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実家を売却する際は仏壇をどう処分する?正しい処分方法とゴミに出す時の注意点

【更新日】2024-01-18
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実家を売却する際は仏壇をどう処分する?
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家具家電の処分は簡単にできても、仏壇や神棚はそのまま捨てるのに抵抗がありますよね。

仏壇を今住んでいる家に持っていくのも荷物になるし、かといって普通の家具のように捨ててしまうのも、バチが当たりそうで捨てられない・・。

仏壇や神棚はきちんと魂抜き(閉眼)してもらってから処分するのが一般的です。

正しい処分をすることで、ご先祖様も天に帰ることができますし、あなたも不安な気持ちを残さないまま片づけることができます。

ここでは実家を売却する際の仏壇処分の方法を分かりやすく解説していきます!

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仏壇は供養してもらってから処分しよう

実家にある仏壇や神棚はきちんと供養してもらってから処分するようにしましょう。

仏壇や神棚に宿ったご先祖様の魂を供養することを、「魂抜き」「御魂抜き」「お精抜き」または「閉眼」といいます。

法事などでお世話になっているお寺に声をかけて、魂抜きをしてもらいましょう。お寺によっては魂抜きと仏壇の処分を両方行ってくれるところもあります。

仏壇を設置するときに開眼(ご先祖様の魂を入れること)をしてない場合もあるかもしれません。しかし、ずっと挨拶していた仏壇ですので、きちんと供養してもらった方が心の不安もないのではないでしょうか。

神棚の処分は神主さんに依頼しよう

神棚を処分するには、神主さんに祝詞(のりと)をあげてもらう必要があります。

祝詞は仏教でいうところのお経です。祝詞をあげてもらうことによって、次に引っ越しする場所がない神様が、天にのぼることができます。

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仏壇と共に仏具・位牌も全て処分するのがおすすめ

仏壇には位牌以外にも、様々な物が置かれていますね。線香を立てる香炉・ろうそくを立てる燭台・花立てなどが仏壇に備わっているでしょう。

仏具の処分は仏壇と一緒にしてしまうのが一番早いです。仏壇と同じように供養した上で処分するようにしましょう。

仏壇の処分したときに中の位牌はどうする?

仏壇を処分する前に、位牌をどう処分するか考えましょう。

位牌は仏壇と一緒に処分する方がほとんどですが、場所を取らないので位牌だけを手元に置いておく方もいるようです。 ご家族と話し合って仏壇の処分をどのようにするか話合ってみましょう。

処分する場合は仏壇同様、魂を抜いてもらい、一般的な家具と同じように自分で壊して、燃えるゴミとして処分するか、お寺または業者に引き取ってもらいます。

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仏壇や神棚を処分せずに移動させることも可能

仏壇や神棚を次の家に移動する場合、移動の際に魂抜きを行ってもらい、引っ越し完了後に魂入れを行ってもらいます。

仏壇を処分しなくても移動する際には、儀式が必要なんですね。注意しましょう。

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魂抜きにかかる金額は1万円から5万円ほど

魂抜きは1万円をお包みするのが一般的ですが、神棚や仏壇が立派な場合は3~5万円払うこともあります。

お寺や神社によっても金額がことなりますので、一度相談してみましょう。

供養してもらったあとの仏壇はどう処分する?

仏壇の魂抜きをしてもらったら、いよいよ処分してもらいます。処分方法は次の3通りです。

  • 自分で粗大ごみとして処分する
  • お寺や神社に処分をお願いする
  • 不用品回収業者に処分してもらう

ここからは、それぞれの方法について分かりやすく解説していきます。

①自分で粗大ごみとして処分する

木製の仏壇は、ほとんどの自治体で粗大ごみとして処分可能です。

自治体によって処分方法が違うので、「大きさに制限はないか?」「引き取りに来てくれるか?」「処分するのに費用が掛かるか?」など事前に電話で確認しておくと、スムーズに処分できます。

