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不動産売却の成功にはポータルサイトの活用が不可欠?おすすめサイトや有効活用する方法を解説

【更新日】2024-01-05
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ポータルサイトを利用して不動産売却
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ポータルサイトとは、情報提供サービスなどを展開することで利用者の便宜を図るWEBサイトの総称です。

時代遅れ、アナログ的という印象のある不動産業界でもポータルサイトが続々登場してきました。

これにより、購入者は全国の物件を簡単に探し出せる時代となりましたが、逆に言えばこれらのサイトを利用する買い手が非常に多いので、上手く活用できなければ売れないということでもあります。

そこで、この記事では、不動産売却を活用するためにポータルサイトを活用するにはどうすべきなのかについて解説します。

不動産売却とは?不動産を売るなら知っておくべき基本内容と取るべき行動・心構え

不動産売却におけるポータルサイトの役割

不動産売却ポータルサイトは、売主や不動産会社が物件を公開し、潜在的な買い手に情報を提供するプラットフォームとして機能します。

これらのサイトは広範な検索機能を提供し、利用者が希望する条件に応じて物件を検索できるように設計されています。

売却希望者は不動産会社を通じて自身の物件をリストアップし、広く情報を発信することができます。

ポータルサイトの役割

ポータルサイトは不動産売買のプロセスをデジタル化し、情報のアクセス性と透明性を高めます。

購入希望者は、場所や時間に縛られることなく、希望に合った物件を検索できます。

一方で、不動産会社は、物件を幅広い顧客に効果的にアピールすることが可能になり、売却過程の効率化を図ることができます。

ポータルサイトを活用する目的

不動産の取引においてポータルサイトの役割は非常に大きく、その活用目的は多岐にわたります。

最も、ポータルサイトは利用者と業者にとって大きなメリットがあります。

その大きなメリットの例とて、不動産会社への査定依頼不動産情報の取得の二つの大きな目的があります。

不動産会社に査定を依頼する

ポータルサイトを通じて不動産の査定を依頼することは、所有している物件の市場価値を知る最初のステップです。

これにより、売主は自分の物件を適切な価格で市場に出すことが可能となります。

また、複数の不動産会社に一括で査定を依頼できるサービスもあり、これによって時間の節約だけでなく、より良い条件を提示してくれる業者を見つけやすくなります。

不動産に関する情報を取得する

ポータルサイトは最新の物件情報や市場の動向、価格相場などのデータが集約されており、これらの情報は購入者、投資家、あるいは一般の見込み客にとって価値ある知識となります。

特に不動産取引は専門的な知識が必要とされる分野であり、ポータルサイトには初心者にも理解しやすい解説記事やガイドも充実しています。

自分で直接業者を訪ねる前に、予備知識としてこれらの情報を収集することができるのは大きな利点です。

これらの目的により、ポータルサイトは不動産の売買、賃貸、投資など様々なシーンでの意思決定を助け、利用者にとっては時間と労力の節約に、不動産業者にとっては広告の範囲を広げ、より多くの潜在顧客にアプローチする手段となっています。

ポータルサイトと一括査定サイトの違い

ポータルサイトは主に物件情報の発信に特化しており、不動産の売り出し情報が集められています。

一方で、一括査定サイトは売主が自宅の市場価値を複数の不動産会社から一度に見積もってもらうことを目的としたサービスです。

これにより、売主は比較検討を通じて最適な不動産会社を選ぶことができます。

一部のポータルサイトはこれらのサービスを組み合わせて提供しており、売却に関する一連のニーズに応えることが可能です。

不動産売却でポータルサイトを活用するメリット

不動産ポータルサイトを利用することには、多くのメリットがあります。

以下に主な6つをご紹介します。

ポータルサイトを活用するメリット

  • 売却したい不動産を多くの人に周知できる
  • 購入・賃貸したい不動産を探す環境が整っている
  • 不動産会社に立ち寄らない購入希望者に情報に届けられる
  • 多角的視点から不動産情報を提供してくれる
  • 24時間いつでも情報の確認ができる
  • 不動産の比較・検討が容易に行える

