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不動産の買取再販とは?不動産仲介業との違いやおすすめ買取再販業者を紹介

【更新日】2024-02-21
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不動産の買取再販
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「物件を売ろう!」と決めた時に、「買取再販」「仲介」どちらで物件を売ろうか悩んでしまう事、ありますよね。

今回は不動産の買取再販についてどのようなものなのか紹介していきます。

不動産の買取再販とは

不動産の買取再販は、不動産会社が中古物件を買取、リフォームやリノベーションを行った後に再び販売することをさします。

買取再販は、特に売主にとっては従来の仲介による売却と比べて迅速な取引が可能であるため、状況に応じてより適した売買方法になります。

買取再販事業者は、中古不動産を比較的安い価格で買い取り、リフォームなどを行い新たな価値を加えて再販売します。

買取再販は税金の面でもメリットがあり、国土交通省の買取再販で扱われる住宅の取得に係る特例措置によると「買取再販に係る消費者の負担を軽減し、消費者がより多くの選択肢から良質な既存住宅を、より低価格で購入できるようにするための精度です。」とあります。

仲介との違いやメリット・デメリットを分かりやすく解説しているので、買取再販で物件を売ろうかなやんでいる人は、参考にしてください。

不動産買取とは?業者買取と仲介売却のどっちがお得?メリット・デメリットと注意点を解説

不動産の「買取再販」と「仲介」の違い

不動産を売却するには「買取再販」と「仲介」する方法があります。

  • 買取再販…不動産会社が直接買主になる
  • 仲介…売主と買主のマッチングを不動産会社が行う

不動産を売却することは同じですが、方法や特徴が異なるので、違いを理解しておきましょう。

買取再販と仲介は買手側が異なる

買取再販は不動産会社が物件を購入する為、物件を買取るのは不動産会社になります。

仲介の場合、不動産会社が買主を見つけてくれる為、買主は不動産会社になりません。

不動産を売却したい人からすると、買主はどちらでも良いと思いがちですが特徴が異なる為、違いを理解しておく必要があります。

買取再販は不動産会社が物件を直接買い取り、リフォームやリノベーションを行う為、仲介手数料がかからずスムーズに売却することができます。

一方で仲介は不動産会社が広告活動を行ったり、購入希望者とのマッチング・交渉を調整したりする為、時間がかかります。

時間がかかる仲介ですが相場価格とほぼ同額で売ることができるので、なるべく高く売りたい人は仲介の方が向いています。

不動産売却でおすすめ業者を選ぶ方法と評判の良いおすすめ不動産会社を厳選

買取再販と仲介は収益元が異なる

買取再販の場合、不動産会社の収益は物件の購入額とリフォーム・リノベーション後の販売金額の差が収益になります。

仲介は、買主と売主をマッチングさせて売買契約を成立させる事によって仲介手数料を得られます。

不動産の買取再販で売却するメリット

不動産の買取再販で売却するメリットは多数存在します。

不動産の買取再販で売却するメリット

  • 確実に売却できる
  • 契約不適合責任を負う必要がない
  • 仲介よりスムーズに現金化できる
  • 内覧対応が不要になる
  • 現状のまま売却ができる

