不動産査定にかかる時間はどれくらい?かかる期間を短縮する方法
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家やマンションを売る際は、業者に査定を依頼する必要があります。
不動産は定価がないので、「いくらで売れるか」という目安がないと計画を立てることができないのです。
ただ、査定を依頼してから結果が届くまでどれくらいかかるのか分からず、申込を躊躇しているという方も多いことでしょう。
そこで今回は、不動産査定にかかる時間はどれくらいなのか。早く結果を知るためにはどうすれば良いのかを紹介していきます!
→家の査定の注意点42選!事前に知っておきたいリスクと失敗しない査定方法を徹底解説ネットで不動産査定を依頼したら1週間以内で結果が届く!
現在、ネットから簡単に査定を依頼できるサービスが多数提供されています。
一括査定サイトと呼ばれるサービスで、60秒ほどで物件情報を記入・送信するだけで、平均最大6社に査定依頼をすることができます。
査定結果は不動産査定書という書類にまとめて自宅に郵送します。
ネットで査定依頼してから査定書が届くまで、だいたい1週間弱となります。
※一括査定サイトの詳しい使い方・選び方に関してはこちら!
→不動産一括査定サイトおすすめ比較ランキング!不動産売却におすすめの人気15社を厳選紹介【2023年最新】
査定書が届くまで半年以上かかるケースも
不動産査定の結果は1週間弱で届くはずが、半年経っても1年経っても結果が来ないケースがあります。
実際に情報が不動産会社に届いていればそんなに時間がかかるわけないので、①サイトの運営が不完全で情報が届いていない②もともと業者の名前を借りただけという2パターンが考えられます。
サイトに問題があって情報が届いてない場合は二度手間になるので、直接査定を依頼したかった業者に連絡をし、個別に査定を依頼するようにしましょう。
ネット査定(簡易査定)が終わったら訪問査定!1~2時間程度で調査完了
注意してほしいのは、ネット完結の査定だけでは不動産を売る上では不十分ということです。
実は、不動産査定には簡易査定(机上査定)と訪問査定という2種類の査定方法があります。
査定方法 | 内容 | かかる時間 |
---|---|---|
机上査定(簡易査定) | 送られた簡単な物件情報をもとに、過去の成約事例や市況データをを合わせて査定額を算出 | ネットでの査定依頼は所要60秒程度。そこから結果が届くまで1週間弱 |
訪問査定 | 机上査定に加えて、実際に担当者が家の状態をチェックして査定額を算出 | 設定した日時に不動産会社が来宅。1~2時間ほどで物件の内容を詳しくチェック |
一括査定サイトを利用する時や電話で査定を依頼する時も、「机上査定と訪問査定のどちらにしますか?」と必ず聞かれます。
内容とかかる時間の区別は最大限できるようにしましょう。
家を売る前に訪問査定は必須!
査定依頼時には机上査定と訪問査定のどちらかを選ぶようになりますが、家を売る際は事前に必ず訪問査定をする必要があります。
2種類の査定方法を選べると思いきや、以下の2通りの違いしかないのです。
- 机上査定→訪問査定→不動産会社と契約
- 訪問査定→不動産会社と契約
早く家を売りたいなら最初に訪問査定を依頼するのがベストですが、当サイトとしては机上査定で各社の査定額を比較して絞り込みをおこない、絞り込んだ2、3社に訪問査定を依頼して1社を選ぶ方法をおすすめしています。
訪問査定では6つのポイントを重点的にチェック
訪問査定では、以下の6つのポイントを担当者が徹底的に調べます。
- 家の構造
- 窓から見える景観や日当たり
- 近隣関係
- 間取り
- 水回り
- 雨漏り・シロアリ
訪問査定では家の中だけでなく、家の近所や道路との幅、地域の暮らしやすさなどもチェックされます。また、ネットから査定依頼した場合は営業マンと依頼者がはじめて対面して会話をしますが、実はこの時の印象なども営業マンはしっかりチェックしています。
依頼者が協力的じゃなかったりすると、高く売れる可能性が低い=仲介手数料が少額になる(利益が見込めない)ため、他の案件を優先し、売却を後回しにされる可能性もあります。
訪問査定時は、身だしなみや言葉遣いにも注意しましょう!
