によって大きな相場があります。
例えば東京都の一戸建て相場(約6700万円)と秋田県の一戸建て相場(1000万円~1500万円ほど)は6000万円近い相場の差があります。
もし、相場を調べず、平均以上の高値で売り出してしまったらどうなるでしょう。相場1000万円の一戸建てを6000万円で売り出して、買ってもらえる可能性は限りなく低いです。
売れ残った物件は結局値下げをするしかなくなりますが、売れ残り期間は固定資産税がかかり続けますし、売れ残った期間だけ築年数が経過して劣化しているので、結果的には利益が減ってしまいます。
相場をしっかり調べておき、適正価格で売り出したほうが結果的に高く早く売れるのです。
一戸建ての売却相場を調べる4つの方法
一戸建ての売却相場を調べる方法は、以下の4つが一般的です。
- 不動産ポータルサイトを使う
- REINSを利用する
- 国土交通省の「土地総合情報システム」を使う
- 一括査定サイトを利用する
ここからは、それぞれの方法をわかりやすく解説していきます。
不動産ポータルサイトを使う
SUUMOやホームズといった大規模な不動産サイトには、販売中の中古戸建の情報が大量に掲載されています。
売りたい一戸建ての周辺の情報を調べれば、どれくらいで売れるかの検討を付けることができます。
ただ注意してほしいのが、掲載されている価格はあくまで売り出し価格であり、その後売れ残って値下げされる可能性もあるということです。
実際、契約前に値下げを要求され、成約価格が1~2割低くなったケースも多数存在します。
タイムリーな売り出し情報を参考にする際は、こうした点に注意しましょう。
REINS(レインズ)を利用する
REINS(レインズ)は、不動産流通機構が運営している不動産情報交換システムです。
不動産会社の仲介物件は全てレインズに登録され、全国の免許番号を持っている業者は自由に情報を利用することができます。
基本的には業者向けのサービスですが、REINS Market informationというサイトは一般層も利用することができます。
こちらがREINS Market informationのトップページです。
一戸建ての相場を調べたい方は、「戸建て」の所在地を指定して、「検索する」をクリックしましょう。
更に詳細条件を追加すると、直近1年間の取引情報がグラフで表示されます。
これを見れば、SUUMOで調べたよりも信憑性の高い情報を得ることができます。
また、この価格はポータルサイトに載っている売り出し価格とは違った取引価格(成約価格)なので、税金のシミュレーションなどにも役に立ちますよ。
国土交通省の「土地総合情報システム」を使う
土地総合情報システムは、国土交通省が運営している不動産取引情報データベースです。
レインズと違い、最大5年間まで調べることが出来るのが強みです。
土地総合情報システムのサイトを開いたら、「種類を選ぶ」の項目で「土地と建物」をクリックします。
すると、このように成約データが多数表示されてきます。
多数のデータを参考にすれば、相場をより正確に知ることができます。
一括査定サイトを利用する
一括査定サイトは、申込フォームに売りたい物件の簡単な情報を入力するだけで、最大6社以上に一括で査定を依頼できる便利なサービスです。
不動産会社の査定額はそれぞれ違うので、比較して高く見積もってくれた業者と契約をすれば確実に相場以上で売ることができます。
サイトの運営は登録されている不動産会社の広告料で成り立っているため、サービス利用料はかかりません。
現在売却を検討中の方も気軽に利用できておすすめですよ!
※一括査定サイトの詳しい内容はこちらにまとめています。
→不動産一括査定サイト33社を比較!2019年おすすめランキング一戸建てを相場以上で高く売るポイント
一戸建ての売却相場を調べる方法を紹介しましたが、中には相場が予想以上に低いことに落ち込み、売るのを諦めてしまう人もいます。
ただ、相場が低いからといって、絶対高値で売れないわけではありません。
なぜなら、一戸建てを買うのは人だからです。
人が一戸建てを買う目的や好きな一戸建てのデザイン・間取りは全く違うので、相場が低くても気に入ってくれる人が見つかりさえすれば高く売れます。
ここからは、一戸建てを相場よりも高く売るにはどうすれば良いかを解説していきます。
清掃・整理整頓を徹底しよう!
まずは、売る一戸建ての清掃・整理整頓をとことんやりましょう。
築年数や立地といった部分はどうにもならないですが、内覧時の第一印象は売主の努力によって大きく改善することができます。
ここで考えてほしいのは、買主も不動産に関してはあなたと同じ素人ということです。
素人は、物件の良し悪しを第一印象で判断しがちです。
本当は構造や地盤にも注目すべきなのですが、内覧前はここを逆に利用することで、条件の悪い一戸建ても売れやすくできるのです。
内覧前の清掃・整理整頓のポイントはこちらにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
場所 | ポイント |
---|---|
キッチン | コンロやシンクを優先的に磨き上げる。生ごみのニオイはしっかり消臭 |
浴室・洗面所 | カビ・水垢・鏡の曇りを清掃。内覧時には全体が乾いた状態になっているようにする |
トイレ | におい、カビ、水垢やホコリを清掃 |
リビング・ダイニング | ものを整理整頓し、広い印象を与える |
玄関 | 靴・傘はしっかり収納。床(三和土)は水拭きしておく |
ベランダ・バルコニー | 洗濯物はすべて取り込んでおく。床を拭き掃除し、余計なものは置かない |
窓ガラス | ガラス・網戸を拭き、日光がより入るようにする |
クローゼット・ロフト | 中を見られることも想定して整理整頓。荷物を押し込まない |
※一戸建てを高く売るには、内覧前の準備と当日の対応が重要になります。こちらにポイントをまとめているので参考にしてください!
➝家を売る際の内覧ポイント16選!売却成功のための準備と心構え
古い一戸建ては解体すると売れやすくなる
築30年、40年以上の古い家になると、建物部分の価値が一切つかなくなります。
そのため、売っても敷地分の価格しかつかないのです。
そこで事前に建物を解体して売ることで、買主のニーズを満たすことができます。
上に建物がない分、新築を建てる、店舗を建てる、駐車場利用する…といった活用の選択肢が一気に増えるのです。
→築40年の古い家(ボロ屋)を売ることはできる?そもそも価格はつく?
ただ、解体をするとなると高額な費用がかかります。
そのため交渉して解体費用を買主と分担する、まずは解体せずに売ってみるといった工夫が必要です。
→土地売却は古家付きでもできる!解体・リフォームしなくても大丈夫!一戸建ての相場を調べて売却のイメージをつかもう!
古本や古着、中古車など、今までにも要らないものを売ったことのある方は多いと思います。
しかし、一戸建てを売るとなると、今までの経験はあまり参考になりません。
まず、売却価格と、売ることでかかるコストがケタ違いで高額です。
さらに、守らなければいけないルールもあるため、難しさやストレスを感じる方も多いです。
売却を検討中の方にとっては、こうした部分が不安でなかなか手続きに踏み切れない原因だと思います。
ただ、悩んでいる間にも売り時の期限は少しずつ迫っています。
➝家を売るタイミングはいつ?ベストな売り時と売ってはいけない時期・判断基準を紹介【2024年版】
まずは相場をしらべて、一戸建て売却のイメージをつかんでいきましょう!