自分で仏壇を処分すると費用が安く済む

お寺や神社に依頼するとどうしても1万円以上はかかってしまいますが、自分で仏壇を処分すると安く処分できます。

仏壇を小さく解体すれば、燃えるごみとして無料で処分できる自治体もありますよ。

自力で仏壇を処分するのはとにかく面倒

仏壇を自分で分解しなければいけないので、少し大変でしょう。大きな仏壇を処分する場合は、別途の費用がかかる場合もあります。

また、「供養したとはいえ粗大ごみにだすのはちょっと・・」と抵抗がある方にはこの処分方法は向きません。

②お寺や神社にお願いして処分してもらう

「一番心のこもった方法で処分したい」というかたにおすすめです。供養から処分までを引き受けてくれる、一番安心な方法でしょう。

お寺にお願いすると供養と処分が一緒にできる

仏壇の処分には供養も必要です。ほかの遺品の整理もあるし、手早く終わらせたい方は、お寺で供養も処分も一緒にやってもらうことで時間をかけずに済みます。

また、自分で処分したり、不用品回収業者に頼むのは抵抗がある方にとっては安心な処分方法ですよね。

費用が聞きにくい・値下げ交渉しにくいのが難点

お寺で処分してもらう場合、料金をオープンにしているわけではありませんので、自分で聞く必要があります。

「その場では聞きづらくて、請求書をみたら思ったより高額だった・・」ということがないようにしましょうね。料金を聞いても失礼にはなりません。

③不用品回収業者に処分してもらう

「粗大ごみとして処分するのはどうしても抵抗があるけど、お寺で処分してもらうほどお金をかけたくない・・」

このような場合は、不用品回収業者に依頼することも視野に入れてはいかがでしょうか。不用品回収業者なら宗教に関係なく、どんな仏壇でも引き取ってくれます。

回収業者なら他の不用品もまとめて処分できてお得

実家を整理していると、仏壇だけではなく様々な不用品がでてきますよね。

家具・家電・衣類・仏壇・・・、不用品をそれぞれの別の業者に処分してもらうのは手間がかかります。家具家電を引きとってもらう際に仏壇も一緒に引きとってもらえば、手間をかけずに済みますね。

また、お寺は違う宗派だと処分を断られてしまいますが、不用品回収業者なら宗教を気にせずに引き取ってもらえるのも手軽です。

回収業者はピンキリなので依頼時は要注意

仏壇の処分を不用品回収業者に依頼する場合は、きちんと信頼できる業者を選ぶことが大切です。

供養したとはいえ、自分のご先祖様の魂が入っていた仏壇をゴミのように扱われては嫌ですよね。

産業廃棄物収集運搬の資格をもっていたり、遺品整理士がいる業者を選べば、依頼者の気持ちも考えて整理してくれるでしょう。

菩提寺が分からない時は最寄りの仏具店に相談

もし、親が亡くなってしまったあと、普段にお世話になっているお寺や神主さんが分からない場合は、最寄りの仏具店に声をかけてみましょう。

仏壇の供養や処分についてアドバイスがもらえますし、お寺を紹介してくれることもあります。

近くに仏具店がない場合は、葬儀屋さんに声をかけて相談してみると同じように相談にのってくれます。

仏具店で処分してもらうこともできる

仏具店は宗教に関係なく引き取ってもらうことができます。

しかし粗大ごみとして処分する場合に比べて高額になってしまいますので注意しましょう。

高さが1メートル未満の仏壇でも2~3万円はかかり、大きい仏壇だと5万以上になることも・・。

自宅に来てもらい、いくらかかるのか見積もりを出してもらいましょう。

時間が取れない時はネットのお焚きあげサービスを活用しよう

供養は終わったけど、処分する時間が取れない人は、ネット「お焚きあげ」をしてくれるサービスを利用してもいいでしょう。

「お焚きあげ」とは、古い御礼を集め、燃やして処分することです。新年に、古いお守りを神社で焼いてもらったりしますよね。

ネットで行えるお焚きあげは、必要な費用を振り込んだ後に、宅急便などで送れば完了です。

お焚きあげにかかる費用は通常1万円ほど。仏壇や神棚以外の処分しにくいもの、例えば人形やお札などもお焚きあげしてもらえます。

供養したあとの仏壇をどう処分するかはあなた次第

仏壇はきちんと供養すれば、どの処分方法をとっても問題ないです。

自分も気持ちよく仏壇を手放せるように、自分の心を整理して仏壇を処分しましょう!

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