売却したい不動産を多くの人に周知できる

不動産ポータルサイトを利用することで、売り出す不動産をインターネットを介して短期間に大規模に広めることが可能です。

従来の口コミや実店舗での紹介に比べ、リーチする範囲が格段に広がります。

これにより、多くの購入希望者の目に留まる確率が高まり、売却までのスピードが上がる可能性があります。

購入・賃貸したい不動産を探す環境が整っている

購入者はポータルサイト上で、希望のエリアや予算、物件の種類など多様なフィルターを用いて理想の不動産を容易に検索できます。

これは、売主にとっても買主の目利きが厳しくなる一方で、適切な価格設定と魅力的な物件情報を提供することにより、真剣な購入希望者とのマッチングが期待できることを意味します。

不動産会社に立ち寄らない購入希望者に情報に届けられる

多くの購入希望者がインターネットを通じて物件情報を集める現在、ポータルサイトを通じて物件情報を公開することで、物理的な距離に関係なく、幅広い層の購入希望者にアプローチできます。

これは、特に地理的な制約を感じることなく、国内外の潜在的な買主に対して、売主が自身の不動産をアピールする絶好の機会を提供します。

総じて、不動産ポータルサイトを活用する最大のメリットは、売却を希望する物件の情報が瞬時に多くの潜在的な買主に届けられること、そして、その過程で発生する情報の透明性とアクセスのしやすさにより、購入希望者との効果的なマッチングが期待できることにあります。

売却活動を加速するために、不動産ポータルサイトの利用は現代において重要な戦略の一つです。

多角的視点から不動産情報を提供してくれる

不動産ポータルサイトは、購入者や投資家が物件を探す際に幅広い選択肢を提供します。

地域、価格帯、物件タイプなど、多様なフィルターを用いて、ユーザーの細かなニーズに応える豊富な情報を掲載しています。

これにより、ユーザーは様々な視点から物件を比較し、総合的な情報に基づいて最適な選択をすることができます。

例えば、同じ価格帯の物件でも地域によって広さや設備が大きく異なるため、この多角的な情報提供は非常に価値があるのです。

24時間いつでも情報の確認ができる

時間に縛られることなく、いつでも好きな時に物件情報を閲覧できるのもポータルサイトの大きなメリットです。

忙しい日常の中でも、自分のペースで情報収集が可能です。

また、不動産店舗が閉店している夜間や休日でも、ポータルサイトを通じて最新の物件情報を得られるため、利便性は非常に高いと言えます。

急に情報を確認したい時や、じっくりと比較したい時にも役立ちます。

不動産の比較・検討が容易に行える

さまざまな物件を横並びで比較できることは、不動産ポータルサイトの大きな利点です。

立地や価格、間取りなどの基本情報はもちろんのこと、通勤時間、学区、周辺環境など、購入を検討する際に重要な要素も一覧できるので、購入希望者は自分にとって重要な条件を優先して効率的に物件を選び出すことができます。

また、ユーザーレビューやエリア情報など、他では得られないような詳細な情報も提供されている場合があり、これがより緻密な比較・検討を可能にします。

不動産ポータルサイトが持つデメリット

反対に、不動産ポータルサイトだからこそのデメリットも見ていきましょう。

不動産ポータルサイトが持つデメリット
  • 情報の鮮度
  • 情報の信憑性
  • 直接交渉の難しさ
  • 不動産広告に独自性が出せない
  • 登録するポータルサイトで集客率が変わってくる
  • 登録しても売却できる保障がない
  • 売却することを不特定多数の人に見られる

