マンション引っ越し・住み替え・売却時の電気・水道・ガスの利用停止・切り替え・開始手続き
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マンションを売却して買い主に引き渡すギリギリまで売り主が対応することになるのが電気や水道・ガス等インフラの切り替えです。
これらを怠ってしまうと買い手の方に多大な迷惑がかかってしまいます。
また、切り替えを放置していると、自分もマンションを売却した後の手続きがかなり面倒くさくなります。
そうならないためにも売り手のあなたが自身で対応しなければなりません。
注目して欲しいのが、切り替えは仲介業者や不動産業者が担当するわけではないということです。
そこで今回はそれらインフラの切り替えの方法をまとめていきます。
マンションを売却する時はどうしても慌ただしくなってしまうので事前に読んで理解しておくと安心です!
※マンションの査定・売却の方法、コツはこちら!
マンション売却で電気を切り替える方法!停止・利用開始の方法総まとめ
マンションを引っ越すときに売却側のあなたが1番最初にすることは電話連絡です。
電気や、水道、ガス業者の関係先にはきちんと連絡してあげてください。
あちらから止めに来るということはないです。
固定電話でも携帯電話でも可能なので必ず忘れないように。
連絡の後にはそれぞれの業者がマンションに来て玄関横にあるパイプスペース内にある電気メーターや水道メーター、ガスメーターを停止し、証明タグを取り付けます。
こうしてインフラの停止が完了します。
そうすれば、買い手も購入したマンションへの引っ越しと同時に業者に連絡して開通することができます。
おおまかな全体の流れは以上のようになります。次からはその他諸々について書いていきます。
電気業者の電話番号が分からない場合
いままで利用していたインフラを切り替えたいが連絡先が分からないという事が稀にありますが、だからと言って放置してしまうのは絶対にやめましょう。
もし諦めてしまうと、マンションを売却することができなくなります!
こうした場合は、だいたい住んでいる自治体の名称をGoogleなどで検索にかければ知ることができます。
例えば渋谷区に住んでいるのであれば「渋谷区 電気」と調べ区役所のホームページをクリックすれば一覧が出てきます。
そこから電話番号を知ることができるので安心してください。もう一度言いますが、必ず諦めないように!
料金の自動引落を停止するための必要書類
次は少しお金に関係することに触れていきたいと思います。
電気や水道・ガスの料金は自動引き落としになっていることが多いと思います。そのため、きちんとこの自動引き落としを停止しなければ売却後も永遠に請求が来ることになってしまいます。
このとき、停止するには必要な提出書類があります。
それは「お客さま番号」の載っている請求明細書です。
自身の名前でも検索することはできますが、お客様番号を電話先で利かれることがあるので、事前に用意しておくことをオススメします。
停止の方法ですが、切り替えるときと同様にこれもマンションから電話一本かけるだけで可能です。関係者電話をすると電話越しで停止の手順を説明してくれます。あとはその手順に従うだけです。
特に難しいことはないのでご安心を。
マンションの電気は内覧前に停止しない
マンションの電気は販売活動中、特に内覧の前には停止しないようにしましょう。
購入検討者が内覧に訪れる際は、電気を全て点けて迎えるのがベストです。
電気を付けないと部屋が暗く見えるのはもちろん、視覚効果で部屋が小さく感じてしまいます。
また、電気を止めると室温調整ができないので、夏や冬の内覧で困るのはもちろん、売主自身も生活しにくいです。
内覧をクリアすると購入申込書が送られてきますが、この時はまだ購入が決定した訳ではありません。直後にキャンセルされる可能性も十分あり、キャンセル後にすぐ決まらない可能性もあります。
マンションの電気停止は決済・引き渡しと同時におこなう、と最初から決めておけば迷うこともないでしょう。
