1LDKのマンションを売るコツ!相場はいくら?売れにくいって本当?
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1人暮らしでも2人暮らしでも利用できる間取りが1LDKです。
1LDKタイプは賃貸としては人気ですが、中古だと売れにくいという欠点があります。
その理由とは何なのでしょうか。また、売れにくさを解消するにはどんな方法を使えば良いのでしょうか。
今回は1LDKタイプのマンションを高く早く売るコツに焦点を当てて解説していきます!
→マンションを売る方法!売却のコツ・注意点・よくある質問まとめ1LDKのマンションは売れにくい!その理由は?
1LDKタイプのマンションが売れにくいと言われる理由は、ひとえに需要の少なさが関係しています。
こちらが1LDKの間取りの例です。
夫婦2人で暮らすなら十分な広さですが、小さな子供がいる家族にとっては少し狭いでしょう。
マンションを買う層で最も多いのが30~40代の子供連れ家族なので、1LDKタイプは買主の需要とマッチしていないのです。
1LDKタイプを気に入った2人組夫婦も、今後子どもが出来ることなどを考えて賃貸にしておくケースが多いです。
1LDKマンションは投資物件としての人気がある
1LDKマンションは売買物件としては成約しにくいですが、賃貸物件としては人気なので投資家が買ってくれやすいです。
不動産を丸ごと引き渡すのではなく、賃貸経営の権利を引き渡すことをオーナーチェンジと言いますが、1LDKマンションはこうしたオーナーチェンジ物件としての人気があります。
つまり、1LDKマンションは住まいを探している人だけでなく投資家にもPRをすることが大切なのです。
→投資用マンションの売却タイミングと税金について解説東京の1LDKマンションの売却相場
【23区の分譲マンション売却相場ランキング(1LDK)】
順位 | エリア | 平均売却価格 |
---|---|---|
1位 | 港区 | 6240万円 |
2位 | 千代田区 | 5231万円 | 3位 | 渋谷区 | 4533万円 |
4位 | 中央区 | 3933万円 |
5位 | 目黒区 | 3901万円 |
6位 | 品川区 | 3883万円 |
7位 | 新宿区 | 3669万円 |
8位 | 文京区 | 3497万円 |
9位 | 豊島区 | 3297万円 |
10位 | 世田谷区 | 3253万円 |
11位 | 墨田区 | 3148万円 |
12位 | 中野区 | 3048万円 |
13位 | 台東区 | 3040万円 |
14位 | 杉並区 | 2860万円 |
15位 | 大田区 | 2788万円 |
16位 | 大田区 | 2788万円 | 17位 | 荒川区 | 2644万円 |
18位 | 北区 | 2629万円 |
19位 | 練馬区 | 2462万円 |
20位 | 江戸川区 | 2219万円 |
21位 | 板橋区 | 2140万円 |
22位 | 足立区 | 2075万円 |
23位 | 葛飾区 | 1811万円 |
1LDKマンションの平均成約価格を区ごとにまとめたのが、上の表です。
相場を大まかにまとめるとこのようになりますが、同じ区内でも少し位置が違えば価格は2000万円前後変わります。
さらに、同じ1LDKという間取りでも、階数や立地など、同じマンションというのは1つとしてありません。買主の希望内容も、年収、家族構成などによってそれぞれ異なります。
相場を調べる際は、なるべく近い範囲の過去取引事例や売り出し事例を参考にしましょう。
→不動産売却相場の調べ方を一挙公開!マンション・家・土地のタイプ別おすすめ方法は?1LDKマンションの売却を成功させるポイント
1LDKタイプのマンションは、前述の通り売れにくいのが難点です。
しかし、ポイントをしっかり抑えて対策をすれば、こうした売れにくさを解消することができます。
ここからは、1LDKマンションの売却を成功させるために知っておきたいポイントを解説していきます。
➝マンションを高く売るコツ!確実に高額売却するための11ヶ条
東京の不動産会社にも相談する
前述の通り、1LDKタイプのマンションはオーナーチェンジを狙う投資家からの人気が高いです。
では、不動産投資家が最も多く住んでいるのはどこでしょうか?それは、富裕層の多い東京都です。
管理を業者に委託すれば他県のマンションでも賃貸経営できるので、東京の投資家は全国のマンションを狙っています。
そのため、1LDKのマンションは隣町ではなく東京に向けてPRしたほうが早く売れる可能性が高いのです。
東京でのPRが得意なのは、もちろん東京の仲介業者です。地方に住んでいる方も、一度話を聞いてみると良いでしょう。
メインのターゲットを新婚夫婦に設定する
前述の通り、1LDKマンションは新婚の子どもがいない夫婦にうってつけの間取りです。
そのため、彼らをメインのターゲットに据えて売っていくのが賢い戦略です。
どうやって新婚向けに売っていくかというと、不動産メディアの中の「新婚向け物件」というカテゴリに自分のマンションを登録してもらうのです。
仲介売却の場合、実際に営業をしていくのは契約した営業マンとなります。「新婚向けに売りたいんですけど、どうですか?…」と、一度相談してみましょう。
老夫婦向けに売り出すのも一つの手
年を取るごとに頭を悩ませるのが、遺産の相続です。
実家を無理に子どもに残したことで、それが負担になったという例も多数報告されており、「実家を売った利益を自分たちの生活費に使って、子どもの世話にならず余生を過ごしたい」と考える人は増えています。
このような、子が独立した老夫婦も1LDKマンションを購入する可能性が高いです。
そのため、新婚夫婦だけでなく老夫婦に向けて売っていくのも一つの手です。
オーナーチェンジ物件として売る
住まいとしての需要が全く見込めないのであれば、最初からオーナーチェンジ物件として売るのも手です。