買取再販で不動産を売却すると、仲介より手軽に物件を売れるので「なるべく早く!そして確実に現金化したい!」という人におすすめの売却方法です。

これからメリットを詳しく解説するので、買取再販で物件を売ろうか悩んでいる人は参考にしてください。

確実に物件を売ることができる

買取再販は不動産会社が物件を買い取ってくれるので、確実に物件を売却できます。

仲介の場合、買主が見つかるまで売買を成立させることが出来ず、何時現金化できるかわかりません。

買取再販は不動産会社に物件を売れば現金化できる為、スムーズにお金を手に入れることができます。

契約不適合責任を負わなくて良い

仲介で不動産を売却した場合、売主は「契約不適合責任」を負う必要があります。

契約不適合責任は、物件の売買が成立した後でも物件に欠陥が合った場合、賠償責任を負うことを指します。

買取再販は不動産会社に物件を買い取ってもらうので、契約不適合責任を負う必要がありません。

仲介の場合でも不動産会社が慎重に契約を進めてくれるので、契約不適合責任を負わされることはほとんどありませんが、一切負う必要がない訳ではないので不安になります。

買取再販は責任が一切無い為、気持ち的にも楽に不動産を売却出来ます。

より早く物件を現金化できる

仲介で物件を売却する場合、買主を見つけるまで物件を売却して現金を得ることは出来ません。

一方で不動産会社に売却する場合、売却相手が不動産会社になる為、スムーズに現金化することができます。

「スムーズに物件を売却したい!」という人や「期限内に物件を売らなければならない」という人に最適の方法です。

内覧対応が不要になる

業者買取を選択した場合、業者相手に物件を売買するので、内覧対応を行う必要がありません。

そもそも内覧対応とは、物件購入を検討している方が市場に出ている物件を実際に見せて、購入するかどうかを判断してもらう販売行為です。

仲介売却で物件を売却する場合、売却活動を行っている間は内覧対応に追われる日々が続き、購入希望者の購入意欲を刺激するために、ハウスクリーニングを施すこともあります。

対して、業者買取は、業者の訪問査定対応のみで完結し、結果をもって契約を交わすため、ハウスクリーニングや掃除を行う必要がありません。

また買取再販業者はその道のプロなので、表面的な理由で査定額を下げるような行為はしません。

現状のまま売却ができる

不動産の買取再販を中心に行っている業者に物件を売却する場合、外壁・内装の修繕修復を施さず、現状のまま売却が行えます。

物件の至る所に瑕疵が見受けられても、買取再販業者自らが瑕疵の修繕・改修を施して再販するので、修繕に回す負担金がゼロで済みます。

対して、仲介売却を行う場合は、瑕疵の修繕・回収をしなければ購入しないなど、細かい注文を求めてくる買主がいたり、仲介業者が対応してくれないなど、買取よりも売れにくい傾向があります。