マンションの電気の使用停止手続きの流れ
マンションの電気は、以下の流れで停止手続きをおこないます。
- 電力会社へ使用停止の申し込み
- 必要書類の準備
- 使用停止当日(立ち合い不要)
- 電気料金の最終清算
電気の使用停止には何か書類が必要な訳ではありません。ただ、もしものために以下の書類を手元に揃えておきましょう。
- お客様番号
- 使用停止日が記載されている書類
- 引っ越し後の電話番号が記載されている書類
- 引っ越し先の住所が記載されている書類
- 最終請求額の支払い方法が記載されている書類
また、電気料金の最終清算は前回検針日から停止当日までを日割り計算で算出していきます。
停止当日に現金精算を希望する方は、停止申込時にしっかり伝えておく必要があります。
マンションの電気の使用開始手続きの流れ
今のマンションを売って、新しいマンションに住み替える場合は電気の使用開始手続きが必要になります。
電気の使用開始の流れは、以下の通りです。
- 電気の使用開始申込
- 新居の電力会社を調べる
- 準備物をそろえる
- 使用開始
新居を管轄する電気会社が分からない時は、エリアの電気会社を調べて、連絡をしてみましょう。
電力会社 | 連絡先 |
---|---|
北海道電力 | 0120-12-6565 |
東京電力 | 0120-995-005(東京第一エリア) |
中部電力 | 0120-921-691 |
中国電力 | 0120-452-565 |
四国電力 | 管轄エリアによって異なる |
九州電力 | 0120-623-376 |
東北電力 | 0120-175-266 |
北陸電力 | 0120-776453 |
関西電力 | 0800-777-8810 |
沖縄電力 | 0120-586-390 |
万が一のときの電気節約法!
マンションを引っ越したあと売却相手を探したが、想像以上に期間が長くなってしまう事があります。永遠に電気料金が一定数請求されます。そうすると電気料金の負担が気になってくる方もいるでしょう。
その場合に電気代を節約する方法があります。それはマンションのアンペアを下げる方法です。
具体的には直接会社に電話してアンペアを下げてもらうことが可能です。勿論ブレーカーを交換してもらうのは無料です。
今まで40Aだったのを30Aや10Aにしたりすることができます。するとアンペアのブレーカーの色も変わります。直接的に節約に繋がるのでかなりお薦めです。
その他のポイント
ここまではマンション売却にあたり電気水道・ガスの切り替えを忘れそうだということで書いてきました。ここではその他にもマンション売却に当たって切り替えを忘れそうなことをまとめていきます。
どれも忘れてしまうと売却後、買い手の方に多大な迷惑のかかってしまうものばかりなので、チェックをしましょう。
代表的なものは、電話回線・インターネット回線・NHK受信料・郵便物・印鑑証明書・住民票などです。
特に郵便物の切り替えを忘れてしまうケースが多く、前のマンションの家主の郵便物が後に住んでいる人の元に届いてしまうというケースが多発しているので注意が必要です。
何度もいいますがいずれも切り替えを忘れてしまうと後々面倒くさいことばかりです。事前にきちんと行っておきましょう。
マンションの水道を止めるタイミングは決済・引き渡し時
マンションの水道は、決済・引き渡し時に止めるようにしましょう。
事前に止めておいても生活に支障がないケースはありますが、内覧前の掃除などで何かと水は必要になります。
途中で災害が起こる可能性もあるので、引き渡しまでは水道を止めないようにしておきましょう。
マンションの水道の使用停止手続きの流れ
マンションの水道は、以下の流れで利用を停止します。
- 水道局へ使用停止の申し込み
- 必要書類の準備
- 使用停止当日(立ち合い不要)
- 水道料金の最終清算
流れとしては、電気を止める手順とほぼ同じです。
水道の停止手続きに、本人が同席する必要は原則ありません。