不動産サイトの中には、楽待のように収益物件のみが掲載されているものもあります。
楽待はもちろん不動産投資家が多く集まっているので、ここにオーナーチェンジ物件として掲載すれば早い成約が期待できます。
ハウスクリーニングを実施する
マンションを売却する際に、考えるべきは物件の状態を最適化することです。
ハウスクリーニングを専門家に依頼することで、物件の見た目が大きく向上し、購入者に好印象を与えます。
キッチン、浴室、トイレなど、特に清潔さが求められる箇所は念入りにクリーニングを行います。
ハウスクリーニングを依頼するとある程度費用が掛かりますが、高額で売却できる可能性も高まります。
清潔な物件は新築に近い印象を与え、購入意欲を高めることができます。
ターゲット層を明確にする
1LDKのマンションの購入を検討する可能性が高いのは、単身者や若いカップル、初めての投資家などが一般的です。
ターゲット層のニーズや希望を理解することで、マンションの魅力を最大限に引き立てることができます。
たとえば、近くに公共交通機関やショッピング施設、レストランなどがある場合、その情報を強調すると良いでしょう。
また、静かな環境やセキュリティの良さなど、ターゲット層が重視するポイントを強調します。
これにより、マンションが購入者のライフスタイルに適していることを示すことができます。
信頼できる不動産会社に依頼する
売却をスムーズに進め、適切な価格で売却するためには、経験豊富で信頼性の高い不動産会社に依頼することが重要です。
専門的な知識とネットワークを持つ不動産会社は、物件の価値を適正に評価し、最適な販売戦略を提案します。
また適切な買い手を見つけ、交渉を進める際にも大きな助けとなります。
物件の価格設定、広告の作成、法的手続きなど、売却に関わるあらゆるプロセスを適切にサポートしてくれます。
信頼できる不動産会社に依頼することでストレスなく、売却のプロセスを円滑に進めることができます。
マンション売却で儲かった!高く売れたポイントと損しないためのコツ1LDKマンションが売れない時に考える4つの対処法
ここまで売却を成功させるためのポイントを紹介しましたが、これらを全て実践したからといってスムーズに売れるわけではありません。
どうやっても売れそうにない時は、対処法を考えることも必要となります。
ここからは、1LDKマンションが最後まで売れ残ってしまった時の対処法4つを紹介していきます。
①売却価格を値下げする
売れ残ってしまったマンションは、「条件の割に値段が高い」と見なされている可能性があります。
そのため、売れ残ってしまったマンションは値下げをすることで早く売れる可能性が高まります。
1LDKマンションの平均売却期間である3~6か月を過ぎてしまったら、業者と話し合って値下げをしていきましょう。
この時、値段を下げ過ぎると損をしますし、下げ幅が小さすぎると状況改善が見込めません。
競合の価格を考慮しながら、慎重に下げていきましょう。
➝不動産はただ値下げしても売れない!どのタイミングでいくら下げれば良い?
②業者買取を依頼する
そこまで築年数が古くなくても、壁やフローリングの傷・凹みなどで第一印象が悪いと売れにくくなります。
こうしたマンションは、仲介売却でなく業者買取を依頼することで売れやすくなります。
仲介売却のターゲットは素人で、1人1人希望が異なるのに対し、業者買取は相手がプロで、買取後はリフォームを前提にしているため、多少条件の悪いマンションでも買い取ってもらいやすいのです。
業者買取は仲介売却に比べて利益が低いのがネックでしたが、最近は相場より高値で買い取ってくれる業者も増えています。
買取依頼時は、慎重に業者選びをおこないましょう。
➝【2018年】マンション買取業者ランキング!買取再販戸数・保証を比較
③賃貸経営も選択肢に入れる
1LDKのマンションは賃貸としては人気で、かつ賃料も高めです。
そのため、賃貸経営が軌道に乗せられれば安定収益を見込めます。
ただ、素人が賃貸経営を上手くやるのは至難の業ですし、常に部屋が満室になるという保証もありません。
賃貸経営に向いている物件かを見極めるPERや実質利回りといった指標もあるので、こうしたものを使って客観的に判断しても良いでしょう。
→分譲マンションを売るか貸すか迷った方必見!どちらがお得か判断するポイント
④売却を一度ストップして再度売り出す
これは上級者向きのテクニックになりますが、売れ残ったマンションの売り出しをストップさせ、時間がたってから再度売り出すのも一つの手です。
不動産のサイトは売り出してから間もない新着物件の情報ほど目立つ場所に掲載し、その後どんどん見にくい位置に配置されます。
ネットユーザーに対しては、売れ残りが長引くほど見つかる確率が低くなるのです。
一度売却をストップし、現在の購入者層が一掃されるのを待ってから再売出しをすると、スピーディに成約を取れる可能性もあります。
旧耐震基準のマンションは売却できる?売れにくい理由と髙く売る裏ワザを紹介1LDKマンションを高く売るには業者選びが重要!
1LDKマンションを高く売りたい!と思っても、仲介売却の場合は仲介業者が広告作成や販売営業を一手に引き受けます。
そのため、高く売るには高く売ってくれる業者を見つけ、契約を結ぶことが不可欠なのです。
この時に見てほしいのが、各担当者のモチベーションです。
仲介売却の利益は、成約時に支払われる仲介手数料がメインとなりますが、成約までにかかった販売コストは会社持ちとなります。
会社としては仲介手数料-販売コストを最大化したいという思いがあるため、何もしなくても高く売れる物件なら営業を抑えるほうが利益は高まるのです。
実際、物件によって態度を変える不動産会社は多いです。業者を選ぶ際は過去の実績や査定額だけでなく、相手の印象・やる気にも注目しましょう。
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