不動産の買取再販で売却するデメリット

買取再販は魅力的なメリットが多数存在しますが、デメリットもあります。

不動産の買取再販で売却するデメリット

  • 相場より低く売却される
  • 古い物件でないと売りにくい
  • 担当者によって売買に詳しくない人がいる

買取再販は仲介よりスムーズに物件を売却することが出来ますが、仲介に比べて価格が安くなってしまう可能性があります。

これから買取再販のデメリットを詳しく解説していきます。

買取再販を検討している人はデメリットをチェックした上で利用しましょう。

相場より低い値段で売却される

買取再販業者に物件の売却を依頼すると、仲介業者に依頼する場合より10~30%売却価格が下がってしまいます。

売る物件によっては半額になってしまう場合がある為「なるべく高く売りたい!」という人には不向きです。

買取再販で物件を売ると安くなってしまう理由は2つあります。

  • 工事費用込みで売却価格を設定している
  • 不動産会社は仕入れ額を抑え込みたい考えがある

買取再販はリフォーム・リノベーションを前提に考えており、再販した時の価格がそこまで高値にできない物件は購入価格を下げることによって収益を安定させます。

上記のことから、リフォーム・リノベーションの費用が高くなればなるほど、買取価格を下げられてしまいます。

また不動産会社は買取再販した場合、リフォーム・リノベーションした後に物件が売れて利益になる為、仕入れ額を抑え込みたい思いがあります。

以下に仕入額を安く抑えて高く売るかが重要になってくる為、相場より低く提示されてしまいます。

新しい物件は売れにくい

買取再販は、リフォーム・リノベーション無しでは売りにくい物件に適した売却方法です。

新しい物件でリフォーム・リノベーションの必要がない場合、買取再販で物件を買い取ってもらえない可能性が高くなります。

また古い物件でも小規模のリフォームで買主が見つかりやすい場合もあり、状況によっては仲介で売却した方が良いこともあります。

買取再販担当者の知識が不安定

買取再販も仲介も不動産のプロが行う仕事ですが、買取再販は建築系のプロが多い傾向にあります。

リフォームやリノベーションをおこなって物件の価値を高める事に関して知識が豊富で、売買に関して詳しくない人も居ます。

売買に詳しくない担当者にあたると、予想以上に価格を低く提示されたり売却時にトラブルが発生したりするので注意が必要です。

買取再販で担当者に不安を感じた場合は、不動産会社に相談して担当者を変更してもらうか他の不動産会社に相談してみましょう。

不動産会社の買取再販の流れ

不動産会社の買取再販の流れは下記の通りです。

  1. 1.買い取り
  2. 2.リフォーム
  3. 3.販売
  4. 4.売買成立

不動産会社からすると、売主から物件を買取る時が物件の仕入れになります。

売主が納得する価格を提示し、契約が成立すれば売主は不動産を現金化できます。

売主が買取再販で関わる部分は上記のみで、その後のリフォームや販売・契約に関わることはありません。

これから各流れを詳しく説明していきます。

Step1.買い取り

買い取りは唯一売主が関わるステップです。

買取再販業者が物件の売却価格を査定して売主に提示します。

売主側は査定結果の内訳を聞いて問題なければ現金化できます。

Step2.リフォーム

中古物件を仕入れた買取再販業者は、リフォーム・リノベーションを行います。

安く購入した物件の場合、室内が汚かったり老朽化で故障していたりすることが多いです。

キッチンやユニットバスなどの室内設備を入れ替え、必要があれば床や壁の組み直しもします。

配管なども調査して、故障している場合は工事する必要があります。

リフォームする物件の内装を調査して工事プランが決まれば内装工事がスタートします。

簡単に工事が完了するものもありますが、設備を全て新しいものに変える場合は約2ヶ月かかる場合もあります。

Step3.販売

リフォーム・リノベーションが完了すると、買主に販売します。

買主に販売した利益は売主の利益にはなりません。

買取再販業者が販売活動を行い、条件の合う買主と売買交渉します。

Step4.売買成立

買主が物件の価格に満足すれば売買が成立します。

買取再販業者は、買主に物件を購入してもらうことによって利益が発生します。

買取再販業者が物件を買い取る場合、必ず利益になる確証が無い事やリフォーム費用を全額負担する事から物件の売却が相場以下になります。

売主からすると「買取再販業者がぼったくりしているのでは?」と思いがちですが、買取再販業者のリスクを考えると相場以下になってしまうのは理解できるでしょう。

買取再販業者の選び方

買取再販業者で物件を売却する際に業者選びに失敗すると、最悪損をしてしまいます。

買取再販業者で売却を検討している人は、これから紹介する選ぶ時に注目するポイントを抑えて良い業者に依頼しましょう。

また個人で選ぶのが難しいという人は一括査定サービスがおすすめです。

買取の説明を明確に話してくれているか

不動産会社側が不利になる説明を避けて、良い部分だけ簡単に説明して終わらせようとしている担当者は注意が必要です。

また、売る側の質問に誠実に回答してくれない場合もあるので、確認の為に質問は最初に行いましょう。

単純に買取価格が高いからといって決めてしまうと、後に後悔する可能性もあるので、担当者やスタッフの姿勢を見て慎重に検討しましょう。

複数の業者に依頼する

仲介で物件を売却する時に、複数の業者に依頼して一括査定してもらいます。

買取再販業者も同じく、複数社に査定してもらうことによって平均的な価格を把握することができます。

最初から1社に絞ると、後に価格で後悔することになります。

買取再販で売却しようとしている人はまず一括査定サービスを利用しよう