情報の鮮度

不動産ポータルサイトには多くの物件情報が掲載されていますが、その更新頻度はサイトや不動産会社によって異なります。

そのため、一部の情報は既に成約済みであったり、条件が変更されている可能性があります。

すべての情報が最新のものではないと分かった上で利用をするようにしましょう。

情報の信憑性

ポータルサイトに掲載される物件情報は、不動産会社や個人が提供する情報に基づいています。

そのため、情報の正確性や信憑性は保証されていません。

物件情報を信じすぎず、必要な情報は自身で確認したり、専門家に問い合わせることが重要です。

直接交渉の難しさ

ポータルサイトを通じて物件を見つけた場合、売主や賃貸主と直接交渉することは難しいです。

物件の詳細な情報や交渉は不動産会社を介して行われます。

そのため、専門的な知識や経験を持つ不動産会社のサポートを受けられるというメリットの裏には、手数料などのコストが発生しているという点があります。

不動産広告に独自性が出せない

不動産ポータルサイトを利用する際、その便利さにも関わらず、物件の個性を前面に出すことが難しいという問題があります。

サイトによっては標準化されたフォーマットの中で情報を提供するため、他の多くの物件と区別する独自の特長を強調することができないことがあります。

特に、その物件ならではの魅力や細かな特色を伝える場合、補足説明が必要になることがあり、追加料金が発生することも少なくありません。

登録するポータルサイトで集客率が変わってくる

どの不動産ポータルサイトに登録するかによって、その物件がどれだけの注目を集めるかが大きく変わってきます。

全てのポータルサイトが同じ効果を持つわけではなく、ユーザー数が少ないサイトに登録しても、期待する集客効果は得られません。

そのため、広く知られた、あるいは特定のニーズに合わせたポータルサイトの選定が重要になります。

登録しても売却できる保障がない

ポータルサイトに登録したからといって、必ずしも売却に成功するわけではありません。

多くの購入希望者が新着物件から探すため、時間の経過と共に物件の露出は低下していきます。

その結果、売却に至るまでの「見える化」は時間とともに減少し、売却の可能性も下がるというリスクがあります。

売却することを不特定多数の人に見られる

ポータルサイトに物件を掲載すると、インターネットを通じて不特定多数の人に売却情報が公開されます。

これにはプライバシーの懸念が伴い、場合によっては周囲に知られたくない理由での売却であっても、それが広く知られるリスクがあります。

そのため、売却の意向を控えめに進めたい場合は、他の方法を検討する必要が出てくるでしょう。

ポータルサイトを活用して不動産売却を成功させる方法

ここからは、ポータルサイトを有効活用する方法を紹介します。

ただ、サイトへの掲載を含む、広告制作、宣伝、営業などの販売活動は基本的に仲介する業者が一任しておこないます。

そのため、売り手自身が希望をしても通らないことは良くあります。

このような状況を防ぐためにも、査定時から担当者に質問するなどして宣伝の傾向をつかみ、仲介先を選ぶことが大切です。

一般媒介契約で不動産売却を進める

一般媒介契約とは、専任媒介契約と違い、複数の業者に売却の仲介を依頼する方法です。

ただ、仲介手数料の支払いは成約にたどり着いた業者1社にしかおこなわないので、他の業者は実質タダ働きで販売活動をすることになり、モチベーションは低いと言われています。

それでもポータルサイトに掲載さえしてもらえば宣伝効果は十分あるので、ネット戦略を展開したい方はおすすめです。

この方法を選ぶメリットとしては、掲載先が被りにくいということが挙げられます。

そもそも不動産業者とサイトはかなり強い関係で結ばれており、中にはSUUMOやアットホームといった特定のサイトにしか掲載しない方針のところもあります。

一般媒介契約を選べば掲載先が分散する可能性が高いので、宣伝効果はケタ違いに高くなります。

ポータルサイトごとに見られる特徴・傾向を確認する

ポータルサイトの中には、「新着物件」「おすすめ物件」の他に、独自の特徴を持つ物件をカテゴリでまとめていることがあります。

例えば、以下のようなカテゴリーが各ポータルサイトではまとめてあります。

代表的なカテゴリー

  • ペットの飼育が可能な物件
  • 新婚夫婦におすすめの物件
  • 駅徒歩10分以内の好アクセス物件
  • 300万円以下で買えるリーズナブル物件 など…

例えば、ペットが飼育できる物件がまとめてあるサイトはペット連れの購入希望者が集まる傾向にあります。もしあなたの物件のアクセスが悪く、築年数が古くても、「ペット飼育可」という強みをPRできれば、成約率はアップします。