訪問査定が1日で終わらないケースもあるので注意
家の訪問査定は2時間もあれば終わるのが普通ですが、場合によっては結果が翌日以降になるケースもあります。
スケジュールを過密に立てておくと危ないので、「訪問査定実施から結果が届くまで最大3日かかることもある」と頭に入れておきましょう。
ここからは、訪問査定が長引く2つのケースを紹介します。
①現地に行ってみないと分からない欠陥が多数ある時
物件内部の欠陥(フローリングの傷や凹みなど)が大量に見つかった場合や騒音被害がひどい場合などは、机上査定で算出した額を差し引く必要があります。
ネットで物件情報を送っただけでは、家の詳しい内部事情は分からないので修正が必要なのです。
本来、訪問査定は「机上査定の確認」という意味合いが強いですが、実情が想像とかけ離れていると当日中に査定が終わらないことがあります。
これを防ぐためには、机上査定を依頼する時に「フローリングにキズがあります」などと一言言っておくのがおすすめです。
②別途で役所調査が必要な時
調べた結果、家の地盤に問題がありそうな時や近隣との土地境界があいまいな時は管轄の役所で資料を確認する必要があります。
この確認作業に1~2日程度必要になり、査定が遅れることがあります。
査定が遅れるのは難点ですが、地盤などをちゃんと調べずに引き渡してしまうと、後々大問題になってしまうのでしっかり調べてもらうようにしましょう。
不動産査定にかかる時間を短縮する2つの方法
不動産査定を一度依頼してしまうと、今どのフェーズなのか確認するのが難しくなります。
そのため、査定を依頼する段階で早く終わらせるための対策を施す必要があります。
今回は、おすすめの2つの方法を紹介していきます。
①机上査定は来店して依頼すれば1時間程度で完了する
机上査定を依頼する時は、ネットから申し込むよりも実際に来店をして申し込む方が短期間で終わります。
この際、以下6つの書類を持参する必要があります。
- 登記簿謄本
- 公図
- 土地の測量図または建物の図面
- 登記済権利書または登記識別情報
- 身分証明書
- 印鑑証明書
※不動産査定の必要書類に関してはこちらにまとめています。
→不動産査定の必要書類一覧!全20種類の内容と提出のタイミングを徹底解説!
ネットで査定申し込みをおこなうと、先着順に処理されるだけでなく、他に優先事項があれば査定を後回しにされてしまいます。
来店して査定依頼をすればその場で優先的に計算をおこなってもらえるので、かかっても1時間程度で終わります。
ただ、複数社に査定依頼をする時は1社ずつ来店していては時間が余計にかかってしまいます。来店での査定依頼は「絶対ここに査定してほしい!」という強い希望がある時におすすめです。
一括査定フォームの要望欄にいつまで結果が欲しいか書く
一括査定サイトの申し込みフォームには、希望や要望を書ける自由記入欄があることが多いです。
(がぞう)
ここに、「○○日までに契約するか決めたいので、明後日までには結果が欲しいです」などと書いておくと査定が早く終わりやすいです。
大手なら1日に何件も査定依頼が来るので、どうしても先着順に処理されます。
なるべく早い査定を希望していると相手に伝えるだけでも、結果はかなり違いますよ!
→マンション査定の方法ガイド!高く売るポイントと失敗しない注意点不動産査定にかかる時間に関する質問
ここからは、不動産査定にかかる時間に関する疑問や悩みについて解説して行きます。
査定方法によって結果が出るまでの時間が異なるのはナゼ?
不動産の査定方法には、主に2つあります。
1つは簡易査定(オンライン査定)、もう一つは訪問査定です。
簡易査定は、物件の基本的な情報(面積、築年数、地域など)を元に概算の価格を算出するため、比較的早く結果が出ます。
一方、訪問査定では専門家が直接物件を訪れ、詳細な調査(建物の状態、周辺環境、設備など)を行います。
そのため、訪問査定はより正確な価格を算出することができますが、その分時間がかかります。
不動産の査定額はどう決まる?査定価格と成約価格の差や算出方法を解説
査定時間を短縮させる方法はある?
不動産の査定時間を短縮させるためには、事前に物件情報を詳細にまとめておくことが有効です。
物件の面積、築年数、構造、設備、リフォーム履歴などの情報を明確にすることで、査定人が迅速に価格を算出するのを助けます。
また、重要な契約書類や固定資産税評価証明書などの書類を準備しておくことも時間短縮に寄与します。
不動産査定から引き渡しまでどれくらいの時間がかかる?
不動産の査定から売却、そして引き渡しまでの時間はケースバイケースです。
一般的には、査定から売却契約までに数日から数週間、売却契約から引き渡しまでにさらに1~2ヵ月程度かかることが多いです。
ただし、これは物件の特性や市場状況、また買主との交渉次第で変わるため、具体的な時間は不動産業者との相談になります。
訪問査定が1日じゃ終わらないケースはある?
訪問査定が1日で終わらないケースもあります。
例えば、物件が非常に大きかったり、築年数が長く、多くの確認点がある場合などです。
また、専門的な知識が必要な建築や設備の問題が発覚した場合には、専門家の意見を求めるためにも時間がかかることがあります。
査定を受ける前に済ませておくことはある?
査定を受ける前に、物件の清掃やメンテナンスを済ませておくと、物件の印象が良くなり査定額にプラスに働くことがあります。
また、所有権に関する重要な書類(登記簿謄本など)を準備しておくことも重要です。
これらの書類は、査定人が物件価値を正確に評価するために必要となります。
不動産査定にかかる時間は査定方法によって前後する
不動産売却を行う前に実施する「査定」に要する時間は、方法によって、時間が前後します。
正確な資産価格を算出する訪問査定は、査定シミュレーションや机上査定とは異なり、物件の状態や立地周辺の状況など、あらゆる要素を評価、確認するため、1日じゃ終わらないケースもあります。
売却したい時期がすでに決まっている場合は、査定にかかる時間を考慮したうえで査定依頼を申し込むようにしましょう。
また早急に売却したい一心で、査定を省くと、売却損に繋がる恐れがあります。
納得がいく形で売却を済ませたいなら、査定という過程を省略せず、かかる時間を逆算したうえで取り掛かりましょう。