買取再販で売却しようとしている人は、HOME4Uの一括査定サービスがおすすめです。

HOME4Uは登録1分で指定した不動産会社に査定を依頼できます。

最初から不動産会社1社に限定して査定してもらうと、他の不動産会社の方が高く売れる可能性があります。

HOME4Uは複数の不動産会社に依頼して、どのくらいで売れるのか見比べられるので「最適の不動産会社で物件を売りたい!」と疑問に思っている人にも最適です。

また買取再販と仲介で迷っている人にも適しているので、最適な売却方法を知りたい人にもおすすめです。

不動産会社を決めかねている人や、物件の売却価格を手軽に知りたい人は登録を検討してみましょう。

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【2024年最新】不動産買取再販業者ランキング

リフォーム産業新聞「買取再販年間販売戸数ランキング2023」に基づいて、買取再販業者のランキングを紹介します。

順位 不動産会社名 年間販売戸数 再販売上 平均販売価格(戸建て) 平均販売価格(マンション) 平均築年数(戸建て) 平均築年数(マンション) 仕入れ戸数
1 カチタス 4,627戸 694億円 1,514万円 1,338万円 33.9年 30.9年 5,177戸
2 リプライス 1,493戸 312億円 1,067万円 1,778万円 24年 20年 1,678戸
3 レジデンシャル
不動産
1,352戸 250億円 1,850万円 30年 1,500戸
4 大京穴吹不動産 1,152戸 330億円
5 インテリックス 1,144戸 278億円 2,324万円 33.3年
6 スター・マイカ・ホールディングス 1,100戸 360億円 3,000万円 1,325戸
7 フジ住宅 1,039戸 239.2億円 2,415万円 2,288万円 16年 29年 1,121戸
8 イーグランド 925戸 207億円 2,245万円 30年 995戸
9 オークラヤ住宅 704戸 193.5億円 3,330万円 38年 781戸
10 マイプレイス 607戸 210.2億円 3,438万円 32年 695戸
引用元:リフォーム産業新聞

買取再販を行っている不動産会社は、それぞれサービス内容やメリットが異なります。

今回はランキングTOP5の業者を詳しく紹介します。

不動産買取業者おすすめランキングTOP10!大手買取業者の口コミ・評判の比較と失敗しない選び方

1位.カチタス

会社名 株式会社カチタス
住所 群馬県桐生市美原町4番2号
買取対象物件 マンション、戸建て
家・戸建て販売戸数 4,843
マンション販売戸数 366
免許番号 国土交通大臣免許(06)第005475号

カチタスは東証1部上場企業で、9年間連続で買取再販年間販売戸数ランキング1位を獲得しています。

地方の戸建てを中心に、買取再販を行っており2位のリプライスもカチタスの子会社です。

全国に1,000店舗以上展開している会社で、査定価格の提示がスピーディーです。

最短1ヶ月以内で現金決済できるので、買取再販で早めに物件を売りたい人におすすめです。

2位.リプライス

会社名 株式会社リプライス
住所 愛知県名古屋市中区栄1丁目9−16
買取対象物件 マンション、戸建て
家・戸建て販売戸数 1,248
マンション販売戸数 470
免許番号 国土交通大臣(3)第7920号

リプライスは2016年にカチタスの子会社になった不動産会社で、名古屋に本社があります。

特に東海地方の物件に強く、マンションの買取再販が増加傾向にあります。

売上を2012年度の47億円から2022年度312億円まで伸ばしており、急成長している会社です。

3位.レジデンシャル不動産

レジデンシャル不動産
会社名 株式会社レジデンシャル不動産
住所 東京都足立区千住1-18-1
買取対象物件 マンション
家・戸建て販売戸数
マンション販売戸数 1,352
免許番号 国土交通大臣(2)第9073号

レジデンシャル不動産は、東京都と埼玉県を拠点に不動産の買取再販を行っています。

取り扱っている不動産は、マンションやアパートなどの分譲住宅を中心に買取再販を実施し、再販を行うときは、付加価値を付けて販売するといった独自の経営戦略を軸に業績を上げています。

レジデンシャル不動産が再販した物件を購入した方には、アフターサービス保証書という書類を発行して、居住後の安心・安全・快適を書面上で保証してくれます。

また、専門分野に特化した専任スタッフがレジデンシャル不動産には在籍しているので、様々なニーズに対して、専門家の視点で問題解決に努めてくれます。

4位.大京穴吹不動産

大京穴吹不動産
会社名 株式会社大京穴吹不動産
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18
買取対象物件 マンション
家・戸建て販売戸数
マンション販売戸数 1,152
免許番号 国土交通大臣免許(8)第4139号

大京穴吹不動産は、東京都渋谷区に本社を構えている大京グループに所属する不動産業者です。

ライオンズマンションシリーズを手掛けた株式会社大京と同じく、大京穴吹不動産もまた、マンションの取り扱いに長けた一面を持っています。

さらに、地域に根付いた営業が実施できるように、日本各所に営業所と店舗を配置して、不動産売買の効率性を高めています。

不動産売買では、売却した日から数えて1年間までは、売主が背負う契約不適合責任を大京穴吹不動産が背負い、瑕疵が見つかった場合も大京穴吹不動産が対応してくれるなど、手厚い設備保証サービスを提供しています。

5位.インテリックス

会社名 株式会社インテリックス
住所 東京都渋谷区渋谷2-12-19
買取対象物件 マンション、戸建て
家・戸建て販売戸数 9
マンション販売戸数 1,152
免許番号 国土交通大臣(4)第6392号