ただ、オートロックや建てたばかりのマンションなら、同席を求められることもあるので注意しましょう。
マンションの水道の使用開始手続きの流れ
引っ越し後に水道の使用を開始するためには、こちらの手続きを踏む必要があります。
- 水道の使用開始申込
- 新居の水道局を調べる
- 準備物をそろえる
- 使用開始
管轄の水道局が引っ越し前と後で同じ場合、使用停止と開始は同時に申し込むことができます。
マンションのガスを止めるタイミングは売主が引っ越す日
ガスは特に売却活動の妨げにはならないので、いつ停止手続きをしてもかまいません。
ただ、引き渡しをするまでは一応ガス代は売主の負担となるので、使わなくなったタイミングで出来るだけ早く止めましょう。
少なくとも売主が退去するタイミングで止めておくことをおすすめします。
マンションのガスの使用停止手続きの流れ
マンションのガス停止は、以下の手順で進めていきます。
- ガス会社へ使用停止の申し込み
- 必要書類の準備
- 周辺機器の取り外し
- 使用停止当日(立ち合い不要)
- 電気料金の最終清算
- プロパンガスの使用停止
ガスを停止する際は、ガス機器と取り外す必要があります。
基本的にはスイッチを切って、ガス栓を占め、接続口からコードを取り外すだけですが、コンセントガス栓とホースエンドガス栓で取り外し方法が若干異なるので注意しましょう。
マンションのガスの使用開始の流れ
新居のガス使用を開始する際は、以下の手順で進めていきます。
- ガスの使用開始申込
- 新居のガス局を調べる
- 準備物をそろえる
- 周辺機器の取り付け
- プロパンガスの使用開始
電気・ガス・水道を解約する際の注意点
引っ越しや住み替えに伴い電気・ガス・水道を解約する必要が発生します。
その際の 注意点についてまとめたので実際に解約する際は参考にしてください。
早めに手続きを行う
引越しの準備は多岐にわたりますが、その中でも電気・ガス・水道の解約は特に重要です。
引越しの日程が決まったらすぐに、各会社に連絡をして解約の手続きを開始しましょう。
なぜなら、手続き自体が時間を要すること、また特に引越しの多い春や秋などのシーズンには他の多くの顧客も同じ手続きを進めているため、対応が遅れる可能性があるからです。
早めの手続き開始でスムーズな解約が可能となり、引越しに必要なエネルギーを他の準備に集中できます。
最終仕様日を明確化する
引越しに伴い、各公共施設の最終使用日と解約日をしっかりと明確化しておきましょう。
引越し日と解約日が同一であることを確認することは、引越し後もなお料金が発生する事態を避けるために非常に重要です。
また、最終使用日には、できるだけ全ての電気・ガス・水道設備の使用を避け、メーターの読み取りが正確に行えるようにすることが求められます。
こうすることで、実際の使用料金を正確に把握し、余計な費用を抑えることが可能となります。
最終検針に立ち会う
電気・ガス・水道のメーターの最終検針に立ち会うことも大切です。
正確な使用量の計算を確認し、後でトラブルが発生しないようにするための重要なステップです。
検針員が訪れる日時は事前に連絡がありますので、可能な範囲でスケジュール調整をしましょう。
立ち会いにより、使用量の確認や疑問点の解消、さらには料金についての詳細な説明を受けることが可能です。
誤った計量や誤解が生じた場合には、その場で修正や説明を求めることができます。
これにより、解約後に予期せぬトラブルや追加料金が発生するリスクを最小限に抑えることができます。
電気・水道・ガスの切り替えを業者に任せきりはだめ!自分のすべきことを忘れずに
以上、マンション売却にあたって電気水道・ガスの切り替え方、注意点を書いてきました。そして、万が一マンションの販売期間が伸びてしまった場合の節約法も紹介しました。
また、これらインフラ以外にマンション売却にあたり切り替えの忘れてしまいそうな電話回線やインターネット回線、郵便物などの切り替えも忘れないように少し触れておきました。
どれも事前に手続きが不可欠なものです!忘れずに!