ポータルサイトの場合は仲介業者の営業によって掲載が決まりますが、不動産会社の公式サイトでもこうした傾向があるので、どんな物件をサイト掲載しているかというのも、業者選びの要素に加えおいても良いでしょう。

相場に見合った価格で不動産を売りに出す

不動産を売りに出す際、売主は独自に価格を決定できますが、実際の売却価格を設定するには市場の相場を理解することが重要です。

不動産一括査定サービスを利用し、最新の市場データに基づいて適正な価格を設定することが賢明です。

価格を設定する際は、ポータルサイトの検索結果に表示される価格帯に注意し、購入者が多く検索するであろう価格帯に合わせることで、より多くの見込み客の目に留まるようにしましょう。

サイトに登録する情報を自分の目で確認する

不動産情報の登録は不動産会社が行いますが、売主自身が情報の正確性と魅力をチェックすることは非常に重要です。

特に、自分が住んでいた物件の利点は、売主自身が最もよく知っているため、それらを不動産会社に伝え、強調するべきです。

また、物件の魅力を最大限に引き出すために、高品質な写真を用意することも考慮しましょう。

不動産売却前にポータルサイトの特徴をチェックしておくのがおすすめ

不動産ポータルサイトは、たとえばSUUMO、アットホーム、Yahoo!不動産といったものが挙げられます。

膨大な量の物件情報が登録されており、ユーザー希望の地域や広さ、駅までの徒歩時間などで絞り込み、検索をしていきます。

こうしたサイトを活用するためには、どのように購入希望者が情報に辿り着くかを想定しておくことが重要です。

たとえば、駅から徒歩で6分の築11年のマンションを売却するとします。

このとき、サイトのユーザーはまず好条件から物件を絞り込んでいくので、絞りこめる条件に「駅徒歩5分以内」と「築10年以内」という項目があれば、まず買い手の目にはつきづらいと考えて良いでしょう。

このように、売却したい不動産のデータに合わせて掲載サイトを変えるのも対策として有効です。

不動産ポータルサイトによって表示傾向は異なる

同じ地域で絞り込み検索をしても、サイトによっては上位で表示される物件が異なります。

些細な違いにも思えますが、上位3つで表示された物件情報とそれ以下の情報では、参照される確率が大きく違います。

多数の利用者がいるポータルサイトに不動産情報を載せるだけで有意義なようにも感じますが、上位で表示されないのであれば、むしろチラシやdm(ダイレクトメール)を使って宣伝をするほうが効果的なことも多いです。

不動産売却の検討時にdm(業者広告)が来るのはなぜ?例文・理由を解説

販売活動をおこなうときは、それが効果的かどうかの測定を随時することも非常に大切となります。

不動産種別にサイトを変える買い手も

売却中の不動産であれば、どんなタイプでも載っているのがポータルサイトですが、その内訳はサイトによって異なります。

たとえば、売却中のマンション情報が多く掲載されているのはSUUMOですが、家の情報はアットホームのほうが多い傾向にあります。

こうした違いは微々たるものではありますが、使い分けをすすめるWEB記事は割と多くあり、買い手もその内容を参考に見るサイトを選んでいる可能性があります。

買い手によって希望の価格幅の設定はあいまいですが、少なくとも、どのタイプを購入するかくらいは大多数が決めているでしょう。

そのため、タイプによって掲載先を決めるというのはある程度有効な方法になります。

大手不動産ポータルサイト3選【それぞれの特徴を解説】

不動産サイトは大小さまざまなものがありますが、その中でも特に規模が大きいのは、以下の3つです。

大手不動産ポータルサイト3選
  • SUUMO
  • ライフルホームズ
  • アットホーム

CMなどで目にすることも多い3サイトですが、それぞれの特徴や違いはわからないという方がほとんどでしょう。

そこで今回は、3サイトの特徴をそれぞれわかりやすく紹介していきます。

SUUMOはリクルートが運営するトップサイト!知名度・集客力抜群!

