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実家の売却に本籍地の移動は必要?変更時の注意点を解説

【更新日】2024-01-18
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実家売却時の本籍地移動
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実家を売却する際、家具家電の整理とは別に、様々な書類の変更をすることになるでしょう。

「自分の本籍地が実家だった場合、売却する際に本籍地を移した方がいいの・・?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、実家の売却に本籍地の変更は必要なのか、本籍地を変更する注意点についてご紹介していきます。

また、後の方に、本籍地の変更の仕方についてもまとめたので参考にしてみてくださいね。

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そもそも本籍地って?現住所とは違うの?

本籍地は現住所とは異なります。まずはこの違いをしっかり理解しましょう。

本籍地とは、簡単に言ってしまうと「戸籍を保管する役所がある場所」のことです。つまり「自分の戸籍が置いてある場所」が本籍地ということになります。

「戸籍」は身分関係を整理するために行政が管理している記録です。戸籍を見れば、誰と誰が結婚しているか、子供が何人いるか、誰と血縁関係があるか、などの情報が分かります。

戸籍が管理されている役所がある場所が本籍地です。現住所は文字道通り現在住んでいる場所のことで、戸籍は関係ありませんので注意しましょう。

自分の本籍地が分からないときは役所に行こう

自分の本籍地を知る一番の方法は、親や親族に聞くことでしょう。たいていの人は実家に本籍があると思います。

もし、親族に聞いても分からない場合、きちんと本籍地を知る必要があるという方は、最寄りの役所に行きましょう。

現在住民票が取れる市役所で、本籍地を記載してほしいということを伝えれば、自分の本籍地が入った住民票を取得することができます。

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本籍地は自由に変更することができる

実は本籍地は、どこに定めるべきという法律はありません。

一部の戸籍マニアの方の中には、皇居が本籍地になっている人、甲子園を本籍地にしている人などもいます。

日本国内であれば戸籍を自由に定めることができるのです。

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実家売却後も本籍地を移さない時に起こる問題

本籍地はどこに定めてもいいという話をしました。結論から言えば、実家に本籍があり売却して他の誰かが住んでも法的に問題はありません。しかし、注意すべき点もありますので気を付けてください。

本籍地が実家のままだと他人の家が自分の身分証明上の拠点になる

本籍地を移動しないで売却した場合、他人の住んでいる家が自分の本籍地ということになります。

自分の本籍地が他人の家にあっても気にしない人もいるでしょうが、他人が住んでいるところに自分の身分証明書の拠点が置かれているのは、なんか気持ち悪い・・・という人もいるのではないでしょうか。

本籍地が実家のままだと戸籍が必要な際に面倒が起こる

例えば相続の手続きなど、戸籍が必要な際に本籍地が実家のままだと面倒になることがあります。

実際に住んでいる住所と本籍を置いている場所が違うと、戸籍が必要な際に遠くまで取りに行くか、郵送してもらわなければいけなくなります。

本籍地を変えると戸籍謄本が必要な際に便利

何かしらの理由で戸籍謄本が必要になった場合、転籍届を出して戸籍を移しておけば、わざわざ遠いところまで行く必要があります。

緊急で戸籍が必要だけど、取りに行く暇がないときには、近い方が便利でしょう。

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本籍地を移動するためには全ての戸籍が必要なので注意

注意しなければいけないのは、死亡届を出す際には出生してから死亡するまでのすべての戸籍が必要になるということです。

例えば、親が亡くなって相続が発生した場合、相続人は亡くなった人の出生から死亡するまでの戸籍をすべてそろえなければいけません。

生まれてから死ぬまでずっと東京の実家に住んでいた場合は、東京の役所に戸籍を取りに行けば完了です。

しかし、北海道で生まれて、就職は東京、結婚して大阪に住んだとすると、戸籍は北海道、東京、大阪の役所を回って戸籍を集める必要があります。

転籍を何回もしていると、戸籍があった役所をすべて回って、戸籍を集めなければいけないので手間がかかります。

本籍地変更に必要な書類

本籍地を変更するために必要な書類は以下の4つです。

  • 転籍届
  • 届人の印鑑
  • 戸籍謄本
  • 持参品の本人確認書類

同じ市役所内でない場合は戸籍謄本が必要

同じ市役所内に戸籍を移動する場合は必要ありませんが、違うところへ転籍する場合は戸籍謄本が必要になります。

転籍届に記入する内容

転籍届には以下の項目を記入します。

  • 本籍
  • 新しい本籍
  • 同じ戸籍にある人
  • 届出人

それぞれの内容を、ここから詳しく見ていきます。

本籍は現住所ではないので注意

現在の本籍を記入します。現住所ではないので注意してください。

新しい本籍は転居後の住所にすると便利

変更後の本籍地を記入します。

変更後の本籍地はどこでも構いませんが、戸籍に特にこだわりがない方は、現住所がある地域に戸籍を移すと手続きが面倒にならずに済みます。

同じ戸籍にある人の名前を記入

筆頭者・配偶者など同じ戸籍にある人の名前と現住所を書きます。

正しい住所が必要なので、例えば子供と一緒に住んでいない場合は正しい住所が必要になりますので、あらかじめ聞いておきましょう。

転籍届はどこに出したらいいの?

転籍届を提出できる場所は以下の3つです。

  • 現在の本籍地がある役所
  • 変更後の本籍地になる役所
  • 現住所(住民票がある)役所

このどれかの役所に転籍届を提出すればOKです。

住民票のように、変更前の役所と変更後の役所どちらも持っていく必要がないので比較的手間はかかりません。

郵送でも転籍できる

郵送の場合も転籍届、戸籍謄本が必要になります。

しかし、内容に間違いがあった場合は訂正に出向く必要があります。

また、役所によっては郵送での転籍を受け付けてない場合もあるので事前に確認しておきましょう。

転籍は住民票を置いてある最寄りの市役所で手続きできるので、郵送よりも出向いて手続きすることをおすすめします。

実家売却のタイミングで本籍地を変更するとスムーズ

いかかでしたか?実家を売却する際、本籍地の変更するかどうかは当事者に委ねられていましたね。

変更しなくても問題はありませんが、のちのち手続きが面倒になる可能性を考えると、実家を売却するタイミングで本籍地を変更してもいいのではないかと思います。

本籍地の変更は、現在自分が住んでいる近くの市役所からできますので、変更したい方は一度最寄りの市役所に足を運んでみましょう。

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