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分譲マンションを早く売るコツ!築年数ごとに売り方を変えていこう

【更新日】2024-01-17
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分譲マンションを早く売る
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築年数 特徴
築3年以内 中古マンションの中でもかなり築浅。人気が高い
築4年~8年 十分築浅物件とみなされる。手頃な価格が魅力
築9~15年 最も一般的なタイプ
築16~20年 質は劣るが価格が安いので、中下流層に人気
築21~35年 リフォーム・リノベーション物件として人気
築36年超 大規模修繕や建て替えが必要なレベル。かなり売却しづらい

中古のマンションを売る方法はネットに多数あがっていますが、これらの記事は築年数に注目していないことも多いです。

中古マンションを売るとひとえに言っても、築5年で売るのと築40年で売るのでは話がだいぶ違ってきます。

築年数によって買主が求めるものも違ってくるので、ニーズを正確に把握しておけば早期にマッチングができ、早く売ることができます。

今回は、分譲マンションのおすすめの売り方を築年数別にわかりやすく解説していきます!

分譲マンションを高く売る全知識!3割増で売却するためのポイント11選

築3年以内の分譲マンションは”新古”物件として人気!

ほぼ新築のままの内装で、新築よりも安く買える。

築3年以内の分譲マンションは、そんな”新古物件”として非常に人気です。

売主が特に努力をしなくても早期売却が見込めますが、それでも買った時と同じくらいの売値がつくことはありません。

また、ローンを組んで購入した場合は、まだまだ残高が残っているので、しっかり完済できるかもチェックしなければいけません。

ローン残債があるマンションも売却できる?ローンが残る物件を売る流れ・注意点をケース別に解説

また、買ってすぐに売りに出したことを買主から怪しまれる可能性もあります。

特に欠陥住宅なのではないかということを買主は恐れているので、インスペクション(検査サービス)を利用するなどして、優良物件というお墨付きをもらう必要があります。

はじめて分譲マンションを売る方はインスペクション(検査サービス)の重要性を知ろう

築4~10年の分譲マンションはまだまだキレイな内装で人気が高い

築4~10年だと、どこかしらにボロが出る頃ですが、それでも築3年以内と同じくらい人気はあります。

ただ築10年以内なら、まだまだ価格が下がらないので使い方が悪いと「古いのに高い」という印象を買主に与えてしまいます。

特にトイレやキッチンなどの水回りが汚れていると古い印象を与えるので、事前にハウスクリーニングを依頼するとよいでしょう。

新築マンションを損せず売る方法とは?購入後すぐのマンションを売却する注意点・ポイント

築11~15年の分譲マンションが買主から最も人気!市場の流通量も多い

築10年を超えると、分譲マンションは価格が一気に下がり、手に入りやすくなります。

築11年~15年くらいの中古マンションが、価格が安くて一般層も手が入りやすいので、「中古のリーズナブルさ」を求めている方から最も人気です。

売り出されている物件が最も多いのもこれくらいの築年数で、最も一般的な中古マンションと言って良いでしょう。

ただその分、競合も多いので、築年数の浅さを武器に売ることができません。

同じ築年数の物件が周りに多いと面積やアクセス、価格を露骨に比較されてしまいます。

また、同じ築年数の分譲マンションが近くで売られていれば、そのマンションが価格を下げだした時にどうするかということも考えなければいけません。

こちらも競って値下げをすると、値下げ競争のような事態が起きてしまい利益が見込めなくなるので、「値下げをするのはここまで」と事前に決めておく必要があります。

築16年~20年の分譲マンションは古いイメージが付きだす!住宅設備の故障に注意

築15年を超えると、そろそろ中古の中でも古めの物件というイメージが付きだします。

スムーズな売却がしにくくなる頃でもあるので、長めの販売プランを立てておく必要があるでしょう。

また、これくらいの分譲マンションで注意したいのが、換気扇や冷暖房などの住宅設備の状態です。

ちょうど故障・交換の時期と重なるため、しっかりチェックをしておきましょう。

買った後に故障して、交換費用を負担しないといけない事態を、買主は嫌がります。

壊れそうな設備は事前に改修しておいたりすると、早めに成約が取れますよ!

築21年~35年の分譲マンションはリノベーション業者に買い取ってもらうのも一つの手

築20年を超えると、いよいよ売るのが難しくなってきます。

仲介売却で売り出しても成約が見込めそうにないなら、業者に買い取ってもらうのも一つの手です。

これくらいの築年数のマンションは、総合系の不動産会社だけでなくリノベーション専門業者にも人気があります。

大手総合業者よりもリノベーション専門業者のほうが高値で買い取ってもらえるケースもありますよ!

※おすすめのマンション買取業者はこちらでランキング形式にしてまとめています!

