実家売却時は家具・家電の片付けが必要?処分のポイント4選
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実家の片づけが必要になるのは、自分の両親が亡くなって実家の片づけや手続き・処分をしなければならないケースがほとんどのようです。
実家を片づける機会は人生で多くはないので、いざというときに「どこから片づければいいのか分からない・・」と悩む方は多いはず。
実家の片づけに関しては葬儀や法的手続きなどと違って、マニュアルがありません。
業者に頼むこともありますが、思い出の品など大切なものがある場合は自分で作業する必要があります。
片付けのポイントを押さえて、いざというときに困らないように準備しておきましょう。
→【実家売却の手順・税金】親の死後に相続した実家を売るかで揉めた友人の話実家を片付けるときの4つのポイント
片付けのスケジュールを立てておく
「どの部屋から片づけるか」「どの日に行うのか」を決めておき、片づけをスムーズに進められるようにしましょう。
思いつきで片づけてしまうと、「片づけたはいいけど、ゴミ出しの日までゴミを捨てられない・・」「回収業者が来るのが遅くなりそうで、家具を処分できない」ということになってしまいます。
少々面倒くさいですが、後から困らないように計画を立ておきましょう。
→家を売る時に家具は片付けるべき?不要品のお得な処分方法を解説
処分するものは家族で把握しておこう
自分の判断だけで処分するかをきめると、後々トラブルになりがちです。自分が大事にしていたものを勝手に処分されるのは嫌ですよね。
家族にあらかじめ次の2点を確認しておくと、トラブルがなくスムーズに片づけを進めることができます。
- 個人的に欲しいものはないか
- 不用品の処分にかかる費用は誰が負担するのか
家具や家電などの処分方法を知っておこう
大量にある荷物をどのように片づけたらいいのか知っておきましょう。
本・衣類などは業者買取がおすすめ
状態のいいものは、買い取り業者に買い取ってもらうことができます。
物によって買い取ることができる業者は違いますが、面倒な場合は一括で買い取ってくれる業者にお願いするといいでしょう。
仏壇・神棚はしきたりに注意して処分すべし
仏壇はそのまま捨てることに抵抗があり、処分に困りますよね。仏壇や神棚は不用品回収業者が買い取ってくれることが多いです。
信仰している宗教によっては、処分の際に儀式が必要なこともあります。もし、儀式をする場合の仏壇の処分にかかる費用は3~8万円程度です。
エアコン・冷蔵庫などの家電は小売店などに買い取ってもらう
買取業者が買い取ってくれます。業者が買い取ってくれなかった家電は、家電リサイクル法によって家電小売店に引き取ってもらいましょう。
引き取ってもらい処分する場合は、こちらがお金を払わなければいけません。近くに家電が必要な知り合いがいれば、無料で引き取ってもらってもいいでしょう。
エアコンを撤去するかどうかは買主さんと話し合ってもよいでしょう。買主さんによってはつけたままでよい場合があります。
一般ごみはゴミ収集センターに回収してもらう
一般的な家庭ごみも大量にあった場合は、ごみ収集の日に一度に出すことができません。
指定された方法で何回かに分けてだす、または一度に出したい場合はゴミ収集センターに連絡してゴミ出しをしましょう。
ゴミ捨て場を一人で何度も往復するのは大変です。家族に手伝ってもらうなどして、計画的に捨てていきましょう。
遺品業者や引っ越し業者に依頼するか検討する
1人で片づけることが難しい場合、業者に依頼するという方法を利用してもよいでしょう。
不用品の買取業者の中には、荷物の写真を送るだけで簡単に見積もりをしてくれる業者もあります。
業者に片づけを依頼する際は、数社に見積もりを依頼してからどの業者に依頼するか決めるようにしましょう。
業者によっては、相場より高く見積もっているところもあります。適正な価格で取引できるように、複数社に依頼して取引しましょう。
実家の家具や不用品を処分したほうがいい理由
家具を処分した方がいい理由は家が売れにくくなるからです。
古い家具や不用品が家にあるのは、買い手へのイメージが悪くなります。亡くなった人の使っていた物、他人の使っていた物が残っているのは気分が良くないですよね。
またモノが多いと、部屋が実際より狭く見られてしまう可能性もあります。
最悪不用品や家具家電を処分しなくても家を売ることはできます。しかし、不用品をそのままにするということは、新しい家主が処分をするということ。
その場合、買主さんが負担するであろう不用品の処分にかかるお金を、売値から差し引くことが多いです。
片付けたあとの実家はどうする?空き家管理のポイント
実家の片づけが終わったら、だれも住まなくなった家をどうするか考えましょう。ここからは、家を管理する際のポイントを紹介していきます。
空き家を管理する
将来的に実家に戻る可能性がある場合は、きちんと管理しましょう。
空き家は痛むスピードが早いため、月に1回は以下のような管理をする必要があります。
- 通気性をよくする、換気する
- 清掃する
- 水を通しておく
- 雨漏りがないか、カビがないか確認する
- 庭がある場合は手入れをする
- 郵便物を整理する
月1以上の管理を行うことが理想ですが、仕事が忙しかったり、実家から自宅が遠いと自分で管理するのは大変ですよね。
自分で管理するのが難しそうな場合は、家族・親戚にお願いするか、管理業者に依頼しましょう。
業者に依頼する場合の費用は、月1万~1.5万円ほどです。
なぜ空き家の管理が必要なのか
空き家を管理せず放置すると次のような弊害があります。
- 家が傷み不動産の価値が下がる
- 固定資産税や火災保険料を払い続けなければいけない
- 管理費がかかる
- 放火の危険がある
- 防犯の面から、地域に迷惑がかかる
例えば庭の手入れをしていないと、隣の家に枝が侵入して迷惑をかけてしまいます。
空き家は痛むスピードが早いです。空き家は自分が将来的に住むとしても、売却する予定だとしても放置しておかないようにしましょう。
実家を売却する流れは5ステップ
実家を売却する基本的な流れは以下の通りです。
- 不動産会社を選ぶ
- 不動産を査定してもらう
- 売り出し価格を決定し、不動産会社に仲介を依頼する
- 購入希望者と条件を話し合う
- 契約して引き渡す
買い取り業者を複数業者に見積もりを出してもらった方がいいように、見積もりも複数業者に依頼するのがベターです。
不動産会社を選ぶ際には、金額だけではなく「任せたいと思うかどうか」「ちゃんと売ってくれそうかどうか」を基準に選ぶようにしましょう。
高い金額で見積もってくれても、いつまでも売れなければ意味がありません。
実家を売却する前に不動産の名義変更の手続きをしよう
実家を売却する前に、相続登記と呼ばれる不動産の名義変更の手続きを行っておきましょう。
「相続登記」とは不動産の所有者が亡くなった場合に、不動産を名義を亡くなった人から、相続人である配偶者や子供へ名義変更を行うことを指します。
名義変更の手続きには平均2~3か月かかります。不動産を売却する前に、まず相続登記を行ってスムーズに取引が行えるようにしましょう。
実家の売却は計画を立てて実践していくことが大切
実家の売却はただ不用品の業者に依頼して終わりではなく、家族に確認をとったり、片付けのスケジュールを立てたりとやることが多いです。
特に不要になった家具や家電、本・衣類などを処分するのに1人では大変です。家族や知人に協力を頼む、または業者にお願いして片づけを行うようにしましょう。
初めてのことで大変だと思いますが、手を付けられそうなところから少しずつ初めていきましょう!
→【完全版】家を売る方法を徹底解説!売却手続きの流れと損をしない極意