不動産最大のポータルサイト「SUUMO」は多くの方がご存知でしょう。

物件の掲載数が業界トップなだけでなく、さまざまなサービス・コンテンツが提供されています。

SUUMOの特徴としては、不動産取引を最初から最後までワンストップでサポートする体制ができている点が挙げられます。

  1. 一括査定サービス:最大10社に査定依頼可能
  2. SUUMO相続:不動産相続のためのサービス提供
  3. SUUMO引っ越し見積もり:引っ越し業者の費用を比較
  4. SUUMO家とお金の相談:住宅ローン相談サービス

例えばSUUMOに付いているこちらの4サービスを使えば、不動産の住み替え時に便利です。

また、SUUMOには「住まいのお役立ち記事」というコンテンツが掲載されており、最新の耳より情報を見ることもできます。

不動産の知識が全くない方で、相談・学習をしながら取引をしたいという方におすすめです。

SUUMOの評判・口コミは?不動産売却査定のメリット・デメリットを解説

ライフルホームズはSUUMOと異なる広告スタイルが特徴!独自の物件が見つかるかも?

ライフルホームズは、物件掲載数が業界ナンバーワンのポータルサイトです。

LIFULL(旧ネクスト)という1997年設立の若い会社が運営しているサイトがなぜ最多の物件数を誇るかというと、反響課金制という独自の広告掲載スタイルが影響しています。

反響課金制は、広告を経由して問い合わせがあった場合にはじめて広告費が発生する仕組みです。

前払いではないので、他サイトに載せないような物件の広告も、ライフルホームズになら載せるという業者は多いです。

不動産売却の広告料・宣伝料は誰が負担するの?広告活動の詳細と売主が負担するケース・よくある質問について解説

地方・郊外の売れにくい物件数が多くなるので、地方の物件が欲しい人なら物件探しに最適のサイトと言えるでしょう。

ライフルホームズで不動産売却査定!実際に利用した方の評判・口コミ

アットホームは不動産流通も担うより実践的なポータルサイト

アットホームはSUUMOと同じ枠課金制の不動産ポータルサイトですが、全国に加盟店を持つなど、より仲介売却で実践的なサイトとなっています。

物件広告を加盟店間で流通させたり、情報交換を頻繁におこなったりしているので、加盟店が近いエリアに特に強いポータルサイトと言えるでしょう!

アットホームの評判・口コミは?不動産売却査定のメリット・デメリットを解説

ポータルサイトを活用しても不動産売却がうまく進まない時に取る行動

ポータルサイトは、新着物件や運営会社が決めたおすすめ物件が目立つ場所に表示されるようになります。

つまり、売れ残る時間が長引けば長引くほど、掲載広告は買主の目につきにくくなり、更に売れにくくなってしまうのです。

紙媒体が中心だった以前にもこうした傾向はありましたが、売り出し物件の情報が集約されているところがなかったので、例えば周辺のA地区にビラを撒いて成約がなければ、少し遠いB地区にビラを撒くということもできました。