マンション買取業者おすすめランキング!買取大手の買取再販戸数や保証を徹底比較

築36年以上の分譲マンションは買い取ってもらうか管理会社に相談する

築36年以上の分譲マンションは仲介売却できる可能性がほぼないので、業者に買い取ってもらうことが多くなります。

ただ、中には買取業者さえも買取を断ることがあります。

なぜなら、これくらい築古のマンションは住宅ローンの審査に落ちる可能性が高くなってくるからです。

また、築40年を超えると、そろそろ建て替えが必要になるかもしれません。

管理会社に相談をして、今後のマンション全体の予定を聞いてみるようにしましょう。

分譲マンションの売却に関する質問

ここでは、分譲マンションを売却する前に知っておきたいことや確認しておきたいことを質問形式で解説して行きます。

分譲マンションを高値で売却するタイミングはいつ?

マンションの売却タイミングは、市場環境、物件の状態、所有者の個人的な事情など様々な要素によって影響されます。

一般的に、不動産市場が活況を呈している時期は売却価格を高く設定しやすいです。

また、季節性も影響を及ぼすことがあります。

例えば、春や夏は引越しシーズンで需要が増えるため、売却タイミングとしては適しています。

しかし、これら一般的な傾向はあくまで参考の一つで、あなたの物件の特性や、自身の売却理由・目標に基づいて最適なタイミングを見極めることが大切です。

マンションを購入後すぐ売るとお得?高値で売るコツやすぐ売る時の注意点を解説

築年数20年越えの分譲マンションでも高値で売れる?

築年数が20年を超える分譲マンションでも、物件の価値はその位置、管理状況、設備の状態などによって大きく変わります。

立地が良く、管理がしっかりと行われ、必要な修繕や更新が適切に行われていれば、十分に高値で売却可能なケースもあります。

また、個々の部屋の内装や設備の更新状況、周辺の開発状況なども価値を左右します。

そのため、築年数だけで価値を決めず、全体的な状況を考慮に入れて適切な価格を設定することが重要です。

築40年以上の古いマンションを売るコツ!売却に最適のタイミングや築年数が原因で売れない時の対処法

築古の分譲マンションを売却するときはリノベーション・リフォームを行った方がいい?

リノベーションやリフォームは、古いマンションの魅力を引き立て、購入希望者に対する訴求力を高めることができます。

しかし、リノベーションやリフォームを行うには、それなりの費用がかかるため、費用対効果を講じたうえで実施する必要があります。

とはいえ、物件の現状や市場環境、目指す価格帯などを考慮し、リノベーションやリフォームが売却価格を大幅に上昇させる可能性がある場合には検討する価値があります。

分譲マンションを売却する前にインスペクションはやっておく?

インスペクション、つまり物件の詳細な調査を行うことは、売却前の準備としておすすめです。

これにより物件の構造的な問題や修繕が必要な箇所を明らかにし、それを解消することで物件価値を高めることができます。

また、インスペクション結果を購入希望者に提示することで、透明性と信頼性を提供し、スムーズな取引を促進できます。

インスペクション(住宅診断)とは?メリットと費用・完了までの時間を解説

分譲マンションの資産価値は年間どれくらい減額するの?

分譲マンションの資産価値は、築年数や維持管理の状況、立地条件、市場環境などによって異なります。

一般的に、新築時から数年間で価値が大きく減少し、その後は一定の割合で減少していくとされます。

しかし、その割合は物件や市場によって異なるため、具体的な数値を示すことは難しいです。

【2024年最新】マンションの売却相場はいくら?地域別の価格相場や築年数の関係・市場動向を解説

築年数は1年でも早く売るのがお得

築年数 ㎡単価 価値減少率 平均価格 平均面積
~5年 7437万円 100% 4895万円 65.81㎡
6~10年 6117万円 82.2% 4243万円 69.37㎡
11~15年 5646万円 75.9% 3159万円 67.61㎡
16~20年 4673万円 62.8% 3159万円 67.61㎡
21~25年 3155万円 42.4% 1899万円 60.19㎡
26~30年 2997万円 40.3% 1670万円 55.74㎡
31年以上 2979万円 40.1% 1678万円 56.33㎡

【出典】「築年数から見た首都圏の不動産流通市場」東日本不動産流通機構(2016)

こちらは首都圏の分譲マンションの成約状況を表した図ですが、築年数が少ししか経っていないのに1,000万円前後価格が下がっていくのがわかります。

いざマンションを売るとなっても、申込から成約まで平均3~6ヶ月かかります。タイミング次第では1年近くかかることもあるほどです。

また、2024年を境に相場が急落する可能性も出てきています。

分譲マンションの売り時はオリンピックまで! 景気と築年数から考える売却時期

分譲マンションを売る時は、とにかくスピードが命ということを肝に銘じていきましょう。

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