スナックは業態が特殊で開業可能な場所が限られている為、競合店が多く物件の比較をされやすい特徴があります。

競合店と比較されると、物件によっては売却が難しく立地や店舗内の設備によって売却内容が大きく変わります。

またスナックを営業するには”風俗営業許可”が必要で、スナックを売却する時には許可が取消になっている場合もあるので注意が必要です。

スナックを居抜きで売却を考えている時は、スナックとして利用する以外の事も想定して売り方を考える必要があります。

スナック物件の売却価格が決まるポイントをまとめました。

• 立地条件
• 転換可能な物件かどうか
• 清潔感

スナック物件は飲食店の犬家物件を探している人も見てくれる可能性があります。

買主のニーズに応えられる状態にしておく事によってスナック物件の売却を成功させましょう。

立地条件

スナックだけでなく飲食店として物件を買取る場合、立地条件によってビジネスが大きく影響します。

特にスナックは競合店が近くに存在する為、少しでも他の競合店よりよい立地条件で出店できるかが鍵になります。

売りたいスナック物件がどのような立地にあるか、まず把握することから始めましょう。

また同時に現在も「深夜酒類提供飲食店」が開業可能なエリアなのか調べておきましょう。

転換可能な物件として売り出す

スナックの居抜き物件は、飲食店の居抜き物件を探している人のニーズにも応えられる物件です。

重要なのはアピールのやり方で、飲食店経営者がどのような事を求めているのか把握しておきましょう。

飲食店を経営する場合、ガスの設備・排気ダクト・グリーストラップなどが必要で、スナックに既に設置されている場合は飲食店へ転用しやすい環境です。

またほとんどのスナックにはカウンターが存在し、ラーメンや丼ものを提供する飲食店で物件を探している人にアピールしやすいです。

レイアウトを大きく変更することはできませんが、使い勝手の良さをアピールしていきましょう。

清潔感

スナックだけでなく、どのような物件でも店舗の清潔感は重要です。

お客さんが長い間来ていない状態で閉店をしているスナック物件は、清掃が充分に行われていない可能性があります。

清潔感は物件の売却価格を決める大切な要素の一つなので、清掃を怠らないようにしましょう。

どうしても個人で清掃できない場合は業者に相談したり物件オーナーに相談したりして清潔感を保つことを検討してください。

スナック物件の売却を成功させるには、成功させる考え方をまとめておきましょう。

適当に不動産会社にまかせていると、不当な価格で売却されて損をしてしまう可能性もあります。

一括査定サービスを利用してみる

一括査定サービスは、様々な不動産会社に物件の査定を依頼できるサービスです。

登録は1分程で、一括査定サービスを行っている会社が認めた質の高い不動産会社を選んで、簡易査定してもらえます。

一括査定サービスは、さまざまな不動産会社の査定価格を一度に見ることができるので、最適の不動産会社に売却を依頼できます。

「スナックを売却したいけど不動産会社選びに悩んでいる」という人は一度利用を検討してみてください。

流行を捉えた戦略を考える

「今の時代でスナックを開業する人いるの？」と疑問に思う人もいます。

しかし実際に現代では、ネオスナックと呼ばれる新世代スナックが登場しています。

ネオスナックはゆとり世代がママとして経営しているスナックで、昭和のスナックと違いお酒を飲む場所だけでなく同種の人たちが集まって会話する場所にもなっています。

若いママ達が経営することもあって、スナックの居抜き物件を購入したいと考えている人も多いです。

上記のような流行を捉えて、売却の戦略を立てるのも一つの手段です。

Q.スナック物件は売却までどのくらいかかりますか？

飲食店舗は募集から売買契約成立まで、1~3ヶ月ほどかかります。

売却相場より高い価格で売った場合は3ヶ月以上かかるケースもあるので注意しましょう。

Q.居抜きで売却が不可能と言われた場合どうすれば良い？

まずは売却できない理由を聞く必要があります。

売却できない理由によっては居抜き出ないほうが得する場合もあるので、理由を明確に確認しましょう。

スナック物件の売却は、立地条件や内装・設備によって異なります。

まずは一括査定サービスで価格を大まかに把握して、その上で売却に成功する為の行動を考えましょう。