しかし、ポータルサイトの場合は新着で出た物件が売れ残っていく様子を全国の人が閲覧できるので、売れ残った時に対策をして成約を結ぶのが更に難しくなっています。

ネット時代の不動産売却は、最初の売り出し価格をどう設定するかが勝負と言えるでしょう。

売れ残ったら掲載を一旦やめるのも一つの手

不動産売却にかかる平均期間は3~6か月と言われています。

不動産売却の期間は平均3~6ヵ月!売れるまでのスケジュールと期間内に売るポイント

特にポータルサイトに広告掲載している場合は、これを過ぎると成約率はかなり落ちると考えて良いでしょう。

これは前述の通り、ポータルサイトの「新着物件」に掲載されなくなったのが原因の一つです。

そうなれば、これ以上売り出しても成約は見込めないので、一旦売り出しをストップしても良いでしょう。

その後、一定期間を空けて再び売り出せば、また「新着物件」に掲載される可能性は高いです。

家を売る方法を徹底解説!売却する流れと注意点・初めて売りたい人でも失敗せず売るコツ

不動産の再売り出しはリスクもあるので要注意

ポータルサイトに新着物件として情報掲載されれば、かなり多くの人の目にとまるようになります。

そのため、再売り出しをしても多くのユーザーが以前掲載されていたことを覚えている可能性があります。

不動産会社がどんな良いPR文を書いたところで「売れ残り物件」と認識されれば買主に避けられてしまいます。

また、前回売り出した時と仲介業者が変わっていれば「売主が業者とトラブルを起こしたのかも…」と思われて、ブラックリスト扱いされるかもしれません。

ポータルサイトの規模はあまりにも大きいので、一度掲載されるとこうしたコントロールできないリスクがあるということを知っておきましょう。

不動産売却で活用するポータルサイトに関する質問

ここでは、不動産売却を行う過程で「ポータルサイト」を活用する前に知っておきたいことや解決しておきたい疑問を質問形式で解説します。

不動産売却におけるポータルサイトの役割は?

不動産売却においてポータルサイトは重要な役割を担います。

これらのサイトは、多数の物件情報を一覧で表示し、検索機能を通じて潜在的な購入者が必要とする詳細情報を提供します。

地域、価格、物件タイプなど様々な条件を指定して、効率的に理想的な物件を探せるようにすることが主な目的です。

これにより、購入者と売主双方の時間と労力の節約に繋がります。

不動産売却でポータルサイトを使うタイミングはいつ?

不動産売却のプロセスにおいて、ポータルサイトを利用するタイミングは主に2つあります。

第一に、売却を考えている物件の相場価格を調べたい時、第二に、売却活動を行う不動産会社を見つけるためです。

また、実際に物件を市場に出す際にも、広告としての役割を果たすため、使用されます。

ポータルサイトを活用した時の利用料金はだれが払うの?

ポータルサイトの利用料金の負担は、物件を掲載する不動産会社が支払います。

一般のユーザーが物件情報を閲覧する際には無料です。

不動産会社は広告費としてこの費用を負担し、物件が売却された際の手数料で収益を得ることが一般的です。

サイトによって料金体系は異なりますが、反響に応じた費用がかかることもあります。

個人売買で不動産を売却するときにもポータルサイトは利用できる?

個人売買においてもポータルサイトは非常に有効です。

一部のポータルサイトは個人売買を支援するプラットフォームを提供しており、売主が直接物件情報を登録して売却活動を行うことができます。

ただし、これには通常、販売支援サービスの利用料がかかる場合があり、また売買の手続きについて十分な知識が必要になることも理解しておく必要があります。

不動産を高く売るなら一括査定サービスを併用しよう

不動産売却を希望する方は、ポータルサイトの不動産一括査定サービスを使うと、高く売ることができます。

一括査定サービスは、所要時間60秒ほどのカンタンな物件情報を入力・送信するだけで、地域に対応する不動産会社平均最大6社へ一括で査定依頼することができます。

登録業者の広告料でサービスが運営されているので、利用料は完全無料となります。

こちらに掲載されているような大手業者の他にも、地元で人気の中小業者などが幅広く登録されており、査定額・対応を比較することができます。

【2024年】大手不動産会社ランキング!売上高・売却仲介件数・評判を比較!信頼できるのはどこ?

複数社の査定額を比較すれば、平均いくら、最高いくらで売れるかが一瞬でわかります。

また、最近は売却価格と査定額はほぼイコールなので、高い査定額を出した業者と契約すれば、ほぼ確実に不動産を高く売ることができます。

査定サービスのより詳しい内容・使い方はこちらにまとめてあるので、ぜひ参考にしてください!

不動産一括査定サイトおすすめ比較ランキング!不動産売却におすすめの人気15社を厳選紹介【2024年最新】
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