インテリックスは、不動産買取再販業界において第5位にランクされている東証一部上場企業です。

特にマンションの買取再販においては、その分野では最大手とされており、このセグメントにおける強みは明確です。

当初は首都圏に焦点を当てた事業展開を行っていましたが、近年では地方への展開も積極的に進めています。

この地域展開の強化は、インテリックスの成長戦略の重要な部分を占めています。

6位.スター・マイカ・ホールディングス

スター・マイカ・ホールディングス
会社名 スター・マイカ・ホールディングス株式会社
本社所在地 東京都港区虎ノ門四丁目3番1号城山
買取対象物件 分譲マンション
※ファミリータイプ(35㎡~)
家・戸建て販売戸数
マンション販売戸数 1,100
免許番号

スター・マイカ・ホールディングスは、中古マンションの買取とリノベーションに特化した会社で、買取再販市場において高い地位を築いています。

1998年の設立以来、同社は投資目的のユーザ向けの中古マンション販売に注力しており、2019年にはその成果として東京証券取引所の第一部に上場する快挙を成し遂げました。

この会社の事業モデルの一つの特徴は、現在賃貸中の分譲マンションを買取り、テナントの退去後にリノベーションを施し、空室として市場に再び提供する戦略です。

このアプローチにより、彼らは市場の価格ギャップを利用し、従来の「付加価値型」のビジネスモデルとは異なる方法で業績を伸ばしています。

7位.フジ住宅

フジ住宅
会社名 フジ住宅株式会社
住所 大阪府岸和田市土生町1丁目4番23号
買取対象物件 マンション、戸建て
家・戸建て販売戸数 114
マンション販売戸数 963
免許番号 国土交通大臣(12)第2430号

フジ住宅は、日本の不動産市場において特に大阪府で高い地位を築いている東証一部上場企業です。

1973年に創業されたこの会社は、大阪地域における買取再販市場で圧倒的なシェアを誇り、「大阪の不動産会社でフジ住宅を知らない人はいない」と言われるほどの知名度を有しています。

フジ住宅の事業は多岐にわたり、中古住宅の再生事業を「快造くん」というブランド名で展開しています。

この再生事業は、中古物件を買取り、リノベーションを施した後、市場に再び供給することで、持続可能な住宅市場を創出しています。

さらに、フジ住宅は新築の戸建て分譲も手掛けており、特に自由設計方式の戸建て住宅が同社の強みとなっています。

フジ住宅の成功は、その地域に根ざしたビジネスモデルと、顧客のニーズに応じた多様な住宅ソリューションの提供にあります。

大阪という地盤を活かした事業展開と、顧客中心のサービスは、同社を不動産業界の中で際立たせています。

今後もフジ住宅の動向は、不動産市場において注目される存在であり続けるでしょう。

8位.イーグランド

イーグランド
会社名 株式会社イーグランド
住所 東京都千代田区神田錦町1丁目2-1
買取対象物件 マンション、戸建て
家・戸建て販売戸数 198
マンション販売戸数 727
免許番号 国土交通大臣(3)第7977号

東証一部に上場しているこの企業は、中古住宅再生事業を通じて良質で手頃な価格の住まいを提供し、社会への貢献を企業理念として掲げています。

イーグランドの事業戦略の中心は、首都圏エリアの物件に焦点を当てています。

特に任売物件や競売物件の仕入れと再販において強みを持っており、近年では一般の買取再販案件も増加していることが特徴です。

このような事業展開により、同社は不動産市場において独自の地位を築いています。

販売面では、2,000万円以下の物件を主力としており、その価格帯によって幅広い顧客層へのアプローチが可能になっています。

また、名古屋や関西、札幌など日本全国の地方にも事業を展開しており、そのリーチは広がりを見せています。

特筆すべきは、イーグランドが直販部門を持たず、地元の不動産仲介会社を通じて販売するスタイルを取っている点です。

このアプローチにより、地域密着型のサービス提供が可能となっており、顧客への信頼感を高めています。

9位.オークラヤ住宅

オークラヤ住宅(株) 新宿支社
会社名 オークラヤ住宅株式会社
住所 東京都千代田区麹町4丁目5番地22
買取対象物件 マンション、戸建て
家・戸建て販売戸数 1
マンション販売戸数 703
免許番号 国土交通大臣(10)第3115号

オークラヤ住宅は、不動産仲介を主な事業として展開している企業で、1992年には新たな分野への進出として、オークラヤリビングを設立し、リフォームやリノベーション事業にも手を広げました。

特に注目すべきは、オークラヤ住宅が首都圏エリアのマンション市場に特化した買取再販事業に力を入れている点です。

2019年には買取再販戸数が764戸に達し、この分野での同社の影響力が増していることを示しています。

首都圏という競争の激しい市場において、このような成長を遂げていることは、その事業戦略の成功を物語っています。

また、オークラヤ住宅は仲介や即時買取、買取保証のサービスだけでなく、リースバック買取というユニークなサービスも提供しています。

このサービスでは、不動産の売却代金を受け取った後も、家賃を支払うことで元の住宅に住み続けることが可能です。

このような柔軟なオプションの提供は、顧客の多様なニーズに応える企業姿勢を反映しています。

総合的に見ると、オークラヤ住宅は、不動産仲介を基盤としつつも、リフォーム、リノベーション、買取再販といった多岐にわたるサービスを展開し、顧客に対して多様な選択肢を提供することで市場での地位を確立しています。

その戦略の柔軟性と顧客中心のサービス提供は、今後のさらなる成長と発展を支える強力な基盤となっています。

10位.マイプレイス

マイプレイス
会社名 株式会社マイプレイス
住所 東京都中央区日本橋小舟町8-1
買取対象物件 マンション
家・戸建て販売戸数
マンション販売戸数 607
免許番号 国土交通大臣(4)第7356号

マイプレイス(旧トータルエステート)は、1998年に創業し、不動産の買取再販市場で着実に名を馳せてきた企業です。

2020年時点での累計販売戸数が1万件に達するなど、その実績は目覚ましいものがあります。

この企業は、創業以来、買取再販市場に積極的に進出しており、その分野での豊富な経験と専門知識を有しています。

2020年には、トータルエステートからマイプレイスへと社名を変更し、さらにそのブランドイメージを強化しました。

この社名変更は、企業の新しい章の始まりを象徴しており、新たな市場への挑戦を意味しています。

マイプレイスの提供する物件は、機能性とデザインに重点を置いています。

特に注目すべきは、ライフステージに応じて間取りを変更できる柔軟性や、将来の個室化を見越してエアコンの配管工事を先行するなど、細やかなこだわりがある点です。

これらの特徴は、顧客のニーズに対応した独自の住宅ソリューションを提供することを可能にしています。

不動産会社で買取再販を依頼する時の注意点

買取再販を依頼する時に注意するポイントをまとめました。

  • 買取保証も視野に入れる
  • 不動産一括査定サービスを活用する

買取保証も視野にいれる

「スムーズに売却したいけどなるべく高値で売りたい」という人もいますよね。

しかし物件の相場価格で売れる仲介は、何時売れるか確証が無い為スムーズに売却できる確証がありません。

そんな時は買取保証も視野にいれてみましょう。

買取保証は仲介と買取再販が混ざったようなサービスで、一定期間仲介で売り出して売れなかった場合不動産会社が買い取ってくれます。

「数日~数週間以内に売りたい!」と思っている人は別ですが、1~2ヶ月程度時間を取っても問題ない人は買取保証も検討してみてください。

不動産一括査定サービスを活用しよう

不動産査定

不動産一括査定サービスは、複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。

まずは物件の市場相場を知るためにも複数の不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。

また、査定結果をみて高値で売ってくれる不動産会社を見つけることも可能です。

最適の不動産会社で買取再販を依頼することもできるので検討してみてください。

買取再販を利用した方が良い人の特徴

買取再販も仲介もそれぞれメリットがある為「どちらの売却方法で物件を売ればいいの?」と悩んでしまいますよね。

そこで今回は、買取再販を利用した方が良い人の特徴をまとめました。

  • 短期間で物件を売りたい人
  • リフォーム・リノベーションが必要な物件を売却したい人
  • 契約不適合責任を負いたくない人

買取再販は物件の売却価格を低めに設定されますが、上記のような人には最適の売却方法です。

これから詳しく解説するので、買取再販・仲介で迷っている人は参考にしてください。

短期間で物件を売却したい人

買取再販は不動産会社が買い取ってくれる為、買主を探す手間が省けます。

また仲介の場合は、売却活動の為の写真撮影やハウスクリーニング・掃除を行う必要がある為、面倒くさいと思う人もいます。

忙しくて物件の売却に手間を掛けられないという人や、とにかく早く物件を売りたいという人に買取再販はおすすめです。

リフォーム・リノベーションが必要な物件を売りたい人

リフォーム・リノベーションが必要な物件を売りたい人は、買取再販に向いています。

老朽化している物件は、仲介でそのまま売ろうとしても買主が見つからない場合が多く、売りたくても売れない状況になってしまいます。

買取再販だとリフォーム・リノベーション前提で物件を買い取ってくれるので、買主が見つからない問題を解決できます。

相場より低く価格を提示されてしまいますが、個人でリフォーム・リノベーションを行って買主を見つける必要が無いので、最終的に考えると買取再販の方がお得な場合もあります。

契約不適合責任を負いたくない人

仲介で物件を売ると、売った後に物件の欠陥が見つかった場合「契約不適合責任」を負うことになります。

物件を売却した後も「気づいていない欠陥が見つかってトラブルが起きたらどうしよう」と不安になる人もいます。

一方で買取再販は、契約不適合責任を一切負わず物件を売却できるので契約不適合責任の不安を解消できます。

物件の売却後、売却した物件のことで悩みたくないという人に買取再販は最適です。

ただし買取再販より仲介の方が利益的にお得になるケースもあるので、総合的に見て買取再販の方が良いのか考えることも重要です。

不動産買取再販に関する質問

ここでは、不動産買取再販に関するよくある質問を解説していきます。

Q.業者買取が仲介売却よりも安い理由とは?

知っての通り、業者買取を選択すれば、仲介売却時の価格の約2~4割減した価格で買取が行われます。

この時、差し引かれている売却益の2~4割の価格は、再販時に施すリフォーム・リノベーションなどの工事費用に割り当てる資金として活用しています。

不動産の買取再販を行っている会社は、安く仕入れた物件の価値を高めて購入希望者に売って利益を得ています。

つまり、利益を得る過程で「造り変えて売ること」を前提に、物件を買い取っているので、仲介売却よりも安い価格で売却するのです。

Q.不動産を再販しているところで物件を売却しても仲介手数料は発生する?

買取は業者相手に物件を売買するため、仲介手数料が発生しません。

対して、不動産会社に仲介を依頼し、個人間で物件の売買を行う場合は、仲介手数料が発生します。

仲介手数料は、売却益によって、報酬額が前後し、金額によっては数百万円になることもあります。

しかし、業者買取を選択すれば、売却益が安くなる代わりに手数料が無料になるので、買取再販で売却するには大きなメリットといってもいいでしょう。

Q.物件を業者に売って購入者が見つかったときは契約不適合責任を売主が背負うの?

通常、所有する物件を仲介売却で買主に売ったとき、売主は1~3ヶ月の間、契約不適合責任という制度を背負わなければなりません。

この制度は、売却した家に把握していない瑕疵が見つかったとき、売主はその修繕費を肩代わりしなければならないという制度です。

しかし、買取再販で物件を購入して瑕疵が見つかったとき、その責任は売主に行くのではなく、物件を販売していた買取業者に問われます。

契約不適合責任は、物件を売っている側に課せられる制度ゆえ、今回のように業者が売っている家で瑕疵が見つかったなら、その責任は物件を売っている側がとることになります。

よって、買取再販をしている業者に物件売ってしまえば、売主は一切の責任を負わずに済みます。

なお、買取時に報告していない瑕疵が見つかった場合は、物件を業者に売った売主に責任が行きます。

不動産の買取再販は物件を早く売りたい人におすすめ

とにかく早めに物件を売りたいと考えている人は、買取再販がおすすめです。

仲介とくらべて圧倒的に早く現金化できるので、急ぎの人は買取再販を検討してみましょう。

ただし仲介に比べて売却金額が下がってしまいます。

売主が納得する価格で売却出来ない可能性もあるので「ある一定の価格以上で売りたい」と考えている人は仲介での売却も考えながら再販買取業者に査定を依頼してみましょう。

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長い間売れ残った物件の広告…

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